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伊藤 恭彦
(イトウ ヤスヒコ)
人間文化研究科社会と協働分野(都市社会システム) 教授
メールアドレス: itou
hum.nagoya-cu.ac.jp
研究者情報
学位
J-Global ID
研究キーワード
研究分野
経歴
所属学協会
論文
書籍等出版物
受賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
委員歴
担当経験のある科目
社会貢献活動
その他
Last Updated :2025/04/29
研究者情報
学位
大阪市立大学/博士(法学)
J-Global ID
200901049753845906
研究キーワード
都市正義 税制改革 タックス・ジャスティス 公共政策 貧困 グローバルな正義 正義 政治
研究分野
人文・社会 / 政治学 / 公共政策学
人文・社会 / 政治学 / 政治哲学
経歴
1990-1991 静岡大学人文学部講師 1991-2003 静岡大学人文学部助教授 2003-2009 静岡大学人文学部教授
所属学協会
日本平和学会 政治思想学会 日本公共政策学会 日本政治学会
研究活動情報
論文
地域活動推進のためのSDGs指標物語
原理史; 平川翼; 川村真也; 杉田暁; 伊藤恭彦
環境共生 39 1 66 - 76 2023年03月
[査読有り]
分配的正義と租税法律主義
伊藤恭彦
総合法政策研究 4 1 - 19 2021年03月
税と平等
伊藤恭彦
新村聡・田上孝一編『平等の哲学入門』 359 - 374 2021年01月
タックス・ジャスティス―租税の規範学
伊藤恭彦
日本租税理論学会編『租税上の先端課題への挑戦』 3 - 17 2020年11月
グローバル・タックスの哲学的基礎
伊藤恭彦
上村雄彦編『グローバル・タックスの理論と実践』 23 - 45 2019年03月
ネット社会とグローバル公共圏の可能性
伊藤恭彦
思想 2019 3 122 - 138 2019年03月
出国税とグローバル・タックス
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 10 2018年10月
租税回避とフェアプレー義務
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 9 2018年09月
法人税と企業の社会的役割
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 8 2018年08月
控除と租税特別措置
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 7 2018年07月
相続制度と公正な税
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 6 2018年06月
所得税と消費税のどちらが正しいのか
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 5 2018年05月
格差税制と税
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 4 2018年04月
努力・運と税
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 3 2018年03月
市場社会と税
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 2 2018年02月
税理士と税の正義
伊藤 恭彦
税務弘報 2018 1 2018年01月
[招待有り]
グローバリゼーションと政府
伊藤 恭彦
菊地理夫編『政府の政治理論』晃洋書房 2017年03月
[査読有り]
Global Capitalism and Global Justice
Yasuhiko ITOH
Archiv fur Rechts-und Sozialphilosophie Beiheft 139 2014年
「グローバル・ジャスティス―公正な地球社会をめざす規範」
伊藤恭彦
川崎修編『岩波講座 政治哲学6 政治哲学と現代』(岩波書店) 2014年
「食」とグローバルな正義
伊藤恭彦
宇佐美誠編『グローバルな正義』(勁草書房) 173 - 196 2014年
「グローバル・ジャスティスの可能性」
伊藤恭彦
内藤正典・岡野八代編『グローバル・ジャスティス』(ミネルヴァ書房)所収 2013年
「政策過程と規範的思考――政策過程における「道徳の羅針盤」」
