日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 : 2017年04月 -2020年03月
代表者 : 中西 良一; 國本 桂史; 森山 悟; 川野 理; 横田 圭右; 渡邊 拓弥
術中合併症の大きな要因である死角を減らした広範囲視認型トロッカーを開発した。当初、細径CCDイメージセンサー6本を用いたトロッカーの作製予定であったが、予算不足からCCDより安価なCMOSイメージセンサー4本を用いたトロッカーを作製した。ヒト屍体モデルを対象に、トロッカーの機能や操作性と同時に、4本のCMOS画像が内視鏡画像内にピクチャーインピクチャー形式で実際に描出できるかどうかを評価したところ、3本のCMOS画像を評価でき、医療安全上問題のない視野が得られたが、もう1本の画像評価ができず、また内視鏡挿入部のCMOSコードが今後の改善すべき問題となった。