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菅野　さな枝 (カンノ　サナエ)

  • 医学研究科法医学分野　准教授
メールアドレス： sanaemed.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/04/24

研究者情報

J-Global ID

プロフィール

  • My main research interests are 1) cytotoxic mechanism of environmental substances or drugs that can cause death, 2) effects of particulate matter on pulmonary function, 3) interaction of nano-sized particles or chemicals with the liquid layer lining the alveolar surface.

研究キーワード

  • 細胞外小胞   肺表面活性   法中毒学   ナノ粒子   環境毒性学   

研究分野

  • ライフサイエンス / 細胞生物学 / 細胞毒性学

経歴

  • 2022年04月 - 現在  名古屋市立大学大学院医学研究科 法医学分野准教授
  • 2022年08月 - 2023年07月  ハーバード大学 公衆衛生院環境健康Visiting Scientist
  • 2017年04月 - 2022年03月  名古屋市立大学 大学院 医学研究科法医学分野講師
  • 2010年10月 - 2017年03月  聖マリアンナ医科大学法医学助教
  • 2008年04月 - 2010年09月  浜松医科大学特任研究員
  • 2004年06月 - 2008年03月  国立環境研究所環境リスク研究センターPost-doctoral Fellow
  • 2000年06月 - 2004年05月  Science and Technology Agency, CRESTTechnical staff
  • 1997年06月 - 2000年05月  Science and Technology AgencyJapan Society for the Promotion Science (JSPS) Fellow

学歴

  • 1990年04月 - 1994年03月   筑波大学   博士課程 医学研究科   環境生態系
  • 1988年04月 - 1990年03月   筑波大学   修士課程、環境科学研究科
  • 1984年04月 - 1988年03月   昭和薬科大学   薬学部

所属学協会

  • 細胞外小胞学会   The International Association of Forensic of Toxicology   Society of Toxicology   日本薬学会   日本法中毒学会   日本法医学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • NLRP3 inflammasome-mediated toxicity of fibrous particles. In Biological Effects of Fibrous and Particulate Substances
    菅野 さな枝 (担当:共著範囲:p27-50)Springer Japan. Tokyo 2015年
  • Effects of arsenite on macropinocytotic and autophagic activities in CHO-K1 cells. In Understanding the Geological and Medical Interface of Arsenic
    菅野 さな枝 (担当:分担執筆範囲:p196-198)CRC Press. Boca Raton 2012年
  • Accumulation of copper in the liver as the cause acute hepatitis in LEC rats. In Metal Ions in Biology and Medicine
    菅野 さな枝 (担当:分担執筆範囲:p187-192)John Libbey Eurotext, Paris 1994年
  • Discriminative uptake of cadmium, copper and zinc by the liver. In Metallothionein in Biology and Medicine
    菅野; 河原; さな枝 (担当:分担執筆範囲:p197-208)CRC Press. Boca Raton 1991年

