研究者データベース

羽田 裕司 (ハネダ ヒロシ)

  • 医学研究科腫瘍・免疫外科学分野 教授(診療担当)
Last Updated :2026/09/04

研究者情報

学位

  • 医学(名古屋市立大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 免疫療法   低侵襲手術   周術期化学免疫療法   縦隔腫瘍   肺癌   

研究分野

  • ライフサイエンス / 呼吸器外科学

経歴

  • 2014年04月 - 2019年03月  名古屋市立大学大学院医学系研究科 呼吸器・小児外科学
  • 2003年07月 - 2006年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科 腫瘍・免疫外科学分野

研究活動情報

論文

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 羽田 裕司
     
    1.p53誘導性アポトーシス・スクリーニングシステムの確立 Clontec社tet-onシステムを用いて、内在性p53の欠失したsaos2細胞株にテトラサイクリン(tet)の濃度依存的にp53を過剰発現する細胞(saos2/tet-on-p53)を作成。この細胞はドキシサイクリン(tetアナログ)の添加によりその濃度依存的にp53の過剰発現が誘導、アポトーシスとなる。しかし本研究でのスクリーニングにはtetによる誘導後に生存する細胞はすべて偽陽性として拾われてしまうため、全ての細胞死が誘導されるラインを選別中である。 2.レトロウイルスshRNA発現システムの確立 RNAiは2本鎖RNA (dsRNA)を細胞内に導入することでそのRNA配列に特異的な発現抑制がかかる手法で、哺乳類細胞へは21ヌクレオチド前後の短いdsRNAを形質導入することで標的遺伝子の発現を抑制できる。近年ではdsRNAの代わりに、プラスミドベクターを用いて2つの相補的配列をとる21ヌクレオチドの配列の間に短い配列をはさんだ1本鎖のRNAを転写させ細胞内で、dsRNAと同様の効果を安定して発揮するベクターが開発されており、本研究ではClontec社のpSIREN-RetroQ vectorを用いた。ランダムライブラリー作成の準備段階として、関連因子として解析が進んでいるBax, Puma, Noxa等に対するベクターをpositive controlとして作成、1,のsaos2/tet-on-p53細胞に導入し、アポトーシス抑制能の解析を試みた。 3、ランダムshRNAライブラリーの作成 本研究で作成を目指したランダムshRNAライブラリーは21ヌクレオチドをランダムに作成するため理論上4^<21>=4×10^<12>のスクリーニングが可能であるが、まず一次スクリーニングのため少数のライブラリーの作成に取りかかった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 矢野 智紀; 羽田 裕司; 遠藤 克彦
     
    我々は強力な内因性血管新生抑制因子であるエンドスタチンを発現する遺伝子ベクターを作成し、形質導入の実験系を確立し、その有効な腫瘍増殖抑制効果を証明してきた。この強力なエンドスタチンの腫瘍抑制効果は持続性が乏しく、我々が施行してきた実験系でも腫瘍増殖抑制効果が証明されたが、その効果は持続せず、実験動物は腫瘍死となり、我々が理想とするtumor dormancy、つまり癌との共存には至らなかった。また実際の臨床試験でも現在まで良好な報告はない。この原因として、エンドスタチンのもつ強力な血管新生抑制効果を打ち消すような何らかの血管新生促進因子の代償的発現亢進が予想される。本研究ではマウス肺にエンドスタチン遺伝子を形質導入し、代表的な血管新生因子であるVEGFに着目し、その発現の程度を検討した。VEGF mRNAは定量的RT-PCR法でGAPDHを内因性コントロールとして定量した。今回の実験では、エンドスタチン形質導入群(n=6)では肺内のVEGF遺伝子発現はエンドスタチン形質導入後早期(24時間後)から認めており、その発現はコントロール群(n=6)に比べて高かった(ANOVAのScheffe法ではp=0.0755、Mann-Whitney U testでp=0.055)。この機序の詳細は不明であるが、エンドスタチン形質導入とVEGFの抑制が可能であれば、強力な血管新生抑制が持続的になる可能性が示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 藤井 義敬; 矢野 智紀; 佐々木 秀文; 羽田 裕司; 遠藤 克彦
     
    1.平成17年度〜平成18年度にかけて外科的に切除された良好な検体から抽出されたgenomic DNAを用いて非小細胞肺癌における上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異の解析を進めた。 EGFR遺伝子変異に対応して作成したTaqMan MGB probeを利用し、TaqMan PCR assayにてEGFR遺伝子変異解析を施行した。解析対象は2000〜2006年に手術を施行された非小細胞肺癌症例で約400例を数えた。蓄積されたEGFR遺伝子変異の解析データを利用して、EGFR遺伝子変異と臨床病理学的因子、ゲフィチニブ奏効性、生存などとの相関について検討した。 また、TaqMan PCR assayは変異型アレルが10%でも変異検出可能であることが判明し、術前のCTガイド下や気管支鏡下生検などの微量検体の変異検出に利用できる可能性も示唆されることから微量検体における変異解析にも着手した。 2.近年、EGFR遺伝子変異以外にもゲフィチニブ感受性因子として下流のシグナル分子、EGFR遺伝子増幅、他のerbB受容体の発現レベルなども報告されつつある。これらの報告を受けて、我々はEGFRおよびerbB2遺伝子のコピー数やPIK3CA遺伝子変異などの解析にも着手した。これらの解析データと臨床病理学的因子との相関について検討した。 3.上記1.2の解析結果については全国学会において研究報告を行い、次ページの研究発表に記載されるように論文としてまとめた。 4.今後、TaqMan PCR assayによるEGFR遺伝子変異解析がオーダーメイド治療に寄与することを期待する。

担当経験のある科目

  • 肺癌総論
  • 縦隔総論

その他のリンク

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