Researchers Database
HAYASHI KoichiroGraduate School of Humanities and Social Sciences Society and Collaboration(Study of Urban Social Systems） Associate Professor Contact： hayashi  hum.nagoya-cu.ac.jp | |||
Last Updated :2025/06/21
Researcher Information
Research funding number
- 80736645
J-Global ID
Research Interests
Research Areas
Academic & Professional Experience
- 2008/04 - 2012/03 Tokyo Metropolitan University人文科学研究科 博士後期課程
- 2005/04 - 2007/03 慶應義塾大学大学院 社会学研究科 博士前期課程
- 2001/04 - 2004/03 Keio UniversityFaculty of Economics
Association Memberships
Published Papers
- 「リニア・インパクト」を見据えた稼ぐまちづくり運動の行方――名古屋駅西側の再編をめぐる エリアリノベーション戦略林 浩一郎東海社会学会年報 (11) 2019 [Invited]
- 林 浩一郎人間文化研究所年報 名古屋市立大学人間文化研究所 (12) 35 - 38 1881-2686 2017/03
- 「『リニア・インパクト』を見据えた都市戦略 ――名古屋駅西側の再編をめぐる『まちづくり体制』の構築」林 浩一郎『計画行政と中部』 (29) 2016 [Refereed]
- 石田 光規; 大槻 茂実; 脇田 彩; 井上 公人; 林 浩一郎都市政策研究 首都大学東京都市教養学部都市政策コース (10) 13 - 74 1881-8145 2016
- 石田 光規; 大槻 茂実; 脇田 彩; 井上 公人; 林 浩一郎都市政策研究 首都大学東京都市教養学部都市政策コース (9) 25 - 48 1881-8145 2015
- 『多摩ニュータウン開発の構想と現実――都市計画と地域政治の社会学』林 浩一郎首都大学東京人文科学研究科 2012/03 [Refereed]
- HAYASHI KouichiroThe Annals of Japan Association for Urban Sociology Japan Association for Urban Sociology 2010 (28) 183 - 200 1341-4585 2010/09 [Refereed]
- 「多摩ニュータウン開発の情景――実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘」林 浩一郎地域社会学会年報 (20) 59 - 74 2008/05 [Refereed]
- 『多摩ニュータウン開発の情景――家郷喪失と再起』林 浩一郎慶應義塾大学大学院社会学研究科 2007/03 [Refereed]
Books etc
- 林 浩一郎 (Editor)風媒社 2025/06 4833143259 150
- 林浩一郎 (Contributor〈まなざし〉を介した構造分析)有斐閣 2025/03 4641175039 272
- 社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2025/03
- 社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2024/03
- 社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2023/03
- 社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2022/03
- 社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2021/03
- 林 浩一郎 (Contributor第９章 ｢都市再生」の社会学ーー開発主義のなかを生きる)ミネルヴァ書房 2020/09 9784623089864 x, 305p
- 林 浩一郎 (Contributor第7章 都市コミュニティの探究)世界思想社 2020/03 4790717380 236 89-103
- 『大規模開発の中心で地域文化を残す――持続可能なリノベーションまちづくりに向けて』社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2020/03
- 『名古屋駅西側商業地区の変遷と戦略──開発に翻弄される駅西、奔走する人々』社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2019/03
- 石田光規; 林浩一郎; 脇田彩; 井上公人; 井上修一; 大槻茂実; 石田光規 (Joint work)晃洋書房 2018/04 4771030022 230
- 植田剛史 編『社会調査の成果を社会に還元するために――調査実践をとりまく磁場と調査者の役割を再考する』林 浩一郎 (Contributor社会調査・教育・地域貢献の狭間で、域学官の「共同行為」は可能か)愛知大学人文社会学研究所 2018/03
- 林 浩一郎 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2018/03
- 『「リニア・インパクト」を見据えた名古屋駅西まちづくり戦略――持続可能な再開発・リノベーションに向けて』社会調査実習林班 (Editor)名古屋市立大学人文社会学部 2018/03
- 『地下街発展論――その構造と主体』社会調査実習林班 名古屋市立大学人文社会学部 2017
