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山田 恵里 (ヤマダ エリ)

  • 経済学研究科経済学専攻 准教授
Last Updated :2025/04/29

研究者情報

学位

  • 博士(経済学)(名古屋大学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 都市・地域経済学   

研究分野

  • 人文・社会 / 経済政策

経歴

  • 2024年04月 - 現在  名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授
  • 2016年09月 - 2024年03月  名古屋市立大学大学院経済学研究科講師
  • 2014年04月 - 2016年08月  近畿大学総合社会学部特任講師
  • 2013年04月 - 2014年03月  名古屋大学大学院経済学研究科特別研究員
  • 2010年04月 - 2013年03月  独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1)

学歴

  • 2008年 - 2013年   名古屋大学大学院   経済学研究科   社会経済システム専攻
  • 2004年 - 2008年   三重大学   人文学部   社会科学科

所属学協会

  • 応用地域学会   

研究活動情報

論文

書籍

MISC

受賞

  • 2023年09月 日本計画行政学会 日本計画行政学会学会賞学術賞(論文賞)
     自動車部品サプライヤの知識特性と産業集積に関する実証分析 
    受賞者: 山田恵里;樋口広喜;蒋湧;梶原純子;河上哲

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 知識ネットワークのダイナミクスとイノベーションの創発に関する実証分析
    日本学術振興会:若手研究
    研究期間 : 2020年 -2024年 
    代表者 : 山田 恵里
  • 日本学術振興会:国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
    研究期間 : 2019年 -2022年 
    代表者 : 山田 恵里
     
    自動車部品サプライヤの工場情報を用いて,どのような地域に立地しているサプライヤからイノベーションが生じやすいかを明らかにすることを目的とした。イノベーションに関わる知識洗練性の大きい自動車部品を製造するサプライヤは局所的に立地し,産業集積を形成する傾向があることを受け,国内サプライヤの産業集積の立地状況について分析を行った。GISを利用した地理分析を行うため,これまでの分析データに工場情報を補足したデータを整備した。分析では,GISを用いて地理空間上にサプライヤの立地を表すだけではなく,空間統計量を計測し知識洗練性と産業集積との関係を統計的に検証した。 分析結果より,空間統計量の大きさをもとに工場の立地状況を評価すると,製造する部品の知識洗練性の程度によって,サプライヤの生産拠点の分布や集積の範囲が異なっていることが判明した。知識洗練性が大きい部品を製造する工場については,そうでない部品を製造する工場に比較して,分散立地することなく狭い範囲に集積して立地する傾向が確認された。洗練性が大きくない部品を製造する工場の集積についても確認できるものの,知識洗練性の大きい部品を製造する工場分布と比較すると,より広域に分散している傾向が見られた。 さらに,調査資料に含まれている自動車部品メーカーによる自動車サプライヤの株式保有情報を追加したデータを用いて,サプライヤのイノベーティブな部品開発に自動車メーカーがどの程度影響があるかを分析した。 分析結果から,近年,自動車メーカーが株式を保有しているサプライヤからイノベーティブな部品が製造される傾向が大きいことが示され,知識ネットワークの形成に株式保有関係が関係していることが示唆された。
  • 国内自動車産業におけるサプライチェーン・ネットワークの創発に関する実証分析
    公益財団法人日本生産性本部:研究助成
    研究期間 : 2022年 
    代表者 : 山田 恵里; 渡部大輔; 河上哲
  • 知識ネットワークに関する地理的分布の基礎的研究
    公益財団法人シキシマ学術・文化振興財団:研究助成
    研究期間 : 2021年 
    代表者 : 山田 恵里
  • ミクロデータを用いた産業集積とイノベーションの波及に関する生産性分析
    日本学術振興会:若手研究(B)
    研究期間 : 2015年 -2018年 
    代表者 : 山田 恵里
  • 自動車産業における集積と知識ネットワーク分析
    公益財団法人大林財団:研究助成
    研究期間 : 2018年 
    代表者 : 山田 恵里
  • 産業クラスターにおける産業間の関連性と地域成長に関するマイクロ計量分析
    公益財団法人村田学術振興財団:研究助成(海外派遣援助)
    研究期間 : 2017年 
    代表者 : 山田 恵里
  • 動学的外部性の空間的波及と企業の生産性に関するミクロ計量分析
    日本学術振興会:研究活動スタート支援
    研究期間 : 2013年 -2014年 
    代表者 : 山田 恵里
  • 産業集積による知識のスピルオーバーと地域生産活動のイノベーションに関する基礎的研究
    国土交通省:平成26年度国土政策関係研究支援事業
    研究期間 : 2014年 
    代表者 : 河上 哲; 山田 恵里
  • 日本学術振興会:特別研究員奨励費
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 山田 恵里
     
    平成24年度は,1986年から2006年における名古屋大都市圏の市区町村レベルでの製造業とサービス業を分析対象に,地域産業間の空間的近接性を分析で考慮しながら動学的外部性が地域産業の成長に影響しているかどうかを検証した。まず,探索的空間データ分析(ESDA)という分析手法により,成長クラスターを構成する産業と分布している地域を特定し,視覚的に把握するため地図上に描写した。つぎに,地域産業間における地理的な近接性と産業間の技術的な連携から生じる空間的な相互依存関係を分析に反映させることが出来る空間計量経済モデルの推定により,成長クラスターの成長に影響を及ぼしている動学的外部性の種類を識別した。推定モデルに導入する空間ウェイト行列や説明変数は,ESDAの結果をもとに作成した。 分析結果より,名古屋大都市圏の東部地域を中心に地理的範囲が異なる成長クラスターが重層的に検出された。地理的に大規模な成長クラスターにおいて,同一業種の産業集積(産業の特化)にもとづき,知識が産業内に内部化された産業の独占的生産環境から生じる動学的外部性が統計的に有意に成長に影響していることが明らかとなった。一方,地理的に小規模な成長クラスターにおいて,統計的に有意ではないが,同一業種の産業集積(産業の特化)にもとづき,同業種企業間の競争的生産環境から生じる動学的外部性と,異業種の企業集積(産業の多様化)にもとづき,異業種企業間の競争的生産環境から生じる動学的外部性が成長に影響していることが示唆された。分析は,"Industrial Agglomeration and Dynamic Externalities in Japan's Motor Metropolis: A Spatial Econometric Perspective"として論文にまとめ,国際会議にて研究報告と意見交換を行った。
  • 地域の集積構造・生産性と成長に関する実証分析
    大幸財団:平成21年度第29回学芸奨励金
    研究期間 : 2009年 
    代表者 : 山田 恵里

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