研究者データベース

高岸 麻紀 (タカギシ マキ)

  • 薬学研究科病態生化学分野 講師
Last Updated :2026/08/07

研究者情報

学位

  • 医学博士(名古屋大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 脳脊髄液   水頭症   運動性多繊毛   Wntシグナル   平面内細胞極性   

研究分野

  • ライフサイエンス / 細胞生物学

経歴

  • 2024年 - 現在  名古屋市立大学大学院 薬学研究科, 講師
  • 2023年 - 2024年  名古屋市立大学大学院薬学研究科助教
  • 2020年 - 2023年  テキサス大学日本学術振興会海外特別研究員
  • 2017年 - 2020年  名古屋大学高等研究院特任助教
  • 2016年 - 2017年  名古屋大学医学系研究科特任助教
  • 2013年 - 2016年  日本学術振興会特別研究員(RPD)
  • 2011年 - 2013年  名古屋大学医学系研究科研究員
  • 2008年 - 2011年  日本学術振興会特別研究員(DC1)

学歴

  • 2008年 - 2012年   名古屋大学大学院   医学系研究科   医学博士課程

研究活動情報

論文

書籍

  • 医学のあゆみ268巻6号
    高岸麻紀; 髙橋雅英 (担当:分担執筆範囲:多繊毛細胞における平面内細胞極性)医歯薬出版 2019年
  • Akt シグナルによるがん細胞の運動制御-アイソフォー ムに依存する分子機構
    榎本篤; 高岸麻紀; 高橋雅英 (担当:共著範囲:)2012年

講演・口頭発表等

  • 先天性水頭症モデルにおける細胞間接着の異常
    高岸麻紀
    第71回IBSセミナー 2026年02月
  • 脳室表面で波打つ運動性多繊毛の生理機能
    高岸麻紀
    第98回日本生化学会大会 シンポジウム 2025年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 側脳室上衣細胞の繊毛の形態変化  [招待講演]
    第68回日本神経化学会大会 シンポジウム 2025年09月
  • 脳の運動性多繊毛は何をしているのか  [招待講演]
    若手支援技術講習会 2024年08月
  • 研究者のキャリアコースと女性のライフコース  [招待講演]
    高岸麻紀
    特別研究-DC フレンドシップミーティング 2024年06月
  • 脳室における平面内細胞極性
    NCUライフサイエンスIBS合同リトリート 2024年03月
  • Kinesin superfamily motor protein Kif6 regulates cilia motility in the brain ventricles
    Maki Takagishi
    Southwest Developmental Biology Meeting 2022年
  • 運動性多繊毛の平面内極性と多繊毛病  [招待講演]
    愛知医科大学大学院セミナー 2019年05月
  • Planar polarity of ependymal cilia
    Maki Takagishi
    CSH Asia: Cilia & centrosomes 2019年
  • Planar polarized microtubule dynamics and coordinated ciliary beatings in the cerebral ventricular wall  [招待講演]
    Maki Takagishi
    The 10th NAGOYA global retreat 2018年02月
  • Planar polarized microtubule dynamics and coordinated ciliary beatings in the lateral ventricular wall
    Maki Takagishi
    EMBL Symposium: Tissue Self Organisation 2018年
  • 流れる向きを決定する 運動性多繊毛の平面内極性  [招待講演]
    高岸麻紀
    大阪大学医学系研究科セミナー 2017年02月
  • Planar polarized microtubule dynamics in ependymal cells contributes to hydrocephalus  [招待講演]
    高岸麻紀
    第40回日本神経科学会 2017年 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 先天性水頭症をもたらすDaple遺伝子改変マウスの脳室壁繊毛異常  [招待講演]
    高岸麻紀
    第9回 日本水頭症脳脊髄液学会 特別企画 2016年11月
  • The Dvl-associating protein Daple regulates the activation of Rac and the remodeling of actin cytoskeleton
    Maki Takagishi
    ASCB Annual Meeting 2009年

産業財産権

  • 特願2017-235036:Wntシグナル伝達系阻害剤、該阻害剤を有効成分として含む医薬組成物  2017年12月07日
    廣明秀一, 天野剛志, 進藤麻子, 高岸麻紀, 堀公法

受賞

  • 2025年 名古屋市立大学 ダイバーシティ推進奨励賞
  • 2017年 先端モデル動物支援プラットフォーム若手支援技術講習会 ベストポスター賞
     
    受賞者: 高岸麻紀
  • 2017年 名古屋大学医学系研究科 医学奨励賞
     
    受賞者: 高岸麻紀
  • 2010年 GCOE Nagoya global retreat Best oral presentation award
     
    受賞者: 高岸麻紀

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 高岸 麻紀
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 高岸 麻紀
     
