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嶋田 逸誠 (シマダ イッセイ)

  • 医学研究科細胞生化学分野 講師
メールアドレス: ishimadamed.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2024/03/19

研究者情報

学位

  • PhD(University of Vermont)

J-Global ID

研究キーワード

  • 脳オルガノイド   神経発生   転写因子   神経前駆細胞   上衣細胞   水頭症   神経産生   アストロサイト   自己複製能   分化   髄芽腫   神経幹細胞   一次繊毛   神経科学   

研究分野

  • ライフサイエンス / 細胞生物学
  • ライフサイエンス / 発生生物学
  • ライフサイエンス / 神経形態学
  • ライフサイエンス / 解剖学

経歴

  • 2018年08月 - 現在  名古屋市立大学医学研究科細胞生化学分野講師
  • 2015年01月 - 2018年07月  University of Texas Southwestern Medical SchoolDepartment of Cell BiologyAssistant Instructor
  • 2011年08月 - 2014年12月  University of Texas Southwestern Medical SchoolChildren's Research InstitutePost-doc
  • 2010年04月 - 2011年07月  University of Vermont, Graduate SchoolDepartment of MedicinePost-doc

学歴

  • 2005年08月 - 2010年05月   University of Vermont, Graduate School   College of Medicine   Department of Anatomy and Neurobiology
  • 2002年04月 - 2004年03月   兵庫県立大学大学院   理学部   生命科学科
  • 1998年04月 - 2002年03月   兵庫県立大学   理学部   生命科学科

所属学協会

  • 日本分子生物学会   

研究活動情報

論文

MISC

受賞

  • 2010年11月 Society for Neuroscience Travel Award for Post-doctoral fellow
     
    受賞者: 嶋田逸誠
  • 2010年09月 American Heart Association Scholarship for Post-doctoral fellows
     
    受賞者: 嶋田逸誠
  • 2009年12月 Society for Neuroscience, Vermont Chapter Poster Award
     
    受賞者: 嶋田逸誠
  • 2009年11月 Society for Neuroscience Travel Award for Graduate Students
     
    受賞者: 嶋田逸誠
  • 2009年09月 American Heart Association Scholarship for graduate students
     
    受賞者: 嶋田逸誠
  • 2002年04月 兵庫県・アジア太平洋間ネットワーク 交換留学奨学金
     
    受賞者: 嶋田逸誠

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2026年03月 
    代表者 : 岡田 朋記; 田口 和己; 松永 民秀; 安井 孝周; 嶋田 逸誠; 岡田 淳志; 濱本 周造
     
    [1]ヒト由来の腎オルガノイドを用いて健常者と尿路結石患者の腎形態を比較する ① 健常者および尿路結石患者由来iPS細胞の作製 研究に同意を得た健常者、尿路結石患者から血液を採取し、全血から末梢血単核細胞を分離後、エピソーマルベクターを用いて山中4因子(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc)を導入し、iPS細胞を作製した。本研究では安定したiPS細胞確立のため、外部受託を行った。尿路結石患者由来のiPS細胞は計5クローン作製され、その後の拡大培養により腎オルガノイドの作製に必要な細胞数が充分量確保された。 ② 健常者および尿路結石患者由来の腎オルガノイドの作製 作製したiPS細胞を、高里(Nature, 2015)らの手法を用いて、CHIR99021、FGF9の付加により腎前駆細胞へと分化させ、遠心分離による再集合の形成と三次元培養を経て腎オルガノイドを誘導した。また今後の実験系において適した腎オルガノイドを作製するため、Freedman(Nat Commun, 2015)らの手法を用いて、CHIR99021、B27の付加により遠心分離を行なわなず、Spheroidを形成させることによる腎オルガノイドの誘導も行った。作製された腎オルガノイドの評価は、いずれの手法によるものもホールマウント免疫染色にて行った。健常者由来と尿路結石患者由来の腎オルガノイドは、WTI、LTL、E-cadherinの免疫染色によって、それぞれ糸球体、近位尿細管、遠位尿細管の構造が発現していることを確認した。この際、健常者と尿路結石患者由来を比較したが、免疫染色上で確認される組織構造の相違は認めなかった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2025年03月 
    代表者 : 嶋田 逸誠; 伊藤 雅之
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 齋藤 伸治; 加藤 洋一; 大石 久史; 嶋田 逸誠; 宮 冬樹
     
    巨脳症患者を対象としたパネル解析を引き続き実施し、2021年度は9例に実施した。その結果、PTEN遺伝子変異を2例、PIK3CA変異モザイク例を1例同定した。患者情報として臨床情報とMRIを収集し、遺伝子変異情報と共にデータベースを更新した。 脳オルガノイドを用いた実験では、正常iPS細胞から遺伝子編集を行い、PNPLA8、SZT2、MYCNの機能喪失型変異を導入し、脳オルガノイドの作成を行った。脳オルガノイドにおいては皮質発生を再現することができた。特に、PNPLA8のKO脳オルガノイドについて詳しく検討ができ、脳皮質形成障害の原因として外側ラジアルグリア(oRG)の分裂能が低下していることを明らかにした。さらにその原因としてミトコンドリア機能の障害を明らかにした。これらの実験によりiPS細胞から脳オルガノイドを作成し、脳皮質発生に関する一連の実験を行う実験系を確立した。 さらに、ヒト患者からのiPS細胞の作成をPNPLA8およびMYCNに変異を有する患者から行った。PNPNL8患者由来iPS細胞の樹立に成功し、さらに脳オルガノイドを作成し、患者にみられた病態の再現に成功した。さらに、遺伝子改変iPS細胞由来の脳オルガノイドと表現型が共通することを確認した。MYCNについては現在実験が進行中である。 モデルマウスとしては引き続き、MYCNの機能亢進型変異および機能喪失型変異マウスについての解析を行った。機能亢進型モデルマウスではヒト患者で見られた巨脳症が再現され、その原因として胎生期の神経幹細胞の分化と増殖のバランスが乱れることと神経細胞の遊走が関連することを明らかにした。上述した患者由来iPS細胞を用いた脳オルガノイド実験と組み合わせることで、病態の改名の基盤を構築することができた。
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担当経験のある科目

  • サイエンティフィックライティング名古屋市立大学
  • 生理学大学院生講義名古屋市立大学
  • 医学入門講義名古屋市立大学
  • 生化学 分子と細胞ユニット名古屋市立大学
  • 発展研究特別講義1(英語講義)Cilia名古屋市立大学
  • 生化学学生実習名古屋市立大学

その他のリンク

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