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加藤 晃久 (カトウ アキヒサ)

  • 医学研究科消化器・代謝内科学分野 助教
Last Updated :2024/04/26

研究者情報

学位

  • 医学博士(名古屋市立大学大学院)

J-Global ID

研究分野

  • ライフサイエンス / 消化器内科学

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 加藤 晃久
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2023年03月 
    代表者 : 内藤 格; 吉田 道弘; 加藤 晃久
     
    GnP療法が施行された膵癌75例の超音波内視鏡下生検(EUS-FNA)病理組織検体を用いてclassⅢβ-tubulin(TUBB3)染色を施行し、TUBB3の発現とGnP療法の治療効果や無増悪生存期間(PFS)との関連性につき検討を行った。病勢制御率(DCR)は、TUBB3陰性群において有意に高値であり、無増悪生存期間(PFS)もTUBB3陰性群において有意に延長し、PFSにおける多変量解析においても、TUBB3発現(hazard ratio, 2.41; p=0.026)が独立した関連因子であることを明らかにした。この結果により、TUBB3発現がGnP療法の効果予測因子になり得る可能性が示唆されたが、TUBB3発現がGnP療法以外の化学療法の効果予測因子である可能性や膵癌の予後不良因子である可能性もあるため、GnP以外の化学療法におけるTUBB3発現と化学療法の治療効果や予後との関連性を検討する必要があると考えた。 次に、First Line としてGnP療法を施行した78例とFFX療法を施行した33例を対象とし、TUBB3の発現とGnP及びFFX療法における奏効率(RR) 、DCR、PFS及び全生存期間(OS)との関連性につき検討した。GnP療法の78症例では、TUBB3低発現58例(74.4%)、高発現20例(25.6%)であり、 RRに差は認めないものの、 DCRはTUBB3低発現群において有意に高率であった(79% vs. 50%; p=0.026)。またPFSやOSもTUBB3低発現群において有意に延長した(log rank test, p=0.023, p=0.005).一方、FFX療法の33例においてはRR、DCR、 PFS、OSいずれの項目においても差を認めず、TUBB3の発現はGnP療法における治療効果予測因子として有用であると考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年08月 -2019年03月 
    代表者 : 加藤 晃久
     
    光線力学療法(PDT)は低侵襲な癌治療法の一つで,これまで我々はより高い腫瘍選択性と抗腫瘍効果を有する光感受性物質であるオリゴ糖連結クロリン(Oクロリン)を開発してきた.今回Gemcitabine(GEM)耐性膵癌に対するOクロリン-PDT効果について基礎的な検討を行った. 樹立したGEM耐性膵癌細胞株に対して新規Oクロリン-PDT効果はin vitroで現行薬に比べ約11 - 16倍の効果を認め,またマウス膵癌腹膜播種モデルではOクロリンの癌への高い集積性を認めたが,PDT効果については対照群と有意差は認めなかった.GEM耐性膵癌に対するPDTの有用性については更なる検討が必要である.

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