講演・口頭発表等

  • Sanae Kanno; Seishiro Hirano; Jun Monma-Otaki; Hideaki Kato; Mamiko Fukuta; Yoshimi Nakamura; Yasuhiro Aoki
    The International Association of Forensic Toxicologists 2023年08月 ポスター発表
  • 陽イオン性殺菌剤曝露によるヒト肺胞上皮細胞に対する細胞膜毒性とシグナル伝達経路  [通常講演]
    菅野さな枝; 大瀧純; 加藤秀章; 福田真未子; 中村昌美; 青木康博
    第107次 日本法医学会 2023年06月 ポスター発表
  • 菅野さな枝; 大瀧 純; 加藤 秀章; 福田 真未子; 坂本 翼; 中村 昌美; 青木 康博
    第106次日本法医学会 2022年06月
  • 菅野さな枝; 平野 靖史郎; 大瀧 純; 加藤 秀章; 福田 真未子; 中村 昌美; 青木 康博
    第40年会 日本法中毒学会 2021年07月
  • Methamphetamineを慢性曝露したドパミン作動性細胞におけるER ストレス誘導能
    菅野 さな枝; 永野有紗; シャムスディン・ムハマド; 大瀧純; 加藤秀章; 福田真未子; 中村昌美; 堀田哲也; 青木康博
    第104年次日本法医学会 2020年09月
  • メタンフェタミン投与ラットの脳の各部位におけるERストレス応答の比較  [通常講演]
    シャムスディン・ムハマド; 菅野 さな枝; 大瀧 純; 加藤 秀章; 福田 真未子; 中村 昌美; 青木 康博
    第39年会日本法中毒学会 2020年06月
  • 陽イオン性殺菌剤曝露によるヒト肺胞上皮細胞のERストレス応答  [通常講演]
    菅野 さな枝; 平野 靖史郎; 大瀧 純; シャムスディン・ムハマド; 加藤 秀章; 福田 真未子; 中村 昌美; 堀田 哲也; 青木 康博
    第39年会日本法中毒学会 2020年06月
  • Expression of Murine Scavenger receptor MARCO is related to Cellular Uptake of Exosomes.  [通常講演]
    Sanae Kanno; Seishiro Hirano; Akiko Furuyama; Hodeaki Kato; Mamiko Fukuta; Hroshi Takase; Yasuhiro Aoki
    The 59st Annual Meeting of the Society of Toxicology 2020年03月 ポスター発表
  • Cytotoxicity of cationic disinfectants through apoptosis in human alveolar epithelial cells.  [通常講演]
    S. Kanno; S. Hirano; J. Otaki; H.Kato; M. Fukuta; Y. Nakamura; T. Horita; Y. Aoki
    The International Association of Forensic Toxicologists 2019年09月 ポスター発表
  • ヒト肺胞上皮細胞を用いた陽イオン性殺菌剤曝露による細胞毒性とアポトーシス誘導  [通常講演]
    菅野 さな枝; 平野靖史郎; 大瀧 純; 加藤 秀章; 福田 真未子; 堀田 哲也; 中村 昌美; 青木 康博
    日本法中毒学会 2019年07月 ポスター発表
  • 血清中Exosomeの環境温度による安定性の経日的変化  [通常講演]
    菅野さな枝; 坂本翼; 加藤秀章; 福田真未子; 大瀧純; 中村昌美; 堀田哲也; 青木康博
    日本法医学会 2019年06月 ポスター発表
  • Cellular accumulation of cocaine following osteoblastic differentiation in MC3T3-E1 cells  [通常講演]
    Kanno S; Otaki J; Kato H; Fukuta M; Nakamura Y; Horita T; Aoki Y
    アメリカカナダ毒性学会 2019年03月 ポスター発表

MISC

  • 変死体中薬物分析と質量分析-精神作用薬服用症例 愛知県2大学における法医解剖薬毒物分析に関する考察
    小川 匡之; 大瀧 純; 鈴木 隆佳; 岩井 雅枝; 近藤 文雄; 菅野 さな枝; 福田 真未; 加藤 秀章; 青木 康博; 妹尾 洋 JSBMS Letters 43 (Suppl.) 57 -57 2018年08月
  • 骨芽細胞分化に伴うメタンフェタミンの細胞内蓄積と分化指標への影響
    菅野 さな枝; 千葉 正悦; 呂 彩子; 鷺 盛久; 井川 亨; 大出 透乃; 向井 敏二 日本法医学雑誌 71 (1) 98 -98 2017年05月
  • 乳幼児の心臓性突然死2剖検例
    竹下 裕史; 坂本 圭菜; 井川 亨; 高田 女里; 菅野 さな枝; 千葉 正悦; 一場 一江; 鷺 盛久; 向井 敏二 日本法医学雑誌 70 (2) 144 -144 2016年12月
  • 平野 靖史郎; 菅野 さな枝; 古山 昭子 日本衞生學雜誌 63 (2) 449 -449 2008年03月
  • 古山 昭子; 菅野 さな枝; 山本 貴士; 貴田 晶子; 野馬 幸生; 平野 靖史郎 日本衞生學雜誌 63 (2) 445 -445 2008年03月
  • 平野 靖史郎; 菅野 さな枝; 古山 昭子 日本衞生學雜誌 62 (2) 608 -608 2007年03月
  • 平野 靖史郎; 菅野 さな枝; 古山 昭子 日本衞生學雜誌 62 (2) 410 -411 2007年03月
  • Akiko Furuyama; Sanae Kanno; Seishiro Hirano CELL STRUCTURE AND FUNCTION 30 37 -37 2005年06月
  • S Hirano; Y Kobayashi; T Hayakawa; S Kanno; Cui, X; M Yamamoto; A Shraim TOXICOLOGY AND APPLIED PHARMACOLOGY 197 (3) 271 -271 2004年06月
  • AC Dhanasekaran; S Kanno; S Hirano FASEB JOURNAL 15 (4) A171 -A171 2001年03月
  • 植物性エストロジェンが骨芽細胞の分化及びIL-6産生に及ぼす影響
    菅野 さな枝; 平野 靖史郎 日本薬学会年会要旨集 120年会 (4) 189 -189 2000年03月
  • 肺胞マクロファージにおける接着応答性krox-20/egr-2の発現
    平野 靖史郎; 菅野 さな枝 日本免疫学会総会・学術集会記録 29 131 -131 1999年10月
  • 繊維状酸化チタン粒子状物質を貪食した肺胞マクロファージにおけるimmediate-early gene krox-20の発現
    平野 靖史郎; 菅野 さな枝 日本臨床免疫学会会誌 (26回抄録集) 301 -301 1998年10月
  • 骨芽細胞の亜鉛に対する走化応答性
    菅野 さな枝; 平野 靖史郎; 安藤 満 日本薬学会年会要旨集 118年会 (3) 23 -23 1998年03月
  • 骨形成に伴う細胞内微量金属濃度の変化
    菅野 さな枝 Biomedical Research on Trace Elements 8 (3) 205 -206 1997年12月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 菅野 さな枝
     
