研究者データベース

白石 直 (シライシ ナオ)

  • 医学研究科精神・認知・行動医学分野 講師
Last Updated :2024/12/24

研究者情報

学位

  • Master of Public Health(University of Glasgow)
  • 博士・医学(名古屋市立大学)

科研費研究者番号

  • 30632989

ORCID ID

J-Global ID

プロフィール

  • 2005年 山形大学医学部を卒業後、豊川市民病院、名古屋市立大学病院にて臨床研修を修了。2007年から精神科医として、名古屋市立大学病院、千葉県精神科医療センター、八事病院で臨床・研究に携わる。2012年 名古屋市立大学大学院医学研究科 博士課程に進学し、2016年 医学博士を取得。その後、ロータリー財団グローバル補助金奨学生として英国のグラスゴー大学に留学し、公衆衛生学修士(Master of Public Health: MPH)課程を修了した。


    2017年10月から名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学分野 助教、2023年10月から同分野 講師を務めている(2018年10月から名古屋市立大学保健管理センター 副センター長を兼任)。精神保健指定医、精神科専門医・指導医、公認心理師、名古屋市嘱託産業医、ロータリー財団学友会員。

研究分野

  • 人文・社会 / 臨床心理学
  • ライフサイエンス / 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない
  • ライフサイエンス / 精神神経科学

経歴

  • 2024年04月 - 現在  名古屋市立大学精神医学教室医局長
  • 2020年04月 - 2024年03月  名古屋市立大学病院こころの医療センター病棟医長

所属学協会

  • 日本メディカルAI学会   全国大学メンタルヘルス学会   東海精神神経学会   日本精神神経学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 金生 由紀子 (担当:分担執筆範囲:51 摂食症(摂食障害)と発達障害を合併している大人は,高齢化するほど治療が困難となるように思います。対応のコツはあるでしょうか?)医学書院 2024年03月 ISBN: 9784260054362
  • 「こころ」や「精神」を医学する「精神医学」とは何か?
    明智 龍男 (担当:分担執筆範囲:第3章 7. 家族療法 (FBT), 第5章 5. 文献検索の方法, 6. 文献の批判的吟味)中外医学社 2023年06月
  • 不眠症治療のパラダイムシフト~ライフスタイル改善と効果的な薬物療法~
    三島 和夫 (担当:分担執筆範囲:第Ⅳ章 ケーススタディ 9. 短期睡眠行動療法により残遺不眠が改善したうつ病例)医薬ジャーナル社 2017年05月
  • 精神科臨床ベストアドヴァイス―マニュアルからは得られない現場の技術のすべて
    浅野 誠 (担当:分担執筆範囲:B 統合失調症. 8 薬物療法のデザイン, 9 病名の告知の仕方, 10 医師に被害的な訴えをする患者への対応)診断と治療社 2010年04月

