研究者データベース

江﨑 伸一 (エサキ シンイチ)

  • 医学研究科共同研究教育センター 講師
メールアドレス: sesakimed.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/05/25

研究者情報

J-Global ID

研究キーワード

  • 抗腫瘍ウイルス療法   単純ヘルペスウイルス   顔面神経再生   

研究分野

  • ライフサイエンス / 耳鼻咽喉科学

経歴

  • ハーバード大学博士研究員
  • マサチューセッツ総合病院博士研究員
  • 名古屋大学客員研究員

所属学協会

  • 日本ウイルス学会   日本顔面神経学会   日本耳鼻咽喉科学会   

研究活動情報

論文

講演・口頭発表等

  • 森 裕介; 鈴木 元彦; 長谷川 千尋; 中西 弘紀; 中井 一之; 江崎 伸一; 竹本 直樹; 村上 信五; 岩崎 真一
    日本鼻科学会会誌 2022年07月 (一社)日本鼻科学会
  • 江崎 伸一; 五島 典; 勝見 さち代; 岩崎 真一
    耳鼻咽喉科ニューロサイエンス 2022年05月 耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会
     
    名古屋大学医学部ウイルス学教室でクローニングされたHF10は、自然発生型の弱毒型単純ヘルペスウイルス1型である。今回、HF10の抗腫瘍効果をin vitroとin vivoで検討するとともに、HF10接種による腫瘍免疫への影響について検討した。in vitroの検討にはヒト扁平上皮癌細胞株とマウス扁平上皮癌由来SCC-VII細胞を用い、いずれの細胞においてもウイルス力価依存的な抗腫瘍効果が認められた。in vivoの検討方法はマウス耳介にSCC-VII細胞を接種して作製した耳介腫瘍モデルにHF10を2回接種し、腫瘍は著明に縮小した。腫瘍免疫への影響の検討方法は、HF10を2回接種した翌日に腫瘍塊を切除して組織切片を作製し、HE染色、抗HSV染色、抗CD4抗体染色、抗CD8抗体染色を行うとともに、同時に脾臓を切除して脾細胞の一部を各種免疫細胞マーカーで染色した。その結果、HF10接種によって抗腫瘍免疫が増強されたことが確認された。
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    耳鼻咽喉科ニューロサイエンス 2022年05月 耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会
  • 蒲谷 嘉代子; 岡島 諒奈; 勝見 さち代; 高橋 弘恵; 南方 寿哉; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 2022年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  • 竹本 直樹; 讃岐 徹治; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    日本気管食道科学会会報 2022年04月 (NPO)日本気管食道科学会
  • 竹本 直樹; 讃岐 徹治; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 2022年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  • 佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 有馬 菜千枝; 岩崎 真一; 中山 明峰
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 2022年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  • 有馬 菜千枝; 中山 明峰; 塚本 佳世; 佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    日本東洋医学雑誌 2022年04月 (一社)日本東洋医学会
     
    漢方医学と西洋医学を合わせて行うことが有効であった睡眠時無呼吸症例を報告する。症例は日中傾眠がある52歳男性で、睡眠検査にて閉塞性睡眠時無呼吸と診断され持続陽圧呼吸療法(CPAP)を開始した。CPAPは鼻から陽圧をかけ上気道閉塞の改善をはかりながら治療経過は機器に記録される。鼻閉があるとCPAP継続困難となるが本例でもCPAPを脱落しそうであった。そのことは記録された治療経過からも明白であった。そこで鼻閉に対して越婢加朮湯を服用すると鼻閉が自覚的に改善した。CPAP使用状況と鼻CT画像を参考にして小青竜湯や葛根湯加川きゅう辛夷へ変更するとCPAPは効果的に継続された。最終的には日中傾眠が消失した。西洋医療継続のためには漢方治療が必要である一方、漢方治療効果判定に西洋医学的な情報が有用であった。本例では漢方医学と西洋医学が組み合わせられた東西融合医療の有用性が示された症例と考える。(著者抄録)
  • 高橋 弘恵; 江崎 伸一; 蒲谷 嘉代子; 佐藤 慎太郎; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2022年03月 日本口腔・咽頭科学会
     
    ワルトン管中間位の顎下腺唾石は、通常は口腔内の触診で同定できるが、炎症後に硬結を生じ唾石の同定に迷う症例もある。しかし、唾石が小さいため、経皮的超音波検査では描出が困難なことが多い。そこで、口腔内超音波検査が中間位の唾石の同定に有用であると考え、適したプローブの選定と唾石の描出の可否を検討した。ホッケースティック型のプローブのみがワルトン管に沿って口腔底への接触が可能であり、中間位の唾石の描出に優れていた。移行部の唾石はプローブの操作性に制限があるものの描出可能であったが、開口部の唾石はプローブが密着できず描出困難であった。術中に口腔内超音波検査が有用であった症例とともに報告する。(著者抄録)
  • 角谷 尚悟; 江崎 伸一; 南方 寿哉; 蒲谷 嘉代子; 佐藤 慎太郎; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2022年03月 日本口腔・咽頭科学会
     
    唾液腺管内視鏡の出現により、従来外切開で摘出される耳下腺唾石の一部が口内から抽出できるようになった。しかし、内視鏡摘出の可否は唾石の大きさ、局在等に依存する。我々は、耳下腺内とステノン管に複数の唾石をみとめ、頬部小切開と唾液腺管内視鏡を併用して摘出した症例を経験したため報告する。症例は60歳男性。右耳下腺炎を契機に受診し、精査にて耳下腺内外のステノン管に計3つ、8mm大の唾石を指摘された。全身麻酔で頬部皮膚を小切開し、ステノン管を切開して唾石を1つ摘出し、摘出した孔から唾液腺管内視鏡を用いて残存する唾石を摘出した。頬部小切開に唾液腺管内視鏡を併用した本手術法は低侵襲な手術法であり、今後も唾液腺管内視鏡の積極的な使用が望まれる。(著者抄録)
  • マウスモデルを用いたCDK9選択阻害薬の抗ウイルス効果の検討
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 岩崎 真一
    日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会抄録集 2022年03月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会
  • 遅発性外傷性顔面神経麻痺の臨床的特徴と予後
    南方 寿哉; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    日本耳科学会総会・学術講演会抄録集 2021年10月 (一社)日本耳科学会
  • コロナ禍がCPAP治療に与えた影響
    有馬 菜千枝; 岡崎 涼; 塚本 佳世; 河合 晴世; 安東 カヨコバールドワジ; 鈴木 元彦; 中山 明峰; 蒲谷 嘉代子; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • 当院における肥満減量手術症例に対する睡眠時無呼吸の取り扱い
    佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 中山 明峰; 岡崎 涼; 塚本 佳世; 河合 晴世; 安東 カヨコバールドワジ; 池森 宇泰; 蒲谷 嘉代子; 勝見 さち代; 江崎 伸一
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • 新型コロナウイルスが睡眠外来に及ぼす影響
    岡崎 涼; 有馬 菜千枝; 安東 カヨコバールドワジ; 塚本 佳世; 河合 晴世; 江崎 伸一; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • 睡眠検査で睡眠麻痺を計3回とらえたナルコレプシー症例
    塚本 佳世; 有馬 菜千枝; 安東 カヨコバールドワジ; 岡崎 涼; 河合 晴世; 江崎 伸一; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • RBDのPSG検査、アンケートにおける性差の比較検討
    三田 康暁; 福井 文子; 塚本 佳世; 岡崎 涼; 河合 晴世; 有馬 菜千枝; 江崎 伸一; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • 2018年にCPAP導入した患者において、仰臥位の鼻腔通気度と治療継続状況からの検討
    河合 晴世; 岡崎 涼; 塚本 佳世; 三田 康暁; 有馬 菜千枝; 池森 宇泰; 江崎 伸一; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • Chiari 1型奇形に対する大後頭孔部減圧術前後のPSG検査の一例
    安東 カヨコバールドワジ; 岡崎 涼; 塚本 佳世; 江崎 伸一; 有馬 菜千枝; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • 睡眠障害を訴えた食道裂孔ヘルニア患者の一例
    江崎 伸一; 有馬 菜千枝; 安東 カヨコバールドワジ; 河合 晴世; 塚本 佳世; 岡崎 涼; 勝見 さち代; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • OSA患者のスクリーニング 歯科の役割
    池森 宇泰; 鈴木 貴大; 岡崎 涼; 河合 晴世; 塚本 佳世; 江崎 伸一; 有馬 菜千枝; 渋谷 恭之; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2021年09月 (一社)日本睡眠学会
  • コロナ禍における睡眠検査 小児検査の動向
    有馬 菜千枝; 佐藤 慎太郎; 中山 明峰; 江崎 伸一; 小崎 晃裕; 勝見 さち代; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2021年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 睡眠障害を訴えた食道裂孔ヘルニア患者の一例
    勝見 さち代; 有馬 菜千枝; 江崎 伸一; 佐藤 慎太郎; 小崎 晃裕; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2021年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 睡眠時無呼吸用口腔内装置における鼻腔通気度の検討
    佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 江崎 伸一; 南方 寿哉; 角谷 尚悟; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2021年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 耳下腺唾石症の自然排石例の臨床像
    小崎 晃裕; 江崎 伸一; 佐藤 慎太郎; 勝見 さち代; 有馬 菜千枝; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2021年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 唾液腺内視鏡に外視鏡を併用した顎下腺唾石摘出術
    江崎 伸一; 角谷 尚悟; 小崎 晃裕; 佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2021年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一
    口腔・咽頭科 2021年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 有馬 菜千枝; 中山 明峰; 佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    日本東洋医学雑誌 2021年07月 (一社)日本東洋医学会
     
    夜驚症と睡眠時遊行症を合併した症例を報告する。症例は9歳男児で、睡眠中に突然覚醒すると歩き回りや泣き叫びといったエピソードが出現するようになった。発熱した日や学校行事に重なって出現することがあった。エピソードにより受傷するほどであり薬物治療が必要と考えられた。気虚がベースにあると考え小建中湯を内服したところ徐々にエピソードがなくなり、発熱機会も減少した。今回治療前後に終夜睡眠ポリグラフ検査を行ったところ睡眠の質が改善していることが確認された。小建中湯は夜驚症の治療薬として知られているが終夜睡眠ポリグラフ検査を通して評価をしているのは今回の症例が初めてと考える。(著者抄録)
  • 名倉 しず香; 讃岐 徹治; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    喉頭 2021年06月 日本喉頭科学会
     
