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山岸 庸太 (ヤマギシ ヨウタ)

  • 医学研究科共同研究教育センター 講師
Last Updated :2024/03/19

研究者情報

J-Global ID

研究分野

  • ライフサイエンス / 救急医学

研究活動情報

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 笹野 寛; 伊藤 彰師; 山岸 庸太
     
    現在の超音波ガイド下穿刺は、細い血管を穿刺する場合には、2次元の平面の情報を3次元の立体的な情報に変換する能力が必要であり、目と手の協調運動に対する熟練を要する。結果として熟練を要するために多くの医療者は十分に利用できていない。リアルタイム超音波ガイド下手技を誰でもが行える簡便な方法にするためのブレイクスルーとしてT型探触子を利用した、探触子を固定したままでも穿刺に必要な3次元情報を得ながらリアルタイム穿刺をする方法の確立を目指した。血管穿刺シミュレーションモデル(ブルーファントムTM)とT型探触子を持つ超音波診断装置にニードルガイドを使用して研究した。セルジンガー法におけるガイドワイヤー挿入時の抵抗及び後壁穿刺の有無を検討したところT型探触子を用いることで、ガイドワイヤー挿入困難は、血管内の針先の位置が関係し、また、挿入時に術者が感じる抵抗はガイドワイヤーの種類よって異なるということが判明した。針先が後壁に近いことがガイドワイヤー後壁穿刺の要因になること、ガイドワイヤー挿入時の抵抗が後壁穿刺の結果だけでおこっていないことを確認できた。 ただし、T型探触子の問題点として、利用できる超音波診断装置が限られており、画面の解像度が低く、臨床応用には診断装置の性能を向上させることが必要であり、直ちに利用することは難しいと判断した。加えて、T型探触子のニードルガイドで利用できる細めで長めの針の調達が困難であった。そのため、血管穿刺を容易にするアプローチとして、T型探触子を利用する以外の方法として末梢静脈の血管径を大きくするために最適な駆血を行う方法の研究を開始している。駆血圧をあげると動脈と静脈の圧迫による虚脱・扁平化による区別がつきにくくなるために、基礎的な研究から開始している。 人での研究が必要であったが、COVID-19の感染拡大により研究を実施できていない。

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