伊藤恭彦
『公共政策研究』 13 13号 20 - 31 日本公共政策学会 ; 2001- 2013年
「平等・労働・グローバルな正義」
伊藤恭彦
『哲学と現代』 27号 43 - 59頁 2012年
「税制の政治」
伊藤恭彦
斎藤純一編『政治の発見3 支える』(風行社)所収 2011年
「アメリカの正義と地球の正義」
伊藤恭彦
『人権21』 2011年10月号 25 - 31 おかやま人権研究センター 2011年
「グローバリゼーション・周縁化・コスモポリタニズム」
伊藤恭彦
『政治思想研究』 第10号 4 - 30頁 風行社 2010年
「貧困の放置は罪なのか」
伊藤恭彦
『静岡大学法政研究』 13巻 1号 1 - 53頁 静岡大学 2008年
「ディヴィッド・ミラーのグローバルな正義への懐疑論」
伊藤恭彦
『静岡大学法政研究』 11巻 1 305 - 341頁 静岡大学 2007年
「コスモポリタニズムの思想的源流を求めて」
伊藤恭彦
『大阪市立大学法学雑誌』 54巻 2号 614 - 650頁 2007年
「グローバルな公共性をめぐる規範的対立」
伊藤恭彦
21世紀理論研究会編『資本主義はどこまできたか』(日本経済評論社)所収 2005年
「正義の倫理とケアの倫理」
伊藤恭彦
浜渦辰二編『ケアの人間学入門』(知泉書館)所収 2005年
「グローバリゼーションと人権の普遍性」
伊藤恭彦
『人権と社会』 1号 61 - 74頁 岡山人権問題研究所『人権と社会』編集委員会 2005年
「正義の倫理とケアの倫理-ケアの倫理が政治哲学に提起したもの」
伊藤恭彦
『文化と哲学』 23 23号 23 - 40頁 静岡大学 2005年
通約不可能な価値の多元性とリベラリズム
伊藤 恭彦
静岡大学法政研究 8 3・4 81 - 104 静岡大学 2004年
「リベラリズムとグローバリゼーション」
伊藤恭彦
『思想』 965号 158 - 175頁 岩波書店 2004年
価値の多元性と通約不可能性
伊藤 恭彦
静岡大学法政研究 7 2 1 - 41 静岡大学 2002年
政治哲学の復権と価値の多元性
伊藤 恭彦
経済科学通信 96 96 74 - 77 基礎経済科学研究所 2001年
ジョン・ロールズの公正な課税論
伊藤 恭彦
静岡大学法政研究 5 3・4 191 - 211 静岡大学 2001年
協同の死と変容
伊藤 恭彦
21世紀生協理論研究会編『現代生協改革の展望』 2000年
福祉国家の正統性と格差原理
伊藤 恭彦
静岡大学法政研究 5 2 29 - 96 静岡大学 2000年
シュトラウス・ロールズ・プルーラリズム
伊藤 恭彦
年報政治学1999 1999年
[査読有り]
書籍
転換期・名古屋の都市公共政策 : リニア到来と大都市の未来像
伊藤, 恭彦; 小林, 直三; 三浦, 哲司; 別所, 良美; 曽我, 幸代; 山田, 恵里; 森田, 陽子; 森田, 雄一; 中山, 徳良; 三宅, 勝(都市政策); 林, 浩一郎; 谷口, 由希子; 桜井, 啓太; 山本, 明代 ミネルヴァ書房 2020年09月 ISBN: 9784623089864 x, 305p
『タックス・ジャスティス―税の政治哲学』
伊藤 恭彦 (担当:単著範囲:)風行社 2017年05月
『ローカル・ガバナンスとデモクラシー―地方自治の新しいかたち』
法律文化社 2016年
『現代政治学(第4版)』
有斐閣 2012年
共著
『データブック基本の30冊 政治哲学』
人文書院 2012年
『さもしい人間-正義をさがす哲学』
新潮社 2012年
『食の人権』
リベルタス出版 2010年
編著
『貧困の放置は罪なのか』
人文書院 2010年
日本公共政策学会著作賞受賞
『ポスト・リベラリズムの対抗軸』
ナカニシヤ出版 2007年
共編著
『現代規範理論入門』
ナカニシヤ出版 2004年
共編著
『多元的世界の政治哲学』
有斐閣 2002年
『ポスト・リベラリズム』
ナカニシヤ出版 2000年
共編著
受賞
2018年07月 日本税務研究センター 第41回日税研究賞
受賞者: 伊藤 恭彦
2011年06月 日本公共政策学会 日本公共政策学会著作賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
コスモポリタニズムのアクチュアリティ
日本学術振興会:
科学研究費助成事業
研究期間 :
2021年04月 -2024年03月
代表者 :
有賀 誠; 松元 雅和; 伊藤 恭彦; 上原 賢司; 施 光恒; 田上 孝一; 松井 暁
