研究者データベース

溝口 正人 (ミゾグチ マサト)

  • 芸術工学研究科建築都市領域 教授
Last Updated :2025/05/15

研究者情報

学位

  • 博士(工学)(名古屋大学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 住宅史   平安時代   民家   日本   町並   中国民居   都市史   保存   文化財   庭園   歴史的景観   

研究分野

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 建築計画、都市計画 / 歴史まちづくり・歴史的景観
  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 建築史、意匠 / 日本建築史・住宅史・文化財の保存活用・町並み保存

経歴

  • 2025年04月 - 現在  愛知淑徳大学建築学部教授
  • 2010年08月 - 2025年03月  名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授
  • 1997年04月 - 2010年07月  名古屋市立大学大学院芸術工学研究科准教授
  • 1996年04月 - 1997年03月  名古屋市立大学芸術工学部講師
  • 1994年05月 - 1996年03月  名古屋大学工学部助手
  • 1984年04月 - 1990年03月  清水建設(株)設計本部

学歴

  • 1990年04月 - 1993年03月   名古屋大学   大学院工学研究科博士後期課程
  • 1982年04月 - 1984年03月   名古屋大学   大学院工学研究科博士前期課程
  • 1978年 - 1982年   名古屋大学   工学部   建築学科

所属学協会

  • 日本建築学会 歴史意匠委員会 日本建築史小委員会   建築史学会   日本建築学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 揖斐川町三輪地区町並み調査報告書
    溝口正人; 岩田敏也; 向口武志他 (担当:編者(編著者)範囲:)揖斐川町 2016年03月
  • 有松 伝統的建造物群保存対策調査報告書
    溝口正人; 岩田敏也; 是澤紀子; 野々垣篤他 (担当:編者(編著者)範囲:)名古屋市 2015年03月
  • 豊田市指定文化財 旧紙屋鈴木家住宅調査報告書
    豊田市教育委員会偏 (担当:分担執筆範囲:)豊田市教育委員会 2013年02月
  • フレッチャー 図説 世界建築の歴史大事典
    ダン・クリュックシャンク編; 飯田喜四郎監訳 (担当:共訳範囲:)西村書店 2012年11月
  • 安城の農業倉庫と産業組合施設
    溝口正人他 (担当:編者(編著者)範囲:)安城市教育委員会 2012年03月
  • 市川家住宅建造物調査報告書
    溝口正人 (担当:単著範囲:)日進市教育委員会 2012年03月
  • 足助 伝統的建造物群保存対策調査報告書
    足助伝統的建造物調査会; 表溝 (担当:編者(編著者)範囲:)豊田市教育委員会 2010年12月
  • 週刊朝日 国宝の美 3号 建築1 平安時代の阿弥陀堂建築
    溝口正人 (担当:編者(編著者)範囲:)朝日新聞出版 2009年09月
  • 岐阜県史跡 旗本西高木家陣屋跡 主屋等建造物調査報告書
    溝口正人 (担当:単著範囲:)大垣市教育委員会 2009年03月
  • 三重県近代和風建築総合調査報告
    菅原洋一他 (担当:共著範囲:)三重県教育委員会 2008年10月
  • 愛知県の近代和風建築 愛知県近代和風建築総合調査報告書
    飯田喜四郎監修 (担当:分担執筆範囲:)愛知県教育委員会 2007年03月
  • 愛知県史 別編 文化財Ⅰ 建造物・史跡
    溝口正人 (担当:共著範囲:)愛知県 2006年03月
  • 愛知県の近代化遺産 愛知県近代化遺産総合調査報告書
    飯田喜四郎監修 (担当:分担執筆範囲:)愛知県教育委員会 2005年03月
  • (可児歌舞伎プログラム)地芝居および関連施設の現況調査報告書
    溝口正人 (担当:単著範囲:)(財)可児市文化芸術振興財団 2003年03月
  • 鳥取県近代化遺産総合調査報告書
    奈良国立文化財研究所編 (担当:分担執筆範囲:)鳥取県教育委員会 1998年03月
  • 徽州方言研究
    溝口正人 (担当:共著範囲:)好文出版 1998年02月
  • 犬山市伝統的建造物群保存対策調査報告書
    小寺武久編 (担当:共著範囲:)犬山市 1997年03月
  • 雲南省ナシ族母系社会の居住様式と建築技術に関する研究
    浅川滋雄; 溝口正人; 高岡えり子他 (担当:分担執筆範囲:)住宅総合研究財団刊・丸善発行 1996年07月
  • 建築史の想像力
    名古屋大学建築; 都市史研究会 (担当:分担執筆範囲:)学芸出版社 1996年06月
  • 卯建の町並み 美濃地区伝統的建造物群保存対策調査報告書
    小寺武久; 川村力男他 (担当:共著範囲:)美濃市教育委員会 1995年06月
  • 旧中山道太田宿調査報告書Ⅱ(町並)
    小寺武久編 (担当:共編者(共編著者)範囲:)美濃加茂市教育委員会 1993年03月
  • 旧中山道太田宿調査報告書Ⅰ(民家)
    小寺武久編 (担当:共編者(共編著者)範囲:)美濃加茂市教育委員会 1992年03月
  • 秋田県の近代化遺産 日本近代化遺産調査報告書
    浅川滋雄他 (担当:分担執筆範囲:)秋田県教育委員会 1992年03月

