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菊池 祥平 (キクチ ショウヘイ)

  • 医学研究科共同研究教育センター 講師
Last Updated :2024/12/18

研究者情報

J-Global ID

研究キーワード

  • 心エコー、心不全、心臓核医学   

研究分野

  • ライフサイエンス / 循環器内科学 / 心エコー、心不全、心臓弁膜症

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2023年03月 
    代表者 : 菊池 祥平
     
    本研究では左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF) における心臓交感神経活性をPositron emission tomography(PET)で定量的に画像評価し、心臓交感神経活性と心機能・心不全の病態との関連性を検証した。研究計画で予定した20症例のPET検査をすでに完了した。 HFpEFでは対照群である心血管疾患の合併のない健常者や高血圧患者と比較して、心臓交感神経機能の低下を認めた。これは左室駆出率の低下した心不全と、同様の結果であった。 またHFpEFでは心臓交感神経機能障害の分布域が幅広く、機能障害と関係する因子を検討した。 心房細動を有するHFpEFにおいて、β遮断薬の内服がある群ではβ遮断薬の内服がない群と比較して、心臓交感神経機能が有意に高値であった。ただし洞調律のHFpEFにおいては、ほぼすべての症例でβ遮断薬を内服していたたため、β遮断薬内服の有無による比較はできなかった。 以上より、心房細動を有するHFpEFではβ遮断薬の内服により心臓交感神経機能が保たれる可能性が示唆され、本結果は第85回日本循環器学会学術集会で発表した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 後藤 利彦; 菊池 祥平; 飯田 昭彦; 成田 ひとみ; 伊藤 由麿; 林 恵美
     
    変時性不全とは、心臓が、身体活動に対して心拍数を適切に調節できなくなってしまう病態のことである。そのため、十分に運動できなくなり、その結果QOL低下に直結する。さらには、変時性不全は心血管死および全死亡と独立して関係があることが知られている。今回、交感神経βアドレナリン受容体のリガンドである[C11]CGP-12177をポジトロントレーサーとする心臓PET検査を用いて、変時性不全における心臓交感神経β受容体密度を評価した。変時性不全においてはβアドレナリン受容体密度が低値であり、変時性不全の原因である可能性が考えられた。今後は、βアドレナリン受容体をターゲットとした治療方法の確立が期待される。

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