研究者データベース

岩田 宏満 (イワタ ヒロミツ)

  • 医学研究科放射線医学分野 准教授
Last Updated :2025/04/30

研究者情報

学位

  • 医学博士(名古屋市立大学大学院医学研究科)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 40611588

J-Global ID

研究キーワード

  • FLASH 照射   放射線生物学   陽子線治療   放射線治療   放射線腫瘍学   

研究分野

  • ライフサイエンス / 放射線科学 / 放射線生物学
  • ライフサイエンス / 放射線科学 / 陽子線治療
  • ライフサイエンス / 放射線科学 / 放射線治療

経歴

  • 2021年04月 - 現在  名古屋市立大学医学部附属 西部医療センター陽子線治療科准教授
  • 2020年04月 - 2021年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科 高度医療教育研究センター准教授
  • 2012年04月 - 2021年03月  名古屋陽子線治療センター陽子線治療科副部長
  • 2012年01月 - 2020年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科 放射線医学分野研究員
  • 2012年01月 - 2012年03月  名古屋市健康福祉局健康部クオリティライフ21城北推進室主査(陽子線がん治療施設事業)
  • - 2011年12月  名古屋市立大学 大学院医学研究科 共同研究教育センター 大学院医学研究科助教

学歴

  • 2007年04月 - 2010年03月   名古屋市立大学大学院医学研究科 放射線医学分野   Graduate School of Medical Sciences   Department of Radiology
  •         - 2005年03月   名古屋市立大学医学部

所属学協会

  • 国際癌治療増感研究協会   日本定位放射線治療学会   American Society for Radiation Oncology   日本放射線腫瘍学会   日本医学放射線学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 大西, 洋 (医学); 唐澤, 久美子; 西尾, 禎治; 石川, 仁 (担当:分担執筆範囲:3-10 分割照射の基礎, 7-30肺腫瘍に対する粒子線治療)Gakken 2023年09月 ISBN: 9784055200493 lxxx, 1414p
  • FLASHの放射線生物学的効果と臨床適応に向けて
    岩田宏満 INNERVISION 2022年
  • CyberKnife NeuroRadiosurgery A practical Guide
    Iwata Hiromitsu; Shibamoto Yuta (担当:範囲:Pituitary Adenomas)Springer 2020年09月
  • 公益社団法人放射線腫瘍学会編, 放射線治療計画ガイドライン2020年版
    岩田宏満 (担当:分担執筆範囲:中枢神経 VI 下垂体腺腫)金原出版 2020年
  • 公益社団法人 日本放射線腫瘍学会, 一般社団法人 日本小児血液・がん学会編, 小児・AYA世代の腫瘍に対する陽子線治療 診療ガイドライン 2019年版
    岩田宏満 (担当:分担執筆範囲:総論II 陽子線治療を用いた小児がん治療におけるシステマティックレビュー(SR), SR-1:陽子線治療の線量分布に対する医学物理学的研究のシステマティックレビュー, SR-1.1:全脳全脊髄照射 (craniospinal irradiation:CSI))金原出版 2019年
  • 日本放射線腫瘍学会 (担当:範囲:第3章 放射線治療に必要な医学生物学 3 放射線治療での時間的線量配分 2.様々な分割照射法について(通常分割、多分割、寡分割))学研メディカル秀潤社,学研プラス (発売) 2018年10月 ISBN: 9784780909753 209p
  • やさしくわかる放射線治療学 / 日本放射線腫瘍学会教育委員会
    岩田 宏満 (担当:分担執筆範囲:放射線治療に必要な医学生物学 放射線治療での時間的線量配分 様々な分割照射法について(通常分割、多分割、寡分割))学研メディカル秀潤社 2018年
  • 大西, 洋 (医学); 唐澤, 久美子; 唐澤, 克之 (担当:範囲:7-29 胸部腫瘍:肺腫瘍に対する粒子線治療)学研メディカル秀潤社,学研プラス (発売) 2017年07月 ISBN: 9784780909432 lxxx, 1255p
  • Advances in Radiation Oncology in Lung Cancer
    岩田 宏満 (担当:分担執筆範囲:Radiation response of the normal lung tissue and lung tumors)Springer 2011年
  • NS NOW グリオーマ その最新知見
    岩田 宏満 (担当:分担執筆範囲:強度変調放射線治療(IMRT))メジカルビュー社 2009年