    症例は9歳女児で、呼吸困難を主訴とした。咳嗽、呼気時喘鳴にて近医を受診し、気管支喘息として加療されるも症状は改善せず、救急搬送時には頻回な咳嗽と陥没呼吸、炎症反応の上昇を認めた。頸胸部CTでは声門下の狭小化を認め、声門下狭窄による呼吸困難と診断して緊急気管切開術を行った。輪状軟骨付近から空気の漏れを認め、甲状軟骨もしくは輪状軟骨の骨折が示唆された。直達喉頭鏡下の所見では声門下に白色軟骨様の病変を認め、声門下腫脹の軽減を待って直達鏡下に観察した。その結果、白色軟骨様病変はプラスチック異物で、異物誤嚥の可能性が示唆された。異物摘出後の声門下面に肉芽形成を認めたが、喉頭ファイバースコピーにて声門下の再狭窄や肉芽増生はみられず、頸胸部CTで声門下の肥厚や狭窄の消失を確認した。本症例は異物の刺激による損傷に感染が重なって声門下狭窄が進行し、症状が出現したと考えられた。
  • 流行性耳下腺炎として経過観察されていた耳下腺唾石症の1例
    北條 渉; 江崎 伸一; 岩崎 真一
    小児耳鼻咽喉科 2021年06月 日本小児耳鼻咽喉科学会
  • CDK9選択阻害薬の単純ヘルペスウイルスへの抗ウイルス効果
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 岩崎 真一
    日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会抄録集 2021年05月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会
  • 江崎 伸一; 佐藤 慎太郎; 角谷 尚悟; 有馬 菜千枝; 岩崎 真一
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2021年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  • 丹羽 正樹; 江崎 伸一; 佐藤 慎太郎; 濱島 有喜; 村上 信五; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2021年03月 日本口腔・咽頭科学会
     
    唾石症の多くは顎下腺に発生し、耳下腺に発生することは稀である。一方、唾液瘻は主に唾液腺や排泄管の損傷により顔面皮膚や皮下に唾液の漏出、貯留を来す疾患である。唾液腺管断裂などの外傷によるものや、耳下腺腫瘍切除後の医原性損傷が原因となるが、唾石が唾液瘻の原因となった報告は渉猟し得た範囲では存在しない。今回耳下腺唾石症を伴う唾液瘻の1症例を経験した。症例は63歳男性で、急性耳下腺炎後の頬部腫脹があり、精査にて唾液瘻と診断された。唾液瘻は原因に応じて様々な治療法の報告があるが、本症例は唾石の摘出のみで唾液瘻が改善した。よって唾石による耳下腺管の閉塞を認める唾液瘻の場合は唾石の除去が有用と考えられた。(著者抄録)
  • 江崎 伸一
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2020年11月 (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  • IL2発現HSVアンプリコンの抗腫瘍効果
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 渡辺 崇広; 佐藤 好隆; 村田 貴之; 木村 宏
    日本癌学会総会記事 2020年10月 (一社)日本癌学会
  • 佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 有馬 菜千枝; 三原 丈直; 中山 明峰; 岩崎 真一
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2020年09月 (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  • サージトロンを用いた内視鏡下アデノイド手術における鼻腔通気度の検討
    佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 南方 寿哉; 角谷 尚悟; 中山 明峰; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2020年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 多発する耳下腺唾石に対して小切開と内視鏡を併用して摘出した一例
    角谷 尚悟; 江崎 伸一; 南方 寿哉; 佐藤 慎太郎; 中山 明峰; 村上 信五; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2020年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 名古屋市立大学病院における耳下腺唾石症の臨床像
    江崎 伸一; 角谷 尚悟; 南方 寿哉; 佐藤 慎太郎; 中山 明峰; 村上 信五; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2020年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • ウイルス性顔面神経麻痺として経過観察されていた耳下腺腫脹のない耳下腺癌2例
    南方 寿哉; 江崎 伸一; 佐藤 慎太朗; 岩崎 真一
    口腔・咽頭科 2020年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 唾液腺癌細胞における腫瘍溶解ウイルスHF10と5-FUの併用療法
    江崎 伸一; 五島 典; 波多野 芳美; 高野 学; 村上 信五; 岩崎 真一
    頭頸部癌 2020年07月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 口腔癌マウスモデルにおける腫瘍溶解ウイルスHF10の抗腫瘍効果
    高野 学; 江崎 伸一; 五島 典; 今泉 冴恵; 岩城 翔; 的場 琢磨; 川北 大介; 村上 信五; 岩崎 真一
    頭頸部癌 2020年07月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 豊田 貴一; 佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 鈴木 元彦; 岩崎 真一; 村上 信五
    耳鼻と臨床 2020年05月 耳鼻と臨床会
     
    誤嚥防止手術は重度の嚥下障害に対する外科的治療として神経変性疾患や脳血管疾患の患者に広く行われてきたが、根治を望めない担癌患者における報告は少ない。今回われわれは食道癌による通過障害に対して誤嚥防止術として鹿野式声門閉鎖術を行った。症例は62歳、男性である。根治不能な食道癌StageIV症例による通過障害に対して食道バイパス術を施行したが、術後に両側反回神経麻痺による誤嚥性肺炎が出現して経口摂取が再開できない状態であった。本人の強い希望により誤嚥防止手術として声門閉鎖術を施行し、食道癌担癌状態であるため食形態には制限はあるものの経口摂取が可能となった。術後半年にて原病死されたため経口摂取可能期間は短期間ではあったが、末期患者におけるquality of life(QOL)の改善に誤嚥防止術が寄与した症例であると考えられた。(著者抄録)
  • 小児気管支異物症例における診断と治療の問題点の検討
    讃岐 徹治; 江崎 伸一
    日本気管食道科学会会報 2020年04月 (NPO)日本気管食道科学会
  • 竹本 直樹; 江崎 伸一; 讃岐 徹治
    日本気管食道科学会会報 2020年04月 (NPO)日本気管食道科学会
  • 田中 伸和; 江崎 伸一; 讃岐 徹治
    日本気管食道科学会会報 2020年02月 (NPO)日本気管食道科学会
     
    小児気管支異物は、急性期症状が見逃された場合、難治性肺炎として治療されることがある。さらに異物反応の慢性化に伴い摘出に難渋する。今回われわれは、滞留期間の違いで治療経過の異なる小児気管支異物の2例を経験した。症例1は1歳2ヵ月女児。節分豆を誤嚥した直後から24時間以内に診断・摘出し、良好な経過をたどった。症例2は1歳7ヵ月男児。持続する咳嗽から肺炎を疑われ、近医で2週間治療され、後の病歴聴取からアーモンドチョコレートの誤嚥が契機だったと判明した。泣き止まないことを主訴に総合病院救急外来を受診し胸部CTで縦隔気腫、頸胸部皮下気腫、左主気管支の陰影と左肺野過膨張を認め、気管支異物が疑われ、当院へ救急搬送され緊急手術となった。硬性気管支鏡で異物の同定が困難なため気管切開術を施行した。経気管孔的に鼻咽腔内視鏡を挿入したが、気管内の炎症が強く異物を摘出できなかった。全身管理と抗菌薬による肺炎治療を行い、硬性気管支鏡下で異物を摘出し救命しえた。長期滞留の影響で気管内の炎症が強い場合、複数回の手術も視野に入れた治療選択を検討すべきと考えた。(著者抄録)
  • 井澤 史恵; 神谷 彬; 北野 ゆかり; 江崎 伸一; 益田 美津美; 蒲谷 嘉代子; 岡田 遥奈
    なごや看護学会誌 2019年11月 なごや看護学会
  • 丹羽 正樹; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2019年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一; 田中 伸和; 丹羽 正樹; 濱島 有喜; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2019年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 有馬 菜千枝; 佐藤 慎太郎; 三原 丈直; 江崎 伸一; 中山 明峰
    口腔・咽頭科 2019年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 三原 丈直; 江崎 伸一; 中山 明峰
    口腔・咽頭科 2019年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 田中 伸和; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2019年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 市販口腔内装置と医療用口腔内装置を比較した1例
    佐藤 慎太郎; 池森 宇泰; 有馬 菜千枝; 安東 カヨコ バールドワジ; 岡崎 涼; 塚本 佳世; 河合 晴世; 福井 文子; 蒲谷 嘉代子; 尾崎 慎也; 江崎 伸一; 鈴木 元彦; 三原 丈直; 中山 明峰
    日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集 2019年06月 (一社)日本睡眠学会
  • 江崎 伸一; 五島 典; 尾崎 慎哉; 中村 善久; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2019年06月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 単純ヘルペスウイルスHF10による転移性腫瘍への抗腫瘍効果
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 波多野 芳美; 川北 大介; 村上 信五
    頭頸部癌 2019年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • マウス口腔癌における腫瘍溶解ウイルスHF10とオキサリプラチンの抗腫瘍効果
    高野 学; 江崎 伸一; 岩城 翔; 小栗 恵介; 的場 拓磨; 川北 大介; 村上 信五
    頭頸部癌 2019年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 顎下腺移行部の唾石症患者における唾石摘出術の検討  [通常講演]
    江崎 伸一; 濱島 有喜; 田中 伸和; 南方 寿哉; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2019年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 滞留期間の異なった小児気管支異物の2例の検討  [通常講演]
    田中 伸和; 江崎 伸一; 讃岐 徹治; 村上 信五
    日本気管食道科学会会報 2019年04月 (NPO)日本気管食道科学会
  • 田中 伸和; 江崎 伸一; 讃岐 徹治; 村上 信五
    日本気管食道科学会会報 2019年04月 (NPO)日本気管食道科学会
  • 稲垣 彰; 南方 寿哉; 勝見 さち代; 関谷 真二; 江崎 伸一; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2019年03月 日本顔面神経学会
     
    Bell麻痺に対する鼓室内ステロイド治療の効果について検討した。解析対象は35名(男性22名、女性13名、平均年齢44.2±2.0歳)治療法はデキサメサゾンを10日間鼓室内投与し、同時にプレドニゾロンによる5日間のステロイド療法、バラシクロビル全身投与による5日間の抗ウイルス療法を併用するものとした。鼓室内ステロイド治療とステロイド剤、抗ウイルス薬全身投与のみを行う標準治療とで治療効果を比較した結果、鼓室内ステロイド治療において1年経過後の柳原スコアが有意に高値を示し、また、治癒率(柳原スコア38点以上)も有意に高値を示した。以上より、Bell麻痺に対する鼓室内ステロイド治療の有用性が示唆された。
  • 顔面神経基礎研究の最先端 マウスモデルを用いた顔面神経麻痺再生の研究  [通常講演]
    江崎 伸一
    Facial Nerve Research 2019年03月 日本顔面神経学会
  • 唾液腺癌モデルマウスにおける腫瘍溶解ウイルスHF10とTS-1の併用療法  [通常講演]
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 波多野 芳美; 川北 大介; 伊地知 圭; 村上 信五
    日本唾液腺学会誌 2018年11月 日本唾液腺学会
  • マウス乳癌肺転移モデルへの抗腫瘍ウイルスHF10の効果(Oncolytic effect of HF10 for breast cancer lung metastasis)  [通常講演]
    五島 典; 江崎 伸一; 高野 学; 渡辺 崇広; 佐藤 好隆; 村田 貴之; 木村 宏
    日本癌学会総会記事 2018年09月 日本癌学会
  • 頭頸部扁平上皮癌に対する抗腫瘍ウイルスHF10を用いた新規治療法の開発(Oncolytic activity of HF10 for head and neck squamous cell carcinomas)  [通常講演]
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 渡辺 崇広; 佐藤 好隆; 村田 貴之; 木村 宏
    日本癌学会総会記事 2018年09月 日本癌学会
  • 南方 寿哉; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2018年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一; 濱島 有喜; 南方 寿哉; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2018年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 有馬 菜千枝; 佐藤 慎太郎; 三原 丈直; 江崎 伸一; 中山 明峰; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2018年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 三原 丈直; 江崎 伸一; 中山 明峰; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2018年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 三原 丈直; 佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 江崎 伸一; 中山 明峰; 村上 信吾
    口腔・咽頭科 2018年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一; 五島 典; 尾崎 慎哉; 中村 善久; 鈴木 元彦; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2018年06月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 薬剤耐性頭頸部扁平上皮癌におけるシグナル伝達経路の変化の検討  [通常講演]
    波多野 芳美; 江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 伊地知 圭; 川北 大介; 足立 誠; 小川 徹也; 村上 信五
    頭頸部癌 2018年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 唾液腺癌モデルマウスにおける腫瘍溶解ウイルスHF10とTS-1の併用療法の効果  [通常講演]
    江崎 伸一; 五島 典; 高野 学; 波多野 芳美; 伊地知 圭; 川北 大介; 村上 信五
    頭頸部癌 2018年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • マウス扁平上皮癌における腫瘍溶解ウイルスHF10とIL2搭載アンプリコンの抗腫瘍効果  [通常講演]
    高野 学; 江崎 伸一; 五島 典; 波多野 芳美; 川北 大介; 伊地知 圭; 村上 信五
    頭頸部癌 2018年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 村上 信五; 江崎 伸一; 勝見 さち代; 南方 寿哉; 稲垣 彰
    Facial Nerve Research 2018年02月 日本顔面神経学会
     
