日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2014年04月 -2018年03月
代表者 : 澤本 和延; 金子 奈穂子; 澤田 雅人; 神農 英雄; 藤掛 数馬; 藤岡 哲平
(1)足場との関係:新生ニューロンに発現するβ1integrinが、鎖状の細胞塊を形成しながら血管に沿って効率良く移動するために必要であることが明らかになった。(2)移動速度の調節と停止:ニューロンが移動を停止する際の詳細な形態学的特徴と、その制御機構が明らかになった。(3)感覚刺激による定着・成熟:嗅覚刺激が新生ニューロンの定着・成熟を促進する新規メカニズムの手がかりが得られた。(4)移動制御による再生促進:新生ニューロンの移動を促進することによって、ニューロンが再生し、脳機能の回復が促進されることが示唆された。