研究者データベース

林 浩一郎 (ハヤシ コウイチロウ)

  • 人間文化研究科社会と協働分野(都市社会システム) 准教授
メールアドレス: hayashihum.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/12/18

研究者情報

学位

  • 博士(社会学)(2012年03月 首都大学東京)
  • 修士(社会学)(2007年03月 慶應義塾大学)
  • 学士(経済学)(2005年03月 慶應義塾大学)

科研費研究者番号

  • 80736645

J-Global ID

研究キーワード

  • 地域社会学   都市社会学   リニア開発主義   ニュータウン   リノベーション   ライフヒストリー   「都市再生」の社会学   

研究分野

  • 人文・社会 / 社会学 / 地域社会学・都市社会学

経歴

  • 2008年04月 - 2012年03月  首都大学東京大学院人文科学研究科 博士後期課程
  • 2005年04月 - 2007年03月  慶應義塾大学大学院 社会学研究科 博士前期課程
  • 2001年04月 - 2004年03月  慶應義塾大学経済学部

所属学協会

  • 東海社会学会   日本社会学会   関東都市学会   日本都市社会学会   地域社会学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 林浩一郎; 堀江浩彰
    やっとかめ文化祭 2024年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 林浩一郎
    日本都市社会学会大会 第41回大会 2023年09月 口頭発表(一般)
  • 林浩一郎
    〈なごや学〉名古屋駅と名古屋城をつなぐ旅(西生涯学習センター講座) 2023年05月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 林浩一郎
    名古屋市立大学 都市政策研究センター連続セミナー 2023年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 林浩一郎
    日本都市社会学会大会 第40回大会 2022年09月 口頭発表(一般)
  • “Ultra-fast” Rail and Urban Restructuring: The Chuo Shinkansen and the Redevelopment of the Nagoya Station Area  [通常講演]
    木田勇輔; 林浩一郎; 植田剛史
    韓国地域社会学会国際学術大会 2022年07月 口頭発表(一般)
  • 林浩一郎
    地域社会学会第46回大会 2021年05月
  • 林浩一郎
    〈なごや学〉「名駅」から出発!なごやの魅力巡り(中村・西生涯学習センター) 2020年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • リニア開発主義の構造と主体――名古屋駅西地区における「稼ぐまちづくり」の行方  [通常講演]
    林 浩一郎
    愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会 2019年09月
  • リニア開発主義の構造と主体――名古屋駅西地区におけるリノベーション事業と‹草の根の新自由主義›  [通常講演]
    林 浩一郎
    日本都市社会学会第37回大会 2019年09月
  • 「リニア・インパクト」を見据えた稼ぐまちづくり運動の行方――名古屋駅西側の再編をめぐる エリアリノベーション戦略  [招待講演]
    林 浩一郎
    東海社会学会 第11回大会シンポジウム 2018年07月
  • 「リニア・インパクト」を見据えたまちづくり運動の行方—―名古屋駅西側の再編をめぐるエリアリノベーション戦略  [招待講演]
    林 浩一郎
    地域社会学会 第4回研究例会 2018年02月
  • 第4回リニア・シンポジウム「リニア駅上部空間をめぐるパークマネジメント戦略――名古屋駅西におけるエリアリノベーションの可能性  [通常講演]
    林 浩一郎
    2017年12月
  • 社会調査・教育・地域貢献の狭間で、域学官の「共同行為」は可能か?――「リニア・インパクト」を見据えた名古屋駅西側のまちづくり戦略  [招待講演]
    林 浩一郎
    社会調査の成果を社会に還元するために――調査実践をとりまく磁場と調査者の役割を再考する(愛知大学) 2017年10月
  • 第3回リニア・シンポジウム「名古屋駅西におけるリノベーションまちづくりの可能性――『現代の家守』と持続可能な都市と地域社会を考える」『名古屋市立大学人間文化研究所ESDシンポジウム』  [通常講演]
    林 浩一郎
    2016年11月
  • 郊外における共同性・つながりの分断と再生(3) ―住宅階層問題の変容と都営団地の持続可能性  [通常講演]
    林 浩一郎
    地域社会学会大会(桜美林大学) 2016年05月
  • 第2回リニア・シンポジウム 「リニアで『駅西』はどう変わるか」  [通常講演]
    林 浩一郎
    名古屋市立大学大学院人間文化研究科シンポジウム 2015年11月
  • 第1回リニア・シンポジウム 「リニアで名古屋はどう変わるか」  [通常講演]
    林 浩一郎
    名古屋市立大学大学院人間文化研究科シンポジウム 2014年11月
  • 多摩ニュータウンの中心と周縁――新文化都市開発の都市政治  [通常講演]
    林 浩一郎
    関東都市学会研究例会(後藤・安田記念東京都市研究所) 2013年03月
  • 林 浩一郎
    社会運動論研究会(大阪経済法科大学) 2010年10月
  • 林 浩一郎
    地域社会学会大会 2010年05月
  • 林 浩一郎
    日本都市社会学会大会(県立広島大学) 2009年09月
  • 林 浩一郎
    関東社会学会(首都大学東京) 2008年06月
  • 多摩ニュータウン開発の情景――実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘  [通常講演]
    林 浩一郎
    地域社会学会(東京学芸大学) 2008年05月