    術前の患者背景や手術時期、手術アプローチ、術中の神経ヘルニアや骨欠損の有無、術中神経モニタリングから、顔面神経減荷術後の予後診断について検討した。平成11年〜25年に顔面神経減荷術を施行し、1年以上フォローアップできたBell麻痺50例とHunt症候群25例の計75例(男性40例、女性35例、平均36歳)を対象とした。35歳以下で術後36点以上まで回復した症例は35例中22例(62.9%)であったのに対し、35歳以上では40例中8例(20%)のみで、両群間に統計学的有意差を認めた。また、3週間以内の手術施行例に治癒率が高く、経中頭蓋窩法を併用して全減荷術を施行した症例で36点以上に回復した症例は15例中10例(66.7%)、経乳突減荷術では60例中17例(28.3%)で、両群間に統計学的に有意差を認めた。術中に神経ヘルニアや骨欠損がみられなかった症例では神経ヘルニア群と比較して有意に回復例が多く、100μV以上の誘発筋電位が導出できた症例でも回復例が有意に多かった。
  • 江崎 伸一; 五島 典; 中村 善久; 鈴木 元彦; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2017年08月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 竹本 直樹; 江崎 伸一; 中村 善久; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2017年08月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 江崎 伸一; 五島 典; 中村 善久; 鈴木 元彦; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2017年08月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 佐藤 慎太郎; 中山 明峰; 有馬 菜千枝; 江崎 伸一; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2017年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 有馬 菜千枝; 佐藤 慎太郎; 中山 明峰; 江崎 伸一; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2017年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一; 濱島 有喜; 佐藤 慎太郎; 有馬 菜千枝; 中山 明峰; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2017年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 濱島 有喜; 江崎 伸一; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2017年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 石田 愛; 永井 世里; 小山 新一郎; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    喉頭 2017年06月 日本喉頭科学会
     
    65歳男。呼吸苦を主訴とした。2、3日前より嗄声を認めていた。就寝後に呼吸苦が出現し、救急搬送時には著明な上気道狭窄音を聴取したが、意識は清明でその他の神経学的異常所見は認めなかった。喉頭ファイバースコープにて両側声帯麻痺を認めたが、頸胸部造影CT検査では占拠性病変や麻痺の原因となる所見はみられず、緊急気道確保後の頭部MRI検査でも明らかな中枢性病変は認めなかった。原因精査にてビタミンB12と血清鉄が低値を示し、ベジタリアンという偏食歴が明らかとなったため、ビタミンB12内服を開始したところ、声帯運動は早期に回復した。本症例では声帯麻痺の原因としてビタミンB12欠乏症が推察され、原因不明の声帯麻痺例、特にベジタリアンにおいては積極的にビタミンB12値を測定し、欠乏症例に対しては早期にメコバラミン投与を行うべきと考えられた。
  • 薬剤耐性頭頸部扁平上皮癌細胞株に対する腫瘍溶解ウイルスHF10の抗腫瘍効果  [通常講演]
    波多野 芳美; 江崎 伸一; 五島 典; 伊地知 圭; 尾崎 遥; 足立 誠; 小川 徹也; 村上 信五
    頭頸部癌 2017年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • IL2搭載HSVアンプリコンベクターによる抗腫瘍効果の検討  [通常講演]
    江崎 伸一; 五島 典; 鈴木 亮大; 波多野 芳美; 澤部 倫; 別府 慎太郎; 川北 大介; 伊地 知圭; 村上 信五
    頭頸部癌 2017年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2017年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 江崎 伸一; 勝見 さち代; 服部 公央亮; 茂木 雅臣; 梅崎 太造; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2017年02月 日本顔面神経学会
     
    柳原40点法で麻痺の回復を経時的に評価できたBell麻痺患者392例(男性192例、女性200例、平均46.6±17.9歳)の経時的なデータをもとに、麻痺の予後診断としての有用性について検討し、自動予後診断システムを開発したので紹介した。経時的な麻痺スコアのデータ2202個をもとに回復曲線のモデル化を行った。そして、受診時の麻痺スコアを入力すると、構築されたモデルを利用して将来の回復曲線を推定できる予後診断ソフトを開発した。具体的には、X座標に発症から受診までの日数を、Y座標に受診時の麻痺スコアをプロットして二次元マップを作成し、線形補間を適用し、補間されたデータに対してガウス関数を用いたカーネル密度推定を適用することで、確率マップを各患者で作成した。392症例を積算して確率マップを作成した。作成された確率マップを用いて、予後を推定した。黒丸として診療時の麻痺スコア、黒線として今後回復すると考えられる平均コースを示し、白線枠として確率68%の1SD、外側二重線の枠により確率95%の2SDの範囲を示した。右端には1年後の転帰予測が、下端には経時的な累積治癒率が示された。
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2017年02月 日本顔面神経学会
     
    嗅神経幹細胞(OSC)の移植が顔面神経の再生を促進すると仮定し、実験を行った。日齢0〜1日の新生児マウスの嗅粘膜を採取し、栄養因子を添加した無血清培地で培養しOSCを作成した。培養7日後、RT-PCR法および免疫染色にて各因子の発現を調べた。次に、4週齢のICRマウスを用いて顔面神経麻痺マウスを作成し、損傷部位にOSC Medgel(OSC/Medgel群)、OSCのみ(OSC群)、同量の培養液含有Medgel(Medgel群)、培養液のみ(mock群)を留置し閉創した。その後、顔面神経麻痺の評価を行った。OSC培養7日目頃にneurosphereの形成が観察され数ヵ月にわたり継代培養可能であった。また、RT-PCRと免疫染色で神経幹細胞マーカーの発現を確認し、培養上清中には神経再生を促進するサイトカインの分泌を確認した。OSC群、Medgel群、mock群はほぼ同様の早さで麻痺が回復したが、OSC/Medgel群では有意に回復が促進された。処置後7日目、14日目に顔面神経のKltiver-Barrera染色を行い、再生髄鞘数から神経の再生効果について検討した結果、OSC/Medgel群では他の3群と比較して有意に再生神経数が増加していた。
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 茂木 雅臣; 稲垣 彰; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2017年02月 日本顔面神経学会
     
    症例は21歳男性で、右難聴を自覚し、突発性難聴として治療を受けたが、翌月に再燃し、ほぼ同時期に右中等度顔面神経麻痺も出現した。その翌月には左40dBの感音難聴、左中等度顔面神経麻痺が出現するようになり、当院初診時は両側聾、両側顔面神経麻痺(40点法スコアで右14点、左20点)であった。頭部造影MRIで、両側内耳道から脳幹にかけGdにて均一に造影される腫瘤を認め、右は蝸牛に進展し、左は蝸牛への進展は認めなかった。約2週間後のMRIで同部の腫瘍は著明に増大していた。入院後数日から1週間で顔面神経麻痺はさらに進行し完全麻痺に至り、さらに、浮遊感、頭痛、嘔吐、全身倦怠感等の全身状態の悪化を認めた。髄液検査、病理組織学的検査の所見などから小脳橋角部原発の中枢神経系原発悪性リンパ腫と診断した。化学療法(R-MPV療法、MTX髄注療法)の後、全脳照射施行し、さらに大量Ara-C療法を施行した。化学療法開始後、左難聴は40dBまで速やかに改善し、左顔面神経麻痺も40/40点に改善した。しかし、右耳は聾のままで、右顔面神経麻痺は28/40点にとどまった。造影MRIにて原発病巣の腫瘍は消失したものの、治療終了から3ヵ月後に視床に再発病変を認め、治療開始から約1年後に永眠された。
  • 茂木 雅臣; 江崎 伸一; 勝見 さち代; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2017年02月 日本顔面神経学会
     
    症例は23歳男性で、1週間前から右顔面神経麻痺を訴えていた。Bell麻痺と考え、プレドニゾロンを30mgから漸減投与したが、その後右顔面神経麻痺が悪化し、発症3週間後には左顔面神経麻痺を発症した。また発症6週間後より構音障害と嚥下障害を生じ、診察時に右軟口蓋挙上不全を認めたため、精査加療目的に入院となった。家族歴として、4人の親族が筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されていた。入院時に両側顔面神経麻痺と右舌咽神経麻痺を認めた。麻痺発症3週後に頭部造影MRIで、両側顔面神経と右舌咽神経に造影効果を認めた。ステロイドパルス療法と免疫グロブリン大量療法を施行するも、顔面神経麻痺と構音・嚥下障害は改善を認めず、経口摂取が困難となった。発症9週間後には両側とも顔面神経は完全麻痺に至り、発症10週間後ころより徐々に筋力低下と筋萎縮が生じ、さらに発声・嚥下が不可能となった。その後症状が急激に悪化し、呼吸不全も来すようになったが、本人の固い意志で気管内挿管・人工呼吸器管理は行わず、塩酸モルヒネにて呼吸苦を緩和していた。発症12週後に突然の意識障害をきたし、永眠された。ALSの家族歴があったことから、家族性筋萎縮性側索硬化症と診断し、後の遺伝子検査にてCu/Zn superoxide dismutase(SOD-1)遺伝子の変異を認めた。
  • 顔面神経麻痺の自動予後診断システムの予後予測の試み  [通常講演]
    江崎 伸一; 勝見 さち代; 服部 公央亮; 茂木 雅臣; 梅崎 太造; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2017年02月 日本顔面神経学会
  • 生体吸収性ハイドロゲルを用いた嗅神経幹細胞による顔面神経麻痺モデルマウスへの神経再生促進効果の検討  [通常講演]
    勝見 さち代; 江崎 伸一; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2017年02月 日本顔面神経学会
  • 鳥居 淳一; 森部 一穂; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    喉頭 2016年12月 日本喉頭科学会
     
