研究者データベース

村瀬 香 (ムラセ カオリ)

  • 理学研究科生命情報系 准教授
メールアドレス: kmurasensc.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2025/04/29

研究者情報

学位

  • 名古屋大学大学院生命農学研究科/博士(農学)

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研究キーワード

  • 実験計画   統計   野外調査   

所属学協会

  • 日本応用動物昆虫学会   日本環境学会   ANeT   日本生態学会   Sigma Xi   日本哺乳類学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 原発事故後の先天性奇形発生データ解析:最適なサンプリングと解析方法.  [通常講演]
    日本環境学会第40回研究発表会. 東京農工大学. 2014年
  • How to handle information from small samples.  [通常講演]
    International symposium, “Radionuclide dynamics and biological transfers in watershed ecosystems: Toward watershed management in the post nuclear accident period”. Tokyo University of Agriculture and Technology. 2014年
  • 農薬による遺伝的多様性減少過程と、復元パターンごとの回復過程の推定.  [通常講演]
    第58回日本応用動物昆虫学会大会. 高知大学. 2014年
  • 温故知新・昆虫生態学の先輩から学ぶ(2) 伊藤嘉昭先輩と愉快な仲間達. 伊藤嘉昭先生から学んだ、紳士で真摯な精神性.  [通常講演]
    第58回日本応用動物昆虫学会大会. 高知大学. 2014年
  • 震災事故前後の身体症状変化に関する解析.  [通常講演]
    2014年度名古屋大学害虫制御学研究室研究集会. 2014年
  • 農薬と個体群構造が、遺伝的多様性と集団履歴に与える影響.  [通常講演]
    2014年度名古屋大学害虫制御学研究室研究集会. 2014年
  • 堆肥および化成肥料を施用した幼苗茶畑土壌の酸性化および養分損失の比較.  [通常講演]
    2013年度日本土壌肥料学会関東支部大会講演要旨集,p.11 2013年
  • 化学肥料および発酵鶏糞堆肥が茶葉の窒素含量とカンザワハダニの発育に与える影響.  [通常講演]
    日本土壌肥料学会.59: p87. 2013年
  • Influence of nitrogen fertilizer application practices on nitrous oxide (N2O) emissions from tea cultivation in Japan.  [通常講演]
    第13回日本有機農業学会大会 2012年
  • ベイジアンシミュレーションを用いた遺伝的多様性の回復過程の推定.  [通常講演]
    第59回日本生態学会. 龍谷大学. 2012年
  • 野生動物管理学に貢献する進化集団遺伝学の時空間統計解析: 日本の野生動物管理に求められる統合的なデータ解析と、広域的管理の必要性.  [通常講演]
    第59回日本生態学会自由集会. 龍谷大学. 2012年
  • 野生動物管理の政策決定に、科学的「根拠」を提供していくということ:分子集団遺伝学の時空間的解析方法の確立と、栃木県での実践例.  [通常講演]
    第8回とちぎ野生動物研究交流会. 栃木県庁. 2012年
  • 肥培管理法が茶の品質および益害虫に及ぼす影響.  [通常講演]
    日本土壌肥料学会講演要旨集 58, p91. 2012年
  • 生物多様性の維持機構.  [通常講演]
    日本科学未来館国際森林年関連シンポジウム「木を見ず"森"を見る~コミュニケーションと共生の視点から~」. 日本科学未来館. (招待講演) 2011年
  • 放射能と野生動物.  [通常講演]
    第17回日本野生動物医学会. 東京農工大学. 2011年
  • 時空間的個体群変動を伴う生物集団を対象とした、遺伝的多様性の計算統計学的推定:人為淘汰が生物集団の遺伝的多様性に与える影響と、その回復過程の復元.  [通常講演]
    第53回日本アリ類研究会. 東京農工大学合宿研修施設館山荘. 2010年
  • Estimation of genetic diversity transition using Bayesian simulation.  [通常講演]
    Special seminar of Social insect with Prof. J. Billen, Senshu University. 2010年

MISC

受賞

  • 2016年 Mammal Society of Japan 第8回日本哺乳類学会論文賞
     
    受賞者: 村瀬 香
  • 2011年 第16会植生学会口頭発表賞
  • 2009年 第1回日本哺乳類学会論文賞
  • 2002年 第49回日本生態学会ポスター発表優秀賞

