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HARADA Nobuyuki

    Graduate School of Humanities and Social Sciences Human Growth and Development(Studies on Modern Society and Education) Professor
Contact: haraharahum.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/04/11

Researcher Information

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Research Interests

  • 生活科・総合的学習論   学力研究   汎用的能力   事実教授学   幼小接続カリキュラム   協同学習   コンピテンシー   グループ学習   教師教育   授業評価   社会コンピテンシー   学びの共同体   

Research Areas

  • Humanities & social sciences / Education - general

Academic & Professional Experience

  • 2024/04 - Today  Chubu University教職課程センター教授
  • 2019 - Today  Nagoya University非常勤講師
  • 2013/04 - 2024/03  Nagoya City UniversityGraduate School of Humanities and Social Sciences教授
  • 2019  Miyagi University of Education非常勤講師
  • 2012 - 2014  Nagoya University非常勤講師
  • 2014  University of Toyama非常勤講師
  • 2008/04 - 2013/03  Gifu University教育学研究科准教授
  • 2011/11 - 2011/12  ハレ大学(ドイツ)客員教授
  • 2011  Aichi University of Education非常勤講師
  • 2002/04 - 2008/03  Gifu UniversityFaculty of Education助教授・准教授
  • 2008  名古屋大学大学院非常勤講師
  • 2004/10 - 2005/03  オルデンブルク大学(ドイツ)客員教授
  • 1998/04 - 2002/03  Kyushu University of Nursing and Social Welfare助手
  • 2000/11 - 2001/03  ヒルデスハイム大学(ドイツ)客員研究員(DAAD)
  • 1994/03 - 1994/12  エッセン大学(ドイツ)客員研究員(DAAD)

Published Papers

Books etc

Conference Activities & Talks

MISC

Awards & Honors

  • 2017/08 日本学校教育学会 日本学校教育学会賞
     『ドイツの協同学習と汎用的能力の育成―持続可能性教育の基盤形成のために―』(あいり出版、2016年) 
    受賞者: 原田信之

Research Grants & Projects

  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research
    Date (from‐to) : 2023/04 -2026/03 
    Author : 田端 健人; 原田 信之; 板垣 翔大; 市瀬 智紀; 本図 愛実; 菅原 敏
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2021/07 -2024/03 
    Author : 宇都宮 明子; 原田 信之
     
    令和3年度の目的は、認知系・非認知系コンピテンシーを輻輳的に働かせて育成するハイパー学力の評価モデルの開発に向けて、ドイツでは学習指導要領において認知系・非認知系コンピテンシーをどのように機能させた教授・学習を構想しているのかを解明することであった。 一般教育学研究の観点からは、チューリンゲン州のビルドゥング計画を分析対象とした。ビルドゥング計画では、ビルドゥングを基盤に、自己の次元、社会の次元、事象の次元からなる三次元構成の能力枠で、認知能力(事象コンピテンシー)と非認知能力(自己・社会コンピテンシー)を輻輳的・相互作用的に育成を図っていることを解明した。 歴史教育学研究の観点からは、バーデン・ヴュルテンベルク州歴史科計画を分析対象とした。歴史科計画では、歴史的思考力を育成するために、コンピテンシーの認知的側面と非認知的側面を関連づけ,学習過程プロセスコンピテンシーと教科内容コンピテンシーを統合的に機能させる歴史学習が図られていることを検討した。 本年度の研究では、コンピテンシー・ベースを実現しているドイツでは一般教育学、歴史教育学のいずれの研究においても、認知系・非認知系コンピテンシーを輻輳的に働かせる教授・学習原理が構築されていることを解明することができた。この研究成果は、来年度以降予定している、ドイツにおける評価モデルの考察、日本の歴史教育への適用の検討を可能にするものであり、十分な成果を上げることができたと考える。
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
    Date (from‐to) : 2020/04 -2023/03 
    Author : 田端 健人; 原田 信之; 久保 順也; 本図 愛実; 越中 康治; 梨本 雄太郎; 丸山 千佳子; 市瀬 智紀
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    Date (from‐to) : 2020/04 -2023/03 
    Author : 原田 信之; 宇都宮 明子
     