    症例1は59歳女で呼吸困難を主訴とした。喉頭ファイバースコープでは左披裂部〜仮声帯の腫脹、声門下の浮腫状腫脹に加え声帯の可動域制限も認めたが、喉頭生検で腫瘍性病変は認めなかった。喉頭截開術および生検術を施行し、最終病理で軟骨周囲に強い炎症細胞浸潤を認め、初診から39日目に再発性多発軟骨炎(RP)と診断した。問診により耳介軟骨からも過去の炎症を示唆する所見を得られ、プレドニゾロン内服により回復した。症例2は79歳女で呼吸困難を主訴とした。喉頭ファイバースコープでは両側声門下粘膜の腫脹を認め、緊急気管切開を施行したが、耳介軟骨生検で炎症所見は認めなかった。初診から8ヵ月後に呼吸困難で救急搬送されたが、ステロイド投与により著明に改善した。初診から10ヵ月後に左耳介・右耳介がそれぞれ腫脹し、これまでの経過から臨床的にRPと診断した。プレドニゾロン漸減投与開始となり、発症16ヵ月の時点で再発は認めていない。
  • PUVA療法と扁桃摘出術が奏効した急性痘瘡状苔癬状粃糠疹の1例  [通常講演]
    的屋 真美; 村松 伸之介; 井汲 今日子; 加藤 裕史; 西田 絵美; 江崎 伸一; 村嶋 明大; 森田 明理
    西日本皮膚科 2016年10月 日本皮膚科学会-西部支部
  • 茂木 雅臣; 江崎 伸一; 勝見 さち代; 村上 信五
    Otology Japan 2016年09月 (一社)日本耳科学会
  • 濱島 有喜; 江崎 伸一; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2016年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一; 濱島 有喜; 伊地知 圭; 永井 世里; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2016年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 江崎 伸一; 五島 典; 勝見 さち代; 中村 善久; 鈴木 元彦; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2016年06月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 五島 典; 中村 善久; 鈴木 元彦; 村上 信五
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー 2016年06月 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
  • 中村 由紀; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2016年06月 日本口腔・咽頭科学会
     
    紫斑病性腎炎の治療として扁摘を行い、後出血を繰り返した症例を経験したので報告する。患者は29歳、男性。扁摘後、一次性後出血および二次性後出血を計7回繰り返し、全身麻酔下での止血を2回施行。残りの5回は3時間以内に自然止血した。いずれも静脈性であったが、通常の後出血とは異なる病態であった。腎生検で半月体形成があったことを考えると、出血の原因は、紫斑病による活動性の高い血管炎であると強く考えられた。ステロイドパルス療法を開始し、後出血は生じなくなった。(著者抄録)
  • 永井 世里; 竹本 直樹; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    口腔・咽頭科 2016年06月 日本口腔・咽頭科学会
     
    IgA腎症では腎移植後の原病再発が平均6-8年までに約40%と高率に生じ移植腎の生着率を下げることが問題となっている。腎移植後に再発したIgA腎症に対しても扁摘ステロイドパルス療法の有効性が示唆されており、当院ではIgA腎症で腎移植をうけた後の扁摘未施行患者に対しては予防扁摘を施行している。これまでに39例、最長経過観察期間5年を経過したが、全例で、臨床的・病理学的に再発を認めていない。術後出血・術後感染の頻度についても、通常の扁摘と比較して有意差は認められなかった。(著者抄録)
  • 顔面神経麻痺への加齢の影響  [通常講演]
    勝見 さち代; 江崎 伸一; 村上 信五
    日本抗加齢医学会総会プログラム・抄録集 2016年06月 (一社)日本抗加齢医学会
  • 頭頸部扁平上皮癌における抗腫瘍ウイルスHF10の抗腫瘍効果  [通常講演]
    江崎 伸一; 五島 典; 伊地知 圭; 波多野 芳美; 川北 大介; 別府 慎太郎; 澤部 倫; 村上 信五
    頭頸部癌 2016年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 頭頸部扁平上皮癌における薬剤耐性と放射線耐性  [通常講演]
    波多野 芳美; 江崎 伸一; 伊地知 圭; 足立 誠; 川北 大介; 別府 慎太郎; 澤部 倫; 小川 徹也; 村上 信五
    頭頸部癌 2016年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 頭頸部がん細胞株の抗がん剤耐性獲得による転移浸潤能に関する検討  [通常講演]
    伊地知 圭; 波多野 芳美; 江崎 伸一; 足立 誠; 小川 徹也; 川北 大介; 別府 慎太郎; 澤部 倫; 村上 信五
    頭頸部癌 2016年05月 (一社)日本頭頸部癌学会
  • 三好 晋平; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 高橋 眞理子; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2016年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 中村 善久; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2016年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 稲垣 彰; 南方 寿哉; 関谷 真二; 江崎 伸一; 勝見 さち代; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2016年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 江崎 伸一; 勝見 さち代; 服部 弘央亮; 梅崎 太造; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2016年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 南方 寿哉; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2016年02月 日本顔面神経学会
     
    Bell麻痺と診断され発症7日以内に治療を開始した1293例を対象に、初診時麻痺スコア(柳原法)が24点以上の場合にはプレドニゾロン(PSL)30mg/日の内服治療を3日間、22点以下の場合はPSL 60mg/日にバラシクロビル3000mg/日の併用療法を3日間行った。再評価時に16点以上の場合はPSL 30mg/日を4日間で漸減、14点以下の場合はPSL 60mg/日を7日間投与後漸減した。初診時24点以上で再評価時16点以上が204例(Aa群)、14点以下が31例(Ab群)、初診時22点以下で再評価時16点以上が465例(Ba群)、14点以下が554例(Bb群)、再評価時Hunt症候群と診断したのが39例(C群)であった。全体の治癒率は95.1%で、Bell麻痺では95.3%、Hunt症候群では87.2%であった。Bell麻痺1254例のうちAa、Ba群の治癒率は98.1%、Ab、Bb群の治癒率は92.0%であった。血清学的診断を施行したBell麻痺790例のうち、無疱疹性帯状疱疹を70例、8.9%に認め、その治癒率は92.9%であった。
  • 江崎 伸一; 勝見 さち代; 南方 寿哉; 村嶋 明大; 山野 耕嗣; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2016年02月 日本顔面神経学会
     
    Bell麻痺患者967例のうち糖尿病を合併した201例(20.8%、糖尿病群)を対象に、その背景、治療成績について検討した。背景因子の検討では、糖尿病合併例は女性が男性よりやや多く、年齢とHbA1cは糖尿病群で有意に高かった。糖尿病群と非糖尿病群の麻痺スコアに有意な差は認められなかった。ステロイド治療を行った糖尿病群の治癒率は95.3%で、非糖尿病群と有意差を認めなったが、ステロイドを用いなかった糖尿病患者では72.7%と有意に低い治癒率であった。軽度・中等度麻痺ではステロイド無しでも治癒率は100%と良好であったが、高度・完全麻痺ではステロイド無しで62.5%と有意に低い治癒率であった。糖尿病群は非糖尿病群に比べ有意に治癒が遷延した。回帰分析の結果、高度・完全麻痺である場合、高年齢層である場合、糖尿病がある場合に治癒期間が延長することが示された。
  • 南方 寿哉; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 稲垣 彰; 山野 耕嗣; 村上 信五
    Otology Japan 2015年09月 (一社)日本耳科学会
  • 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五; 永井 世里
    口腔・咽頭科 2015年08月 日本口腔・咽頭科学会
  • 川北 大介; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2015年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 江崎 伸一; 勝見 さち代; 川北 大介; 山野 耕嗣; 高橋 真理子; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2015年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 服部 公央亮; 山野 耕嗣; 梅崎 太造; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2015年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • マウス悪性黒色腫両側皮下モデルにおけるHF10とダカルバジン併用療法の検討  [通常講演]
    田中 るい; 五島 典; 江崎 伸一; 村田 貴之; 木村 宏; 秋田 洋一; 渡辺 大輔
    日本皮膚科学会雑誌 2015年04月 (公社)日本皮膚科学会
  • 勝見 さち代; 服部 公央亮; 江崎 伸一; 村上 信五; 梅崎 太造
    生体医工学 2015年 一般社団法人 日本生体医工学会
     
    Currently, many clinicians use the Yanagihara, House-Brackmann grading systems (H-B) to assess FNP. Although these assessments are performed by experts, inter- and intra-observer disagreements have been demonstrated. The quantitative and objective analysis of FNP would be preferred to monitor functional changes in patients with FNP. The purpose of this study was to introduce a three-dimensional (3-D) image generation system for the analysis of FNP and to show the correlation between the severity of FNP assessed by this method and two conventional systems. We analyzed 42 patients. Five independent facial motions were recorded with our system and the images were then analyzed using our software. The regional and gross facial symmetry were analyzed. The predicted scores were calculated and compared to the Yanagihara and H-B grading scores. The results showed that 3-D analysis could measure mouth movement in the anteroposterior direction, whereas two dimensional analysis could not. The system results showed good correlation with the Yanagihara and H-B grading scales. This system can produce consistent results that align with two conventional systems. Therefore, this method is ideally suited for use in a routine clinical setting.
  • 稲垣 彰; 勝見 さち代; 南方 寿哉; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2014年12月 日本顔面神経学会
     
    2004年1月〜2013年12月に大耳介神経を用いたjump graft型舌下神経・顔面神経端側吻合術を施行した末梢性顔面神経麻痺の8例(男3名、女5名、平均年齢45.1歳)を対象に、手術時期と効果を検討した。顔面麻痺スコア(柳原法)の平均は術前7.5点であり、術後は6ヵ月6.3点、1年11.0点、1年6ヵ月15.8点、2年18.8点と時間の経過とともにスコアが改善する傾向を認めた。麻痺発症後1年以内に再建を行った3例の術後1年6ヵ月経過後の顔面麻痺スコアは平均19.3点であるのに対し、麻痺発症後1年以上経過後に再建を行った5例は13.6点であり、麻痺発症後長期経過例の結果が不良となる傾向を認めた。
  • 末梢性顔面神経麻痺のインドメタシン投与による治癒過程の解析  [通常講演]
    亀井 大輔; 佐久間 莉乃; 竹本 伊織; 江崎 伸一; 村上 信吾; 小島 章嗣; 増田 豊; 岩井 信市
    日本薬学会年会要旨集 2014年03月 (公社)日本薬学会
  • 勝見 さち代; 羽藤 直人; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2013年12月 日本顔面神経学会
     
    高齢者における帯状疱疹ワクチンによる帯状疱疹の予防効果に関して文献的考察を述べ、小児でのHunt症候群の経年的な発症率と、本邦における水痘ワクチン接種率との関係について、また水痘ワクチン接種とHunt症候群の罹患の関係に関し、自験例について検討し、ワクチンによるHunt症候群の予防の可能性について文献的考察を加えた。水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)ワクチンによりVZV感染の流行を抑えられ、Hunt症候群の発症や重症化を抑制できる可能性がある。小児においてはワクチンの定期接種化を、高齢者においては啓蒙によりワクチン接種率を向上させることが大切であると考えられた。
  • 村上 信五; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 山野 耕嗣
    Facial Nerve Research 2013年12月 日本顔面神経学会
     
    症例は22歳女性で、右顔面神経麻痺を主訴に、近医にてBell麻痺として治療を受けるも改善せず、他院のCT・造影MRIにて顔面神経膝部の神経鞘腫を指摘され、当科紹介となった。CT・MRI所見より、顔面神経膝部に発生した小血管腫と診断し、経中頭蓋窩法にて腫瘍摘出術を行い、神経欠損部には側頭骨筋を用いてcable graftを施行した。術後1年6ヵ月経過した現在、麻痺スコアは術前10/40点から術後20/40点に改善した。
  • 山野 耕嗣; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2013年12月 日本顔面神経学会
     
