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後藤 利彦 (ゴトウ トシヒコ)

  • 医学研究科循環器内科学分野 講師
メールアドレス: t-gotomed.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/03/19

研究者情報

学位

  • 名古屋市立大学大学院医学研究科修了/博士(医学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 動脈硬化   心機能   不整脈   

研究分野

  • ライフサイエンス / 循環器内科学

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2027年03月 
    代表者 : 後藤 利彦
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 後藤 利彦
     
    本研究「PETを用いた変時性不全における心臓交感神経pre-synapse機能の研究」において、C-11 hydroxyephedrine(HED)PETを用いて、変時性不全症例のpresynapse機能を定量評価した。Presynapse機能の定量評価には、HED心筋滞留率(HED-RI)を用いた。これは、トレーサー(C-11 HED)投与後30分から40分までの間の関心領域(ROI)内放射活性積分値の左室腔内中央に設定した小ROIにおける放射活性積分値に対する比率で算出される。これまで心不全症例においてはHED-RIの低下が報告されており、心臓交感神経終末におけるカテコラミンの保持に障害が生じていることを意味している。本研究においては、健常者6例と変時性不全例9例、合計15例においてPET検査を施行した。変時性不全群においてHED-RIは、健常者群と比較し有意に高値を示していた(変時性不全 vs 健常者; 13.8±3.0 vs. 8.5±3.9%/min, p = 0.01)。本研究の結果は、変時性不全においては心臓交感神経終末において適切なカテコラミン放出が行えないことを示唆しており、このことが変時性不全のメカニズムの一端に関与していることが推察された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 後藤 利彦; 菊池 祥平; 飯田 昭彦; 成田 ひとみ; 伊藤 由麿; 林 恵美
     
    変時性不全とは、心臓が、身体活動に対して心拍数を適切に調節できなくなってしまう病態のことである。そのため、十分に運動できなくなり、その結果QOL低下に直結する。さらには、変時性不全は心血管死および全死亡と独立して関係があることが知られている。今回、交感神経βアドレナリン受容体のリガンドである[C11]CGP-12177をポジトロントレーサーとする心臓PET検査を用いて、変時性不全における心臓交感神経β受容体密度を評価した。変時性不全においてはβアドレナリン受容体密度が低値であり、変時性不全の原因である可能性が考えられた。今後は、βアドレナリン受容体をターゲットとした治療方法の確立が期待される。

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