    ドイツ16州のうちコンピテンシー構築志向型カリキュラムの特色を有し、認知系コンピテンシーと非認知系コンピテンシーを構造的に育成する意図を有するチューリンゲン州の第三次ビルドゥング計画(2019年版)を取り上げ、カリキュラムにおけるコンピテンシーの構築構造の解明に努めた。 このコンピテンシー構築構造の解明にあたり、日本の先行研究においては、ドイツのコンピテンシー志向型授業のアンチテーゼとして、哲学的・思弁的に解釈されるビルドゥング(Bildung)概念が取り上げられることが多いことから、チューリンゲン州のビルドゥング計画を研究対象にして、同ビルドゥング計画に規定されたビルドゥングとコンピテンシーの融和的関係性がどのように説明され、それが認知系コンピテンシーと非認知系コンピテンシーを統合的に育成するカリキュラム構成にどのように反映されているのかを明らかにする必要があった。 結論として、チューリンゲン州のビルドゥング計画は、ビルドゥング概念を基盤にした三次元構成論によりカリキュラムが構成されていることを解読したうえで、認知系コンピテンシーと非認知系コンピテンシーを統合的に結集させ、両者を輻輳的に育成するための連関性がカリキュラムとしてどのように構造化されているのかを解明した。換言すると、ビルドゥングを構成する要素の枠組は、自己の次元、社会性の次元、事象(教科内容)の次元という三次元で示されていて、これが各次元を輻輳的・相互的に作用させる三次元構成論の連関構造であり、事象の次元が認知能力に、自己の次元と社会性の次元が非認知能力に相当することを突き止めた。 上記に加え、当該研究課題を補強するために教える側の資質・能力解明のために教師のビリーフ研究やマインドフレーム研究を対象に、教職専門性の深部に迫るコンピテンシー構成要素を解き明かす研究に取り組んだ。
  • 歴史教師のプロフェッショナルコンピテンシーを高めるビリーフ研究の再構築
    日本学術振興会:科学研究費助成事業・基盤研究(B) 課題番号19H01673
    Date (from‐to) : 2019/04 -2022/03 
    Author : 宇都宮明子 原田信之
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    Date (from‐to) : 2019/04 -2022/03 
    Author : 酒井 達哉; 原田 信之; 宇都宮 明子
     
    令和3年度の研究の目的は、日本の生活科の課題を克服するために、認知系・非認知系コンピテンシーを輻輳的に育成する生活科授業の開発を通して、生活科教育の新しい展望を考察することであった。 本研究では、第一に、各単元において社会と理科の領域別に育成すべき認知系・非認知系両コンピテンシーを関連づけた活動を構想し、その活動を通して両コンピテンシーの育成を評価する評価規準を設定することで生活科の課題を克服する方策を提起した。第二に、その方策に基づく実践開発的研究として、小単元「鳴尾いちごの今・昔」の学習指導案を作成した。本学習指導案では、学習活動と評価規準が中核をなす。評価規準では、認知的側面と社会・情動的側面に分けてコンピテンシーを明示した。認知系コンピテンシーを認知的側面としており、基礎的な認知能力、獲得された知識、外挿された知識からなる知識・思考・経験を獲得する心的能力、獲得した知識をもとに解釈し、考え、外挿する能力である。非認知系コンピテンシーを社会・情動的側面としており、目標の達成、他者との協働、感情のコントロールからなる一貫した思考、感情、行動のパターンに発現し、フォーマルまたはインフォーマルな学習体験によって発達させることができ、個人の一生を通じて社会経済的成果に重要な影響を与えるような個人の能力である。これら両側面が関連して作用することで、コンピテンシーが相乗的に高まるのである。 以上のように、本学習指導案の提案を通して、認知系コンピテンシーと非認知系コンピテンシーの輻輳的な育成を図る新たな生活科の授業構想と評価規準を明らかにすることが生活科の展望を拓くという結論を導いた。
  • ドイツの学力調査と汎用的能力に着目した授業のクオリティ・マネジメント
    公益財団法人大幸財団:人文・社会科学系学術研究助成
    Date (from‐to) : 2018/09 -2020/03 
    Author : 原田信之
  • 文部科学省:2018年度文部科学省委託研究
    Date (from‐to) : 2018/06 -2019/03 
    Author : 室伏きみ子; 学長; プロジェクトリーダー浜野隆
  • 社会的な見方・考え方の基礎を育成する幼小トランジション・コンピテンシーの研究
    名古屋市立大学:2018年度特別研究奨励費
    Date (from‐to) : 2018/04 -2019/03 
    Author : 原田信之
  • 汎用的能力の育成を可能にする歴史教育固有のコンピテンス・モデル開発研究
    日本学術振興会:科学研究費事業挑戦的萌芽研究 課題番号16K13577
    Date (from‐to) : 2016/04 -2019/03 
    Author : 宇都宮明子
  • 社会的な見方・考え方の基礎を育成する幼小トランジション・コンピテンシーに関する予備的研究
    名古屋市立大学:2017年度特別研究奨励費
    Date (from‐to) : 2017/04 -2018/03 
    Author : 原田信之
  • 学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究(岐阜大学受託)
    文部科学省:2016年度文部科学省委託研究
    Date (from‐to) : 2016/06 -2017/03 
    Author : 森脇久隆; 長; プロジェクトリーダー田村知子
  • 時間教材で歴史認識の基礎を育成する幼小トランジション・カリキュラム開発のための予備的研究
    名古屋市立大学:2016年度特別研究奨励費
    Date (from‐to) : 2016/04 -2017/03 
    Author : 原田信之
  • 生活科において歴史教育の視点から社会認識の基礎を育成するスタンダード開発研究
    日本学術振興会:科学研究費補助金・基盤研究(C)課題番号26381239
    Date (from‐to) : 2014/04 -2017/03 
    Author : 酒井達哉
  • 学力として社会コンピテンシーを育成する授業診断シートとその活用法の開発
    日本学術振興会:2013~2015年度 科学研究費補助金・基盤研究(C)課題番号25381018
    Date (from‐to) : 2013/04 -2017/03 
    Author : 原田信之
  • コンピテンスを関門学年に配置した歴史スタンダード・カリキュラム開発研究
    日本学術振興会:科学研究費補助金・基盤研究(C)課題番号25381209
    Date (from‐to) : 2013/04 -2016/03 
    Author : 宇都宮明子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2013/04 -2014/03 
    Author : 日比 光治; 原田 信之; 宇都宮 明子
     