    本研究では、Wnt/PCP経路が細胞骨格微小管の平面内極性化をもたらす分子機構を解明することを目的としている。微小管の平面内細胞極性を解析するためのツールとして、微小管の平面内極性が観察しやすい上衣細胞を用いる。上衣細胞は脳室の表面に1層のシート状に立ち並ぶ多繊毛細胞で、脳脊髄液の流れに沿って波打つ運動性繊毛を持っている。これまでの研究から、繊毛の根元に当たる上衣細胞表層部では、Wnt/PCP経路に関わる分子や微小管が平面内で非対称局在化し、繊毛の向きを制御していると考えられる。 本年度までに、脳室壁組織を用いてWnt/PCP分子群のWhole-mount免疫染色を行い、共焦点レーザー顕微鏡で水平断面を撮影することにより、脳室表面にて平面内で非対称に局在化するWnt/PCP分子やその関連因子を見つけることができた。 また、脳室壁上衣細胞の微小管の極性化に関与する分子として、非古典的Wntシグナルの制御分子Dapleを解析してきた。Daple遺伝子欠損マウスの脳室壁上衣細胞では、微小管の平面内極性化がなくなり、基底小体の向きも乱れて繊毛の方向異常となり、水頭症を生じることをこれまでに報告した(Takagishi et al., 2017)。本年度の研究では、Dapleが微小管の極性を制御する分子機構を解析するため、脳室壁組織でDapleと結合する分子を同定し、免疫沈降や免疫染色によって相互作用や共局在を確認した。これらの微小管制御分子のノックダウンや阻害剤によって、微小管の極性化や繊毛方向を解析している。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 高岸 麻紀
     
    胃がんの発生や進行において、どの細胞内シグナルが活性化されるのかを解析しています。癌細胞が胃粘膜からより深部へ広がり、他の組織へ転移していく過程で、癌細胞内ではWntシグナル非古典的経路によって、癌細胞の運動性が増していました。今回我々は、細胞内足場タンパクDapleが、胃がん細胞内でWntシグナルによる細胞運動を制御していることを発見しました。胃がん細胞内のDapleタンパク質の発現を抑制することによって、胃がんの転移を抑えることができました。Dapleタンパク質を利用して、胃がんの分子標的治療へ応用できる可能性が示唆されました。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 高岸 麻紀
     
    ヒトのDaple遺伝子変異が発育遅延や大脳皮質層構造の異常とともに水頭症を示すことから、本研究ではDaple遺伝子改変マウスにおいて脳の構造異常や機能異常を検証している。 前年度までに、脳組織内でのDaple発現部位を解析してきたため、当該年度はDapleが機能する組織に焦点を絞って解析した。特に、生後も神経新生が続く脳室帯・脳室下帯に注目して神経新生や新生神経細胞の移動に異常がないか、各種マーカーで免疫染色し、脳組織において構造異常を検証した。 その結果、Daple遺伝子変異によって脳室は拡大し、脳室帯における生後の新生神経細胞の移動方向の異常を発見した。側脳室の後ろ側から新生した神経細胞は、後ろから前側へ鎖状に絡み合って移動していく。吻側細胞移動経路(rostral migratory stream)を経由して脳の前側にある嗅球内へ到達するこれらの新生神経細胞は、Daple遺伝子改変マウスにて減少していた。 Daple遺伝子改変マウスにて神経細胞の移動がどのように異常なのか解析するため、側脳室壁を切り出して組織染色を行い、脳室側から共焦点レーザー顕微鏡で撮影することで、脳室の裏側にある脳室下帯の神経細胞を撮影した。その結果、神経細胞の分化や鎖状構造は正常に形成されていたが、その移動方向が前側から後ろ側へUターンし、神経細胞の鎖は方向性を失っていた。よって、Daple遺伝子は神経細胞の移動方向を制御していることがわかった。 本研究による研究成果は次年度以降各種学会にて発表し、国際科学誌への投稿に向けて論文を執筆している。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 高岸 麻紀
     
    DapleはWntシグナル関連分子Dishevelled (Dvl)と結合しcanonical Wnt pathwayを抑制するとして報告された(Genes cells 2003)が、その詳細な分子機構やその他のWnt signaling pathwayでの機能は分かっていない。今年度は、細胞の移動や極性をもたらすnon-canonical Wnt pathwayに注目して、以下のように実験を行った。 1、遺伝子導入によるDaple蛋白強制発現や、RNA干渉法による発現抑制を行い、Wnt5a刺激して活性化されるRhoファミリーGTPasesの活性状態を調べた。その結果、細胞の極性と移動をもたらすnon・canonical Wnt pathwayにおいて、DapleはRacを特異的に活性化することを証明した。さらに、DapleがDvl/aPKC複合体形成を促すことを示し、未だ解明されていないnon-cannonical Wnt pathwayのRac活性化機構を説明しうる発見となった。 2、Daple蛋白強制発現とRNA干渉法による発現抑制を行い、Dapleがもたらす細胞機能を評価した。その結果、DapleはRac活性化による膜状仮足(ラメリポディア)の形成と細胞移動を制御していることを明らかにした。 3、昨年度までに作製したDaple遺伝子プロモーター下流におけるLacZ遺伝子ノックインマウスを用いて、Dapleの欠損による個体の構造異常や機能異常を解析した。Daple欠損マウスは生後成長遅延が認められた。また、皮膚の創傷治癒に関与していることを示した。

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