日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 : 2013年04月 -2016年03月
代表者 : 西村 治彦; 竹村 匡正; 水野 由子; 宮内 義明
本研究では,特定健診後の受診者への保健指導を一過性に終らせず継続的に指導支援でき,行動変容を促してゆけるポスト特定健診対応の持続的ヘルスサポートシステムの開発を行った.積極的支援,動機づけ支援となったメタボ予備群への保健指導の目的は,メタボリック症候群に移行させないことである.そのためには,対象者の受診後の日常の生活状況を継続的にトレースし,それに基づく持続的な保健指導の下で対象者の自覚を育み,生活習慣改善を図ることが肝要である.本研究は,この点をカバーし特定健診プログラムを年間サイクルとして有効に機能させるための,受診者と保健指導者にとってのインターフェース的環境の構築・導入となっている.