MISC

受賞

  • 1996年02月 日本建築学会 東海賞(論文賞)
     
    受賞者: 溝口正人

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 溝口 正人
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 溝口 正人
     
    本研究は明治24年(1891)の濃尾地震で甚大な被害を受けた岐阜県西濃地域から愛知県の尾張地域にかけての濃尾平野、および昭和20年(1945)の三河地震で甚大な被害を受けた西三河地域、両地震被災地における、被害を受けつつも倒壊はせずに存続した民家の罹災前後の変化を現存遺構の実態から把握し、震災が民家建築にどのような変化をもたらしたのかを、特に耐震補強など構造の変化に着目して明らかにすることを目的とした。そこで可能な限り限りの事例数を収集し実態把握を行うこととし、震災被害から復興した民家の罹災前後の変化、震災後に新たに建設された民家に生じた変化を分析することで、震災が民家建築にどのような変化をもたらしたのかを明らかにすることとした。 本年度は聞き取り、実測調査の実施が困難ななかであったが、西三河地域、特に西尾市と安城市において、三河地震で被害を受けた民家の実態把握が可能となった。コロナが落ち着きを見せた年度末に安城市の民家遺構2件については、詳細な実測調査を行った。いずれも明瞭に三河地震による被害が確認され、特に柱と差鴨居の仕口部分での損傷が共通することが明らかとなった。 また遺構調査が難しかった本年度は主要な研究費を執行して資料の収集を積極的に進めた。遺構調査の結果を読み解くため、地方史や両地震の震災記録の収集を行い関連する記述の整理も進めている。濃尾地震後となる明治28年より工事が始まり、33年に竣工した尾張徳川家大曽根邸の書院・広間の図面が入手できたため、耐震性向上のための構造補強の実態を図面から分析している。なお本研究の目的に直接沿った成果ではないが、本研究期間以前に実施した実測遺構について、震災後の補強実態の観点から整理を行う過程で、使われ方からの民家の平面分析を行ったため日本建築学会大会で報告した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 野村 俊一; 川本 慎自; 塚本 麿充; 溝口 正人; 鈴木 智大; 海野 聡
     
    本年度もコロナ禍のため、一部の日本国内での調査を除き、海外での現地調査をすることが出来なかった。しかし、本来の課題を関連する研究テーマへと臨機応変に再設定しながら、国内で遂行可能な範囲で研究の進捗を見ることができた。 野村は「唐様=禅宗様」の対義語としてしばしば史料上にも登場する「和様」という言葉をめぐって、建築史学史的観点から言説の系譜を明らかにし、本課題とも大きく関わる基礎的研究の一環として『空間史学叢書 聖と俗の界面』の特集記事としてまとめた。併せて、建築史学会にて記念シンポジウム「〈和様〉建築の再検討」を企画・運営し、和様および折衷様の微細な検討に向けた議論を行った。溝口は室町時代に遡る二階建て建築を戦国大名居館大内館に確認し、近世武家屋敷の庭園にみられる二階建て建築が、その系譜に連なる存在であること、また大名家江戸上屋敷の大書院平面が室町時代以来の平面形式を伝えていることを指摘した。川本慎自は「中世禅僧と造営・土木知識」(『日本史研究』715号,2022年)において、室町期の相国寺僧による中国史書の講義録(『史記桃源抄』)に見える北山殿・金閣造営に関わる記述から、中世禅僧がいかにして中国の建築物に関する知識を受容していたかを考察した。塚本は唐末・五代における宗教絵画と場所の問題を中心に、貫休羅漢図信仰の広がりと空間性の問題を考察した。 日本の禅院を結節点に移入し独自に解釈された、さまざまな知識体系の一端が明らかになりつつある。また、中世建築様式のひとつである「禅宗様」という言葉をめぐる包括的な再検討や、現地調査をもとにした内実の再検討などが、野村・溝口・川本により、既往研究のもと多角的に進みつつある。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 溝口 正人
     