    当該(平成25)年度に実施した研究の成果は次のとおりである. 成果の一つは,生活科スタンダード試案開発のための基礎情報としての実践例収集である.国内の教育研究所や小学校への訪問調査により「指導案等指導資料」「授業記録」「実践者へのヒヤリング」等を収集した.子どもの体験的な活動を通して子どもの気づきを高める実践例を多く収集することができた.特に単元指導計画形式での資料はドイツの事実教授との比較分析の資料として活用ができる.ただし歴史的内容を取り上げたものはきわめて少なく今後も調査収集が必要である. 成果の二つは,ドイツ歴史教育をてがかりにした歴史教育の考察である.その第一はニーダーザクセン州及びヘッセン州の指導要領等の文献分析を通して初等段階と中等段階との接続の観点に基づいて歴史教育について考察することができたことである.これについては研究分担者による口頭発表としてまとめることができた.その第二はドイツの事実教授における歴史学習の重要性を主張する学者や,事実教授と歴史科の接続の重要性を主張する歴史教授学者の協力により,事実教授における歴史学習のあり方や,子どもと生活界と後続する教科の知識体系との関連づけについての知見を得ることができたことである. 大きな成果二点に対し課題は生活科実践例と事実教授における歴史学習との比較分析が十分でないことである.しかしながら,当該(平成25)年度と翌(平成26)年度との二年間をかけ比較分析を進める計画であったところ,当該(平成25)年度をもって研究を廃止することとなったものであり,収集した資料や知見をもとにした分析は今後も継続していきたい.
  • 「協同的な学びづくり」の指導力を定着させる授業診断指標の開発
    日本学術振興会:2010~2012年度 科学研究費補助金・基盤研究(C)課題番号22530814
    Date (from‐to) : 2010/04 -2013/03 
    Author : 原田信之
  • 科学的な見方・考え方の基礎を養う生活科教科書の日独比較研究
    (財)中央教育研究所:教科書研究奨励金
    Date (from‐to) : 2011/04 -2012/03 
    Author : 原田信之
  • ドイツの統合教科カリキュラム改革
    日本学術振興会:科学研究費補助金・研究成果公開促進費・学術図書 課題番号215184
    Date (from‐to) : 2009/04 -2010/03 
    Author : 原田信之
  • 学級を「学びの共同体」にするための教師の力量形成プログラムの開発
    日本学術振興会:科学研究費補助金・基盤研究(C)課題番号19530688
    Date (from‐to) : 2007/04 -2010/03 
    Author : 原田信之

Committee Membership

  • 2022/08 - Today   Japanese Association of School Education   President

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