- 別所 良美; 林 浩一郎 名古屋市立大学人間文化研究所 2017
- 『交錯するリニア構想――名古屋駅西側の再編をめぐる「まちづくり体制」の構築』調査実習林班 名古屋市立大学人文社会学部 2016
- 佐藤 寛; 浜本 篤史; 佐野 麻由子; 滝村 卓司 (Contributorハーバート・J・ガンズ（1962）『都市の村人たち――イタリア系アメリカ人の階級文化と都市再開発』)明石書店 2015/07 4750342211 248
- 『名古屋市中心市街地の開発政策と「駅西」商業地区の変動――「リニア・インパクト」前夜の都市戦略調査実習林班 名古屋市立大学人文社会学部 2015
- キャロライン ノウルズ; ポール スウィートマン; 後藤 範章; 後藤 拓也; 渡辺 彰規; 山北 輝裕; 松橋 達矢; 林 浩一郎 (Joint translation)ミネルヴァ書房 2012/10 4623063941 317
- 林 浩一郎; 地域社会学会 (Contributor土地区画整理)ハーベスト社 2011/06 4863390289 401
- 世田谷の＜磁／地場＞探求に向けて林 浩一郎 (Joint work)世田谷区政策経営部 2009
- 林 浩一郎 (Joint work)世田谷区政策経営部 2009
Conference Activities & Talks
- 名古屋駅裏から駅西へ――東海道新幹線とリニア新幹線をめぐる開発主義 [Invited]林浩一郎第67回 適塾路地奥サロン 2025/02
- 名古屋駅西タイムトリップーー原風景の生活史1964/2024 [Invited]林浩一郎; 堀江浩彰やっとかめ文化祭 2024/11
- 新たな内発的発展の萌芽――リニア開発主義のローカルな受容（3） [Not invited]林浩一郎日本都市社会学会大会 第41回大会 2023/09
- 名古屋城と名古屋駅をめぐる都市変革 [Invited]林浩一郎〈なごや学〉名古屋駅と名古屋城をつなぐ旅（西生涯学習センター講座） 2023/05
- 名古屋駅裏のまなざし [Invited]林浩一郎名古屋市立大学 都市政策研究センター連続セミナー 2023/02
- 名古屋駅裏のまなざし――戦後闇市の創造的破壊 [Not invited]林浩一郎日本都市社会学会大会 第40回大会 2022/09
- “Ultra-fast” Rail and Urban Restructuring: The Chuo Shinkansen and the Redevelopment of the Nagoya Station Area [Not invited]木田勇輔; 林浩一郎; 植田剛史韓国地域社会学会国際学術大会 2022/07
- リノベーションという空間の生産――名古屋駅裏におけるドヤの継承と革新 [Not invited]林浩一郎地域社会学会第46回大会 2021/05
- 名駅はどう変わる？――駅からはじまる‹なごや›の未来 [Invited]林浩一郎〈なごや学〉「名駅」から出発！なごやの魅力巡り（中村・西生涯学習センター） 2020/12
- リニア開発主義の構造と主体――名古屋駅西地区における「稼ぐまちづくり」の行方 [Not invited]林 浩一郎愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会 2019/09
- リニア開発主義の構造と主体――名古屋駅西地区におけるリノベーション事業と‹草の根の新自由主義› [Not invited]林 浩一郎日本都市社会学会第37回大会 2019/09
- 「リニア・インパクト」を見据えた稼ぐまちづくり運動の行方――名古屋駅西側の再編をめぐる エリアリノベーション戦略 [Invited]林 浩一郎東海社会学会 第11回大会シンポジウム 2018/07
- 「リニア・インパクト」を見据えたまちづくり運動の行方—―名古屋駅西側の再編をめぐるエリアリノベーション戦略 [Invited]林 浩一郎地域社会学会 第4回研究例会 2018/02
- 第4回リニア・シンポジウム「リニア駅上部空間をめぐるパークマネジメント戦略――名古屋駅西におけるエリアリノベーションの可能性 [Not invited]林 浩一郎2017/12
- 社会調査・教育・地域貢献の狭間で、域学官の「共同行為」は可能か？――「リニア・インパクト」を見据えた名古屋駅西側のまちづくり戦略 [Invited]林 浩一郎社会調査の成果を社会に還元するために――調査実践をとりまく磁場と調査者の役割を再考する（愛知大学） 2017/10
- 第3回リニア・シンポジウム「名古屋駅西におけるリノベーションまちづくりの可能性――『現代の家守』と持続可能な都市と地域社会を考える」『名古屋市立大学人間文化研究所ESDシンポジウム』 [Not invited]林 浩一郎2016/11
- 郊外における共同性・つながりの分断と再生（３） ―住宅階層問題の変容と都営団地の持続可能性 [Not invited]林 浩一郎地域社会学会大会（桜美林大学） 2016/05
- 第2回リニア・シンポジウム 「リニアで『駅西』はどう変わるか」 [Not invited]林 浩一郎名古屋市立大学大学院人間文化研究科シンポジウム 2015/11
- 第1回リニア・シンポジウム 「リニアで名古屋はどう変わるか」 [Not invited]林 浩一郎名古屋市立大学大学院人間文化研究科シンポジウム 2014/11
- 多摩ニュータウンの中心と周縁――新文化都市開発の都市政治 [Not invited]林 浩一郎関東都市学会研究例会（後藤・安田記念東京都市研究所） 2013/03
- 多摩ニュータウン開発の構想と現実――都市計画と地域政治の社会学 [Not invited]林 浩一郎社会運動論研究会（大阪経済法科大学） 2010/10
- 多摩ニュータウン開発の権力構造――草の根保守主義と地域民主主義の相克 [Not invited]林 浩一郎地域社会学会大会 2010/05