    症例1は71歳男性、症例2は56歳男性、症例3は65歳男性で、いずれも顔面神経麻痺を発症し、他院にてBell麻痺と初期診断されて保存的治療を受けるも改善せず、当科紹介となった。いずれの症例もMRIにて耳下腺内に腫瘍性病変が確認され、手術治療を行い、病理組織学的に耳下腺唾液腺導管癌の診断に至った。
  • 高橋 真理子; 江崎 伸一; 村上 信五
    Otology Japan 2013年12月 (一社)日本耳科学会
     
    蝸牛内神経鞘腫(intracochlear schwannoma:ICS)は迷路内神経鞘腫(intralabyrinthine schwannoma:ILS)の一つの稀な腫瘍であり、一側性感音難聴、耳鳴、めまいを呈することからメニエール病と診断されることがある。今回我々は、耳鳴と難聴にて受診しMRI検査を施行するも診断できず、メニエール病として治療され、経過中に再度MRIを施行してICSと診断した2例を経験したため報告する。症例1は37歳男性で、右拍動性耳鳴、右難聴を主訴に受診した。精査目的でMRI検査を複数回施行するも腫瘍は指摘されなかった。しかし、難聴は徐々に進行し、42歳時に施行したMRI検査にてICSと診断された。症例2は59歳女性で、右耳鳴、右難聴を主訴に受診した。他院にてメニエール病として治療をうけ、MRI検査を施行されるも異常を指摘されていなかった。難聴が進行したため62歳時にMRI検査施行したところICSと診断された。難聴が進行する場合にはILSも念頭におき、MRIによる再検査も検討すべきであると考えられた。(著者抄録)
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五; 服部 公央亮; 梅崎 太造
    Facial Nerve Research 2012年11月 日本顔面神経学会
     
    著者等は顔面神経麻痺の客観的評価法の確立を試みており、昨年は眼瞼運動の評価について報告した。今回、眼瞼運動のさらなる評価(弱閉眼運動)と口運動について検討した。本評価法における撮影方法は、被験者を三次元計測装置に正対して座らせ、室内光下に撮影する。撮影時間は1表情ごとに2秒弱で、安静時と各表情における最大運動時の2時点で静止画像を撮影する。解析方法は、撮影装置で得られたカラー写真と三次元形状を合成し、カラー三次元画像を作成する。そして、この画像に特徴点検出ソフトを用いて、特徴点を手動で検出し、安静時と各表情における最大運動時との特徴点間の三次元での距離を比較することにより麻痺運動を評価する。弱閉眼運動の検討では、各上眼瞼・下眼瞼辺縁が描く曲線の最頂点を特徴点として解析を行った。口運動の検討では、安静時と口運動(イーと歯を見せる、口笛)時に、口唇点と左右の口角点を特徴点として解析を行った。解析により算出された値と柳原スコアとの相関を調べたところ、弱閉眼運動、口運動とも良好な相関が認められた。
  • 竹本伊織; 亀井大輔; 佐久間莉乃; 江崎伸一; 村上信吾; 小島章嗣; 増田豊
    日本薬学会関東支部大会講演要旨集 2012年10月
  • ハント症候群に対する薬物治療  [通常講演]
    勝見 さち代; 江崎 伸一; 村上 信五
    耳鼻咽喉科臨床 補冊 2012年07月 耳鼻咽喉科臨床学会
  • 江崎 伸一; 竹村 景史; 蒲谷 嘉代子; 勝見 さち代; 山野 耕嗣; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    頭頸部自律神経 2012年04月 耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会
     
    単純ヘルペスウイルス(HSV)をマウスの中耳に注入し、ウイルス内耳炎が幻暈、難聴を引き起こすか検討し、HSV感染とアポトーシス誘導の有無を検討した。HSV-1、HSV-2接種5日後から体重が減少し、8日後に死亡した。聴覚は4〜6日後で陰性、平衡機能は5日後から障害され、7日後に重度障害となった。軽度障害マウスは尻尾を持ち上げたときに姿勢が不安定になり、重度障害マウスは空中で姿勢を保てなかった。また、重度障害マウスは右側の頭部を上にして生活するようになった。一方、PBSを注入したマウスは聴覚障害、平衡機能障害などを示さなかった。内耳、神経系でも宿主細胞によりアポトーシス誘導の違いを認めたが、HSV-1、HSV-2の間では明らかな差は認めなかった。
  • NSAIDs投与によるマウス顔面神経麻痺モデル回復過程の解析  [通常講演]
    佐久間 莉乃; 亀井 大輔; 竹本 伊織; 丸山 梨詠; 江崎 伸一; 村上 信吾; 増田 豊
    日本薬学会年会要旨集 2012年03月 (公社)日本薬学会
  • マウス顔面神経麻痺モデルの樹立と解析  [通常講演]
    竹本 伊織; 亀井 大輔; 丸山 梨詠; 江崎 伸一; 村上 信吾; 増田 豊
    日本薬学会年会要旨集 2012年03月 (公社)日本薬学会
  • 村上 信五; 山野 耕嗣; 江崎 伸一; 勝見 さち代
    Facial Nerve Research 2011年12月 日本顔面神経学会
     
    40歳女。2年前より右耳下腺部の腫脹を自覚し、穿刺吸引細胞診、MRIより右耳下腺深葉に発生した多形腺腫と診断された。手術における顔面神経麻痺を危惧して紹介受診した。MRIにおいてT1強調画像で低信号、T2強調画像で高信号、低信号の混在した分葉状の腫瘤を認めた。また、紹介病院で施行した穿刺吸引細胞診の検査結果は多形腺腫であった。右耳下腺深葉多形腺腫の診断で、右耳下腺深葉腫瘍摘出術を施行した。永久病理組織所見で、良性の神経鞘腫と診断した。術直後に眼瞼、口唇周囲の軽い麻痺を認め、プレドニゾロンを漸減投与した。術後3ヵ月で麻痺は完治した。術後のMRIで側頭枝と頬骨枝の分岐部と思われる部位に約1cm大の腫瘤を認めたが、その後、増大傾向は認めていない。
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五; 服部 公央亮; 梅崎 太造
    Facial Nerve Research 2011年12月 日本顔面神経学会
     
    空間コード化法三次元計測装置を用いた顔面神経麻痺の客観的評価法について検討した。レーザースキャナーから17種類のストライプパターン光を順次照射し、計測空間をパターン光があたるか否かで2進数でコード化した。投影角度と画像上の照射パターンにより三角測量の原理に基づいて各点の距離を計測し、カラーCCDカメラで撮影した写真と合成し三次元画像を作成した。顔面神経麻痺22例を対象とした。患側の安静時と弱閉眼時の距離値の差と健側の安静時の距離値の比を求め、柳原法スコアとの相関関係について検討した。一部重複を認めるものの、0、2、4点におおむね一致しており、比較的良好な相関関係を得られた。同様に2次元データと柳原法の相関関係を検討した。スコア2点の症例の中に0点と重複する症例が多く、3次元データに比べてばらつき大きくなる傾向を認めた。
  • 山野 耕嗣; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2011年12月 日本顔面神経学会
     
    顔面神経減荷術を行ったBell麻痺、Hunt症候群症例に対して、術前の評価とその予後、また手術アプローチや手術時期等にいてretrospectiveに検討した。Bell麻痺26例、Hunt症候群14例、外傷性顔面神経麻痺12例を対象とした。20歳未満では75%の麻痺改善率がみられ、20歳代から40歳代では43%であったが、50歳以上では麻痺改善率が20%であった。経乳突法に経中頭蓋窩法を併用した改善率はBell麻痺100%、Hunt症候群50%であったが、経乳突法ではBell麻痺45%、Hunt症候群25%で、経乳突法に経中頭蓋窩法を併用した群で改善率が高かった。麻痺発症から14日以内に手術を行った群では79%の改善率で、30日以内の手術群では53%、31日目以降に手術を行った群では43%であった。対象37例中、26例ではMeatal portionより中枢にGd造影効果を認めた。
  • 江崎 伸一
    Facial Nerve Research 2011年12月 日本顔面神経学会
     
    様々な成長因子を徐放化投与することで、顔面神経麻痺からの回復が促されるのか比較検討した。成長因子の徐放化にゼラチンハイドロゲルであるMedgelを用い、PBS単独群、HGF単独群、PBSgel群、HGFgel群の4群に分類した。PBSgel群、HGF単独群はPBS単独群と同様に回復し、MedgelやHGFの単独投与による神経再生効果は認めなかった。HGFgel群は他の3群に比べて明らかに回復が促進された。各栄養因子の神経再生効果では、HGF群、bFGF群、GDNF群、NTN群、NGF群はPBS群に比べて明らかに回復が促進され、特にHGF群、bFGF群は他の群に比して回復が促進される傾向にあった。各群のマウスの顔面神経を組織学的に検討し、HGF群、bFGF群はPBS群に比べて明らかに新生髄鞘の増多を認め、同様にGDNF群、NTN群、NGF群のいずれもPBS群に比して新生髄鞘が増多した。
  • マウス顔面神経麻痺モデルの樹立と解析  [通常講演]
    竹本 伊織; 亀井 大輔; 丸山 梨詠; 江崎 伸一; 村上 信吾; 増田 豊
    日本薬学会年会要旨集 2011年03月 (公社)日本薬学会
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2010年12月 日本顔面神経学会
     
    症例は32歳と20歳の女性、いずれも顔面神経麻痺以外の症状はなく、両例とも当初Bell麻痺と診断した。症例1では顔面痙攣を伴っていたことが腫瘍性顔面麻痺を疑わせる重要なポイントとなり、症例2では麻痺が緩徐進行性であったことが腫瘍性を疑わせるポイントとなった。軟骨肉腫のCT像は一般に石灰化を伴う陰影像と骨破壊像が特徴的所見であるが、2例とも骨破壊像のみで石灰化像は認められず、これは軟骨肉腫が粘液型であったためと考えられた。術中所見では粘液状の脆い腫瘍が特徴的であった。2例とも重要臓器への進展はなく、顔面神経以外の機能障害をきたすことなく腫瘍摘出が可能であった。術後経過は、それぞれ10年後、1年後の現在まで再発なく、顔面神経麻痺スコア(40点法)は症例1が初診時の4点から24点に改善、症例2が初診時の10点から18点に改善している。
  • 江崎 伸一; 勝見 さち代; 山野 耕嗣; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2010年12月 日本顔面神経学会
     
    2001〜2010年に当科受診した顔面神経麻痺患者1134例のうち、再発性・両側性などの特異型例をYanagiharaらの分類に従い「一側再発性麻痺(28例)」「両側交代性麻痺(35例)」「両側再発性麻痺(8例)」「両側同時性麻痺(6例)」の4型に分類し、各タイプの特徴について検討した。結果、再発性麻痺は男性の占める割合が有意に高く、解剖学的異常などが関与している可能性が示唆された。交代性麻痺は糖尿病の有病率が高く、全身合併症による神経の脆弱性などが関与している可能性が示唆された。Gd造影MRIにおける膝神経節のGd造影効果陽性率は、一般的なBell麻痺患者群に比べて特異型麻痺は4タイプとも有意に低かった。Gd造影効果の有無と単純ヘルペスウイルス(HSV)抗体価との関係について検討した結果、HSV抗体陰性例はすべて造影効果陰性であった。
  • 山野 耕嗣; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2010年12月 日本顔面神経学会
     