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 村瀬 香
  • 外来アリ種の生態解明とアルゼンチンアリの再分布拡大解析
    名古屋市立大学:特別奨励研究費
    研究期間 : 2020年04月 -2021年03月 
    代表者 : 村瀬香
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 村瀬 香; 佐藤 俊幸; 奥田 圭
     
    チェルノブイリ原発事故の後、周辺の国々で先天性奇形が増加したとされる論文もあるが、2011年の福島原発事故後の日本ではどうだったのだろうか?原発事故前後の日本イノシシの遺伝子を解析した結果、原発周辺に限らない広範囲での影響が認められた。そこで我々は、対象を日本全国に広げ、原発事故前と後でヒトの先天性奇形の手術件数を比較する研究に着手した。事故前後を比較・解析したところ、停留精巣は原発事故後に13.4%の有意な増加が認められ、さらに、新生児および乳児における複雑心奇形の手術件数は、原発事故後に約14.2%の有意な増加が認められた。どちらも事故後に急増した後、高い水準のまま維持されていた。
  • 名古屋港公園における外来性アリ種の網羅的調査とその広報活動
    名古屋市立大学:特別奨励研究費
    研究期間 : 2018年04月 -2019年03月 
    代表者 : 村瀬香
  • 有機・自然共生型農法の解析手法の確立
    名古屋市立大学:特別奨励研究費
    研究期間 : 2017年04月 -2018年04月 
    代表者 : 村瀬香
  • 外来種の名古屋市への侵入速度・経路に関する研究
    名古屋市立大学:特別奨励研究費
    研究期間 : 2016年04月 -2017年03月 
    代表者 : 村瀬香
  • 茶園における施肥形態が温室効果ガスと害虫発生に与える影響とその機構の解明
    住友財団研究助成:2015年度環境研究助成
    研究期間 : 2015年 -2017年 
    代表者 : 代表; 大津直子
  • 身体と環境にやさしい、自然共生型の農作物防除生産技術に関する研究
    文部科学省:女性研究者研究活動支援事業(連携型)共同研究助成
    研究期間 : 2015年04月 -2016年03月 
    代表者 : 代表; 村瀬香
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2011年04月 -2015年03月 
    代表者 : 木村 園子ドロテア; 本林 隆; 鈴木 創三; 新井 祥穂; 大津 直子; 仲井 まどか; 村瀬 香; 佐藤 かんな
     
    イネとチャを対象に有機・無農薬栽培の効果はなぜ不安定なのかという問題解決のために、肥培管理、植物生理、害虫防除、農業経済の観点か解析を行った。九州および関東地方における現地調査に基づき、東京農工大学および埼玉県農林総合研究センターにおいて、圃場実験を行った。茶の生産過程の技術標準化は部分的で,生産者の熟練の影響が強いことが明らかになった。化学肥料区は有機質肥料区よりカンザワハダニ、チャトゲコナジラミ、チャノキイロアザミウマの発生数が有意に増加したが、両区の葉の窒素含有率に有意な違いは認められたかった。環境および人的要因を考慮した有機肥料の使用が環境保全型農業に必要であることが示された。
  • DPSIRスキームを用いた野生動物管理システムの開発 −地域連携による里地里山における生物多様性の保全と地域価値の向上−
    文部科学省:特別教育研究経費
    研究期間 : 2009年04月 -2012年03月 
    代表者 : 代表; 梶光一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 村瀬 香
     
    本研究では、特殊なアリ種に食物と巣場所を与え、そのアリに自身の被食防衛を委ねている「アリ植物-植物アリ」相利共生系と、それらを取り巻く昆虫類を材料に、3者の種間関係の解明と、種間関係の維持・創出機構に関する研究を行った。「アリ植物-植物アリ」相利共生系は、セクロピア属やオオバギ属などの異なる植物分類群で独立に進化している。本研究ではこれらの比較を行い、主に次のような成果を得た。 1.セクロピア属・オオバギ属に関わらず、「アリ植物-植物アリ」相利共生系は相手種への特殊化が高い種から低い種まで存在する。調査・実験の結果、種間関係の維持機構は野外生態系に複数存在し、相手種への特殊化の強度に関連して、維持機構のパターンが異なることが明らかになった。 2.共同研究者と協力して、「アリ植物-植物アリ-カイガラムシ」3者を対象に分子系統解析を行い、進化過程を検討した。その結果、種間関係の創出機構は、寄生関係から共生関係へ進化する、というような単純な進化過程でないことが明らかになった。 3.これまでに採集された生物標本とそのマイクロサテライト情報を用いて、集団の構造解析を行うとともに、簡易有効集団サイズ測定方法を開発した。また、この方法を最適標本抽出方法にまで延長したプログラムを構築し、熱帯地域の国立公園管理担当者に提供した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2001年 -2002年 
    代表者 : 村瀬 香
     