    本研究では、『正保絵図』の分析により近世城下町は規模(石高)5万石以下が半数近くを占め、石高が小さい城下町は、武家地や町人地の面積と石高の相関がない点を確認した。続いて地方における小規模城下町の事例として、まず挙母の町人地の17世紀後半の町並みを史料から復元し、中核部が板葺きであるが以外の大部分は萱葺きであるという実態を明らかにした。また江戸後期の久々利では、武家地と百姓地が混在することを明らかにした。さらに町家の軒高が上昇するのは明治後期であり、町並の現状から遡及的に近世を理解する上では、このような時代的な変化、さらには地域的な差異にも注意しなければならない点を指摘した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2018年03月 
    代表者 : 藤井 恵介; 川本 重雄; 平山 育男; 溝口 正人; 後藤 治; 大野 敏; 藤川 昌樹; 光井 渉; 大橋 竜太; 清水 重敦; 藤原 重雄; 加藤 耕一; 角田 真弓; 野村 俊一; 上野 勝久
     
    本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。 主要な成果は以下の通り。①安元3年(1177)に起きた京都大火と治承4年(1180)の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり下ろした。②明治24年の濃尾地震(1891)は、その後の近代建築の耐震性上昇などの大きな誘因となった。しかし、被害が過剰に報告されるなど、情報が操作された点も多い。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 溝口 正人
     
    濃尾地方の建築における洋風の実態に関して、現存遺構の調査に基づき事例的に分析し、画像資料と比較しつつ特徴と時代的な変遷を整理した。下見板張りを基調とした洋風の外観は、戦前に至るまで広く確認できる一方で、大正時代まで確認できる土蔵造形式は大正末からみられなくなる。一方、架構に関しては、洋小屋の採用事例は必ずしも多くはなく、外観は純然とした洋風でも小屋組は伝統的な構成である事例は多い。架構については、設計・施工者の技術的な背景に基づく伝統工法が主流であったと考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 溝口 正人
     
    古代宮都の完結となった平安宮を主たる対象として、採用された建築形式について分析し、日本の宮殿の社会的性格と、結果として採用された建築形式、そして中国を中心とした東アジア文化圏における位置づけを考察した。採用された建築形式の分析により、日本の宮殿建築は歴史を踏まえつつ、一方では時代的な特徴をあらわす象徴的な建築であること、時代的な変化が重層的に採り入れられることを指摘した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年 -2012年 
    代表者 : 藤井 恵介; 川本 重雄; 平山 育男; 溝口 正人; 後藤 治; 上野 勝久; 大野 敏; 藤川 昌樹; 光井 渉; 大橋 竜太; 加藤 耕一; 角田 真弓
     
    日本建築史の分野において、従来の建築様式史を批判的に検討し、それがもはや現在においては必ずしも有効ではないことを確認した。そして、新たな研究領域が拡大しつつあることを確認して、日本・東アジアの木造建築を対象とする、新しい建築様式史を提案する必要があることを認識した。この5年間で、新しい建築様式史を構築するための基礎的検討を行ったが、具体的な作業は、建築史の全分野、建築史以外の報告者を得て開いたシンポジウムにおける討論を通じて実施した。その記録集10冊を印刷して広く配布した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年 -2011年 
    代表者 : 吉川 雅之; ダニエルス クリスチャン; ラマール クリスティーン; 朱 新建; 田口 善久; 溝口 正人; 広瀬 友紀; 陳 薇; 白水 波子; 濱田 武志
     
