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下平 政史 (シモヒラ マサシ)

  • 医学研究科放射線医学分野 准教授
メールアドレス: mshimohiragmail.com
Last Updated :2024/03/19

研究者情報

学位

  • 名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野/博士(医学)

科研費研究者番号

  • 60597821

J-Global ID

研究キーワード

  • 放射線医学   IVR   

研究分野

  • ライフサイエンス / 放射線科学 / IVR

経歴

  • 2019年04月 - 現在  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野准教授
  • 2015年04月 - 2019年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野講師
  • 2011年04月 - 2015年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野助教
  • 2010年04月 - 2011年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野臨床研究医
  • 2009年04月 - 2010年03月  米国オレゴン健康科学大学放射線科研究員
  • 2007年07月 - 2009年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野臨床研究医
  • 2006年04月 - 2007年06月  成田記念病院放射線科医員
  • 2005年04月 - 2006年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野臨床研究医
  • 2003年04月 - 2005年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野臨床研修医
  • Research Fellow of Dotter Interventional Institute (2009.4-2010.3)

学歴

  •         - 2011年03月   名古屋市立大学医学部大学院
  •         - 2003年03月   名古屋市立大学   医学部

所属学協会

  • 日本IVR学会   日本医学放射線学会   日本HHT研究会   日本末梢血管塞栓療法研究会   日本救急放射線研究会   日本外傷学会   日本救急医学会   日本核医学会   

研究活動情報

論文

MISC

受賞

  • 2016年04月 アジア太平洋IVR学会 優秀演題賞
     
    受賞者: 下平 政史
  • 2014年06月 日本IVR学会 優秀演題賞
     
    受賞者: 下平 政史

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 橋爪 卓也; 杉浦 真由美; 樋渡 昭雄; 下平 政史
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 下平 政史
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 中川 基生; 齋藤 伸治; 野澤 久美子; 下平 政史; 小澤 良之
     
    当院において3DT1強調像が撮像された小児頭部MRI800例、神奈川県立こども医療センターで3DT1強調像が撮像された小児頭部MRI60例の画像データを収集した。これらの症例の臨床データ、遺伝学的検査結果を収集した。画像データから矢状断像、顔貌の3D画像データを抽出し、AIによる診断ソフトを、Sony社製Neural Network Console、MathWorks社製MATLABを用いて作成中である。 本研究による成果は、第82回日本医学放射線学会(横浜)、Radiological Society of North America Annual Meeting 2022で発表予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 下平 政史; 中川 基生; 富田 夏夫; 荒井 信行; 河合 辰哉; 菅 博人; 小澤 良之
     
    これまで集積した患者データ、画像を検討、解析した。結果は下記の通りである。19患者(男性4名、女性15名、年齢中央値46歳(20ー73歳))の21病変の肺動静脈奇形に対しコイル塞栓術が施行された。 その術前に造影time-resolved magnetic resonance angiography(TR-MRA)および非造影MRAが撮影された。非造影MRAの有用性を造影TR-MRAと比較し、病変描出能、画質を検討した。画質については5-point Likert scale (1 = poor, 2 = fair, 3 = moderate, 4 = good, 5 = excellent)を使用した。 肺動静脈奇形のfeederのサイズは、中央値3.5mm(2.3―5.7)。Sacのサイズは、中央値7.8mm(4.1―12.5)であった。病変描出能は非造影MRA、造影TR-MRAともに100%であった。画質の評価スコアは、非造影MRA(3.2 ± 1.2)は造影TR-MRA (4.9 ± 0.3)よりも有意に低かった(P<0.0001)。 今回の研究の初期経験は、第8回日本HHT研究会および16th Annual Scientific Meeting of Asia Pacific Society of Cardiovascular and Interventional Radiologyで発表した。さらにMagnetic Resonance Imagingに投稿し、掲載された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 中川 基生; 内木 綾; 内木 拓; 下平 政史; 小澤 良之
     
    monoegergetic imaging再構成法を作成するためのdual energy CT 撮影プロトコルを作成し、膀胱癌、尿管癌症例の画像データを蓄積した。同症例の術中所見、病理所見も収集し画像データと比較を行った。その結果、monoenergetic imagignでは微細な移行上皮癌を通常CT撮影にくらべ明瞭に描出することがわかった。従来膀胱癌や尿管癌のCT診断には造影排泄相が用いられたが、monoenergetic imagingによる仮想低keV画像と合わせて評価することにより診断能を改善することがわかった。これらをまとめた成果は学会や論文にて発表することを予定している。 またmonoegergetic imaging再構成法は造影効果を増強することがわかっているため、同プロトコルが、下肢静脈瘤に対し穿通枝描出に対しても有用であるかどうかを検討した。下肢静脈瘤の術前評価には造影CT画像から構築される3D像が有用であるが、同プロトコルを用いることで、下肢静脈穿通枝の造影後吸収値が周囲筋組織より高く描出することで、3D作成が容易になることを証明した。この成果は論文にて報告している(Acta Radiol Open. 2020;9:2058460120916198)。 現在我々は、本研究の撮影プロトコルで得られた画像を用いて3Dプリンターによる模型作成を行い、実際の症例の静脈の形態を正しく模しているかを評価し、術前評価などに寄与できるよう臨床応用することを目指している。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 近藤 浩史; 井上 政則; 山本 真由; 古井 滋; 清末 一路; 下平 政史; 五島 聡; 棚橋 裕吉
     