本研究は、環境問題等、国民国家という従来の枠組みが、それを解くのに適していない問題が噴出する中で、「コスモポリタニズム」という歴史ある思想に、もう一度、光を当て、そのポテンシャルを最大限に引き出すことを目指している。 共同研究開始の初年度に当たる2021年度は、上記の目標に向けての足固めをする年度となった。具体的には、各研究分担者が、今後の研究の土台となる文献の収集、整理に多くの時間を費やした。 本来であれば、年度内に一度は、研究分担者が直接集まって、それぞれの研究の進捗状況について、情報交換を行う機会を持ちたいところではあったが、コロナ禍のため、残念ながら、それはかなわなかった。しかし、幸いなことに、本共同研究の母体は、隔月で開かれている「現代規範理論研究会」であり、同研究会は、リモートで開催を継続していたため、ゲストスピーカーによる報告とディスカッションが終了した後の限られた時間ではあったが、研究分担者は、隔月で、簡単な情報交換をすることができた。 また、同研究会でお呼びしたゲストスピーカーからは、「コスモポリタニズム」それ自体をテーマにした報告ではないケースでも、関連領域から大変示唆的な知見を聴取することができた。 コロナ禍は、共同研究の進行にとっては、もちろんマイナスの側面が大きいのだが、研究分担者相互のリモートでの会話の中でも、コロナ禍の急速な世界大の広がりは、それ自体が、国民国家単位の対処に限界のあることを示しており、「コスモポリタニズム」という切り口から取り組むべき問題であるということ話も出ており、今後、研究に取り込むことも考えている。
公正な課税基準構築のための規範理論的研究
日本学術振興会:
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 :
2019年04月 -2022年03月
代表者 :
伊藤 恭彦
公正な課税に関する哲学的、理論的研究を進めた。包括的所得概念を構築し、累進型所得税を理論的に定礎した、ヘンリー・サイモンズの経済哲学を改めて研究した。サイモンズは、課税の公正さは最終的には「倫理学的、美学的問題」(経験科学にはなじまない問題)としながらも、現実の醜い不平等を是正するためには、累進度の険しい所得税が公正だとの判断をしていた。社会の不平等の是正=平等化の推進という政策目標があり、それを課税によって効果的に推進するためには累進型の所得税が望ましく、累進型所得税を実行する上で包括的所得概念が必要だという思考過程をサイモンズは踏んでいた。 また累進度の険しい相続税・贈与税を提案しているジョン・ロールズ、ジェニファー・バードポーランの政治哲学も再検討した。ロールズもバードポーランも平等な社会(機会の実質的な平等が保証されている社会)を実現するためには、単に貧困者に対して経済的支援をするだけでは不十分であり、富者の経済的力を削ぐことが重要だと考え、富者に対して重い相続税・贈与税といった富移転税を構想したことを確認した。 欧米の代表的な政治哲学・経済哲学を再検討し、課税の公正さは最終的には課税を通して実現する社会像に依拠していることが改めて確認できた。その意味で課税の公正/不公正は、単独の哲学的論点にはならず、課税を通してどのような社会や社会的価値を実現するのかという論点にたえず立ち返らざるをえないことが確認できた。
グローバル・イシューの規範理論にむけて
日本学術振興会:
科学研究費助成事業
研究期間 :
2016年04月 -2020年03月
代表者 :
松井 暁; 松元 雅和; 向山 恭一; 坂口 緑; 伊藤 恭彦; 施 光恒; 田上 孝一; 有賀 誠
本プロジェクトは、具体的な諸課題における規範的問題を整理・検討することを通じて、グローバル・イシューの規範理論のフレームワークを創造しようとした。とりあげた課題は、次の六つである。(1)グローバル市場、(2)政治空間の変容、(3)戦争と平和、(4)環境・生命、(5)主体・関係・アイデンティティの変容、(6)変革の方向。私たちは、グローバル・イシューの規範理論を体系的に構築するために、六つの課題そのものの個別的な規範理論でなく、これらの課題の相互連関を議論してきた。それによってグローバル社会を総体的に把握し、その将来像を導くような全体的な規範理論のフレームワークを獲得することができた。
グローバル・タックスの効果に関する研究―気候変動ガヴァナンスを中心に
日本学術振興会:
科学研究費助成事業
研究期間 :
2014年04月 -2019年03月
代表者 :
上村 雄彦; 和仁 道郎; 伊藤 恭彦; 森 晶寿; 清水 規子; 望月 爾; 金子 文夫; 諸富 徹; 田村 堅太郎; 植田 和弘; 兼平 裕子; 谷川 喜美江; 津田 久美子; 池田 まり子
