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小松 弘和 (コマツ ヒロカズ)

  • 医学研究科血液・腫瘍内科学分野 教授(診療担当)
メールアドレス: komatsumed.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/04/24

研究者情報

学位

  • 名古屋市立大学/博士(医学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • がんゲノム医療   がん薬物療法   希少がん   

研究分野

  • ライフサイエンス / 血液、腫瘍内科学

学歴

  •         -   名古屋市立大学

所属学協会

  • 日本内科学会   日本臨床腫瘍学会   日本血液学会   日本癌学会   

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 大野 裕美; 小松 弘和; 蒔田 寛子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 小松 弘和
     
    がん相談内容の分析より、相談内容は、「情報」と「悩みや不安」に大きく分けられ、広い「情報」の提供と「悩みと不安」に対する精神的支援の提供が必要とされていた。転移がんで、予後不良な原発不明がんの研究から、精神的負担として、「不安」、「孤立」が大きなウエイトを占めていた。以上から、がん患者が納得しうる(満足の得られる)診療には、積極的な情報提供と「不安」、「孤立」からの精神的支援が重要であることが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 藤井 尚子; 戸苅 創; 鈴木 賢一; 小松 弘和; 森田 明理; 小田 久美子; 岩田 広子; 小黒 智恵子; 村瀬 裕
     
    本研究は、入院患者が着用する衣服である「病衣」について、名古屋市立大学附属病院の看護部や化学療法部の医師と連携し学際的研究チームを構成し、現状の病衣の実状調査をふまえ「脱着容易性」と「患者の回復意欲の向上」に重点をおき、名古屋市の伝統技法「有松・鳴海絞り」の伸縮性を応用する病衣デザインの開発と研究を進めた。成果は以下のとおりである。 (1) 国内外における病衣および療養環境の先行研究調査に基づく中長期療養型病衣の提案 (2) 容易な脱着性を実現する病衣の基本的構造およびデザイン要件の抽出「有松・鳴海絞り」を活用した病衣プロタイプの製作および検証 (3) 病衣デザインの公的発表
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2009年 
    代表者 : 上田 龍三; 小松 弘和; 石田 高司; 稲垣 宏
     
    腫瘍組織に浸潤するリンパ球(TIL : Tumor infiltrating lymphocyte)中のTregの存在は、様々ながんにおいて腫瘍細胞を宿主の免疫応答から回避させるだけでなく、癌ワクチンなどの癌免疫療法が未だ十分な効果をあげられない一因と考えられており、この制御性T細胞の制御は癌免疫療法が克服すべき大きな課題と考えられている。NOGマウスを用いたホジキンリンパ腫モデルにおいてCCR4抗体の投与はホジキンリンパ腫周囲のTregの数を減少せしめた。CCR4抗体はホジキンリンパ腫のみならず、様々ながんに対し、新しい概念の薬剤としての臨床応用が期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2009年 
    代表者 : 上田 龍三; 佐藤 滋樹; 小松 弘和; 石田 高司; 吉川 和宏; 飯田 真介
     
    ケモカインレセプターCCR4が難治性T細胞性リンパ腫に特異的に発現していることを見出し、CCR4に対する低フコース型治療抗体の抗腫瘍効果をin vitro及びin vivoで示した。の開発研究を行った。さらに、これらの前臨床研究を基盤とし、CCR4陽性末梢性T 細胞性リンパ腫患者を対象としたフコース除去ヒト化抗CCR4抗体 (KW-0761)の第I相及び第II 相臨床試験を欧米諸国に先駆け日本で実施、本薬剤の承認申請のための臨床データを得た。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 上田 龍三; 飯田 真介; 小松 弘和
     
    ケモカインレセプターCCR4を標的としたT細胞系腫瘍の分子解明と分子標的治療の研究を進めてきた。結果、T細胞系腫瘍における両分子の発現解析として、成人T細胞性リンパ腫/白血病(ATLL)、peripheral T-cell lymphoma-unspecified、Anaplastic large cell lymphoma(ALK陰性)において高率にCCR4が高率に発現するとともに、予後不良因子であること、また、in vitro、in vivoにおいて抗CCR4抗体はADCCを介した抗腫瘍効果を発揮することを見出した。ATLL腫瘍細胞に発現する表面分子として、CD4,CD25陽性分画にはCCR4が発現すること、制御性T細胞のマーカーであるFOXP3が共発現することを見出しATLL細胞の細胞起源としての制御性T細胞の可能性を強く示した。ホジキンリンパ腫においてホジキン細胞にCCR4を発現する細胞株を検出し、in vitroでの抗CCR4抗体による抗腫瘍効果を確認した。皮膚原発T細胞性リンパ腫についても、in vitro及びin vivo (SCIDマウス)での抗CCR4抗体による抗腫瘍効果を確認した。ホジキンリンパ腫生検組織においてCCR4とFOXP3の二重染色によりホジキン細胞(Reed-Sternberg細胞)周囲の反応性リンパ球は制御性T細胞が集簇していることを示した。以上に結果より、CCR4分子はT細胞系腫瘍、さらにはホジキン病において重要な標的分子であるとともに、腫瘍免疫学的なその関与を示し、今後の研究領域をさらに拡大することができた。また、T細胞性腫瘍に対するヒト化抗CCR4抗体療法の第I相試験を実施し、13例に安全に投与できることが明らかになった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1999年 -2001年 
    代表者 : 脇田 充史; 小松 弘和; 飯田 真介; 上田 龍三
     
    家族性血小板血症の一家系について家系調査を行い4世代にわたる42人の家系を明らかにした。このうち10人はすでに死亡しており死因が明らかになった症例は老衰2例、脳出血1例、脳梗塞1例である。生存者のうち18人について血液検査を行い発端者を含めて9例の患者を見いだした。生存している未検査の14人については可能な限り血液検査データを収集した。9例の患者は7歳から64歳であり経過中に64歳の症例が脳出血を併発しており、後に再出血のために死亡された。死亡時には血小板数は骨髄の繊維化のために減少していた。その他に血栓性合併症や出血性合併症を認めた症例はなかった。また血小板増多による症状は1例に頭痛および頭重感を認め1例にめまいがあったがいずれも軽度の物であった。血小板機能はADP凝集とEpinephrine凝集が患者で低下していたが家系内の正常者は異常なかった。血小板粘着能は患者でわずかに低下している傾向にあったが有意ではなかった。検査を試行し得た患者のうち7例の女性患者については採血と同時に口腔粘膜細胞の採取を行い口腔粘膜細胞より抽出したDNAをコントロールとして末梢血単核細胞のDNAでHUMARA遺伝子を用いたclonalityの解析を行った。この結果では有意にシフトしていた症例はなく、今回の方法ではclonalityを証明できなかった。血清のトロンボポイエチンを測定したところ患者ではいずれも正常ないしはわずかに上昇している程度であり、家系内の正常者は正常なレベルであった。2例の患者についてはトロンボポイエチンレセプターであるc-Mplの変異について検討し既知の変異は認められなかった。
  • がん薬物療法患者における科学的QOL評価による実地医療への有効な支援法の同定
  • 家族性血小板血症の発症機序の分子生物学的解明

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