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FUKUMITSU Kensuke

    Graduate School of Medical Sciences Department of Respiratory Medicine, Allergy and Clinical Immunology Assistant Professor
Last Updated :2024/10/30

Researcher Information

J-Global ID

Research Areas

  • Life sciences / Respiratory medicine

Published Papers

MISC

Awards & Honors

  • 2018/03 名古屋市立大学 医学部 大学院医学系研究科 優秀論文賞
     
    受賞者: 福光 研介

Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2020/04 -2024/03 
    Author : 福光 研介
     
    慢性閉塞性肺疾患(COPD)はタバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じる肺の炎症性疾患であり、近年患者数が増加傾向にある。COPD患者の入院は死因に直結するだけではなく、医療費高騰にも関わる喫緊の課題である。従って、COPD患者の入院加療に関わる因子を探索することは、COPD患者の予後の改善につながる可能性があるばかりか、医療費高騰の抑制にも貢献する可能性を秘めている。 我々のグループは唐辛子の成分であるカプサイシンに対する咳感受性がCOPDの増悪と関連していることや、カプサイシン咳感受性の低下が肺炎の発症に関係していることを報告した。我々はカプサイシン咳感受性に着目して、安定期のCOPD患者を対象に、カプサイシン咳感受性試験や肺機能検査、血液検査などを含めて評価した後、前向きに1年間経過観察し、入院加療の有無に分けて、COPD患者の入院加療に関わる因子を調査する研究を立案した。 本研究は名古屋市立大学病院(以下、当院)と静岡県立総合病院との共同研究であり、目標症例数は当院で100例、静岡県立総合病院で50例の予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、外来におけるCOPD患者数が著しく減少していることに加えて、アストグラフを用いたカプサイシン咳感受性試験を行うことが難しくなった。目標症例数には達していないものの、新型コロナウイルス感染症の波により、これ以上のエントリーは困難と判断し、両院合わせて80例でエントリーを終了した。


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