Researchers Database

KIKUCHI Natsuno

    Graduate School of Humanities and Social Sciences Society and Collaboration(Gender, Welfare, and Sociology Course) Associate Professor
Contact: kikuchihum.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/04/26

Researcher Information

J-Global ID

Research Interests

  • 暴力   戦争   権力   ジェンダー   

Research Areas

  • Humanities & social sciences / Sociology

Published Papers

Books etc

Conference Activities & Talks

  • フェミニスト・カルチュラル・スタディーズとポストフェミニズムの破断点
    カルチュラル・タイフーン  2022/09  成城大学
  • 「錯綜する排外主義」
    東海社会学会大会シンポジウム「〈ネオ〉リベラリズムと排外主義─ナショナリズムと「多文化共生」との関連から」報告(オンライン)  2021/07
  • 「ポストフェミニズムから99%のためのフェミニズムへ」
    日本女性学会大会シンポジウム「ポストフェミニズムを問う」報告(オンライン)  2021/06
  • What Does the Word of "Joshi-Ryoku" Mean in Terms of Gender in Japan?
    Natsuno Kikuchi
    Session: RC25 Roundtable, Language and Inequalites The XVIII ISA World Congress of Sociology, ISA.  2014/07
  • マイノリティ女性による法に対する挑戦
    関西社会学会性ジェンダー分科会  2012/05
  • 軍事施設と女性のくらし—古都奈良の記憶から祈りをこめて (公開シンポジウム 報告者:伊敷勝美、松本徳子、コメンテーター:菊地夏野)
    奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター  2011/07
  • フェミニズム理論におけるアイデンティティの限界と可能性——バトラー/コーネル/スピヴァク
    解放社会学会大会  2010/09
  • 第4回バリアフリーシンポジウム:「当事者学」の誘惑?? 「学」と「当事者」との関係を再考する
    倉本智明; 市野川容孝; 菊地夏野
    東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野/メリトクラシー研究会  2010/06
  • 大学とジェンダーをめぐる問い〜高学歴ワーキングプア問題から
    キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク大会分科会  2009/09
  • 在日フィリピン女性の不可視性 日本社会へのフィリピン女性の定住の形
    カルチュラル・タイフーン  2009/07
  • 検閲する力と触発する力と
    解放社会学会大会  2008/09
  • 覆い隠される抑圧 売春防止法からみる日本社会のジェンダー・セクシュアリティ体制
    解放社会学会大会  2007/09
  • ポストコロニアル・フェミニズムのために
    カルチュラル・タイフーン  2006/07
  • セックス・ワークと家事労働をつなぐもの フェミニズムをひらくために
    女性・戦争・人権学会大会  2006/06
  • 沖縄からの声 日本〈ヤマト〉の女性を脱構築するために
    世界女性学会Women's World 2005  2005/06
  • セクシュアリティと軍事占領——米軍占領初期沖縄から——
    女性・戦争・人権学会大会  2004/06
  • ジェンダーとセクシュアリティの関係
    日本社会学会大会性・ジェンダー分科会  2002/11
  • 占領期沖縄の性暴力と売買春——売春防止法制定要求運動と「女性の人権」——
    関西社会学会大会ジェンダー分科会  2001/05

MISC

Research Grants & Projects

  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
    Date (from‐to) : 2019/04 -2023/03 
    Author : 青山 薫; 菊地 夏野; LEBAIL Helene; 村尾 元; 原 めぐみ
     
    コロナウィルス感染防止のため、海外渡航・国内出張とも制限が続き、日本調査および予定のフランスワークショップが実施ができなかった。 他方で、タイ(バンコック近郊)およびフランス(パリ近郊)に加えてスペイン(計画に追加)において、それぞれ調査協力者(現地共同研究者)と分担研究者が、聞き取り調査およびネットワークデータ収集を行った。タイでは、性風俗事業者への聞き取りにも成功した。聞き取りの文字起こしについては、英語に翻訳したうえで全体で共有した。これらから現時点までに明らかになったことの概要は、次のとおりである。 1)タイおよびフランスにおいては当事者が多少なりとも労働者意識を持っている。2)1の一つの理由として、両国調査地域においてNGOなどの支援を受けながら当事者集団が形成されていることがあげられるだろう。3)当事者の組織化がほぼ皆無である日本と比較して、要因を追究する必要がある。4)(おもに中国出身者の)同郷人ネットワークが、個々の当事者がホスト国・社会が提供し得る支援を得るためにプラス要因になるか否かも、労働者としての組織化が成立しているか否かで違っているようである。 以上は、代表研究者が本研究と並行し、国際共同研究加速基金Bを得て行っている課題、および、厚生労働省エイズ対策研究事業科研費の分担研究者として行っている課題と共有した。国境を越える性取引を行う人びとの聞き取り調査とネットワークデータ収集・分析をする点で本研究と共通し、相互に参考になるためである。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    Date (from‐to) : 2017/04 -2023/03 
    Author : 菊地 夏野
     