5年間で、雑誌論文38本、学会発表59回、図書の刊行26冊と、大きな成果を出すことができた。特に、本研究プロジェクトの集大成として出版した『グローバル・タックスの理論と実践―主権国家体制の限界を超えて』は、これまでの先行研究をしっかり整理した上で、哲学、経済学、法学の立場からその基礎づけを行い、事例研究として多国籍企業税、BEPS(税源浸食と利益移転)、気候変動、Unitaidと適応基金、EUにおける金融取引税導入の政治過程、ポストBEPSと多国間主義を考察し、今後の可能性として世界政府論まで射程を広げて検討した。そのことで、グローバル・タックスの全体像を広く、深く明らかにできたと考える。
課税の公正と財政支出を統合する政策規範形成のための理論的研究
研究期間 :
2015年04月 -2018年03月
代表者 :
伊藤 恭彦
ポスト・リベラリズム時代における規範理論の役割-その現実的適用を目指して
日本学術振興会:
科学研究費助成事業
研究期間 :
2009年 -2011年
代表者 :
有賀 誠; 伊藤 恭彦; 松井 暁; 松元 雅和; 向山 恭一; 施 光恒; 坂口 緑; 武藤 功
冷戦体制の終焉は、リベラル・デモクラシーの勝利と意味づけられたが、その最終イデオロギーと見なされたリベラル・デモクラシーも様々な問題を抱えていることが、明らかになった。より具体的には、研究会を通じて、戦争概念の変化、貧困国の問題、宗教の復権、ナショナリズムの復権等、グローバリゼーションの進展の中で、それに対する一種のバックラッシュとして生み出されている諸問題を明らかにすることができた。
国境を越える財移転の倫理的根拠とその政策デザインのための哲学的・理論的研究
研究期間 :
2008年 -2010年
代表者 :
伊藤恭彦
食の安全を保障するグローバル・フードシステム形成のための政策規範論的研究
代表者 :
伊藤恭彦
委員歴
2014年04月 - 現在 名古屋市市立大学 理事・副学長
2014年04月 - 2018年03月 名古屋市立大学大学院人間文化研究科 研究科長
名古屋市自転車等駐車対策協議会 料金制度・管理運営手法検討分科会委員(会長)
名古屋市自転車等駐車対策協議会委員(会長職務代理者)
平成25年度名古屋市行政評価 行政外部評価有識者委員
2012年-名古屋市立大学教育研究審議会委員
2012年-人間文化研究科副研究科長(副学部長)
担当経験のある科目
西洋政治思想史静岡大学
公共政策学名古屋市立大学
政治学名古屋市立大学
社会貢献活動
名古屋市次期総合計画有識者懇談会委員
期間 :
2018年04月 - 現在
役割 :
助言・指導
中部地方ESD活動支援センター企画運営会議委員(座長)
期間 :
2016年04月 - 現在
役割 :
運営参加・支援
名古屋市教育振興計画策定に係る有識者会議委員
期間 :
2018年04月
役割 :
助言・指導
種別 :
その他
文部科学省就職問題懇談会委員
期間 :
2016年06月01日 - 2017年06月30日
主催者・発行元 :
文部科学省
東京都 大学生の就職問題への対応策の検討
公立大学学生交流に関するワーキンググループ委員
期間 :
2016年04月30日 - 2017年04月30日
主催者・発行元 :
公立大学協会
東京都 全国公立大学の学生交流活動の支援
春日井市 かすがい熟年大学講師
期間 :
2014年08月27日 - 2014年09月10日
主催者・発行元 :
春日井市文化スポーツ部生涯学習課
文化フォーラム春日井 春日井市の市民公開講座で「21世紀の政治を考える」をテーマに講義
政策提言力向上セミナーでの講演
期間 :
- 2014年07月20日
主催者・発行元 :
NPO法人東大手の会
名古屋市市民活動推進センター 「政治思想とNPO-国家・市場イメージを超えて」をテーマに講演とディスカッション
名古屋市自転車駐車場対策協議会会長代行
期間 :
- 2014年03月25日
主催者・発行元 :
名古屋市
名古屋市役所 名古屋市自転車駐車場問題での政策提言
名古屋市行政評価 行政外部評価有識者委員
期間 :
2013年04月 - 2014年03月
役割 :
助言・指導
主催者・発行元 :
名古屋市
名古屋市役所 名古屋市行政評価
生活協同組合コープしずおか 員外理事
期間 :
- 2012年03月31日
主催者・発行元 :
生活協同組合コープしずおか
静岡市 コープしずおかの経営・活動への助言
その他
2011年 - 2011年 翻訳、ディヴィッド・ミラー著『国際正義とは何か』(風行社)
共訳
2006年11月 - 2006年11月 翻訳、『税と正義』(リーアム・マーフィー、トマス・ネーゲル著)
その他のリンク
researchmap
https://researchmap.jp/read0210330