    1999〜2010年に名古屋市立大学病院耳鼻咽喉科で診察した外傷性顔面神経麻痺35例を対象に、受傷原因、麻痺出現時期、骨折型、耳小骨離断の有無、治療法、予後などについて検討した。受傷原因は交通事故が最も多く71%、次いで転倒・転落が29%であった。麻痺出現時期は、受傷直後に出現した即時性が54%、受傷翌日以降に出現した遅発性が40%、受傷直後から意識障害があり評価できなかったものが6%であった。骨折型は縦骨折が91%、混合骨折が3%、ヘリカルCTで骨折線を認めなかったものが6%であった。CTまたは手術所見で耳小骨離断を認めた患者は34%であった。即時性麻痺例のうち顔面神経減荷術を施行されたのは86%であった、即時性麻痺例のうち麻痺スコアが40点満点に回復したのは14%、30点以上に回復したのは67%であった。遅発性麻痺例のうち顔面神経減荷術を施行されたのは21%であった。遅発性麻痺例のうち麻痺スコアが40点に回復したのは71%、30点以上に回復したのは93%であった。
  • 山野 耕嗣; 勝見 さち代; 江崎 伸一; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2010年01月 日本顔面神経学会
     
    発症3日以内に治療開始し、治癒までの期間および最低6ヵ月間経過追跡可能であったBell麻痺376例を対象として、治療プロトコルおよび治療成績を検討した。治療プロトコルは、初診時の顔面神経麻痺スコア(柳原法)が24点以上の場合はプレドニゾロン(PSL)30mg/日の内服を3日間、22点以上の場合はPSL 60mg/日+バラシクロビル3000mg/日の併用を3日間行った。4日目に再評価を行い、その際に16点以上の場合(A群)はPSL 30mg/日を4日間で漸減する計7日間の治療、14点以下の場合(B群)はPSL 60mg/日を11日間で漸減する計14日間の治療を行った。また、再評価時に耳介帯状疱疹などが出現しHunt症候群と診断した場合(C群)は、バラシクロビル3000mg/日を4日間投与+PSL 60mg/日を11日間で漸減する計14日間の治療を行った。その結果、治癒率はA群99%、B群95%で、両群を併せると97%の治癒率であった。また、C群の治癒率は84%で、血清学的にzoster sine herpeteと診断した20例の治癒率は90%であった。
  • 江崎 伸一; 勝見 さち代; 山野 耕嗣; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2010年01月 日本顔面神経学会
     
    4週齢の雄Balb/cマウスを用いて顔面神経圧迫挫滅モデルマウスを作成し、ウイルスベクターを用いて挫滅部位に肝細胞増殖因子(HGF)を導入し、電気生理学的に神経回復を検討した。モデルマウスを、圧迫後に何も処置しないNone群、圧迫部位上にHGFベクターを塗布したHGF群、HSV-LacZを10μl塗布・5分間保持して閉創したLacZ群の3群に分け検討した。HGF群の治癒日数は、None群およびLacZ群に比較して有意に短かった。全マウスで顔面神経麻痺は14日以内に完治した。頬筋から導出した二峰性の筋電位のpeak-to-peakを振幅として経時的に神経の機能回復を検討したところ、圧迫7日後にHGF群で圧迫前の53%、LacZ群で44%、14日後に各々70%、53%の回復を認めた。ELISA法により顔面神経本幹から抽出されたHGF量を測定したところ、LacZ群では一過性にHGFの増加を認め、HFG群では恒常的にHGFの増加を認めた。また、顔面神経、顔面神経核における組織学的検討では、3日、7日、14日後とも顔面神経とその周囲にKT3を認め、強拡大で顔面神経内のKT3を確認した。なお、顔面神経核にはKT3発現は認めなかった。更に、神経の変性再生効果を検討するため、顔面神経のKB染色を評価・検討したところ、3日後の神経変性時期ではHGF群でLacZ群より髄鞘の変性抑制効果を認め、また再生時期の7日、14日後にはHGF群でLacZ群より髄鞘の再生効果を認めた。Bodian染色にて14日後の軸索を検討したところ、新生髄鞘内に再生した軸索を観察できた。
  • 勝見 さち代; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2010年01月 日本顔面神経学会
     
    過去5年間に経験した顔面神経鞘腫27症例(46±13.3歳)を対象とし、腫瘍の部位、症状、術式、術後麻痺スコアの推移等を検討した。腫瘍の占拠部位は迷路部・膝部が26%と最多であり、主症状は顔面神経麻痺が74%と最も多かったが、発症形式はさまざまであった。治療は腫瘍の大きさ、部位、麻痺の程度、年齢、全身状態などを考慮して13例に手術治療、1例に放射線治療、13例に経過観察が行われたが、神経再建術を行った場合でも術後麻痺スコアは20点前後にとどまった。術後麻痺スコアの結果から、麻痺がないもしくは軽度の症例では経過観察を、高度麻痺症例では手術治療をそれぞれ選択すべきと考えるが、顔面神経鞘腫に対するマネージメントに未だ統一見解はなく、より良い方法を検討していく必要があると考えられた。
  • 村上 信五; 江崎 伸一; 勝見 さち代
    Facial Nerve Research 2010年01月 日本顔面神経学会
  • 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 中村 善久; 中山 明峰; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2009年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 江崎 伸一; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2009年02月 日本顔面神経学会
     
    携帯ゲーム機器ニンテンドーDS(DS)のソフトウェア「大人のDS顔トレーニング」(顔トレ)が、顔面神経麻痺のリハビリとして活用できるかどうか検討した。対象は58歳女性で、左顔面麻痺を発症し、ベル麻痺を疑われ、アシクロビル、プレドニゾロンを投与したが麻痺の改善はなかった。当院紹介受診され、以後は経過観察を行い、今回、「顔トレ」を説明してDSによるリハビリを開始した。トレーニング開始時、顔面神経麻痺スコアは30/40点で、中等度の拘縮や共同運動を認めた。トレーニング開始3ヵ月後、顔面神経麻痺スコアは32点であったが、拘縮、共同運動は軽減した。また、普段から麻痺側を伸展し、健側を収縮して左右の釣り合いをとった表情を無意識に保てるようになった。患者が指摘した最も重要なDSの長所は、トレーニングに意欲が出て継続がしやすい、ゲーム機の携帯性がよく、場所時間を問わずにトレーニングが行える、トレーニングを行った日がカレンダーに表示され、毎日続けることへの達成感が得られる、「顔履歴」で以前の顔と比べて回復が実感できる、「今日の表情測定」で高得点を出し更に継続する意欲がわく、などであった。
  • 山野 耕嗣; 江崎 伸一; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2009年02月 日本顔面神経学会
     
    糖尿病合併のBell麻痺例115例のうち、経過フォローが可能であった、ステロイド-抗ウイルス剤併用療法を行った80例と、ステロイド投与を行わなかった7例について比較検討した。ステロイド使用量は経口もしくは静注ステロイド(プレドニゾロン換算:1mg/kg/day)を7日間以上、抗ウイルス剤は経口或いは静注でHSV-1に対する至適量以上の投与とした。治療効果に関しては、麻痺の評価には顔面神経麻痺スコア(柳原法)を用い、発症6ヵ月以内で36点以上に回復し、中等度以上の後遺症がないものを治癒とした。その結果、糖尿病合併のBell麻痺115例のうち、初診時のHbA1c値のスクリーニング検査で、初めて糖尿病を指摘された患者は19%であった。ステロイド非投与群の治癒率は43%で、ステロイド-抗ウイルス剤併用療法群の治癒率は93%と高い治癒率であった。ステロイド-抗ウイルス剤併用療法群のうち、最悪時スコア10点以下であった高度麻痺例でも83%の治癒率であった。
  • 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2009年02月 日本顔面神経学会
     
    顔面神経圧迫挫滅モデルマウスを作成し、非増殖型単純ヘルペスウイルスベクターを用いて肝細胞増殖因子(HGF)を導入し、顔面神経麻痺の回復が促進されるかについて検討した。雄Balb/cマウスを用い、顔面神経本幹を剖出して止血鉗子で圧迫挫滅し、圧迫後に閉創した圧迫群、圧迫部位の周囲にHSV1764/4-/pR19HGFKT3(HSV-HGF)を塗布して閉創したHSV-HGF塗布群、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)を圧迫部位の周囲に塗布して閉創したPBS塗布群、顔面神経を剖出剥離したが圧迫せずにHSV-HGFを塗布して閉創した偽手術群を作成した。圧迫群は平均11.5±0.9日で治癒し、PBS塗布群は平均11.6±1.0日で治癒した。無投与群とPBS塗布群で麻痺回復日数に有意差はなかった。一方、HSV-HGF塗布群の治癒日数は平均10.3±0.5日で、無投与群およびPBS塗布群に比して有意に短かった。マーカー蛋白発現について検討した結果、免疫染色にてHSV-HGF塗布群では、術後3日目に挫滅した部位の神経内部とその周囲にKT3が発現し、挫滅部より末梢では神経周囲にのみにKT3が発現した。中枢の顔面神経核にKT3発現はなかった。偽手術群では神経周囲のみにKT3が発現した。
  • 小児鼻性眼窩内合併症の一症例  [通常講演]
    大野 伸晃; 江崎 伸一; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 2008年05月 日本耳鼻咽喉科感染症研究会
  • 慢性副鼻腔炎における起因菌の検討 内視鏡手術症例についての検討  [通常講演]
    江崎 伸一; 大野 伸晃; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 2008年05月 日本耳鼻咽喉科感染症研究会
  • SAFWAT Majid; INAGAKI Akira; ESAKI Shinichi; MURAKAMI Shingo
    Facial nerve research 2008年01月
  • 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2008年01月 日本顔面神経学会
     
    ストレプトゾトシン誘発糖尿病マウスに単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)を接種し、初感染時に顔面神経麻痺が高率に発症し、耳介を擦過刺激することにより再び顔面神経麻痺を生じることを報告した。今回、組織学的に検討した。糖尿病状態に耳介刺激を併せたマウスでは、13.3%に麻痺が発症し、さらに40%では脳炎様の症状で死亡した。耳介刺激のみ、または糖尿病状態のみではHSV-1 DNAでは検出しなかったが、糖尿病状態に耳介刺激を併せたマウスでは40%にHSV-1 DNAを検出した。糖尿病状態に耳介刺激を併せたマウスでは、側頭骨内顔面神経のSchwann細胞の空胞変性、髄鞘の変性を認めた。膝神経節で、粗面小胞体付近にHSV-1の粒子を認めた。リンパ球に占めるCD3+T細胞割合は、健常マウスでは平均31.7%であったのに対し、糖尿病マウスでは平均22.9%であった。
  • 渡邉 暢浩; 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2007年03月 日本顔面神経学会
     