- 多摩ニュータウン最後の開発住区の都市社会運動――80 年代行政改革期における農住都市計画の構想と現実 [Not invited]林 浩一郎日本都市社会学会大会（県立広島大学） 2009/09
- 多摩ニュータウン開発の構想と現実――ある酪農家の除外運動と都市社会運動の連帯 [Not invited]林 浩一郎関東社会学会（首都大学東京） 2008/06
- 多摩ニュータウン開発の情景――実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘 [Not invited]林 浩一郎地域社会学会（東京学芸大学） 2008/05
MISC
Awards & Honors
- 2012/05 地域社会学会 地域社会学会奨励賞：論文部門
多摩ニュータウン「農住都市」の構想と現実 ーー戦後資本主義の転換とある酪農・養蚕家の岐路受賞者: 林 浩一郎 - 2010/09 日本都市社会学会 日本都市社会学会若手奨励賞
多摩ニュータウン開発の情景──実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘受賞者: 林 浩一郎
Research Grants & Projects
- Japan Society for the Promotion of Science：Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)Date (from‐to) : 2022/04 -2026/03Author : 丹野 清人; 林 真人; 吉田 舞; 高田 圭; 林 浩一郎
- Japan Society for the Promotion of Science：Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)Date (from‐to) : 2020/04 -2024/03Author : 林 浩一郎本研究は、名古屋駅周辺における「リニア開発主義」の構造と主体を考察する社会学的研究である。「リニア開発主義」とは、2027年のリニア中央新幹線開通を契機として、経済成長を目指す政治経済システムとそのイデオロギーのことだ(林 2020a)。高度経済成長期のケインズ主義的な「均等発展」という国土開発の建前から、「選択と集中」を志向する新自由主義的な「都市再生」政策へという潮流のなかで、「リニア・インパクト」(江口 2014)に関する考察は喫緊の課題である。 具体的には、（1）林（名古屋市立大学）が、名古屋駅西地区の都市コミュニティを、（2）木田(椙山女学園大学)が名古屋駅周辺の都市政治を、（3）植田(愛知大学)が都市空間を調査研究している。これらにより、名古屋の都市空間をダイナミックに変動させる新たな開発の論理を明らかにしている。 2年目の2021年度は、主に2点の成果があった。(1)地域社会学会年報第34号に「リノベーションという空間の生産――名古屋駅裏におけるドヤの継承と革新」という論文が掲載される。(2) 日本都市社会学会年報第40号に「リニア開発主義の構造と主体Ⅱ――名古屋駅東地区における成長マシンの形成と空間の再編」という論文が掲載される予定である。また、収集したドキュメント資料を基に、リニア開発および名古屋駅周辺の再開発にかかわる政策検討組織の構成メンバー・団体を整理したほか、本研究プロジェクト全体にかかる理論枠組みの検討に着手した。
- 日本学術振興会：科研費・若手研究（Ｂ）Date (from‐to) : 2016 -2019Author : 林 浩一郎
- 「『リニア・インパクト』を見据えた都市戦略――名古屋駅西側の再編をめぐる『まちづくり体制』の構築」日本計画行政学会中部支部：日本計画行政学会中部支部 2015年度研究助成Date (from‐to) : 2015 -2016Author : 林 浩一郎
- 日本学術振興会：科学研究費助成事業Date (from‐to) : 2009 -2010Author : 林 浩一郎多摩ニュータウン(NT)開発が、地域社会にいかなる構造変動をもたらしたか。その開発手法はいかなる問題を孕み、地域の先人達はいかに乗り越えようとしたか。これらを地付層の生活史から考察し、これまでの郊外コミュニティ論・郊外論、都市計画・建築学の知見とは異なるNT像を提示した。1.NT開発に抗い、農地除外に成功した住民運動および、その運動を支援した専門家集団と施工者の対抗のなかで提言された「農住都市構想」の盛衰を考察した。成果は『日本都市社会学会年報』に掲載された。2.開発を進めた権力構造を明らかにするため、(1)旧地主有力者へのヒアリング(2)行政機構と議会構成の分析(3)多摩市の歳入・歳出分析を行った。結果、3点を明らかにした。(1)1967年以降、自民党政府-日本住宅公団-地主層と社会党-共産党-美濃部都政-市民層の対抗のなか、NT開発は進められた。(2)公団・都政・地元市政の制度的妥協による「行財政要綱」による財政措置により、(1)政府(2)革新都政・地域民主主義運動(3)地主有力者が対立しながらもNT建設を進めた。成果は地域社会学会で報告した。4.多摩市の産業構造・政治構造・空間構造の変化を分析し、開発の受益/受苦の構造を考察した。公団は農地を売却した地権者をNT周縁部の団地商店街へ誘導する一方、公団と民間資本が出資する「新都市センター」にNT中央部を譲渡し、大規模商業施設を誘致した。このような産業/消費空間のプランニングは、生活再建する地付層の事業・商売を衰退させる一因となった。公団は資本労働者である来住層の消費欲求を満たすため、開発の受益者たろうとした地付層を受苦者としてNTに包摂したとも言える。これらの成果は、11年度に論文として発表する。5.拙稿「多摩ニュータウン開発の情景-実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘」(『地域社会学会年報』20)が日本都市社会学会若手奨励賞を受賞した。