研究者データベース

野尻 俊輔 (ノジリ シュンスケ)

  • 医学研究科消化器・代謝内科学分野 教授(診療担当)
Last Updated :2024/03/19

研究者情報

学位

  • 医学博士(名古屋市立大学)

J-Global ID

プロフィール

  • 名古屋市立大学卒業

研究キーワード

  • 漢方   肝硬変   肝癌   肝臓   

研究分野

  • ライフサイエンス / 分子生物学

所属学協会

  • 日本東洋医学会   日本肝臓学会   日本消化器内視鏡学会   日本消化器病学会   日本内科学会   

研究活動情報

論文

MISC

受賞

  • 2011年11月 アメリカ肝臓病学会 ベストポスター賞
     
    受賞者: 野尻俊輔

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 野尻 俊輔; 三浦 裕
     
    細胞培養実験と動物実験を並行して進めている。昨年からさらに同様に実験を継続させた。 細胞培養実験 :まず3種類のヒト培養細胞の培養を始めた。ヒト内皮細胞培養はヒト臍帯静脈由来血管内皮細胞(HUVEC)を正常内皮細胞として使用し、ヒト星細胞(LX-2)、ヒト平滑筋細胞(PCS-100)も星細胞はMEM溶液にて、平滑筋細胞は専用培地にて培養した。培養状態は比較的良好で継代に成功しているが数台しか持続せず実験のやり直しが必要である。 次にヒト内皮細胞におけるp68 の強制発現及びノックダウンを試みた。HUVEC細胞を使用しp68強制発現とsiRNAによる遺伝子ノックダウンを施行した。強制発現、ノックダウンともに肝細胞使用時に比べ効率が悪くいくつか薬液やプロトコールを変更し繰り返したが実験を十分に施行するには至っていない。引き続き十分な効果が得られる条件を検索する必要がある。強制発現系では細胞間による発現効果の差が激しく安定した効果が得られにくいため正常細胞とノックダウンでの差で実験を進めるつもりであったが進んでいない。効果が十分得られるようになれば網羅的遺伝子解析を施行する予定。 コンディショナルノックアウトマウス(cKOマウス)の作製はfloxp/p68のホモF1マウスとAlb-CreホモF1マウスを交配させcKOマウスを選別することに成功した。実際に出来上がったKOマウスを使用し肝臓でのp68KOを確認したのちホモでの継代を継続することに成功した。DENとCCl4の腹腔内投与による発癌方法とDEN単独投与での発癌も同時並行ですすめた。しかしDEN単独では十分な発癌が得られずホモマウスの量が一度に得られる個体数に限りがあるため実験不十分である。また、DENとCCl4の腹腔内投与の発癌は実験結果にばらつきがありデータとして信憑性が得られていない。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 内木 綾; 野尻 俊輔; 高橋 智; 加藤 寛之
     
    肝細胞ギャップ結合タンパクであるconnexin 32をドミナントネガティブに阻害し、細胞間コミュニケーション能が低下したトランスジェニックラットに、high fat dietとdimethylnitrosamineを投与し、NASH、線維化や前癌病変とともに、インスリン抵抗性を誘導するモデルを確立した。TNFα、Tgfβ1、NF-κBやJNKシグナルによる肝星細胞の活性化が病態の進行に関与しており、それらの活性化を抑制する物質を投与すると、NASHや線維化が抑制されることが明らかとなった。
  • 肝炎等克服実用化研究事業(肝炎等克服緊急対策研究事業
    厚生労働省:厚生労働科学研究委託費
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 野尻俊輔
  • 肝線維化からみた肝発癌メカニズムの解明と新規治療法の開発
    厚生労働省:科学研究助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 野尻俊輔
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年04月 -2016年03月 
    代表者 : 野尻 俊輔; 藤原 圭; 三浦 裕; 宮木 知克
     
    In vitroでの反応が予想に反して悪く従来の報告でのビタミンAによる反応がほとんどなかった。ゆえに肝細胞がん株以外で星細胞株を使用して様々なビタミンAを添加してみたが今のところ反応が出るものの非常に弱く今後の実験を進められる状況ではなかった。加えて免疫染色も複数個の抗体を用意したが肝細胞での染色がきれいにいかず現在病理部に頼み染色条件を再検討中である。 これに対しin vivoは順調に準備が進み現在ノックアウトマウス作成の最終段階まで進んでいる。

担当経験のある科目

  • 漢方学名古屋市立大学
  • 脂肪肝名古屋市立大学
  • 肝硬変名古屋市立大学
  • 肝癌名古屋市立大学

その他のリンク

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