    共生アリに巣場所と食べ物を提供する代わりに、食植者から自身を守ってもらっている植物を、アリ植物と呼ぶ。このようなアリ植物であるオオバギ4種は同所的に生息しているが、各種に特殊化したアリのみと相利共生関係にある。このような両種間の特異性は、どのように維持されているのか。 オオバギ実生に新女王が営巣することで共生関係が開始するため、各種オオバギ実生から抽出した化学成分を分析し、化学成分と新女王を用いた選好性実験を行った。その結果、両種の特異性維持機構に、オオバギ実生上の化学成分が重要であることが示された。 さらに、このような両種間の特異性の維持に、どのような生態学的機構が働いているのかを明らかにした。まず、オオバギ実生(および新女王)の出現時期が各種で異なるために時間的な棲み分けがおこり、種の組み合わせの特異性が維持されているという仮説を立てた。野外の実生を採集して営巣している新女王種を同定するといった手法で、定期的な野外調査を行ったところ、この仮説は支持されなかった。しかし、新女王によるオオバギ種の選好性が明らかとなった。その一方で、本来の共生相手でないオオバギ種の実生にも、少数の新女王が営巣していることも明らかとなった。この事実は、両種の特異性維持機構が、新女王による実生の選択のみでは、十分ではないことを示している。 そこで次に、新女王を様々なオオバギ種の実生に定着させる"新女王入れ替え実験"を行った。その結果、ワーカー産出成功率、アリコロニー維持率ともに、本来の組み合わせのほうが高かった。さらに、これらの株を野外に移植した結果、本来の組み合わせの株のみ、一年以上生存できることが分かった。 これらの結果から、オオバギとアリの種特異性の維持機構として、複数の機構が順を追って機能している事が示唆された。

社会貢献活動

  • 3. システム自然科学研究科・特別研究成果発表会
    期間 : 2014年05月10日 - 2014年05月10日
    主催者・発行元 : なごや生物多様性センター.
     なごや生物多様性センター. 大学院生2名と教員1名による研究発表会
  • 2. サイエンスパレット(システム自然科学研究科特別展示)
    期間 : 2014年05月10日 - 2014年05月10日
    主催者・発行元 : なごや生物多様性センター.
     なごや生物多様性センター. 生物系6つの研究室の研究室紹介
  • 1. 生物多様性研究センター特別展示
    期間 : 2014年05月10日 - 2014年05月10日
    主催者・発行元 : なごや生物多様性センター.
     なごや生物多様性センター. 生物多様性研究センターの研究紹介
  • 5. ミニバザー
    期間 : 2013年11月09日 - 2013年11月10日
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学付属生物多様性研究センター.
     名古屋市立大学付属生物多様性研究センター. ミニバザー
  • 4. システム自然科学研究科・特別研究成果発表会(院生11名)
    期間 : 2013年11月09日 - 2013年11月10日
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学付属生物多様性研究センター.
     名古屋市立大学付属生物多様性研究センター. 大学院生11名による研究発表
  • 3. サイエンスフォーラム(研究室の研究成果発表と討論会)
    期間 : 2013年11月09日 - 2013年11月10日
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学付属生物多様性研究センター.
     名古屋市立大学付属生物多様性研究センター. 研究室の最近の研究成果発表と、市民との討論会
  • 2. システム自然科学研究科特別展示
    期間 : 2013年11月09日 - 2013年11月10日
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学付属生物多様性研究センター.
     名古屋市立大学付属生物多様性研究センター. システム自然科学研究科の研究紹介の展示
  • 1. 生物多様性研究センター特別展示
    期間 : 2013年11月09日 - 2013年11月10日
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学付属生物多様性研究センター.
     名古屋市立大学付属生物多様性研究センター. 生物多様性研究センターの研究成果を展示
  • 大学生・市民のための実践 Rを用いた環境・生態データ解析集中講習.
    期間 : 2013年09月14日 - 2013年09月14日
    主催者・発行元 : 名古屋市立大学付属生物多様性研究センター.
     名古屋市立大学付属生物多様性研究センター. 統計解析を行うデータを実験計画にそって集め、「R」を使って解析する講習会

その他のリンク

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