Methicillin-resistant Staphylococcus aureus Cross-Transmission in an Intensive Care Unit: Two High-Profile Cases Analysis using the PCR-based Open Reading Frame Typing Method.
Effectiveness of a novel semi-closed barrier device with a personalized exhaust in cough aerosol simulation according to particle counts and visualization of particles.
皮膚常在菌侵入による透析用カテーテルにおける血流感染(catheter- related bloodstream infection,CRBSI)発症には,貧血(Hb,Alb)や栄養(TP・RBC)状態が低率であった.危険因子がある患者に対するより厳重な感染予防策の実施が重要である.
伝播経路解析した結果、2例の感染経路としてカテーテル刺入時や透析回路接続時の消毒,接続部開閉時の無菌操作の不備,医療従事者の手指の皮膚常在菌が,接続時の無菌操作の破綻により伝播したと示唆された.アルコール製剤による手指衛生,接続時の無菌操作の徹底が重要である.
本研究の目的は、がん患者の看護サービスについて家族、看護師、ヘルパー、友人知人による看護量を多面的に測定し、数量化モデルによる看護必要量を推計することによってがん患者における看護サービスの経済的評価に取り組むことである。本研究に同意と協力が得られた大学病院一般病棟入院がん患者183人および緩和ケア病棟同患者52人を対象に、看護師・家族の看護提供量および看護必要量について調査を実施した。看護師は自己記入方式で行い、家族は看護師による面接調査法にて実施した。
その結果、大学病院一般病棟がん患者の看護について看護師は全看護項目で看護不足と判断した。家族も「生活援助」、「相談指導」については看護不足と判断し、両者の判断は一致した。しかし、「医療的ケア」での両者の判断は一致しなかった。緩和ケア病棟がん患者の看護については、看護師・家族とも「生活援助」、「相談指導」について看護不足と判断した。がん患者の家族における看護の負担について、大学病院一般病棟がん患者の家族は「相談指導」、「家事援助」が負担であるとし、緩和ケア病棟がん患者の家族は、負担ではなく、さらなる看護をしたいという特徴が明らかになった。
現在、これらの結果に加え、先行研究である在宅がん患者の看護・介護量のデータを含め、がん患者の看護サービスについてニーズおよびデマンドの両面から多面的に解析し、がん患者および家族のQuality of Lifeを支援する医療・看護・介護システム構築に向けた看護サービスの経済的評価に取り組んでいる。