Researchers Database

KATO Sinichiro

    Graduate School of Medical Sciences Department of Oral and Maxillofacial Surgery Lecturer
Last Updated :2024/06/11

Researcher Information

J-Global ID

Research Interests

  • 口腔腫瘍   

Research Areas

  • Other / Other

Education

  • 2003/04 - 2007/03  愛知学院大学大学院 歯学研究科

Association Memberships

  • 日本口蓋裂学会   日本口腔科学会   日本口腔外科学会   日本口腔腫瘍学会   頭頚部癌学会   

Published Papers

Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2021/04 -2025/03 
    Author : 加藤 伸一郎; 宮本 大模; 増田 誠司; 尾関 哲也; 青木 尚史; 長尾 徹; 渋谷 恭之
     
    口腔内には様々な病変が存在するが,その中で前がん病変として広く知られているものが口腔内潜在性悪性疾患(OPMDs : Oral Potentially Malignant Disorders)である。OPMDsの一つである口腔白板症は治療法に薬物療法や慎重な経過観察、外科的切除などが提案されているが、有効性は信頼できるものではなく、予防や治療に関する統一された管理方法はない状態である。本研究では、過去に報告した活性フラボノイドによる抗腫瘍効果を元に、実際に製薬へつなげることである。製薬形態に関してはディスカッションの結果、フィルム製剤とした。白板症が慢性的な刺激によって生じることがあることから、患部を刺激から保護し、薬効を長時間患部に届かせる狙いがある。将来的な臨床応用を考え、患者ごとに内容量や形の調整ができるよう3Dプリンタを用いた製薬を行う。今回の実験に関しては、内容量や形は一律で設定している。まずは4NQO溶解水を用いた前がん病変モデルラットに対して製薬したフィルム製剤を塗布し、解析を行う。最終的に可能であれば製剤の安全性を確認した後、ヒトを対象とする医学系研究に関する倫理指針に基づき、倫理審査委員会に研究計画書を提出し承認を得てから臨床研究を実施する。ヒトへの臨床応用へ展開するために、探索的にまず第Ⅰ相試験を白板症患者で行う。先の動物実験から安全性の高い低用量より開始し、第Ⅱ相試験に移行するための推奨容量を決定する。 将来的な展望:本研究の将来的なエンドポイントは、新規口腔用貼付製剤の有効性を明らかにすることであり、最終的には多施設共同での臨床試験へと展開する予定である。具体的には名古屋市立大学口腔外科学と愛知学院大学顎顔面外科学講座を中心とした関連研修施設を登録施設として、口腔潜在的悪性疾患を有する100名規模の患者を対象に臨床試験を実施する。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2021/04 -2024/03 
    Author : 土屋 周平; 黒田 健介; 加藤 伸一郎; 本田 雅規; 渋谷 恭之
     
    二酸化チタン上の骨髄由来間葉系細胞(BMSCs)のO結合型糖鎖の機能をin vitroで解析をした。BMSCsにおけるO結合型糖鎖の糖転移酵素であるキシロシルトランスフェラーゼ(XylT)-1、-2をRNA干渉技術でノックダウンし、それぞれshXylT-1、shXylT-2とした。対照群はベクターのみを形質転換し、NTCとした。それぞれの細胞をシングルセルクローニングし、安定発現細胞株を作成した。これらの細胞を二酸化チタン上で培養をすると、shXylT-1およびshXylT-2はNTCと比較して石灰化能を有意に低下した。また、二酸化チタン上におけるshXylT-1およびshXylT-2の細胞増殖能は、NTCと比較して有意に低下した。さらに、二酸化チタン上のshXylT-1は、IDO、PGES2、AHR、PD-L1、IL-10など、免疫寛容能を促進する因子の遺伝子発現がNTCと比較して有意に上昇した。また、二酸化チタン上のshXylT-2は、PGES2、IDO、TSG6、IL-6の発現がNTCと比較して有意に低下することが明らかになった。さらに、shXylT-1およびshXylT-2の培養上清を回収し、THP-1から分化させたマクロファージに添加をすると、shXylT-1の培養上清は、組織修復型のM2マクロファージに分化し、shXylT-2の培養上清は炎症型のM1マクロファージに分化する傾向がみられた。さらに、二酸化チタン上で培養したshXylT-1およびshXylT-2をHL-60から分化した好中球と共培養をすると、shXylT-2はNTCおよびshXylT-1と比較して有意にアポトーシス細胞数が低下した。 以上の結果からXylT-1およびXylT-2は、二酸化チタン上のBMSCsの石灰化能および免疫寛容能に影響を与えることが明らかになった。
  • 口腔悪性腫瘍
    基礎科学研究
    Date (from‐to) : 2003 -2003
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