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和久津　尚彦 (ワクツ　ナオヒコ)

  • 経済学研究科経済学専攻　准教授
メールアドレス： wakutsuecon.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2025/06/21

研究者情報

学位

  • 博士（経済学）（ニューヨーク州立大学バッファロー校）

科研費研究者番号

  • 80638130

J-Global ID

研究キーワード

  • 経済政策   イノベーション   医療・医薬品産業   

研究分野

  • 人文・社会 / 経済政策

経歴

  • 2020年 - 現在  名古屋市立大学経済学研究科准教授
  • 2017年 - 2020年  名古屋市立大学経済学研究科講師
  • 2015年 - 2017年  京都大学薬学研究科 医薬産業政策学講座特任助教
  • 2013年 - 2015年  公益財団法人医療科学研究所研究員
  • 2011年 - 2013年  一橋大学イノベーション研究センター助手

学歴

  •         - 2010年   ニューヨーク州立大学バッファロー校   経済学研究科   Ph.D.課程
  •         - 2002年   慶應義塾大学   商学研究科   後期博士課程（中途退学）
  •         - 2001年   慶應義塾大学   商学研究科   前期博士課程
  •         - 1999年   ブランダイス大学   国際経済金融大学院   （交換留学）
  •         - 1997年   獨協大学   経済学部   経営学科

所属学協会

  • INTERNATIONAL HEALTH ECONOMICS ASSOCIATION   医療経済学会   日本経済学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 医療機器産業論
    和久津尚彦 (担当:分担執筆範囲:「医療機器価格規制の理論的分析―機能区分別収載方式など」)日本評論社 2022年
  • 薬価の経済学
    和久津 尚彦 (担当:分担執筆範囲:「研究開発インセンティブと医薬品開発」)日本経済新聞出版社 2018年
  • 薬学と社会ー医療経済・多職種連携とチーム医療・地域経済・在宅医療
    和久津 尚彦 (担当:分担執筆範囲:「薬価基準制度と後発品の役割」「薬物療法の経済評価の重要性と基本的な評価手法」)中山書店 2017年
  • オープン・イノベーションのマネジメント
    和久津 尚彦 (担当:分担執筆範囲:「製薬産業 長い開発期間、高い開発費用を乗り越える」)有斐閣 2015年

