研究者データベース

杉浦 克哉 (スギウラ カツヤ)

  • 人間文化研究科英語学・英語教育学 准教授
Last Updated :2024/10/30

研究者情報

科研費研究者番号

  • 40781498

J-Global ID

プロフィール

  • 秋田高専

研究分野

  • 人文・社会 / 英語学

経歴

  • 2024年04月 - 現在  名古屋市立大学人間文化研究科准教授
  • 2018年04月 - 2022年10月  愛知学院大学教養部准教授
  • 2018年04月 - 2022年09月  愛知学院大学教養部講師
  • 2016年04月 - 2018年03月  秋田工業高等専門学校創造システム工学科講師

研究活動情報

論文

  • On the Reduction of the Clause Structure of Reduced Relative Clauses Showing OV Word Order in Old English
    Katsuya SUGIURA
    JELS 41 186 - 195 2024年03月 [査読有り]
  • 英語史におけるデフォルト格としての主格について
    杉浦克哉
    近代英語研究 39 67 - 76 2023年06月 [査読有り][招待有り]
  • 英語史におけるworryの意味変化に関するコーパス調査
    杉浦克哉
    愛知学院大学教養部紀要 69 3 35 - 42 2022年03月
  • 英語史におけるpleasingの名詞前位修飾構造の出現について
    杉浦克哉
    言語の本質を共時的・通時的に探る: 大室剛志先生退職記念論文集 212 - 222 2022年03月
  • 過去分詞縮約関係節に関する一考察
    杉浦克哉
    コーパスからわかる言語変化・変異と言語理論 2 146 - 164 2019年11月 [招待有り]
  • A Generative Analysis of Reduced Relative Clauses in English
    Katsuya SUGIURA
    JELS 36 288 - 294 2019年02月 [査読有り]
  • On the Historical Development of With-Absolute Construction
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 37 35 - 51 2018年01月
  • 名詞を前位修飾する現在分詞の範疇と派生に関する一考察
    杉浦克哉
    JELS 34 172 - 178 2017年02月 [査読有り]
  • A Head Raising Analysis of Participial Relative Clauses
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 36 1 - 28 2017年01月
  • 古英語から中英語における現在分詞による名詞前位修飾構造の史的発 達について
    杉浦克哉
    文法変化と言語理論 97 - 107 2016年10月
  • A Syntactic Analysis of Preposing around Be: With Special Reference to Participle Preposing
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 34 21 - 58 2015年01月
  • On the Historical Development of Participial Relatives in English
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 33 125 - 143 2014年01月
  • Synchronic and Diachronic Aspects of Retroactive Gerunds: With Special Reference to Worth
    Katsuya SUGIURA
    Studies in Modern English 29 21 - 41 2013年07月 [査読有り]
  • With独立分詞構文の通時的発達に関する一考察
    杉浦克哉
    言語変化: 動機とメカニズム 23 - 32 2013年04月
  • On the Development of With Absolute Phrases in the History of English
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 32 81 - 106 2013年01月
  • On Retroactive Derived Nominals
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 31 147 - 164 2012年01月
  • Some Notes on the Historical Development of Retroactive Gerunds
    Katsuya SUGIURA
    Linguistics and Philology 30 125 - 146 2011年01月

MISC

  • 非定形Ving構文における動詞移動の歴史的発達: 非定形Vingと副詞の語順に焦点を当てて
    杉浦克哉 日本英文学会第94回全国大会Proceedings 2022年
  • Review: Fonteyn, Lauren: Categoriality in Language Change: The Case of the English Gerund
    Katsuya SUGIURA 38 (2) 297 -308 2022年 [査読有り][招待有り]
  • (書評) Elly van Gelderen: Analyzing Syntax Through Texts: Old, Middle, Early Modern English
    杉浦克哉 近代英語研究 36 51 -59 2020年06月 [査読有り][招待有り]
  • (書評) Jun Abe: A Movement Theory of Anaphora
    杉浦克哉 IVY 52 51 -56 2019年11月 [査読有り][招待有り]
  • 英語における分詞関係節の史的発達について
    杉浦克哉 日本英文学会第86 回全国大会Proceedings 21 -22 2014年09月
  • With独立構文の歴史的発達について
    杉浦克哉 日本英文学会第65回中部 支部大会Proceedings 202 -203 2014年09月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 杉浦 克哉
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 杉浦 克哉
     
    2種類の研究を進めた。第1に、英語の心理動詞の歴史調査を行った。具体的にはpleaseとworryの歴史調査を行い、初期の英語でそれらが表した意味や選択した項の特性を調査した。Pleaseは14世紀に、worryは17世紀に非代名詞名詞を主題項として選択したため、pleasing, worryingの名詞前位修飾構造がそれぞれ14世紀、19世紀に現れたと主張した。研究成果として次の2つを発表した。 杉浦克哉 (2022) 「英語史におけるpleasingの名詞前位修飾構造の出現について」『言語の本質を共時的・通時的に探る: 大室剛志先生退職記念論文集』,pp. 212-222, 開拓社, 東京./杉浦克哉 (2022) 「英語史におけるworryの意味変化に関するコーパス調査」『愛知学院大学教養部紀要』, pp. 35-42. 第2に、英語の現在分詞・過去分詞が後位修飾する名詞句の研究を進めた。具体的には、現在分詞が後位修飾する名詞句を含めた非定形V-ing構文で、動詞が副詞の左方位置を占める用例を収集し、非定形V-ing構文を動詞移動の観点から分析した。また、名詞句+分詞の構造形として独立分詞構文を調査した。具体的には古英語の現在分詞・過去分詞独立分詞構文の分布を調査した。研究成果を次の2つの学会で2022年5月に発表する予定である。 Katsuay Sugiura (2022) "Dative and Nominative Absolute Constructions in Old English," ELSJ International Spring Forum 2022, online./杉浦克哉 (2022)「非定形Ving構文にお ける動詞移動の歴史的発 達: 非定形Vingと副詞の語順に焦点を当てて」, 日本英文学会第 94 回大会, オンライン開催.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年08月 -2018年03月 
    代表者 : 杉浦 克哉
     
    現在分詞による名詞後位修飾構造の研究では、完全関係節の主要部名詞繰り上げ分析を縮約関係節に適用した。中英語の縮約関係節の主要部名詞と限定詞の構造を調査し、数量詞allが限定詞theに先行する構造に基づき、縮約関係節の先行詞は14世紀に限定詞システムを確立しD構造を持ったと主張した。これにより縮約関係節が主要部名詞繰り上げ分析と矛盾することなく説明されることを示した。 現在分詞による名詞前位修飾構造の研究では、接辞-ingの機能に焦点を当てつつ形容詞として振る舞う現在分詞が形成される仕組みを提案した。また経験者目的語をとる動詞の現在分詞による名詞前位修飾構造の史的発達を調査した。

その他のリンク

researchmap



Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.