Researchers Database

OKIGAWA Sayumi

    Graduate School of Medical Sciences Core Laboratory Specially Appointed Assistant Professor
Last Updated :2026/08/29

Researcher Information

Research funding number

  • 60883303

J-Global ID

Research Areas

  • Life sciences / Neuroscience - general

Academic & Professional Experience

  • 2025/06 - Today  名古屋大学大学院 創薬科学研究科 招へい教員
  • 2025/01 - Today  名古屋市立大学医学研究科 臨床研究戦略部特任助教
  • 2021/09 - 2024/12  京都大学医生物学研究所助教
  • 2020/08 - 2022/03  名古屋大学大学院 創薬科学研究科 招へい教員
  • 2020/04 - 2021/08  藤田医科大学 助教
  • 2019/04 - 2020/03  日本学術振興会特別研究員 (DC2)
  • 2016/12 - 2017/03  名古屋大学大学院 創薬科学研究科 基盤創薬学専攻 大学院研究生
  • 2012/04 - 2016/11  イーピーエス株式会社 臨床開発業務

Education

  • 2017/04 - 2020/03  名古屋大学大学院 創薬科学研究科 基盤創薬学専攻 博士課程後期課程
  • 2010/04 - 2012/03  名古屋大学大学院 理学研究科 生命理学専攻 博士課程前期課程
  • 2006/04 - 2010/03  名古屋大学 理学部 生命理学科

Published Papers

Awards & Honors

  • 2021/05 日本私立学校振興・共催事業団 若手・女性研究者奨励金
  • 2019/07 第42回 日本神経科学大会 Travel Award

Research Grants & Projects

  • 神経変性疾患の病態解明を目指した多層モダリティの融合
    日本学術振興会 科学研究費助成事業:
    Date (from‐to) : 2025/09 -2027/03 
    Author : 沖川 沙佑美
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2023/04 -2025/03 
    Author : 沖川 沙佑美
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    Date (from‐to) : 2021/04 -2023/03 
    Author : 沖川 沙佑美
     
    妊娠中の母親がアルコールを摂取すると、胎児の発育や脳に悪影響を与え、胎児性アルコールスペクトラム障害(fetal alcohol spectrum disorder;FASD)を引き起こす。特に中枢神経系への影響は、学習障害や認知・行動障害などの恒久的な障害に繋がる。このように、アルコールが胎児脳に与える影響は長年指摘されているが、FASDの発症機構は未だ不明であり、その治療法も確立されていない。本研究では、FASDモデルマウスを対象として、アルコールが胎児脳に与える影響および各種障害との関連を明らかにする。 本年度は、まず基準となるFASDモデルマウスの作製に主眼をおいた。これまでは、胎仔マウスにあらゆる濃度のエタノールを暴露させモデルマウスが作製されてきた。しかし、母体から胎仔にどれほどのアルコールが移行しているかを詳細にモニタリングした研究は無く、アルコール摂取量と胎仔への移行量、これらと脳障害との相関は曖昧なままである。今年度は妊娠マウスにエタノールを経口投与し、胎仔にアルコールを暴露させFASDモデルマウス作製した。この際母体エタノール血中濃度に加え、胎仔血中および胎仔脳エタノール濃度をモニタリングした。これにより、母体から胎仔へのアルコール移行量を正確に評価することに成功した。加えてヒトFASDガイドラインの診断基準に則り、作製したモデルマウスを行動実験により評価した。結果、3つの評価指標(Social、Cognitive、 Affective behavior)において、アルコール暴露量の異なるマウスで違う表現型を示し、アルコール暴露量と表現型の相関関係が示唆された。これはヒトFASDの症状・行動レベルを模倣したモデルマウスの作製に成功したともいえる。再現性の確認および詳細な解析は今後実施予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    Date (from‐to) : 2019/04 -2021/03 
    Author : 沖川 沙佑美
     
    網膜から脳への情報伝達を担う神経節細胞 (RGCs) は、40種以上のサブタイプが存在し、各々異なる機能を担う。視覚認知を担うイメージ形成では、RGCsが生み出す情報は視床の外側膝状体背側核(dLGN)を経由し、大脳皮質一次視覚野(V1)の第1層あるいは第4層に送られる。加えて生理機能を担う非イメージ形成では、内因性光感受性RGCs (ipRGCs) が関与し、サブタイプ特異的に投射先が異なる。概日リズムに関わるipRGCsは視交叉上核や膝状体間葉 (IGL) へ、瞳孔反射に関わるipRGCsはオリーブ視蓋前域や外側膝状体腹側核 (vLGN) へ投射する。 多様なRGCsを起点とした並列階層的な回路構造、またこれらが生み出す視覚情報の分離・抽出に関しては多くの研究がなされてきた。しかし、網膜からV1への情報伝達を経由するdGLN core領域において、視覚情報とそれ以外の様々なモダリティがどのように統合されるかは明らかでない。そこで我々は、dGLN core領域における情統合機構を解剖学的に明らかにするため、2種のウイルスベクターを駆使することで神経回路構造を細胞種レベルで解析した。その結果、dLGN core 領域特異的に入力する細胞群の標識および細胞種の同定に成功した。 dLGN core領域の興奮性relay細胞への入力は、RGCsやV1第6層細胞からだけではなく、感覚機能や運動情報との統合を担う上丘の上層および中間層、非イメージ形成に関与するvLGNやIGL、視蓋前核からの入力が存在することが明らかとなった。本解剖学的研究より、視覚系初期段階のdLGN core領域は、視覚情報伝達を単に経由するだけではなく、イメージ形成と非イメージ形成視覚情報や、運動情報との連関シグナル、注意シグナルなどを含むマルチモーダルな情報を統合する役割を持つことが示唆された。


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