講演・口頭発表等

  • An Empirical Analysis of the Development Lag in Japan behind the U.S.  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura; Takeshi Suzuki; Satoshi Murayama
    19th International Conference of the Japan Economic Policy Association 2020年
  • 医薬品開発促進における非価格面／価格面でのリスク低減のインセンティブ・ミックスの重要性  [通常講演]
    和久津尚彦; 中村洋
    医療経済学会第15回研究大会 2020年
  • Does "Drug Lag" Still Exist in Japan? An Empirical Analysis of the Development Lag behind the U.S.  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura; Takeshi Suzuki; Satoshi Murayama
    EUHEA Conference 2020 2020年
  • Does "Drug Lag" Still Exist in Japan? An Empirical Analysis of the Development Lag behind the U.S.  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura; Takeshi Suzuki; Satoshi Murayama
    18th International Conference of the Japan Economic Policy Association 2019年
  • ドラッグラグは解消したのか？開発ラグに焦点を当てたドラッグラグの実証分析  [通常講演]
    和久津 尚彦; 中村洋; 鈴木岳; 村山聡史
    医療経済学会第14回研究大会 2019年
  • Reducing Reimbursement Drug Price Risk to Enhance R&D Incentives without Raising Drug Prices/Expenditures: Questionnaire Survey and Simulation Results  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura
    2019 iHEA World Congress 2019年 口頭発表（一般）
  • 1型糖尿病患者の医療費負担感と公的経済支援の必要性ー日本IDDMネットワークとの協働による調査研究から見えてきた実態ー  [招待講演]
    和久津 尚彦
    日本IDDMネットワーク サイエンスフォーラムin大阪 2017年
  • Reducing Pharmaceutical Reimbursement Price Risk to Lower the National Health Expenditures without Lowering R&D Incentives  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura
    12th World Congress of International Health Economics Association 2017年
  • 医療保険財政・患者負担軽減と研究開発インセンティブ維持・向上の両立に向けた保険償還価格の算定リスクに関する不確実性低下の効果分析と考察  [通常講演]
    和久津 尚彦; 中村 洋
    医療経済学会第12回研究大会 2017年
  • Reducing Pharmaceutical Reimbursement Price Risk to Lower the National Health Expenditures without Lowering R&D Incentives: Questionnaire Survey and Simulation Results  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura
    16th International Conference of the Japan Economic Policy Association 2017年
  • Healthcare Inequality and Business Cycles in Japan  [通常講演]
    田村 正興; 柿原 浩明; 迫田 さやか; 和久津 尚彦
    日本経済学会春季大会 2016年
  • 医療保険財政・患者負担軽減と研究開発インセンティブ維持・向上の両立に向けた保険償還価格に関するリスク低下の効果分析と考察  [通常講演]
    和久津 尚彦; 中村 洋
    医療経済学会第11回研究大会 2016年
  • Reducing Pharmaceutical Reimbursement Price Risk to Lower the National Health Expenditures without Lowering R&D Incentives  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura
    15th International Conference of the Japan Economic Policy Association 2016年
  • New NHI Drug-pricing System in Japan: Incentives for R&D and Fiscal Equilibrium  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura
    11th World Congress of International Health Economics Association 2015年
  • 医療費の伸びと経済成長に関する時系列分析  [通常講演]
    山口 道利; 柿原 浩昭; 馬 欣欣; 和久津 尚彦; 田村 正興
    医療経済学会第10回研究大会 2015年
  • 新薬創出加算制度が製薬企業の研究開発投資に与える影響に関する実証分析  [通常講演]
    馬 欣欣; 柿原 浩昭; 和久津 尚彦; 田村 正興; 山口 道利
    医療経済学会第10回研究大会 2015年
  • 新薬創出等加算の医療保険財政中立性に関するシミュレーションによる経済分析  [通常講演]
    和久津 尚彦; 中村 洋; 柿原 浩明
    医療経済学会第10回研究大会 2015年
  • 新薬創出等加算のメリットの要因分析とシミュレーション分析に基づく考察  [通常講演]
    和久津 尚彦; 中村 洋
    日本経済学会秋季大会 2014年
  • New NHI Drug-pricing System in Japan: Incentives for R&D and Fiscal Equilibrium  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu; Hiroshi Nakamura
    14th International Conference of Japan Economic Policy Association 2014年
  • Long-term Effect of Emissions Trading on Green R&D  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu
    日本経済学会春季大会 2013年
  • R&D and the Timing of Product Switching  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu
    日本経済学会春季大会 2012年
  • Long-term Effect of Emissions Trading on Green R&D  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu
    12th Science Council of Asia International Symposium 2012年
  • Countercyclical Average Price in Customer Market  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu
    日本経済学会秋季大会 2012年
  • Maintaining Capital in the Presence of Obsolescence  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu
    日本経済学会春季大会 2011年
  • Countercyclical Pricing and Price Dispersion  [通常講演]
    Naohiko Wakutsu
    Far East and South Asia Meeting of the Econometric Society 2009年

MISC

  • 中村 洋; 和久津 尚彦 医療と社会 26 (4) 423 -428 2017年
  • 増大する医療費の財源をどうするか？ー保険料メインか、保険料＋消費税のハイブリッドか
    柿原 浩明; 迫田 さやか; 田村 正興; 和久津 尚彦 社会保険旬報 2649 10 -15 2016年
  • 医療費の真の国際比較：高齢化率補正の試み
    柿原 浩明; 和久津 尚彦; 迫田さやか; 田村正興 週刊社会保障 2885 28 -33 2016年
  • イノベーションの社会全体への波及にも目を向けよーオプジーボ問題を考える
    柿原 浩明; 田村 正興; 和久津 尚彦 国際医薬品情報 1056 24 -27 2015年