    本研究では,中国湖南省南部で話されている系統未詳の「湘南土話」とその話者集団を研究対象として,言語学と建築学,歴史学から野外調査を行った.言語班では,重点調査地点を選定し,言語体系の記述を行った。そして通時的視点からその成立過程を明らかにしつつある.また,土話の成立過程の解明に関しては,言語を対象とした一面的考察では不十分であると考え,建築や歴史に関する調査の助けを借りることで,話者集団の形成を多面的に考察することを目指した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2009年 
    代表者 : 溝口 正人
     
    院政期貴族住宅の空間構成を解明することを目的とし、12世紀後半から13世紀前半の代表的な貴族住宅を対象として、文献史料をもとに居住者がどの殿舎で起居していたかという居住形態を明らかにし、建築構成とどのような関係にあるかの事例分析を行った。特に従来の研究では言及されてこなかった日常の居所と建築との関係について考察し、ゾーニング的な理解に基づく利用実態を解明した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1999年 -2001年 
    代表者 : 溝口 正人
     
    平成11年度には可能な限り平安時代の柱間寸法や平面構成に関する記述を網羅的に収集し、母屋・庇といった平面部位に着目しながら整理を行った。12年度では、研究書の考古学・文献史学といった関連分野の研究成果を活用するために、これら諸分野の情報の収集を行うとともに、整理、把握されたデータを時代・利用者・利用目的など社会的・文化的な属性と合わせて多角的に分析・検討した。13年度では、この検討をもとに、柱間寸法や平面構成の解明と、時代による変遷の把握につとめた。 時代的変遷から位置づけられてきた柱間寸法の相違の多くが、むしろ社会層の反映としての住宅の位置づけの相違に起因するとの結論を得て、社会層の相違を考慮して柱間寸法を想定し、その相違を反映した平面を復元、図示し比較した。結果として柱間寸法の設定は、平安時代貴族住宅の実態把握の前提として等閑視できない重要事項である点を改めて確認した。具体例における建築規模の復元案作成への基礎データとして整理した。そこで東三条殿を事例として、既往の主要な復元案について柱間寸法の適否を逐一検討し、復元の基本前提を再確認した。そして従来の復元案は、本研究から明らかになった平面部位の相違による柱間寸法の差異の実態に対して齟齬が大きく問題があることを指摘した。なお、復元研究における課題についても問題点や学問的な限界と可能性を総括的に整理し提言した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1997年 -1998年 
    代表者 : 溝口 正人
     
    1) 漢族の住まいにおける儀礼と空間構造の分析 前年度行った日中の儀礼空間の歴史的変遷と特質の考察をうけて、前半では特に漢族の住まいについて、民俗データと文献史料の分析により、住まいの空間構造を考察した。特に戦前の農村慣行調査や徽州文書などの文献史料の分析から近世中国の住まいに関する民俗学的データを整理し、特質を考察した。 2) 儀礼からみた日本・中国の住まいの空間構造についての比較分析 以上本年度の分析から得られた結果と前年度の結果をもとに、日本における中国の影響及び両国の住まいの空間的な特質についての比較考察を行った。ただし中国の民俗データは、いまだ安定したものではなく、時代層、地域層での差異をどのように位置づけるかが問題点として残った。なお前年度から引き続いて行ったわが国の古代中世貴族住宅の分析から、中国宮殿建築と共通する空間の多重構造についての知見が得られたので、この成果を発表論文「里内裏の裏築地について」(平成10年9月、1998年度日本建築学会大会学術講演梗概集(F-1)、p55〜56)として発表した。平安時代末期から室町時代までの里内裏6例に確認されるみられる裏築地という施設に着目し、裏築地の造営意図は、大内裏にみられる重郭構造の再現といえるような、隣接敷地からの区画にあったと考えることができるとした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1995年 -1997年 
    代表者 : 清水 裕之; 李 徳田; 王 炳麟; 李 道増; 溝口 正人; 安藤 隆之
     