MISC

受賞

  • 2022年09月 日本放射線影響学会 2022 Journal of Radiation Research 寺島論文賞
  • 2022年04月 日本医学放射線学会 第34回優秀論文賞
  • 2022年04月 日本医学放射線学会 第81回日本医学放射線学会総会 Cypos賞 Gold Medal
  • 2020年07月 第14回 (2020年度) 瑞友会賞 学術部門賞
  • 2019年06月 日本放射線腫瘍学会 第57回日本放射線腫瘍学会 生物部会学術大会 生物部会賞
     
    受賞者: 岩田 宏満
  • 2018年10月 American Society for Radiation Oncology (ASTRO) ASTRO’s 60th Annual Meeting, Basic/Translational Science Award in the Senior Investigator
     
    受賞者: 岩田 宏満
  • 2016年 国際癌治療増感研究会 第17回国際癌治療増感研究会研究奨励賞
     
    受賞者: 岩田 宏満
  • 2012年 The 6th S.Takahashi Memorial Symposium & The 6th Japan-US Cancer Therapy International Joint Symposium, Poster award
     
    受賞者: 岩田 宏満
  • 2011年 日本放射線腫瘍学会 日本放射線腫瘍学会第24回学術大会, 優秀演題賞
     
    受賞者: 岩田 宏満
  • 2010年 American Society for Radiation Oncology (ASTRO) ASTRO's 52nd Annual Meeting, 2nd place Resident Poster Viewing Clinical Award
     
    受賞者: 岩田 宏満
  • 2007年 第15回日本高精度放射線外部照射研究会 優秀ポスター賞
     
    受賞者: 岩田 宏満

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2028年03月 
    代表者 : 岩田 宏満
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 村井 太郎; 岩田 宏満; 柴 慎太郎
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 芝本 雄太; 西尾 禎治; 村井 太郎; 岩田 宏満
  • 頭頸部扁平上皮癌に対する強度変調陽子線治療の実用化に向けた技術開発と有効性検証
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月
  • 局所限局性前立腺癌中リスク症例に対する陽子線治療の多施設共同臨床試験と局所限局性前立腺癌に対する強度変調放射線治療の多施設前向き観察研究
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月
  • 陽子線治療の高精度技術標準化に基づいたモデルアプローチを含む臨床的有用性確立に関する研究
    国立がん研究センター:国立がん研究センター研究開発費
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月
  • 切除可能肝細胞癌に対する陽子線治療と外科的切除の非ランダム化同時対象試験
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 岩田 宏満; 歳藤 利行
     
    1)シンクロトロン加速器で LET を変化させた FLASH 照射(超高線量率照射)を、安定的に確保するために、ビーム電流の制御、及び出射用高周波の電圧調整を加速器サポート班と行った。さらに、高精度な照射位置・jig を設計し、開発導入を行った。またプラスチックシンチレータ―などの線量モニターによる実行線量測定を行い、技術精度の確立を行った。シンクロトロン加速器によるFLASH照射の線量率(40Gy/s以上、1回線量8Gy以上)を満たしながら、spread-out Bragg peak(SOBP)形成が確認された。 2)FLASH照射実験用に鶏卵腫瘍移植モデルを導入した。鶏卵(有精卵)の孵化条件の確認、孵化前の照射条件の確認、腫瘍移植の確認を行い、至適条件の確認調整を行った。リング埋め込みを行い、PIASシステムでリングの可視化、同定を行い、照射条件の精度達成が確認された。鶏卵に対して実際のFLASH照射を施行し、皮膚・皮下表面・脳表などの評価を行ったところ、毒性軽減、つまり正常組織保護のFLASH効果の確認が得られた。 3)正常細胞・癌細胞のin vitro モデルやショウジョウバエにおける実験系の確立を行うため、各種予備実験を施行した。同時に多数の検体での照射評価を行うため、ビーム走査を行い、照射条件の最適化を行った。低酸素環境導入のため、低酸素インキュベーターを購入し、準備を整えた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 亀井 美智; 岩田 宏満; 武田 理沙; 木村 浩明; 高木 大輔; 相羽 久輝
     