受賞

  • 2017年 日本経済政策学会 学会賞（学術賞）

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 迫田 さやか; 田村 正興; 和久津 尚彦
  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2026年03月 
    代表者 : 和久津 尚彦; 中村 洋
     
    【具体的内容】 本研究は、総薬剤費の上昇抑制および新薬開発インセンティブの維持／向上という2つの課題の両立に向けた検討として、次の3つのことを明らかにするものである。①日本における新薬開発の現状を欧米との比較検討から実証的に明らかにする。②日本における近年の医薬品政策が日本の新薬開発状況にどのような影響を及ぼしているかを実証的に明らかにする。③薬価引き上げに頼らない新薬開発インセンティブ増大策の効果を定量的に計測する。令和3年度は次のことを進めた。①②の研究では、日米欧各国・地域の規制当局の公開情報を基に、承認新薬のデータセット構築／更新に着手した。また、日本の新薬開発状況を米国と比較した実証分析を行った。③の研究では、新薬開発型企業が新薬の承認申請や上市段階で直面しうるリスクに焦点をあて、そのリスク低減が企業の研究開発インセンティブに及ぼす影響の分析に着手した。先行研究を渉猟し、分析デザインを整理した。 【意義・重要性】 ①②新薬開発ラグはドラッグ・ラグを深刻化させ得る社会的に重要なテーマであるが、近年の状況およびそれに対する近年の政策の影響を実証的に分析した研究はほとんどない。また、③厳しい財政制約下における創薬力の維持／向上も重要な課題であるが、それに関する定量的な分析はほとんどない。社会的重要性と研究蓄積において本研究の意義は大きい。
  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 田村 正興; 迫田 さやか; 和久津 尚彦
  • 医療費自己負担率の引き上げが医療の不平等性にもたらす影響についての実証分析
    日本学術振興会：科学研究費補助金
    研究期間 : 2018年 -2020年 
    代表者 : 田村正興
  • 小児慢性疾患患者に対する医療福祉政策の実証研究ー1型糖尿病を例としてー
    日本学術振興会：科学研究費補助金
    研究期間 : 2018年 -2020年 
    代表者 : 迫田さやか
  • 薬価制度のミクロ定量的な経済分析ー新薬開発と医療保険財政健全化の両立を目指して－
    日本学術振興会：科学研究費補助金
    研究期間 : 2016年 -2020年 
    代表者 : 和久津 尚彦
  • 1型糖尿病患者に対する医療費公的援助のための医療経済学的研究
    日本IDDMネットワーク：
    研究期間 : 2016年 
    代表者 : 柿原 浩明
  • 医療イノベーションと医療保険財政の両立に向けた民間保険の役割と意義
    生命保険文化センター：研究助成金
    研究期間 : 2015年 
    代表者 : 和久津 尚彦
  • 保険償還価格決定の不透明性が研究開発インセンティブに与える影響の考察
    医療科学研究所：研究助成金
    研究期間 : 2015年 
    代表者 : 和久津 尚彦

担当経験のある科目

  • 医療経済学, 医療産業論名古屋市立大学, 京都大学
  • 産業組織論, 産業経済学, 企業経済論獨協大学, 東海大学
  • 経済政策論, 日本経済論獨協大学, 常葉大学
  • ミクロ経済学東海大学, 国際基督教大学, 常葉大学
  • 入門経済学名古屋市立大学, 常葉大学

社会貢献活動

  • 名古屋市女性会課題別リーダー研修「少子高齢化と日本の社会保障ー医療を中心に」」
    期間 : 2019年08月08日
    役割 : 講師
  • 特別市民公開講座（第5回）「少子高齢化と日本の社会保障」
    期間 : 2018年03月27日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学

メディア報道

  • NHK「ニュースほっと関西」
    報道 : 2017年06月08日

その他のリンク

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