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児玉 耕太 (コダマ コウタ)

  • データサイエンス学部 教授
Last Updated :2024/06/11

研究者情報

学位

  • 博士(薬学)(九州大学)

J-Global ID

プロフィール

  • 1994年 - 1998年 九州大学薬学部
    1998年 - 2000年 九州大学大学院薬学研究院 修士課程
    2000年 - 2000年 サントリー株式会社
    2001年 - 2004年 九州大学大学院薬学研究院 博士課程
    2003年 - 2004年 理化学研究所 ジュニアリサーチアソシエイト
    2004年 - 2005年 科学技術振興機構 博士研究員
    2005年 - 2007年 岐阜大学医学部 助教
    2007年 - 2010年 福岡大学薬学部 助教
    2010年 - 2016年 北海道大学創成研究機構 特任准教授
    2016年 - 2023年 現在 立命館大学テクノロジーマネジメント研究科 准教授


    2023年 - 名古屋市立大学データサイエンス学部 教授


     

研究分野

  • ライフサイエンス / 薬系化学、創薬科学
  • ライフサイエンス / システムゲノム科学
  • ライフサイエンス / ゲノム生物学
  • 人文・社会 / 経営学 / 技術経営、知的財産マネジメント

研究活動情報

論文

MISC

産業財産権

受賞

  • Controlled Release Society Innovative Aspects of Oral Drug Delivery and Absorption Graduate/ Postdoc Award
     
    受賞者: 児玉耕太

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2025年03月 
    代表者 : 仙石 愼太郎; 後藤 励; 児玉 耕太
     
    前期は、研究体制の構築、先行的知見の調査と整理、個別課題目標の再設定を行った。拡大研究班会議を開催し、研究協力者の助言のもとで研究方針と留意点を確認した。 後期は、研究の目的に記した各論点について研究を実施した。 クリニカルシークエンス等のゲノム診療分野の事例研究を実施し、これら各論の知見をもとに統合的な理解とイノベーションプロセスの体系化を試みた。米国の先進的な施策であるMSK-IMPACT及びFoundationOneを採用し、公開情報調査及び利害関係者へのインタビューに基づく事例研究を実施し、社会制度的文脈が技術シーズや製品・サービスの創成に与えた影響とその相互作用についてイノベーションプロセスを調査・分析した(研究①-1)[Jibiki et, 2021]。 医療の経済評価に関する研究を医学系研究者との共同研究として行った。眼科疾患の検診に人口知能を導入した場合の費用対効果を評価し、失明数を減少する効果はあるが現状では費用対効果には優れ居ないことがわかった[Tamura et al, 2022]。がんの医療費に関して国全体や自治体のデータベースを用いた分析を行い、医療費全体への影響を具体的に推定した(研究①-3)[Watanabe et al, 2022; Utsumi et al, 2022]。 医薬品開発・医療機器開発における最新領域である免疫チェックポイント阻害剤に関する企業のビジネスモデル分析を行った。活発な研究開発は、継続的な適応拡大や組織間取引、特に承認取得後の試験協力の面で顕著であったことが確認された。特に、ペムブロリズマブやニボルマブでは、他の抗がん剤との組み合わせによる試験提携が大きな特徴であり、継続的な適応拡大と市場売上の増加を達成していた(研究②-1)[Djurian et al, 2021]。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 児玉 耕太; 石田 修一; 仙石 愼太郎; 林 永周
     
    本研究は、東京や関西圏のような大都市圏以外の大学発ベンチャーの地域における構造特性とイノベーション創成のメカニズムを包括的・体系的に明らかにすることを目的としている。また、①地域の主要大学の得意とする技術分野、②起業を担う人材コミュニティ、③知的財産保護状況、④リスクマネー環境、⑤大学の技術移転組織や自治体の支援体制等の網羅的プロファイリングと分析、及び⑥それらを内包するエコシステムの観察と分析を行うことにより、地方創生に資するローカル・イニシアティブ(その地域々々が主体性を持ち行動し、文部科学省を始めとする中央官庁の予算誘導や施策等、国から与えられるものではなく、自ら獲得すべきという考え方)を促進するための必要十分条件を明らかにする。具体的には、同様な経済規模、主要大学を持つ福岡市地域と札幌市地域を中心に、定量、定性比較研究として実施する。山形・鶴岡市地域や米オースティン地域の事例等の地域イノベーション事例も対象としながら、周辺環境との対応を分析することにより、経営要因(ヒト・モノ・カネ・情報等)との相互関係・充足性を評価する。この一環で、2021年8月には北海道大学で関連のワークショップを開催するとともに研究会も平行開催した。また、2021年度もSPRINGER社から専門家向けの書籍を出版を予定(2022年7月)するとともに、Q1Q2の査読付き国際誌や査読付き国内関連学科誌に複数の報告を行い、順調に研究が新着した。また、2022年5月には日本経営システム学会の全国大会において、「計量書誌学分析におけるソーシャルアントレプレナーシップとアントレプレナーシップの研究動向に関する比較及び考察」を発表を行う予定であり、新たな研究の立ち上げも行っている。ここでの議論をもとに査読付き国際誌へ投稿を行いたい。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    研究期間 : 2020年07月 -2022年03月 
    代表者 : 児玉 耕太; 仙石 愼太郎; 伊藤 陽一; 城野 博史
     