    本研究は、小児がん治療における陽子線照射時に安全に吸収性スペーサーを用いるため、ラットモデルを構築し、化学療法併用時の生体への影響について検証することを目的としている。 2021年度までに我々は、ラットモデルの構築のためのパイロット研究を終了し、研究方法を確立した。また既に本試験を開始している。 パイロット研究では、①ラットモデルに適切なスペーサーの大きさと手術手技の確立、②エンドキサン経口投与による化学療法のプロトコル確立、③安全性評価のための、血液毒性、炎症反応、病理組織による微小環境変化評価、CT撮像の画像解析の時期と項目の妥当性を検証した。成熟前のラットでは挿入可能なスペーサーの大きさが小さくなるため、吸収速度が速くなり評価が困難であった。さらにスペーサー留置部位、癒着防止シートの有無、大きさ、固定方法の検討を試みてプロトコルを確立した。実際には、成熟雄ラットを用い、留置術当日からエンドキサン投与を行い安全に解析が可能となっている。血液毒性については、エンドキサン投与の3-4日後に骨髄抑制が最も著明な傾向があり、28日以降は大きな変化が認められなかった。血液毒性、炎症反応の評価スケジュールを投与後3日後、1週間後、その後は1週間ごとに28日サイクルでの化学療法を実施することとした。Albの変化はラットモデルでは変化が認められず、中止とした。CT撮像については、撮像時期とともに、撮像スライス間隔、解像度の検討を行った。CT評価スケジュールは28日間隔とし、スペーサー断面の評価と減少率の解析が可能であった。 今後は、病理組織による微小環境の評価と合わせてスペーサー吸収形態の評価、二酸化炭素の産生、最終の吸収時期についても確認していく。
  • QOL維持を目指した高齢者再発肝細胞癌患者に対する画像誘導陽子線治療の確立
    公益財団法人愛知県がん研究振興会:第47回(令和4年度)がんその他の悪性新生物研究助成
    研究期間 : 2022年08月 -2023年04月
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 芝本 雄太; 杉江 愛生; 岩田 宏満
     
    【目的】低線量放射線照射の影響を、DNA二重鎖切断の指標であるガンマH2AX指数を用いて評価するための最適の方法について、培養細胞を用いて検討した。 【方法】3種類の培養細胞(B16F0, EMT6, HeLa S3)に対して、10, 50, 150, 500, 2000, 4000mGyの照射を行い、15分および2、6、12、24時間後のガンマH2AX指数(foci数および蛍光強度)を測定した。またこれらの3種類の細胞に対して同じ線量の照射を行い、コロニー法にて細胞生存率を測定した。ガンマH2AX指数と細胞生存率を比較し、照射後何時間の時点でガンマH2AX指数を評価するのが適当かについて検討した。陽性コントロールとしてetoposideを使用した。 【結果】ガンマH2AX指数は、照射15分後で最も高く、その後24時間後にかけて経時的に減少した。4000mGy照射群以外では、24時間後には照射前の指数と差がない程度となった。細胞生存率との相関は、照射後6時間または12時間後のガンマH2AX指数が最も高かった。 【考察・結論】ガンマH2AX指数の変化からは、DNA修復は照射後15分では十分に起こっておらず、24時間にかけて修復されていくと考えられた。CTスキャンなどにおける低線量放射線被曝後のDNA二重鎖切断を評価するには、検査後15分での指標は残存するDNA損傷を反映しておらず、6時間または12時間後に評価するのが適当であることが示唆された。
  • 局所限局性前立腺癌中リスク症例に対する陽子線治療の多施設共同臨床試験と局所限局性前立腺癌に対する強度変調放射線治療の多施設前向き観察研究
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 櫻井英幸
  • 切除可能肝細胞癌に対する陽子線治療と外科的切除の非ランダム化同時対象試験
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 秋元哲夫
  • III期非小細胞肺癌に対する免疫陽子線治療の確立
    上原記念生命科学財団:2019年度 研究奨励金
    研究期間 : 2020年03月 -2021年04月
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 杉江 愛生; 岩田 宏満; 荻野 浩幸
     
    最新技術を用いた陽子線照射後の亜致死損傷の回復(SLDR)は時間・分単位ともにX線に比し抑制されていた。陽子線の潜在致死損傷の回復(PLDR)はX線と差がなかった。陽子線ではX線に比し間接作用より直接作用の影響が増強されていた。低線量率長時間放射線被曝により、in vivoでは放射線ホルミシスによる生体成長促進効果と腫瘍生着遅延効果が示された。in vitroでは適応応答と考えられる大線量照射後の細胞生存率の上昇が認められ、DNA二本鎖切断(DNA DSB)の修復効果の増強によると考えられた。X線・陽子線ともに、Hsp90阻害薬による増感効果を認め、DNA DSBの修復阻害効果が認められた。
  • 頭頸部扁平上皮癌に対する強度変調陽子線治療の実用化に向けた技術開発と有効性検証
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 秋元哲夫
  • 新たな根治的粒子線治療を実現する吸収性スペーサーの適応拡大と実用化研究
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 佐々木良平
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 芝本 雄太; 村井 太郎; 荻野 浩幸; 岩田 宏満; 荻野 浩幸; 岩田 宏満
     
