Researchers Database

KOMURA Masayuki

    Graduate School of Medical Sciences Clinical Associate Professor
Last Updated :2026/03/10

Researcher Information

J-Global ID

Research Areas

  • Life sciences / Experimental pathology

Published Papers

MISC

Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2023/04 -2026/03 
    Author : 小村 理行; 高橋 智; 稲熊 真悟; 内木 綾; 加藤 寛之
     
    CD81とともに、CD81が属するテトラスパニンファミリーのうちCD9、CD63、CD82、CD151、Tspan8の5種類を含む計6種類のテトラスパニンについて検討した。547症例のヒト乳癌組織アレイの免疫組織染色を行い、腫瘍細胞および間質組織における各テトラスパニンの発現量をそれぞれ定量した。腫瘍細胞における発現に関し、CD63およびTspan8の高発現群は有意に予後良好、CD82の高発現群は有意に予後不良を示した。間質組織における発現をみると、CD81の高発現を示した群は有意に予後良好を示した。多変量解析を行ったところ、腫瘍細胞におけるCD63の高発現、間質組織におけるCD81の高発現がそれぞれ独立した予後良好因子であることが示された。 腫瘍細胞に発現する6種のテトラスパニンの発現パターンに基づく階層的クラスタリングを行ったところ、CD63の低発現およびCD82の高発現を示す群は有意に予後不良で、同群は非ルミナールサブタイプ症例を多く含むことが示された。 間質組織に発現するCD81の細胞同定および機能解明を行うため、腫瘍微小環境の詳細な性状解析を行った。腫瘍関連線維芽細胞のマーカーであるポドプラニン、デコリン、αSMA等の発現パターン解析、免疫細胞の種類および浸潤密度の解析等を行った。ポドプラニンを高発現する群にCD81の発現量増加がみられた。また高ポドプラニン群ではT細胞の浸潤数が優位に増加した。さらに、高ポドプラニン群では、高CD81亜群が低CD81亜群に比べて有意にT細胞の浸潤を増強した。蛍光2重免疫染色法による解析で、CD81はポドプラニン、デコリン、SMA陽性の腫瘍関連線維芽細胞のいずれにもほとんど発現しないことが示された。これらの結果から、CD81はT細胞を腫瘍微小環境に誘引し、主要なCAF以外の線維芽細胞に発現している可能性が示された。


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.