講演・口頭発表等

  • 成人の重度神経性やせ症における母子の愛着安定化と症状改善に関する傾向スコアを 用いた中間解析:縦断的前向きコホート研究より  [通常講演]
    宗 未来; 小杉 良子; 濱中 禎子; 大森 美湖; 浅井 京子; 橋本 空; 利重 裕子; 白石 直; 吉田 結美; 西園マーハ 文
    第27回日本摂食障害学会学術集会 2024年09月 口頭発表(一般)
  • 白石直; 小川(池澤)晴香; 明智龍男
    第120回日本精神神経学会学術総会 2024年06月 ポスター発表
  • 癌の手術に対する精神疾患患者の同意能力評価と多職種介入:意志決定代諾者のいない統合失調症の一例  [通常講演]
    辻野亮; 内田恵; 白石直; 久保田陽介; 明智龍男
    第120回日本精神神経学会学術総会 2024年06月 ポスター発表
  • 白石 直; 松原 弘和
    第5回親子 ・学校・女性に関する委員会主催研修会(名古屋) 2024年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • COVID-19発生後の希死念慮を主訴とした大学病院精神科コンサルテーションの実情  [通常講演]
    大屋 久晴; 白石 直; 渡邉 孝文; 明智 龍男
    第119回日本精神神経学会学術総会 2023年06月 ポスター発表
  • 解離性同一症の治療として性別違和に介入した一例  [通常講演]
    川口 慎吾; 白石 直; 明智 龍男
    第119回日本精神神経学会学術総会 2023年06月 口頭発表(一般)
  • 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は大学生の抑うつ状態に影響を及ぼしたのか?~中断時系列分析による検証~  [通常講演]
    白石 直; 坂田 昌嗣; 石見 拓; 上床 輝久; 中神 由香子; 豊本 莉恵; 吉田 和史; LUO Yan; 古川 壽亮
    第44回全国大学メンタルヘルス学会総会 2022年12月 口頭発表(一般)
  • 精神科における児童思春期の摂食障害治療の実際  [招待講演]
    白石 直
    第2回静岡県摂食障害治療研究会 2022年11月 口頭発表(招待・特別)
  • 多彩な精神症状を呈し診断に難渋した醜形恐怖を伴う思春期うつ病の一例  [通常講演]
    金山 千琴; 白石 直; 明智 龍男
    第118回日本精神神経学会学術総会 2022年06月 口頭発表(一般)
  • 青年期のメンタルヘルス~大学生のうつと不安~  [招待講演]
    白石 直
    令和3年度名古屋市立大学看護学部実習連絡協議会 2022年03月 口頭発表(招待・特別)
  • 坂田 晴耶; 白石 直; 川瀬 理絵子; 浅沼 恵美; 石川 貴康; 伊藤 夕貴; 明智 龍男
    第116回日本精神神経学会学術総会 2020年09月 口頭発表(一般)
  • ブレクスピプラゾールが奏功したパーキンソン精神病の一症例  [通常講演]
    浅沼 恵美; 真川 明将; 白石 直; 外ノ池 文乃; 明智 龍男; 木村 和哲
    第29回日本医療薬学会年会 2019年11月 ポスター発表
  • 小川 晴香; 白石 直; 沢田 光代; 石川 貴康; 真川 明将; 関口 文乃; 明智 龍男
    第115回日本精神神経学会学術総会 2019年06月 口頭発表(一般)
  • 多職種連携が奏功した統合失調症の妊娠例  [通常講演]
    近藤 大貴; 白石 直; 渡辺 孝文
    第177回東海精神神経学会 2019年01月 口頭発表(一般)
  • 小川 晴香; 白石 直; 山田 敦朗; 明智 龍男
    第177回東海精神神経学会 2019年01月 口頭発表(一般)
  • 白石 直; 西田 淳志; 松本 和紀; 岡田 くめ子
    心理教育・家族教室ネットワーク 第18回研究集会 2015年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 青年期の女性の体重とその認知、ダイエット行動は、暴力行為と関連するか?  [通常講演]
    白石 直
    第109回日本精神神経学会学術総会 2013年05月 ポスター発表
  • 統合失調症の当事者心理教育~幻聴に対する認知が妄想に及ぼす影響~  [招待講演]
    白石 直
    第12回日本認知療法学会 2012年11月 口頭発表(招待・特別)
  • Brief Psychoeducation for Schizophrenia Primarily Intended to Change the Cognition of Auditory Hallucinations: An Exploratory Study  [通常講演]
    Nao Shiraishi
    42nd Annual EABCT Congress in Geneva 2012年08月 ポスター発表
  • 家族心理教育~認知行動療法との共通点・相違点~  [通常講演]
    白石 直; 香月 富士日; 竹内 浩; 小西 瑞穂
    第10回日本認知療法学会 2010年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 幻聴の帰属に対する認知再構成が統合失調症の妄想に及ぼす影響  [通常講演]
    白石 直
    第10回日本認知療法学会 2010年09月 ポスター発表
  • パニック障害の認知行動療法中に幻覚妄想状態を発症した一例  [通常講演]
    白石 直
    第8回日本認知療法学会 2008年11月 口頭発表(一般)

MISC

受賞

  • 2016年05月 ロータリー財団 グローバル補助金奨学生
     
    受賞者: 白石 直
  • 2012年02月 Japan Young Psychiatrists Organization (JYPO) The 11th CADP Best Poster Award
     
    受賞者: Nao Shiraishi

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月 
    代表者 : 白石 直
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 坂田 昌嗣
     
    開発されたスマートフォン認知行動療法(CBT)アプリ「レジトレ!」を用いて、5つの大学のの学生に対して完全要因ランダム化比較試験のリクルートを行った。2022年度内に合計1627名、うち急性期解析対象者1094名の対象者集積を達成したため、リクルートを終了した。全対象者が62通りのCBT要素の組み合わせのいずれかにランダムに割り付けられ、8週間の介入を受けた。2022年度内に全員が割付から8週後に急性期アウトカム取得時期に到達した。 急性期解析対象者のデータを用いて、最適なCBT要素およびその組み合わせを探索するべく、急性期の抑うつ低減をアウトカムとした解析を行った。アウトカムの抑うつ指標は第8週Patient Health Questionnaire(PHQ-9)であった。各CBT要素の完遂率はそれぞれセルフモニタリング91%、行動活性化84%、認知再構成法84%、アサーション83%、問題解決技法82%であった。急性期アウトカムPHQ-9の回答率は92%であった。 第8週PHQ-9はすべての群において抑うつ症状が軽減していた(標準平均差-0.65~-0.78)。しかしながら、各CBT要素の有無による有意な差は認められず、特定の有効要素およびその組み合わせを抽出することはできなかった。 一方で、CBTの要素最適化を目指した研究をデザインするうえで、①適切なコントロール条件を設定、②1つの要素を十分な時間で理解し、繰り返し練習するためのペース配分、③今後は異なる要素間でも連続性を持たせる必要性について示唆を得た。 この急性期解析の結果は、Evidence Based-Mental Health(IF = 8.5)に投稿し、2022年3月に受理された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 白石 直
     
