研究者データベース

長谷川 貴昭 (ハセガワ タカアキ)

  • 医学研究科共同研究教育センター 助教
Last Updated :2024/03/30

研究者情報

学位

  • 博士(医学)(名古屋市立大学)

科研費研究者番号

  • 20798524

J-Global ID

研究分野

  • ライフサイエンス / 内科学一般

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2028年03月 
    代表者 : 長谷川 貴昭
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2027年03月 
    代表者 : 奥山 徹; 長谷川 貴昭; 藤澤 大介; 谷向 仁; 貞廣 良一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 長谷川 貴昭
     
    病の早期から患者と医療者が、患者の価値観を共有し、終末期に関する話し合いを行うこと、アドバンス・ケア・プランニングという。海外の先行研究、特に観察研究では、アドバンス・ケア・プランニングは患者の生活の質が向上し、尊厳ある終末期に有用であると考えられている一方、近年の海外の介入試験の研究結果からは必ずしも患者のアウトカムが改善しない可能性も報告されてきている。患者が死の準備を重要視しない、あるいは意思決定を他者に委ねる意向や個よりも周囲との和を尊重する文化もあり、アドバンス・ケア・プランニング自体が我が国の文化になじみ、患者において有用であるかは定かではない。病状理解や話しあいの意向に関する調査研究を行い、本邦における実態を把握必要がある。また患者の家族も、患者の意思決定を支えるうえで重要な存在であり、家族を巻き 込みながら、いかに医療者と患者が会話を持つことがいいのか知見も乏しい。 現在、終末期の話し合いに関する多施設で前向き観察研究の症例集積を完了し(既治療の進行・再発非小細胞肺がん患者)、統計解析作業中である。本邦の患者においても、根治不能であることを理解されている患者は半数程度にとどまり、介護者も同様の傾向が認められ、病状の否認や治癒への期待が大きいことなどが推定された。本邦の文化にあったアドバンス・ケア・プランニングの在り方について検討を継続している。

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