    Exosomeは、細胞から分泌されるナノサイズ(直径50-150 nm)の細胞外微粒子である。核酸やタンパク質などを含有し、様々な疾患の病態形成に関わっている。脂質二重膜に囲まれ、体液中に安定して存在していることより、臨床現場ではバイオマーカーとしての応用が期待されている。Exosomeとその内包物は安定に保護されていることより、法医解剖で扱う死後の体液中にも安定に存在している可能性がある。安定な環境条件下では、法医学分野においても、死体体液中Exosomeの内包物の解析により、死亡に至る病態変化を得られる可能性がある。特にExosomeに内包されている非コードRNAであるマイクロRNA (miRNA)は、標的とする複数のmRNAの調整に関わることより、Exosomeの機能に重要である。しかし、死後経過による体液中Exosome及びその内包物であるmiRNAの安定性に関する報告はない。 そこで本年度は、①体液中のExosome及びその内包物は、どのくらいの期間、どのような環境温度で安定に存在するか、②死体体液中のExosome内 miRNAの解析により、生体で既に報告されている疾患特異的なExosome中miRNAの変化が認められるか、2つの課題について①を中心に検討を行った。最初に、法医学解剖時に採取可能であり、法医剖検において最も重要な体液の1つである血液を対象として実験を行った。血液はExosomeを多く含有していることも知られている。血液から血清を採取し、安定性を調べた結果、血清中Exosomeは、30℃保存では死後1日間、20℃及び4℃保存では数日間、体液中に安定して存在している可能性が示唆された。そこで次段階として、実際の解剖時に採取した血液の血清試料を用いて、疾患特異的なExosome中miRNAの変化が認められるか、現在実験を進めている状態である。
  • 日本学術振興会：科学研究費
    研究期間 : 2018年04月 -2022年03月 
    代表者 : 平野 靖史郎
  • 薬毒物が骨リモデリングの与える影響―骨形成と骨吸収の両側面からの検討
    日本学術振興会：科学研究費
    研究期間 : 2017年04月 -2019年03月 
    代表者 : 菅野 さな枝
  • ナノマテリアル・ナノ粒子のアクシデンタルな曝露による生体影響
    日本学術振興会：科学研究費
    研究期間 : 2012年04月 -2014年03月 
    代表者 : 菅野 さな枝
  • 違法ドラッグの新分析法の開発：超高速型HPLCとTOF-MSとの結合
    日本学術振興会：科学研究費
    研究期間 : 2008年04月 -2010年03月 
    代表者 : 鈴木 修
  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2010年 
    代表者 : 菅野 さな枝
  • 高感度ラマン分光による重金属毒物検出法の開発
    日本学術振興会：科学研究費
    研究期間 : 2007年04月 -2009年03月 
    代表者 : 鈴木 修
  • 原子間力顕微鏡を用いたナノ粒子の細胞への取り込みに関する研究
    日本学術振興会：科学研究費
    研究期間 : 2005年04月 -2006年03月 
    代表者 : 菅野 さな枝

その他のリンク

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