    1993年の事前現地調査(北京)、1995年の1回目(北京)、1996年の2回目(上海・杭州)、1997年の3回目(深セン)の現地実態調査、ヒアリング、資料調査及びデータの分析によって、中国全体の現代劇場の建築計画と運営の状況と発展動向を研究し、把握することができた。 1)全国劇場の施設整備と管理運営の歴史的展開、文化事業の形態及び管理運営の特徴を把握した。 2)全国劇場の構成と分布状況、組織及び特徴を把握した。また、分析から得られた結果について、次のようなことが明らかになった。(1)劇場建設は経済発展との緊密的な関係がある。(2)都市部と農村部では劇場の大きい数量差が存在している。(3)政府は舞台芸術活動をほとんど指導している。 3)劇場の設置位置と都市形態の関係を把握した。都市形態の視点による都市の劇場・ホールは(1)都市内部市街地の劇場・ホール、(2)職域集団地域のホール(礼堂)、(3)集合住宅図地の文化施設としての劇場・ホールに分類ができる。また、(2)と(3)の劇場・ホールについては、現在様々な問題を生んでいることが判った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1996年 -1996年 
    代表者 : 溝口 正人
     
    平安時代の文献史料によって天皇のさまざまな儀式の挙行状態および日常の行動に着目しながら、清涼殿を中心とした内裏の使われ方の事例収集とその分析を行った。この分析を通して、天皇御所としての内裏の特殊性が指摘された。平安時代初期から続けられた儀式の整備に伴って平安宮における儀式も変容しており、その変容が儀式の中心となる清涼殿の建築構成や舗設にも影響を及ぼした点を示唆した。また院政期以降に利用が顕著となる里内裏と内裏あるいはその他の貴族住宅における鎮宅儀礼の挙行殿舎の比較から、平安宮や当初から天皇の利用を想定した里内裏が、施設構成や建築構成において一般貴族住宅と相違している点、天皇御在所としての平安宮清涼殿の建築的な位置づけおよび仁寿殿との系譜関係について指摘した。そして平安宮の構成を模した土御門鳥丸内裏以降、清涼殿の平面構成も変化をとげた点を明らかにした。なお詳細な史料分析の過程で上皇や女院などの遊興に伴う建築事例として、大炊御門殿の蹴鞠桟敷と春日社の馬場殿の建築構成と規模が明らかとなったため、別途研究報告において発表している。

