薬局における継続的なヘモグロビンA1c測定と簡易な生活習慣チェックが生活習慣の改善に有効であった3症例 [通常講演]
藤田 直希; 鍋谷 伸子; 梅村 紀匡; 菊池 千草; 鈴木 匡
薬学雑誌 2016年10月
薬局における継続的なヘモグロビンA1c測定と簡易な生活習慣チェックが生活習慣の改善に有効であった3例を経験した。症例1は23歳男性で、HbA1c値は5.7%、BMIは22.9kg/m2であった。ヨーグルトやリンゴなど摂り易い食材を朝摂ること、階段を毎日使うよう指導した。HbA1cは、12週目には5.2%と低下した。症例2は19歳男性で、HbA1c値は5.7%、BMIは17.8kg/m2であった。野菜を意識して摂ること、テストが始まる前に増える間食を摂らないよう指導した。HbA1cは、6週目には5.2%まで低下した。症例3は22歳男性で、HbA1c値は5.4%、BMIは20.8kg/m2であった。炭水化物を少し減らし、野菜を意識して摂っていくことと運動を強く提案した。HbA1cは12週目には5.1%と低下した。