    本年度は、引き続きコロナ禍のため出張が不可能だった。そのためもあり、関連する国内外の研究のリサーチに専念した。可能な場合はオンラインで研究会を行った。 セクシュアリティ研究、特にセックスワーク論の推移を調査した。他国の状況に詳しい研究者にインタビューを行った。セックスワークについてはフェミニズムの盛り上がりの中で、世論も高い関心を持っている。またコロナ対策との関連もあり議論が混乱しているところである。フェミニズムの一部では禁止主義が高まり、両罰方を求める動きが密かに加速している。しかし禁止主義は海外でも批判が強く、現場へ悪影響を与える懸念がある。このあたりについて先進的な国地域の実態を探り日本に紹介する作業を行った。 次にポストフェミニズム論のこれまでの軌跡をまとめ、日本に紹介する仕事を行った。日本のポップ・カルチャーの現場及び調査研究を概観し、それにポストフェミニズム論を接合する努力を行った。 ほかに、国内外のフェミニズム報道の盛り上がりの中で、これまでのジェンダー研究がどのように関連するのかしないのかについて考察を行った。例えばトランスヘイトの問題が運動やSNS上で盛んに論じられているが、冷静な対応が求められていることを論じた。トランスヘイトは単なる意識の問題ではなく、社会状況、政治状況とともに取り組まれなければならないことを研究した。 得られた知見を論文にし、各誌で発表した。また学会報告も行った。
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
    Date (from‐to) : 2010/04 -2015/03 
    Author : KIKUCHI natsuno
     
    I continued the fieldwork about the community of filipino women. I made interview research to them as the need arises. Especially I focussed their court struggle and researched I made the interview researches to the concern women----the mothers of plaintiff----- and the support NGO, examined the process of the trial. And then I investigated the social implication of this struggle.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    Date (from‐to) : 2005 -2007 
    Author : 菊地 夏野
     
    今年度は、インタビュー調査をメインに行った。対象は名古屋近辺に在住しているフィリピン人女性である。当事者グループの協力を得て、結果として22人に調査を行うことが出来た。(うち1名はフィリピン人男性である。)インタビュー内容は、それぞれの来日の理由やきっかけ、初職の状況や現在の家庭生活および日本社会に対する意識などである。 ほかにも当事者グループへのフィールドワーク調査を行い、活動のリアリティを理解することが出来た。そのなかで、名古屋で活動しているユニオンに対しても調査を行い、既存の組合運動とフィリピン人グループが協力して問題解決に取り組む様を理解することができた。 文献調査としては国際移動ジェンダーに関して、先行研究を検討した。とくにアメリカ合衆国におけるフィリピン人メイドに関する研究を主要な対象とした。その結果、先行研究の主要な特徴として、国際化する家族のありように対してやや本質主義的な視線をもっていることを理解した。その上で、そのような視線ではない、当事者のリアリティによりせまる視点を作り上げる必要性を、インタビュー調査の経験によってもより強く痛感した。 機会に応じて、各研究会等で以上の研究成果を報告した。現在、論文としてまとめる準備を行っているところである。 また、国際移動とジェンダーに関する様々なシンポジウムや講演会・研究会等に参加し、世界各地から参加した研究者と交流し、大きな知見を得た。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    Date (from‐to) : 2001 -2003 
    Author : 菊地 夏野
     
    2003年度は、「売買春と性暴力」をめぐって、次の3点から研究を進めた。 1,フェミニズム理論のなかでの女性の表象の意味について、探ってきた成果をまとめた。とくにポストコロニアル理論とフェミニズムを接合させようとするG.C.スピヴァックに依拠し、従来の階級/人種理論がどのようにして女性への抑圧を無化してしまうかについて、労働者/プロレタリアートの表象とのからみで検討した。 2,現在の社会運動が抱えている矛盾--世代間の断絶・若い世代の非政治性--を、ジェンダーの観点から考察した。70年代初頭の女性たちの運動が提起した問題、ミクロとマグロの接合、痛みの共有等の論点がいまだ解消されずにあることが根本の原因であることを明らかにした。 3,中米各国(キューバ・プエルトリコ・コスタリカ)に調査に赴き、それぞれの地域での女性たちの運動に関して知見を深めた。主に「基地と女性」の問題とDV・女性に対する暴力について活動しているグループにインタビューを行なった。その結果、それぞれ異なる特色をもちながらもかなり大きな共時性のなかで行なわれていることが分かった。 4,沖縄調査を継続し、従来からの主題「基地と売買春」について資料を収集し、関係者にインタビューを行なった。今回の調査では、点と線に止まらない、肉付けをもった輪郭を得ることに成功した。復帰運動を担った人々へのインタビューでは、本土からは窺い知れない認識をもって闘いに臨んでいたことが分かった。

Social Contribution

  • 公開講座「「女子力」という言葉は私たちをどのように縛っているのか」
    Date (from-to) : 2023/02/18
    Role : Lecturer
    Sponser, Organizer, Publisher  : 名古屋市男女平等参画推進センター
  • 立教大学ジェンダー・セッション 講師
    Date (from-to) : 2012/12/07-2012/12/07
    Sponser, Organizer, Publisher  : 大学
    立教大学 立教大学ジェンダー・セッション「ポストコロニアルとフェミニズムの接点----G・C・スピヴァク、『慰安婦』、『ジャパゆき』」をテーマに講演
  • DVとジェンダー
    Date (from-to) : 2009/10
    Role : Lecturer
    Sponser, Organizer, Publisher  : 名古屋市昭和生涯学習センター主催講座
  • 名古屋市外国人生活実態調査報告書
    Date (from-to) : 2007/03
    Role : Investigator
    Sponser, Organizer, Publisher  : 名古屋市国際交流課


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.