    我が国においては放射線業務従事者の受ける眼の水晶体の等価線量限度を1年間につき150 mSvと規定されている.一方,2011年の国際放射線防護委員会(International Commission on Radiological Protection: 以下ICRP)は,眼の水晶体の等価線量限度を,これまでよりも低い5年間平均で1年当たり20mSv(年最大50 mSv)と示された.一般的に水晶体被ばく量は頚部に付けた個人線量計から推定して行われ,目の近傍での実測に関する情報は乏しい.当院では過去に数人のIVR医,脳外科医,循環器内科医が装着している放射線防護眼鏡左レンズの内外面に小線量計(nanoDot)を固定して実測を行ってきた.測定には1センチ角の小さな線量計(nano Dot TM,長瀬ランダウア)を使用し,鉛当量0.07mPbのアクリルレンズを付けた放射線防護眼鏡(パノラマシールド,東レ・メディカル)の左レンズ外側部の外面(表)と内面(裏)に線量計を1つずつ固定した.この眼鏡を装着して全てのIVR手技を行い,1ヶ月毎に線量計を回収,レンズ外面の3mm線量当量(dose of outside surface:Do)とレンズ内面の3mm線量当量(dose of inside surface:Di)を測定した.2名でDoが1.7msv/月を上回る,つまり,20mSv/年を超える可能性が示唆された.サンプル数を増やす目的で今回はさらに全国の多施設で複数のIVR医を対象にデータ集積を行い我が国での現状を調査することとした. 当院での倫理委員会の承認を得た後,2019年7月にすべての協力施設の承認が得られた.そのため, 2019年6月から全国調査を開始している.1施設で倫理委員会の承認が遅れたため,全ての参加施設のデータが揃うには2019年8月からのデータである.現在まで8ヶ月のデータを得ることができた.さらにデータを収集しながら解析を同時に進めていく予定である.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 小澤 良之; 原 眞咲; 奥田 勝裕; 中川 基生; 下平 政史
     
    CT画像における病変の特徴量の評価および解釈に必要なファントム結果からは、撮像・再構成パラメータ(1)電流 50mAs、100mAs、200mAs、2)再構成スライス厚:1mm厚、3mm厚、5mm厚、3)再構成関数:肺および縦隔)に伴うテクスチャ情報への影響は、形状に関しては安定していたが、内部性状に関しては、テクスチャ情報(kurotsis、skewness、contrast、energy、homogeneity、entropy、average、standard deviation)はパラメータにより変化が認められ、その中でもmAs、スライス厚の影響はあるものの、再構成関数によりいずれのテクスチャ情報においても数値の変化が大きかった。特に entopy、averageでは水・ゼラチン水の間の数値差が肺野関数により拡大していた。テクスチャ解析におけるパラメータのうち、skewnessがプラス値であること、entropy、kurtosis、contrastやstandard deviationが上昇することは、それぞれ内部性状の不均一性を示唆することが報告されており、腫瘍性病変の画像上の良・悪性の鑑別にも重要な追加情報を与えることが期待される。これらの情報とファントム研究の検討結果を踏まえ、現在収集されている胸腺腫をはじめとした前縦隔腫瘍や嚢胞性病変などの縦隔病変症例につき今後テクスチャ解析と解釈を行っていく予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 山門 亨一郎; 廣田 省三; 南 哲弥; 下平 政史; 中塚 豊真; 稲葉 吉隆
     
    治療抵抗性の肝転移症例に対し球状塞栓物質を用いた肝動脈塞栓術を行い、その臨床的有効性を多施設前向き臨床試験で評価した。主要目的は塞栓術1か月後の奏効率、副次的目的は、生存期間、無再発生存期間、安全性である。塞栓は肝動脈血流が停滞するまで肝動脈から球状塞栓物質を緩徐に注入した。27例が登録され、そのうち26例が1年間の経過観察を終了した。奏効率は50%と良好で、全生存期間、無再発生存期間はそれぞれ9ヶ月、4ヶ月であった。G3または4の有害事象は肝酵素の上昇のみであった。治療抵抗性の肝転移症例に対する球状塞栓物質を用いた肝動脈塞栓術は安全で有効な治療であると考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 石蔵 礼一; 鶴崎 正勝; 廣田 省三; 山門 亨一郎; 南 哲弥; 下平 政史; 中塚 豊真; 西尾福 英之; 稲葉 吉隆
     
    従来の肝動脈塞栓術(Transarterial chemoembolization,TACE)であるリピオドールを用いたTACEに対して不応となった肝癌患者を対象として、抗癌剤を含浸させた球状塞栓物質 (Drug eluting beads, DEB)を用いた肝動脈化学塞栓療法(DEB-TACE)の有効性を評価する。主要評価項目を1か月後の奏効割合とし、副次的評価項目を有害事象発生割合、無増悪生存期間、全生存期間とする。以下を満たす症例を対象とする。 既に予定登録症例24例中の登録を果たし、現在経過観察中で、2019年年末には、主要評価項目と副次的評価項目の評価を行う予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 下平 政史
     
    肺動静脈奇形に対するコイル塞栓術は、第一選択の治療法として広く施行されている。しかし、塞栓術後に留置したコイルの部分に血流が再発する“再開通”が大きな問題点であった。本研究では、血栓形成に依存せずに血管を閉塞可能なハイドロコイルを用いた塞栓術の有用性を検討した。37患者の57病変の肺動静脈奇形に対してハイドロコイルを用いた塞栓術を施行し、57病変のうち56病変においてハイドロコイルの留置に成功した。平均経過観察期間19ヶ月(2-47ヶ月)にて、いずれの病変においても再開通は認められず、肺動静脈奇形に対するハイドロコイルを用いた塞栓術は再開通の防止に有用であると考えられた。

委員歴

  • - 現在   日本IVR学会   国際委員会 委員
  • - 現在   日本IVR学会   学術・教育委員会 委員

その他のリンク

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