研究者データベース

岩尾 岳洋 (イワオ タカヒロ)

  • 薬学研究科臨床薬学分野 准教授
メールアドレス: tiwaophar.nagoya-cu.ac.jp
Last Updated :2022/09/21

研究者情報

学位

  • 博士(薬学)(名古屋市立大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 薬物動態   消化管   毒性   iPS細胞   肝臓   

研究分野

  • ライフサイエンス / 医療薬学

学歴

  •         - 2005年   名古屋市立大学   大学院薬学研究科
  •         - 2000年   名古屋市立大学   薬学部

所属学協会

  • 日本医療薬学会   日本薬学会   日本薬物動態学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 臓器チップの技術と開発動向
    岩尾岳洋; 松永民秀 (担当:共著範囲:経口投与薬物の吸収・代謝過程を模倣した小腸–肝臓連結デバイスの開発)シーエムシー出版 2018年04月
  • 薬剤学実験法 必携マニュアル —Pharmaceutical Scientistのために—
    松永民秀; 岩尾岳洋 (担当:共著範囲:多能性幹細胞(ES細胞,iPS細胞)の利用)日本薬剤学会,南江堂 2014年04月

MISC

産業財産権

受賞

  • 2018年11月 臨床薬理研究振興財団 研究大賞
     
    受賞者: 岩尾 岳洋
  • 2017年11月 日本薬物動態学会 奨励賞
     
    受賞者: 岩尾 岳洋
  • 2017年07月 日本薬学会東海支部 学術奨励賞
     
    受賞者: 岩尾 岳洋

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 腸と肝臓の臓器間相互作用(腸肝軸)in vitroモデルの構築とその評価
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 松永 民秀; 岩尾 岳洋
  • 灌流型小腸-肝臓2臓器連結デバイスを用いた胆汁鬱滞肝毒性評価系の展開
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 堺 陽子; 松永 民秀; 長田 茂宏; 岩尾 岳洋
  • ヒトiPS細胞から作製した腸管細胞を用いた消化管傷害の評価系の開発
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 岩尾 岳洋
  • ヒトiPS細胞由来小腸細胞・組織を用いた薬物動態及び毒性予測モデル系の創製
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 松永 民秀; 岩尾 岳洋
     
    ヒトiPS細胞の小腸上皮細胞への分化誘導法の確立として高分子化合物の影響を明らかにするために、セルロース、キチン及びジェランガム誘導体であるFP001及びFP003を腸管上皮細胞への分化誘導時に添加し、マーカー遺伝子の発現を解析することによって分化に対する影響を検討した。その結果、FP001及びセルロースの添加によりVillin1、 MDR1、PEPT1、CYP3A4及びPXRの発現上昇が認められた。また、FP001添加で小腸上皮細胞マーカー、薬物トランスポーター、薬物代謝酵素のmRNA発現が有意に増加した。さらに、Villin、PEPT1、SGL1、P-gp及びBCRPのタンパク質発現並びにCYP2C19活性も有意に増加することを明らかにした。FP001添加で細胞数の増加が認められたが、細胞周期の変動解析より細胞増殖に影響しないことが示唆された。また、老化細胞の割合とIntegrin α5が上昇したことから、細胞のアノイキスを抑制することが示唆された。FP001は、細胞・マトリクス間接着の喪失を制御し、細胞死を抑制することで、結果として小腸上皮細胞の成熟化と細胞数の増加をまねくことが示唆された。また、セルロースやジェランガムは難消化性の多糖類であり、消化管内容物として存在することから、in vitroにおいても腸管上皮細胞の機能亢進・維持に効果があることが示唆された。 腸管オルガノイドについては、これまで嚢胞状の形態であったものが、培養法の検討により浮遊培養においてもBudding と呼ばれる複雑な組織を創出することが可能となった。また、マーカーの発現及び機能も嚢胞状のものと比較して高かったことから、高機能な腸管オルガノイドの作製が可能となった。 免疫細胞としてマクロファージとの共培養系について検討を行っており、炎症性サイトカイン等の影響については今後検討する予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 岩尾 岳洋
     
    本研究では、ヒトiPS細胞から腸管上皮細胞の作製にあたり、有用な化合物を見出すことができた。この方法によって作製したヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞は、薬物代謝活性、CYP3A4誘導能、薬物トランスポーター活性、バリア機能を有していることが示された。また、医薬品の消化管吸収を定量的に予測するための評価系として利用可能であることも示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2016年04月 -2018年03月 
    代表者 : 松永 民秀; 岩尾 岳洋
     
    ヒトiPS細胞から腸管上皮細胞への分化誘導において、低分子化合物により腸管マーカーや薬物動態因子のmRNA発現レベルが上昇した。一方、腸管オルガノイドでは高分子化合物により腸管マーカーや薬物動態因子も高いmRNA発現あるいは活性を示した。以上の結果より、これら化合物は分化誘導において機能の向上に寄与することが示唆された。腸管オルガノイドは、抗がん剤5-FUによる濃度依存的な細胞毒性が観察され、毒性評価系として有用だと考えられた。一方、炎症性サイトカインや再生腸上皮幹細胞マーカーのmRNA発現量は増加した。 以上の結果から、これらの発現変動は細胞毒性マーカーとして有望であることが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2017年03月 
    代表者 : 岩尾 岳洋
     
    本研究では、ヒトiPS細胞から作製した腸管細胞の単離および維持培養が可能であることが示された。単離した細胞は腸管幹細胞に似た細胞であり、腸管上皮細胞へ分化する能力を有していた。維持培養を行った細胞は、一定期間培養を続けても幹細胞性が維持されていた。維持培養した細胞を腸管上皮細胞に分化させると、腸管マーカーや薬物代謝酵素、薬物トランスポーターの発現が認められた。また、この細胞は薬物代謝酵素活性や薬物トランスポーターによる輸送活性を有していた。本研究における結果は、ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞を創薬研究で利用するにあたって、基盤となる有用な技術であると考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2013年04月 -2015年03月 
    代表者 : 岩尾 岳洋
     
    本研究では、ヒトiPS細胞から腸管上皮細胞への分化の促進もしくは分化させた細胞の薬物動態学的機能の獲得に有用な低分子化合物を複数見出すことができた。これらの化合物を用いて分化させた細胞は腸管マーカーを発現しており、薬物代謝能、CYP3A4誘導能およびペプチドトランスポーターを介したペプチドの取り込み能を有していた。また、ヒトiPS細胞から分化させた腸管幹細胞は、腸管上皮細胞への分化能を維持したまま、1ヶ月程度培養することが可能であった。さらに、この細胞は凍結保存も可能であった。本研究で得られた成果は、ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞の創薬研究への応用に向けて有用な知見であると考えられる。

委員歴

  • 2014年 - 現在   日本薬物動態学会   代議員

その他のリンク

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