    陽子線治療の生物効果について、培養細胞とショウジョウバエを用いてX線と比較検討した。陽子線はX線に比べて平均約1.1倍の効果であったが、拡大ブラッグピークの末端部分で効果が上昇した。酸素効果がX線よりも幾分高く、放射線照射後の亜致死損傷・潜在的致死損傷の修復現象もX線より抑えられることが判明した。これらの原因として、間接作用に比べて直接作用の寄与の比率がX線より大きいことが考えられた。スキャニングビームの効果は拡大ビームの効果と同等であった。陽子線は線量分布面のみならず、生物学的にもX線と異なる特性を有しているので、臨床的にもX線抵抗性腫瘍に対してより効果がある可能性が示唆された。
  • 切除可能肝細胞癌に対する陽子線治療と外科的切除の非ランダム化同時対象試験
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 秋元 哲夫
  • 局所限局性前立腺癌中リスク症例に対する陽子線治療の他施設共同臨床試験
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:革新的がん医療実用化研究事業
    研究期間 : 2016年 -2019年03月 
    代表者 : 櫻井 英幸
  • 最先端スキャニング照射法の陽子線治療の生物学的基礎解明による、臨床応用の構築 (15H05675)
    文部科学省: 科学研究費補助金:若手研究(A)
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 岩田 宏満
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 荻野 浩幸; 芝本 雄太; 岩田 宏満; 原 眞咲
     
    肝細胞癌に対する陽子線治療の安全な施行をめざし、陽子線治療に伴う肝臓内の機能局在を評価するとともに、安全かつ正確な陽子線治療を行うために金マーカー留置術の安全性と有効性を評価したところ、陽子線照射による肝機能はMRIにより明確化できることが判明した。また、25G細径針によるマーカー留置術は麻酔なしでも施行可能であることが明らかになった。
  • 吸収性スペーサーを用いた体内空間可変粒子線治療の有用性と安全性の検討
    厚生労働科学研究委託費:がん対策推進総合 研究事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 佐々木 良平
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 杉江 愛生; 芝本 雄太; 岩田 宏満; 橋本 眞吾; 荻野 浩幸
     
    陽子線の腫瘍細胞に対する生物学的効果を正確に評価するために、潜在致死損傷の回復(PLDR)・亜致死損傷の回復(SLDR)および直接作用の程度につき、陽子線・X線の両方にて細胞実験を施行し比較検討を施行した。その結果、陽子線では潜在致死損傷の回復(PLDR)・亜致死損傷の回復(SLDR)ともにX線に比し弱い傾向がみられた。 また並行して、低線量率γ線放出シートを用いた培養細胞実験にて、低線量率長時間持続γ線被曝による生物学的効果を評価した結果、適応応答により低線量率長時間持続γ線被曝に伴う放射線抵抗性が誘導されたと推測された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 岩田 宏満
     
    複数培養細胞にて、Passive法とSpot scanning法の陽子線治療のSOBP中心の生物学的効果比を測定した。Passive法とSpot scanning法の生物学的効果比は細胞の種類によりばらつきがあったが、諸家の報告の範囲内であった。Spot scanning照射法の生物学的効果比は、Passive法とほぼ同等であった。Spot scanning法の生物学的効果比は特にDistal endのようにSOBPの部位によって異なる可能性があるため、更なる放射線生物学的な解明が必要と考えられる。陽子線治療の酸素効果比はX線より低く、X線治療に抵抗性のある腫瘍に効果がある可能性が示唆された。

委員歴

  • 2023年04月 - 現在   国際粒子線治療共同グループ- アジアオセアニア   steering committee
  • 2020年08月 - 現在   日本放射線腫瘍学会   学術委員会委員
  • 2020年08月 - 現在   日本放射線腫瘍学会   健保委員会委員
  • 2020年08月 - 現在   日本放射線腫瘍学会 代議員
  • - 現在   日本放射線腫瘍学会   生物部会幹事
  • - 現在   JROSG   粒子線治療委員会委員
  • - 現在   小児陽子線治療ガイドライン委員
  • - 現在   日本放射線腫瘍学会   粒子線治療部会幹事
  • - 現在   国際粒子線治療グループ   胸部委員会委員
  • - 現在   日本放射線腫瘍学会   放射線治療専門医制度委員会試験小委員会 ジャンル別問題作成委員
  • - 現在   日本放射線腫瘍学会   厚生労働省先進医療会議への提出報告書「先進医療として実施した粒子線治療と既存の標準治療との比較(肺縦隔)」作成にかかわる臓器別ワーキンググループメンバー
  • - 現在   国際癌治療増感研究協会   理事
  • 2022年04月 - 2024年04月   日本医学放射線学会   代議員

担当経験のある科目

  • 放射線生物学名古屋市立大学医学部医学科

その他のリンク

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