MISC

受賞

  • 2012年05月 地域社会学会 地域社会学会奨励賞:論文部門
     多摩ニュータウン「農住都市」の構想と現実 ーー戦後資本主義の転換とある酪農・養蚕家の岐路 
    受賞者: 林 浩一郎
  • 2010年09月 日本都市社会学会 日本都市社会学会若手奨励賞
     多摩ニュータウン開発の情景──実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘 
    受賞者: 林 浩一郎

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 丹野 清人; 林 真人; 吉田 舞; 高田 圭; 林 浩一郎
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 林 浩一郎
     
    本研究は、名古屋駅周辺における「リニア開発主義」の構造と主体を考察する社会学的研究である。「リニア開発主義」とは、2027年のリニア中央新幹線開通を契機として、経済成長を目指す政治経済システムとそのイデオロギーのことだ(林 2020a)。高度経済成長期のケインズ主義的な「均等発展」という国土開発の建前から、「選択と集中」を志向する新自由主義的な「都市再生」政策へという潮流のなかで、「リニア・インパクト」(江口 2014)に関する考察は喫緊の課題である。 具体的には、(1)林(名古屋市立大学)が、名古屋駅西地区の都市コミュニティを、(2)木田(椙山女学園大学)が名古屋駅周辺の都市政治を、(3)植田(愛知大学)が都市空間を調査研究している。これらにより、名古屋の都市空間をダイナミックに変動させる新たな開発の論理を明らかにしている。 2年目の2021年度は、主に2点の成果があった。(1)地域社会学会年報第34号に「リノベーションという空間の生産――名古屋駅裏におけるドヤの継承と革新」という論文が掲載される。(2) 日本都市社会学会年報第40号に「リニア開発主義の構造と主体Ⅱ――名古屋駅東地区における成長マシンの形成と空間の再編」という論文が掲載される予定である。また、収集したドキュメント資料を基に、リニア開発および名古屋駅周辺の再開発にかかわる政策検討組織の構成メンバー・団体を整理したほか、本研究プロジェクト全体にかかる理論枠組みの検討に着手した。
  • 日本学術振興会:科研費・若手研究(B)
    研究期間 : 2016年 -2019年 
    代表者 : 林 浩一郎
  • 「『リニア・インパクト』を見据えた都市戦略――名古屋駅西側の再編をめぐる『まちづくり体制』の構築」
    日本計画行政学会中部支部:日本計画行政学会中部支部 2015年度研究助成
    研究期間 : 2015年 -2016年 
    代表者 : 林 浩一郎
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2010年 
    代表者 : 林 浩一郎
     
    多摩ニュータウン(NT)開発が、地域社会にいかなる構造変動をもたらしたか。その開発手法はいかなる問題を孕み、地域の先人達はいかに乗り越えようとしたか。これらを地付層の生活史から考察し、これまでの郊外コミュニティ論・郊外論、都市計画・建築学の知見とは異なるNT像を提示した。1.NT開発に抗い、農地除外に成功した住民運動および、その運動を支援した専門家集団と施工者の対抗のなかで提言された「農住都市構想」の盛衰を考察した。成果は『日本都市社会学会年報』に掲載された。2.開発を進めた権力構造を明らかにするため、(1)旧地主有力者へのヒアリング(2)行政機構と議会構成の分析(3)多摩市の歳入・歳出分析を行った。結果、3点を明らかにした。(1)1967年以降、自民党政府-日本住宅公団-地主層と社会党-共産党-美濃部都政-市民層の対抗のなか、NT開発は進められた。(2)公団・都政・地元市政の制度的妥協による「行財政要綱」による財政措置により、(1)政府(2)革新都政・地域民主主義運動(3)地主有力者が対立しながらもNT建設を進めた。成果は地域社会学会で報告した。4.多摩市の産業構造・政治構造・空間構造の変化を分析し、開発の受益/受苦の構造を考察した。公団は農地を売却した地権者をNT周縁部の団地商店街へ誘導する一方、公団と民間資本が出資する「新都市センター」にNT中央部を譲渡し、大規模商業施設を誘致した。このような産業/消費空間のプランニングは、生活再建する地付層の事業・商売を衰退させる一因となった。公団は資本労働者である来住層の消費欲求を満たすため、開発の受益者たろうとした地付層を受苦者としてNTに包摂したとも言える。これらの成果は、11年度に論文として発表する。5.拙稿「多摩ニュータウン開発の情景-実験都市の迷走とある生活再建者の苦闘」(『地域社会学会年報』20)が日本都市社会学会若手奨励賞を受賞した。

その他のリンク

researchmap



Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.