    38歳男。左難聴・浮遊感が出現し、めまいを伴う急性感音難聴と考えプレドニゾロン(PSL)30mg/日内服を開始したが、発症1週間後に左顔面神経麻痺を来たした。Ramsay Hunt症候群非典型例を疑い、バラシクロビル3000mg/日を追加したが、その後めまい感が増悪し、入院治療となった。眼振は入院時左向き水平回旋混合性であったが、2日目より右向きに変化した。頭蓋内病変を除外する目的でMRIを施行したところ、左内耳道内に占拠性病変を認め、Gd造影で内耳道内の神経走行に沿って造影効果を示した。PSL 60mg/日から点滴で漸減投与を行い、徐々にめまい感は改善し退院となり、顔面神経麻痺も改善傾向を認めたが、1ヵ月後に再度左難聴を来たした。Hunt症候群の再燃と考え、PSL 60mg/日からの漸減投与およびアシクロビル750mg/日点滴を行い退院となったが、聴力は不変であった。現在、聴力は退院時と変わらず、顔面神経麻痺、めまいの増悪はない。内耳道病変の造影効果は経時的に減弱した。
  • 江崎 伸一; 山野 耕嗣; 渡邊 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2007年03月 日本顔面神経学会
     
    Bell麻痺患者92名を対象に、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の血清抗体価を測定し、臨床症状との関連を検討した。抗体価4倍をカットオフとした抗HSV抗体陽性は80名(A群)、陰性は12名(B群)、陽性率は87%であり、健常者100名の51%と比較して有意に高率であった。耳痛を訴えたのはA群27%、B群31%、後頭部痛は各々35%、23%、痛みなしは44%、54%で、いずれも有意差はなかった。また抗HSV抗体価と疼痛の頻度および麻痺の程度との間にも関連を認めなかった。
  • 山野 耕嗣; 江崎 伸一; 渡邉 暢浩; 村上 信五
    Facial Nerve Research 2007年03月 日本顔面神経学会
     
    糖尿病状態におけるHSV-1の再活性化と顔面神経麻痺発症について検討するため、マウスの耳介を針で擦過した後にHSV-1を接種して顔面神経麻痺モデルを作成し、麻痺回復1週間後にストレプトゾトシン(STZ)を腹腔内投与して糖尿病状態とし、8週後に再擦過して再活性化誘導を行った。顔面神経麻痺の評価は瞬目反射および髭の動きをスコア化し、計4点満点中2点以下を麻痺ありと判定した。その結果、耳介刺激のみ、あるいは糖尿病状態のみのマウス(対照群)では顔面神経麻痺、死亡ともなかったが、糖尿病状態に耳介刺激を併せたマウス(実験群)では8%に麻痺が発症し、20%が脳炎様の症状で死亡した。側頭骨内顔面神経を採取してHSV-1 DNAの発現を検討したところ、対照群では検出されなかったが、実験群では33%に検出され、8%では非接種側からも検出された。糖尿病状態ではHSV-1の再活性化が生じやすく、Bell麻痺発症要因となる可能性が示唆された。
  • 咽頭ジスキネジアの1例  [通常講演]
    中野 文子; 江崎 伸一; 濱島 有喜; 村上 信五
    耳鼻咽喉科臨床 補冊 2006年06月 耳鼻咽喉科臨床学会
  • 村上 信五; 山野 耕嗣; 江崎 伸一
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2006年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 渡邉 暢浩; 江崎 伸一; 高橋 真理子; 濱島 有喜; 村上 信五
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2006年04月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 舌放線菌症の1例  [通常講演]
    櫻井 舞; 江崎 伸一; 丹羽 美子; 菅沼 良規; 羽柴 基之
    日本嫌気性菌感染症研究 2005年12月 日本嫌気性菌感染症学会
  • 舌放線菌症の1例  [通常講演]
    櫻井 舞; 江崎 伸一; 丹羽 美子; 山賀 康祐; 羽柴 基之
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2005年09月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 江崎 伸一; 羽柴 基之; 山賀 康祐; 丹羽 美子; 櫻井 舞
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2005年09月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 江崎 伸一; 櫻井 舞; 丹羽 美子; 山賀 康祐; 羽柴 基之; 間宮 敦
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2005年05月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 山賀 康祐; 江崎 伸一; 櫛田 嘉代子; 丹羽 美子; 羽柴 基之
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2005年01月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 丹羽 美子; 江崎 伸一; 櫛田 嘉代子; 山賀 康祐; 羽柴 基之
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2005年01月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 山賀 康祐; 江崎 伸一; 櫛田 嘉代子; 丹羽 美子; 羽柴 基之
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2004年09月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 櫛田 嘉代子; 江崎 伸一; 丹羽 美子; 山賀 康祐; 羽柴 基之; 小島 若菜; 本堂 潤; 水谷 信彦; 齋藤 清; 兵藤 伊久夫
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2004年09月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 丹羽 美子; 江崎 伸一; 櫛田 嘉代子; 山賀 康祐; 羽柴 基之
    日本耳鼻咽喉科学会会報 2004年09月 (一社)日本耳鼻咽喉科学会
  • 腹腔鏡下に切除した陶器様胆嚢の一例  [通常講演]
    江崎 伸一; 長谷川 洋; 小木曽 清二; 坂本 英至; 伊神 剛; 森 俊治; 服部 弘太郎; 水野 隆史; 杉本 昌之; 深見 保之
    日本臨床外科学会雑誌 2002年12月 日本臨床外科学会
  • Fournier症候群の5例  [通常講演]
    深見 保之; 長谷川 洋; 小木曽 清二; 坂本 英至; 伊神 剛; 森 俊治; 服部 弘太郎; 水野 隆史; 杉本 昌之; 江崎 伸一
    日本臨床外科学会雑誌 2002年12月 日本臨床外科学会

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 中村 善久; 江崎 伸一; 勝見 さち代
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2021年04月 -2025年03月 
    代表者 : 岩崎 真一; 南方 寿哉; 江崎 伸一; 蒲谷 嘉代子; 藤本 千里
     
    1.突発性難聴、前庭神経炎患者の唾液を用いたウイルス再活性化の解析 突発性難聴、前庭神経炎患者に加えて、急性の顔面神経麻痺であるベル麻痺とハント症候群患者の急性期、慢性期における唾液中のHSV-1, -2,VZV, HHV-6,-7VZV, HHV-6,-7のウイルスDNA量についてのRT-PCR法での解析については、名古屋市立大学医学部の倫理審査委員会の承認を経て、解析をすすめている。現時点までに、約50名の症例の唾液を集め、RT-PCR法で解析を行っている。唾液中にウイルスを認める患者は、慢性期のみならず、急性期でもそれほど多くないことから、ウイルスを有する患者の患者背景についての詳細な検討を行っている段階にある。 2.ウイルス再活性化によるウイルス性内耳炎モデル動物の作製と病態解析 ウイルス性内耳炎動物モデルでは、まずは、弱毒化した単純ヘルペスウイルス(HF-10)をマウスの中耳に投与することで、一側性の内耳炎を引き起こし、その聴覚障害および前庭障害につき、それぞれ聴性脳幹反応(ABR)とロタロッドで客観的な機能評価を行い、いずれも障害が生じていることを確認した。モデル動物の内耳の組織学的解析について、現在進めているところである。ウイルス再活性化による内耳炎モデルについては、HF-10の耳介から感染させ、再活性化を試みているものの、成功に至っておらず、HF-10の投与量を調節している段階にある。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 波多野 芳美; 江崎 伸一
     
    頭頸部扁平上皮癌の大半は進行癌で見つかることが多く、進行癌は治療後も局所再発や遠隔転移することが多い。再発、転移した腫瘍は従来の治療に抵抗性を示すことが多く、有効な治療選択肢が限られていて、新規治療法の確立が望まれている。 腫瘍溶解ウイルス療法は接種したウイルスが腫瘍細胞を破壊しながら増殖して、増殖したウイルスが周囲に感染してさらに腫瘍を崩壊させていくことをコンセプトにした治療法である。また近年になり、腫瘍溶解ウイルス療法は抗腫瘍免疫を増強することも判明してきた。名古屋大学医学部ウイルス学講座では、自然発生型の弱毒型単純ヘルペスウイルス1型 (HSV-1)からHF10をクローニングし、HF10が多くの癌細胞株で増殖性が非常に高く、担癌モデルマウスにも優れた抗腫瘍性を示すとともに腫瘍細胞特異的な腫瘍免疫を誘導することを報告してきた。 頭蓋内、肺内など遠隔臓器に転移した腫瘍は、腫瘍溶解ウイルスを直接接種することが困難であることが多い。しかし、接種可能な腫瘍に腫瘍溶解ウイルスを接種することにより抗腫瘍免疫を賦活化し、遠隔臓器に転移した腫瘍を制御できれば、遠隔転移した腫瘍への新たな治療選択肢となる可能性が考えられる。そこで本研究では腫瘍溶解ウイルス療法が遠隔転移腫瘍の成長を抑制することができるかを検討することを目的とする。本研究では複数臓器に腫瘍を同時に作成し、重複癌モデルマウスを作成する。一つの腫瘍のみウイルスで治療した際に他の腫瘍が縮小していくかを検討する。腫瘍溶解ウイルス療法が局所接種した腫瘍だけでなく、遠隔転移腫瘍の制御を示すことを示すことができれば、腫瘍溶解ウイルスの新たな可能性を示すことができる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 江崎 伸一; 高野 学; 大黒 徹; 波多野 芳美
     
    頭頸部癌は原発巣やリンパ節転移ともほとんどが皮下、粘膜に発生し、腫瘍内への局所注入が容易であるため、腫瘍溶解ウイルスの治療対象として適性が高いと考えている。 現在までに臨床試験が2件報告されているが、継続した治験が行われていない。 腫瘍溶解ウイルス療法とは腫瘍細胞のみで増殖し、破壊すると同時にウイルスを放出し、周囲の腫瘍細胞が感染することにより腫瘍を縮小させることを目指したウイルスである。腫瘍溶解ウイルス療法の有力な候補である単純ヘルペスウイルスは、2本鎖DNAウイルスで遺伝子的には安定しているが、それでも違う研究室で継代された同じウイルス株の遺伝子配列が異なることが示されている。この遺伝的な不安定性を利用して、腫瘍溶解ウイルスの抗腫瘍効果を増強できる可能性を考えた。 そこで、本研究は頭頸部癌の患者毎に最適化した腫瘍溶解ウイルスを作成することと、そのメカニズムを解析することを目的とする。具体的には、患者由来の初代培養細胞株を用いて腫瘍溶解ウイルスを馴化させ、抗腫瘍効果と遺伝子変化を検討する。本研究により最適な抗腫瘍ウイルスに馴化することができれば、将来臨床の場において、腫瘍溶解ウイルスに人為的な遺伝子変異を行うことなく抗腫瘍効果を強化できる手法に応用できる。がん細胞の有する遺伝子変異に基づき症例毎に最適化したがんの治療法が「個別化医療」として注目されているが、本治療法も腫瘍溶解ウイルスを症例毎に最適化できるため、「個別化医療」に向けた腫瘍溶解ウイルス療法になることが期待できる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2024年03月 
    代表者 : 尾崎 慎哉; 江崎 伸一; 鈴木 元彦
     