    査読付き論文としての成果として、各癌種別の臨床試験結果から予測した治療の費用対効果の解析(メゾ)に関して、Sustainability[2020, IF: 3.251]3報, JPM[2021, IF:4.945]、医療機関での抗がん剤治療の治療技術別の治療前治療後労働生産性の比較(ミクロ)に関して、Drug Discovery Today[2020, IF:7.321], Cancers[2021, IF:6.639]の報告を行った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 福原 秀雄; 児玉 耕太
     
    本研究は、多剤耐性菌の発生が問題となっている緑膿菌のペプチドグリカン合成酵素MurDについて、酵素反応中のsemi-closed 状態を含む各状態のスナップショット構造とMDシミュレーションを併用し、ドメイン構造の大きな動きを途中で「繋ぎ止める」ことで酵素反応を阻害する低分子化合物「ケミカルクリップ」を設計することを目的とする。 初年度はOpen構造の緑膿菌MurDについて結晶構造を決定することができたため、今年度はClosedおよびsemi-closed状態の結晶構造解析のため、基質であるUDP-N-アセチルムラモイル-L-アラニン(UMA)、D-グルタミン酸、ATPと前年度の阻害剤スクリーニングで得られたヒット化合物それぞれ単独あるいは複数の組み合わせでMurDとの共結晶化を試行し、いくつかの条件で得られた結晶について回折実験を実施した。 また、酵素活性を指標とした阻害スクリーニングで得られたヒット化合物の類縁体について、濃度依存性の試験とカウンターアッセイを行なったところ、IC50は0.8μMであった。これまでに得られたOpen構造の結晶構造解析とスクリーニング系の構築およびスクリーニング結果まで含めた論文の投稿を準備している。 一方、緑膿菌MurDの構造変化自体のMDによる計算が困難であったため、大腸菌MurDと基質との複合体構造を利用し、MM-PB(GB)SAにより結合自由エネルギーを計算した。 以上のように、Dry(計算)とWet(実験)の融合に向けて、多面的に研究を進めることができている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 三國 新太郎; 児玉 耕太
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 児玉 耕太; 仙石 愼太郎; 荒戸 照世; 難波 美帆
     
    日本では、機能性食品は、特に高齢化した人々の間で、幅広い顧客に真の付加価値を提供し続けてます。日本企業は、機能性食品の分野で高い研究開発能力と強力なノウハウを持っており、海外市場で成長する潜在能力を持っていると考えている。主な課題は、海外で日本製品を販売できるようにするための海外市場とその規制を理解することであり、本研究では関連する文献の科学的レビューといくつかの国の認可された団体によって公表された公式の規制について中国、欧州連合、韓国などの異なる国々の規則と規制の比較を作成した。我々は規制の状況に基づいて、推奨される海外市場への参入戦略の提案を行った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 仙石 愼太郎; 若林 直樹; Avila Alfonso; 櫻井 満也; 瓜生原 葉子; 児玉 耕太
     
    本研究課題は、日本のバイオ・医薬品産業の構造特性とイノベーション創成のメカニズムを包括的・体系的に理解することを目的に、関連するバイオテック企業の網羅的プロファイリングと分析、及びそれらを内包する産業生態系の観察と分析を、国際調査比較研究として実施した。地域は、デンマークとフランスの2か国を主対象としつつ、英国及び米国の事例も観察した。分野は、医薬品に加え、細胞治療・再生医療等に注目した。具体的には、医薬・バイオテック企業の経営戦略と価値創造、バイオテック・製薬企業の経営環境、誘導多能性幹細胞(iPS細胞)の技術・イノベーションの系譜、及び先端治療技術の実用化と開発戦略を精査した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2011年04月 -2015年03月 
    代表者 : 児玉 耕太
     
    我が国からのファーストインクラス医薬品創出を促進するために、特に大学等公的研究機関の研究成果をベースにした事業化により医薬品開発のイノベーションシステムに関する研究を計量学的手法(ネットワーク分析、テキストマイニング等)を用いて行い、このようなプロジェクトを管理する際の管理手法について日本知財学会の関連誌上で提言を行った。加えて、平行して製薬企業においてファーストインクラス、ベストインクラス医薬品の開発に関わった創薬研究者にインタビューを行い、医薬品開発のイノベーションシステムについて考察を行った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 児玉 耕太
     
    siRNAに同じ標的mRNAに結合能を持つような特殊なペプチドをリンカーでつなぐことによって、標的であるmRNAの近くにおいてsiRNAが放出されるようなDelivery Systemの開発を行い、システムの構築を目指した。この結果、ナノスイッチ型siRNAと名付けたペプチドーsiRNAの合成法の確立に成功し、siRNA単独とほぼ同程度の遺伝子抑制活性を得ることができた。

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