    2021年11月に2回目のデータ収集を実施し、精神病患者家族に関する調査のデータセットを2021年度の研究の成果として完成させた。当初の研究実施計画では、名古屋市立大学の精神科病床を有する教育関連病院18施設と研究協力が得られた愛知・岐阜・三重の精神障害者家族会でデータを収集する予定とした。しかし、前年度から引き続きCOVID-19の感染流行の収束を見ないため、感染拡大の危険性のある実地調査の中止をやむを得ず判断し、インターネット調査を実施した。 インターネット調査により、精神病患者の兄弟姉妹や配偶者を含む全国規模の代表的なサンプルのデータが欠損値なく得られた。項目は、開発中の尺度であるCare-Related Emotion Assessment Measure(CREAM)に加え、家族のポジティブ・ネガティブ感情、介護負担、首尾一貫感覚、抑うつ、不安および患者の機能障害を測定した。その測定から2週間後の時点で、CREAMのみを再測定した。また、患者と家族の属性データを調査した。現在、CREAMの因子構造を探索し内的一貫性を検討するため、探索的因子分析とクロンバックα係数を、因子構造を確認し再テスト信頼性、収束的・弁別的妥当性を検討するため、確証的因子分析、級内相関係数とピアソンの相関係数を統計解析している。 本調査のデータは、新規尺度の尺度特性の確立に寄与し、精神病患者の介護負担と関連した家族の感情をネガティブ感情のみならず、ポジティブ感情との関連から解明しうる点で重要といえる。
  • 国立研究開発法人日本医療研究開発機構:日本医療研究開発機構研究費
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 古川 壽亮
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 香月 富士日
     
    本研究は、摂食障害患者の母親が家族会などのサポートを得ることで、家族システムの悪循環が改善され、結果的に患者の摂食障害症状改善に結びつくことを検証することを目的としたコホート研究である。現在は初回調査の解析が終了している。摂食障害と診断された患者とその母親を対象とし、アンケート調査を行った。患者・母ともに回答の得られた57組のデータの解析を行った。その結果、母親がサポートされている実感がある群はない群に比べ、母親の孤独感・抑うつが低かったが、患者の摂食症状などには影響がなかった。また、患者が認識している家族機能が良い群は悪い群に比べ、患者の摂食障害症状が良く、孤独感が低かった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 白石 直
     
    本研究は、発症早期の統合失調症(早期精神病)に対する家族介護者の精神的負担を軽減する新規介入の開発と効果検証を目的とし、地域医療に担う精神科病院4施設で無作為割り付け比較試験を実施した。その結果として、早期精神病患者の家族の不安やスティグマを軽減させる有意な介入効果は認められなかった。研究代表者は、介入改良のための理論的根拠を質的研究の系統的レビューにより調査し、統合失調症の介護家族に対する影響を「介護の肯定的側面を中心とする曼荼羅様過程」として理論化した。
  • 地域医療における早期精神病を含む若年の精神病性障害に対するグループ家族心理教育の効果研究
    一般財団法人 愛知健康増進財団:医学研究・健康増進活動等助成事業
    研究期間 : 2012年11月 -2013年10月 
    代表者 : 白石 直

担当経験のある科目

  • 教養科目・講義「ヘルシーライフ:青年期のこころの健康」名古屋市立大学
  • 大学院プログラム・リサーチ教育名古屋市立大学大学院医学研究科
  • 精神科ベーシックレクチャー:摂食症名古屋市立大学大学院医学研究科
  • 医学科第4学年 臨床医学コース・講義「精神系ユニット:統合失調症」名古屋市立大学医学部
  • 看護学部2年次・講義「疾病・治療論Ⅴ:統合失調症」名古屋市立大学看護学部
  • 精神援助論 健康障害八事看護専門学校

社会貢献活動

  • 期間 : 2024年01月14日
    役割 : その他
    種別 : 資格認定講習
    主催者・発行元 : 日本総合病院精神医学会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 第34回精神保健指定医研修会 更新・事例研究
  • 行動から見直す健康な睡眠
    期間 : 2023年08月17日
    役割 : 講師
    種別 : 講演会
    主催者・発行元 : 名古屋市教育委員会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 令和5年度安全衛生講演会
  • 睡眠とメンタルヘルス
    期間 : 2022年08月30日
    役割 : 講師
    種別 : 講演会
    主催者・発行元 : 名古屋市役所
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 令和4年度セルフケア講演会
  • 高齢者の不眠
    期間 : 2020年12月19日
    役割 : 寄稿
    種別 : 新聞・雑誌
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 中日新聞「健康長寿への処方箋」

その他

  • 2024年12月  第16回精神科専門医認定試験・面接官
  • 2024年07月  医学生共用試験 臨床実習前OSCE評価者認定講習会(医療面接)修了
  • 2023年03月 - 2023年08月  キカガク「経産省・第四次産業革命スキル習得講座 AI人材育成長期コース」修了
  • 2023年07月  産業医科大学「産業医学基礎研修会」修了
  • 2020年01月  臨床研修指導医講習会 修了
  • 2017年08月  Beck Institute's Graduate Student Workshop: CBT for Depression Completion
  • 2016年12月  厚生労働省認知療法・認知行動療法研修事業「うつ病の認知療法・認知行動療法スーパービジョン」修了

その他のリンク

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