    当研究では、嗅覚障害の新たな治療法を検討を行っている。まず、嗅覚障害の原因として、アレルギー性鼻副鼻腔炎、薬物障害、頭部外傷などがあげられる。研究の方針として、 ①嗅覚障害のモデルマウスの作成、②モデルマウスの行動解析③嗅覚障害治療④改善を行動解析での評価 で行う予定である。 昨年度の研究として、まず嗅覚障害モデルマウスの作成をおこなった。アレルギー性鼻炎のモデルマウスを、OVA(卵白アルブミン)を腹腔内および、点鼻する方法で作成した。薬剤性嗅覚障害のモデルマウスとして、メチマゾールを75㎎/kgを腹腔内に投与した4週齢のマウスを作成した。そして、モデルマウスを用いた行動解析を行った。結果、コントロール群の到達時間は平均20秒程度、薬剤性嗅覚障害モデルマウスは平均40秒程度であった。そのため有意差をもって嗅覚障害による回避行動の遅延が認められたと考えられた。 本年の研究として、嗅覚障害モデルマウスの嗅覚障害の状態がどのように遷延、改善するのかを評価した。実験はモデルマウスは5匹、コントロールマウスは5匹とした。 メチマゾールによる薬剤性嗅覚障害モデルマウスを作成し、投与7日後での行動解析を行った。次に、投与から14日後に同様の行動解析を行った。 結果、コントロール群のは餌までの到達時間の平均は20秒弱であった。そして嗅覚障害モデルマウス群の平均は20秒強とほぼ同等の結果となった。しかしながら嗅覚障害モデルマウスの約1/3は30秒以上の到達時間であり、嗅覚障害が遷延していると予想された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 佐藤 慎太郎; 江崎 伸一; 中山 明峰; 川北 大介
     
    低酸素状態の口腔癌の研究にあたり、まずは正常組織における低酸素環境の解析が必要と考え、in vivoにおけるヒト口腔咽頭領域の低酸素環境として正常組織における睡眠時無呼吸、あるいは口腔咽頭領域の環境に大きな影響を及ぼす唾液腺疾患の臨床的解析が必要と考えそれらについて検討し2020年度は学会にて発表を行ってきた。今年度の補助金は、主に上記の学会発表での必要経費に当てられた。 1.2020年9月の日本口腔咽頭科学会(於:仙台市)において、睡眠時無呼吸に関する以下の演題の筆頭演者もしくは共同演者として発表を行った。なお、この発表を遂行するにあたって、補助金を旅費等に使用した。『サージトロンを用いた内視鏡下アデノイド手術における鼻腔通気度の検討』『多発する耳下腺唾石に対して小切開と内視鏡を併用して摘出した一例』『名古屋市立大学病院における耳下腺唾石症の臨床像』 これらの研究により口腔咽頭領域の低酸素環境下や唾液による湿潤環境でもたらされる病態に理解が深まった。 2.2020年10月の日本耳鼻咽喉科学会(於:岡山市)において、睡眠時無呼吸に関する以下の演題の筆頭演者として発表を行った。なお、この発表を遂行するにあたって、補助金を旅費等に使用した。『サージトロンを用いた内視鏡下アデノイド手術の経験』 これらの研究により口腔咽頭領域の低酸素環境下でもたらされる病態に理解が深まった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 讃岐 徹治; 江崎 伸一
     
    内転型痙攣性発声障害は難治性希少疾患であり、診断や治療は高い専門性を要す。他覚的検査による診断基準は未だ設けられておらず、診断されるまでに年月を要する患者は少なくなく、ボツリヌス毒素の局所注射や手術といった治療が行われているが、疾患の希少性から治療の比較は困難である。当研究では痙攣性発声障害ウサギモデルを作成することで、病態や診断、治療に対して解明を図る。 麻酔を施行後に、ウサギの喉頭と気管を露出して、2ヶ所の気管切開をおいた。尾側の気管切開口は気道確保とし、頭側の気管切開口からは空気流を流し、同時に声門下圧を測定した。甲状軟骨形成術IVを施行すると声帯がスリット状に変化し、空気流を流し吹鳴を起こした。両側の反回神経を同定し愛護的に電極を設置し、一定の刺激条件下で電気刺激を行うと、スリット状の声帯が過内転を起こし、詰まった音を得た。これが内転型痙攣性発声障害ウサギモデルである。痙攣性発声障害ウサギモデルに、甲状軟骨形成術II型を加えると詰まった音は改善した。吹鳴時、痙攣性発声障害ウサギモデル、甲状軟骨形成術II型を加えた状態の3つの条件で、声門下圧と内視鏡所見、音響分析をそれぞれ評価した。これらからは、痙攣性発声障害ウサギモデルにおいて、声門の過閉鎖が引き起こされていること、甲状軟骨形成術Ⅱ型により過閉鎖が抑制されていることが示唆された。 以上から、in vivoとしては初となる痙攣性発声障害ウサギモデルを作成し、疾患動物モデルとしての妥当性と、甲状軟骨形成術Ⅱ型においては喉頭枠組みの変化による空気力学的変化が関係していることが明らかになった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 濱島 有喜; 江崎 伸一; 勝見 さち代
     
    我々はこれまでの研究で顔面神経圧挫麻痺モデルを用いたが、圧迫を強くしても2週間で治る程度の麻痺モデルしか作成できないのが問題である。そこで本研究では顔面神経を切断して、より高度な顔面神経障害モデルマウスの治療に応用することを目的とした。顔面神経を切断し、離した群では顔面神経の再生は認められなかったが、神経再生誘導チューブを用いた群は、神経を直接吻合した群と比べて劣らない神経再生効果を認めた。その効果を電気生理学的、組織学的にも確認した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 伊地知 圭; 足立 誠; 江崎 伸一
     
    A-253細胞株、NCU-SCD1細胞株とも、CD44陽性細胞を有する割合は極めて低かった。そのため、CD44陽性細胞が十分な量が得られず、CD44陰性細胞との比較は困難であった。そこで、頭頸部扁平上皮癌を含む様々な細胞株、初代培養株を用いて、CD44陽性細胞の割合を検討した。CD44陽性細胞を多く含む細胞株は、マウスに対する腫瘍造性能も良好であり、両者に関係があることが示唆された。マウス皮下腫瘍を作成したところ、CD44陽性細胞を一部含み、接種した細胞が分化して腫瘍を形成していると考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 江崎 伸一; 濱島 有喜; 五島 典
     
    本研究では、腫瘍溶解ウイルス療法を用いた唾液腺癌に対する新規治療法の可能性を示した。ヒト顎下腺癌細胞株、マウス顎下腺癌細胞株、顎下腺癌由来初代培養株への腫瘍溶解ウイルスHF10の殺細胞効果を示した。その後マウス耳下腺にA253を移植して耳下腺癌も出るマウスを作成した。5-FUのプロドラッグであるS-1とHF10の両者で治療することにより、各単独治療より強力な抗腫瘍効果が得られた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 五島 典; 江崎 伸一; 木村 宏; 渡邉 大輔; 高野 学
     
    本研究では自然肺転移するマウス乳癌細胞株を用いて、抗腫瘍ウイルスHF10の抗腫瘍効果を検討した。まず腫瘍細胞を用いてHF10の増殖性、殺細胞性を確認したあと、マウスモデルを用いた検討を行った。両側背部に皮下腫瘍を作成し、HF10を片側の腫瘍にのみ8回接種したところ、両側の皮下腫瘍にも縮小が認められた。また自然肺転移の抑制も確認された。治療中のマウスの脾臓を採取し、腫瘍細胞で刺激したところ、抗腫瘍サイトカインであるIFN-gの分泌が認められた。以上の結果から、HF10治療により抗腫瘍免疫の誘導と転移性腫瘍の抑制効果が認められた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2016年04月 -2018年03月 
    代表者 : 勝見 さち代; 江崎 伸一
     
    鼻粘膜には嗅神経幹細胞 (OSCs) と呼ばれる神経幹細胞様の細胞が存在し、OSCsは軸索の伸長に寄与する。本研究ではハイドロゲルであるMedgelをOSC留置の際に使用した。OSCは新生児マウスの嗅裂から分離された。OSCは神経幹細胞マーカーを発現し、神経幹細胞様の細胞と考えられた。また、分化すると様々な神経細胞マーカーを発現した。また、OSCは培養上清中に神経の回復を促進するサイトカインを複数分泌していた。顔面神経を本幹で圧挫し、Medgelを加えたところ、顔面神経麻痺の再生が促進された。この効果は電気生理学、組織学的にも認められた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 江崎 伸一; 五島 典
     
    本研究では、HF10がHNSCCに対して抗腫瘍ウイルスとして効果があるか検討を行った。2つのヒト由来頭頸部扁平上皮癌細胞株と、1つのマウス由来扁平上皮癌細胞株を用意した。HF10はどの細胞においてもin vitro、in vivoで増殖し、細胞死を誘導した。局所ではHSV感染領域にネクローシスとCD8T細胞が認められた。また、脾臓では顆粒球、CD8T細胞が増加し、腫瘍細胞で刺激したところ、抗腫瘍サイトカインが増加していた。以上の結果からHNSCCに対してHF10は治療効果、抗腫瘍免疫の誘導効果を認め、新しい治療法としての選択候補として示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2013年04月 -2017年03月 
    代表者 : 濱島 有喜; 飛田 秀樹; 江崎 伸一
     
    嗅粘膜は神経幹細胞様の性質をもつ嗅粘膜幹細胞 (OSC) を有し、様々な神経成長因子を分泌することが知られている。我々はマウス胎児の嗅粘膜よりOSCを分離培養した。OSCは神経幹細胞マーカーを発現した。分化誘導後は神経マーカーを発現した。また、この細胞は神経成長因子 (NGF) を含む複数の神経伸長を助けるサイトカインを発現した。この細胞を徐放性ハイドロゲルであるMedgelと共にマウス顔面神経麻痺モデルマウスに移植した。OSC単独で麻痺の回復が促進されたが、OSCとMedgel0を併用することにより麻痺の回復が促進された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 村上 信五; 飛田 秀樹; 濱島 有喜; 江崎 伸一
     
    肝細胞増殖因子を組み込んだHSVアンプリコンベクターは現在作成中である。 次にBell麻痺と糖尿病の関係を調べるため、以下の実験を行った。ストレプトゾトシン (STZ) を投与して糖尿病を誘導したところ、糖尿病マウスの耳介を擦過した場合のみ、HSV-1の再活性を認め、顔面神経麻痺を認めた。HSV-1 DNAを顔面神経麻痺マウスの顔面神経より検出し、HSV-1カプシドを膝神経節付近に観察した。以上の結果より、糖尿病によりT細胞が減少し、宿主の免疫低下によりHSV-1の再活性化が引き起こされやすくなり、顔面神経麻痺を発症したと考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 五島 典; 木村 宏; 鎌倉 真紀; 江崎 伸一
     
    マウスGM-CSFが直列に繰り返して組み込まれた HSV-1由来のアンプリコンベクターを作成し、卵巣癌腹膜播種モデルマウスに接種して治療した。mGM-CSFアンプリコンにより、腹膜腫瘍の縮小効果、生存の延長が認められた。免疫細胞を精査したところ、局所へのCD8陽性T細胞の誘導が認められ、腫瘍特異的な免疫の誘導が確認された。次にマウスIL-2を組み込んだアンプリコンベクターを作成し、細胞に感染させその上清中にIL2が分泌されていることを確認した。

その他のリンク

researchmap



Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.