委員歴

  • 2024年10月 - 現在   津島市氷室作太夫家住居保存活用計画策定協議会   委員(委員長)
  • 2023年05月 - 現在   名古屋市 伊藤家住宅の保存及び活用に関する懇談会   構成員
  • 2022年04月 - 現在   津島市文化財保護審議会   委員
  • 2020年11月 - 現在   西尾市 糟谷縫右衛門家総合調査委員会委員   委員
  • 2020年10月 - 現在   西尾市 岩瀬文庫書庫・西尾市立図書館おもちゃ館保存活用計画策定委員会   委員(委員長)
  • 2019年04月 - 現在   各務原市文化財審議会   委員
  • 2016年04月 - 現在   名古屋市   歴史的建造物保存活用アドバイザー
  • 2016年 - 現在   可児市史跡美濃金山城跡整備委員会   委員2023.4-会長職務代理者
  • 2015年 - 現在   名古屋市伝統的建造物群保存地区保存審議会   -2021.9会長,2021.9-副会長
  • 2013年 - 現在   可児市文化財審議会   委員
  • 2013年 - 現在   大垣市   景観アドバイザー
  • 2010年 - 現在   豊田市伝統的建造物群保存地区保存審議会   副会長
  • 2009年 - 現在   大垣市景観遺産審議会   会長
  • 2009年 - 現在   大垣市都市計画景観審議会   委員
  • 2008年 - 現在   美濃市文化財保護委員会   委員
  • 2006年 - 現在   名古屋市特別史跡名古屋城跡全体整備委員会建造物部会   委員(副座長)
  • 2004年 - 現在   南木曽町妻籠宿保存地区保存審議会   委員
  • 2000年 - 現在   塩尻市伝統的建造物群保存地区保存審議会   委員
  • 1997年 - 現在   美濃市伝統的建造物群保存地区保存審議会   委員
  • 2011年07月 - 2024年04月   湖西市特別史跡新居関整備委員会建築専門部会   委員
  • 2021年03月 - 2023年03月   長野県南木曽町 国史跡中山道保存活用計画策定員会   委員
  • 2012年04月 - 2022年03月   愛知県文化財保護審議会   委員(2014-建造物部会長,20-22副会長
  • 2011年06月 - 2021年05月   名古屋市広告・景観審議会   委員(2017-21会長)
  • 2019年10月 - 2021年03月   岐阜県立博物館 旧宮川家住宅保存活用検討委員会   委員(副委員長)
  • 2019年10月 - 2021年03月   岐阜県立博物館 旧宮川家住宅保存活用検討委員会   副委員長
  • 2019年06月 - 2021年03月   名古屋市 有松伝統的建造物群保存地区防災計画策定検討懇談会   構成員
  • 2013年12月 - 2021年03月   名古屋市東山植物園温室前館の保存および活用に関する検討委員会   委員
  • 2011年04月 - 2021年03月   文部科学省文化審議会専門委員(文化財分科会[第二専門調査会])   委員
  • 2016年07月 - 2019年07月   芸術文化振興基金運営委員会文化財保存活用専門委員会   専門委員(平成28年度)主査代理(29年度)主査(30年度)
  • 2015年07月 - 2019年03月   (公財)名古屋まちづくり公社 名古屋歴史的建造物保存活用推進会議   委員
  • 2017年06月 - 2018年03月   一宮市 旧林家住宅耐震補強・整備実施設計検討会   構成員
  • 2016年12月 - 2018年03月   大垣市西高木家陣屋跡保存管理計画策定委員会   副委員長
  • 2016年12月 - 2018年03月   瀬戸市旧山繁商店保存活用計画策定委員会   委員(委員長)
  • 2016年12月 - 2018年03月   岡崎市旧額田郡公会堂及物産陳列所保存活用計画検討委員会   委員
  • 2016年06月 - 2017年03月   一宮市 旧林家住宅保存計画策定検討会   構成員
  • 2016年03月 - 2017年03月   名古屋城本丸御殿ミュージアムショップマーケティングアドバイザー会議   構成員
  • 2015年12月 - 2017年03月   大垣市国名勝おくのほそ道の風景地大垣船町川湊保存活用計画策定委員会   委員
  • 2015年08月 - 2017年03月   豊田市足助防災計画策定委員会   委員(委員長)
  • 2015年08月 - 2017年03月   豊田市旧鈴木家保存整備検討委員会   委員(委員長)
  • 2013年08月 - 2017年03月   大垣市旧清水家住宅整備委員会   委員
  • 2016年06月 - 2016年07月   大垣市立地適正化計画策定支援業務委託に係るプロポーザル評価委員会   委員
  • 2015年07月 - 2016年03月   一宮市 旧林家住宅耐震診断等検討会   構成員
  • 2014年04月 - 2016年03月   可児市史跡美濃金山城跡保存管理計画策定委員会   委員
  • 2015年06月 - 2015年12月   名古屋城本丸御殿ミュージアムショップ出店者評価   委員
  • 2012年12月 - 2014年11月   日進市旧市川家住宅保存計画策定委員会   委員(委員長)
  • 2012年03月 - 2013年03月   文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)   選考委員(平成24年度、25年度)
  • 2009年04月 - 2012年03月   豊田市   景観アドバイザー
  • 2007年09月 - 2009年03月   名古屋市 名古屋城本丸御殿復元総合評価   技術検討委員
  • 2006年04月 - 2009年03月   名古屋市都市景観室   景観アドバイザー
  • 2007年06月 - 2008年03月   名古屋市 揚輝荘整備検討ワーキング   学術指導員
  • 2005年05月 - 2007年03月   愛知県近代和風建築総合調査   調査員
  • 1996年04月 - 2007年03月   愛知県史編さん委員会   特別調査委員
  • 2005年07月 - 2006年03月   名古屋市 名古屋の将来を語る懇談会   委員
  • 2005年01月 - 2006年03月   犬山市町屋まちづくり拠点施設建設運営委員会   委員
  • 2004年12月 - 2006年03月   三重県近代和風建築総合調査   指導委員
  • 2004年08月 - 2006年03月   犬山市歴史的建造物保存審査会   委員
  • 2003年04月 - 2006年03月   名古屋市都市景観賞審議会   委員
  • 2002年09月 - 2005年03月   愛知県近代化遺産総合調査   調査員
  • 1998年06月 - 2001年03月   米原町醒井地区文化財建造物修理整備委員会   委員
  • 1998年06月 - 2001年03月   米原町醒井町並み保存整備委員会   委員
  • 1997年04月 - 1998年03月   鳥取県近代化遺産総合調査   調査員
  • 1995年10月 - 1997年03月   犬山市伝統的建造物群保存対策調査   調査委員
  • 1989年04月 - 1990年03月   (社)日本建築協会   編集委員会委員

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