研究者データベース

中川 志信 (ナカガワ シノブ)

  • 芸術工学研究科 教授
Last Updated :2024/12/18

研究者情報

学位

  • 学士(武蔵野美術大学)
  • 博士(学術)(三重大学)

科研費研究者番号

  • 00368557

J-Global ID

研究キーワード

  • UXデザイン   ロボティクスデザイン   先端インダストリアルデザイン   

研究分野

  • 人文・社会 / デザイン学 / ロボティクスデザイン・UXデザイン・先端インダストリアルデザイン

経歴

  • 1990年04月 - 2013年03月  パナソニック株式会社デザイン社

学歴

  • 2014年04月 - 2016年03月   三重大学   大学院地域イノベーション学研究科
  •         - 1990年   武蔵野美術大学   造形学部   基礎デザイン学科

所属学協会

  • 日本ロボット学会   日本人間工学会   日本デザイン学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 名市大ブックス 18巻 データサイエンスが拓く未来
    中川志信、他11名 (担当:共著範囲:)中日新聞社 2024年07月
  • 中川, 志信 美術出版社 2012年03月 ISBN: 9784568504910 141p
  • 日本機械学会 日本機械学会,丸善出版 (発売) 2011年09月 ISBN: 9784888982085 iii, 194p

講演・口頭発表等

  • 宇宙デザイン学
    中川志信; 松本聡; 今村勇気; 野口慶伍
    日本デザイン学会第71回研究発表大会 オーガナイズドセッション 2024年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 文楽人形 × ロボット BR-01 BR-02
    中川志信研究室
    文部科学省 ユニバーサル未来社会推進協議会 ロボットショーケース 2021年07月
  • 中川志信
    2018年度日本人間工学会関西支部総会および,春季講演会 2019年03月 口頭発表(招待・特別)
  • 伝統芸能(文楽+能)の匠の技を応用するロボティクスデザイン  [招待講演]
    中川志信
    ソフトマターロボティクスコンソーシアム 2018年09月 口頭発表(基調)
  • 中川志信
    第19回能楽セミナー「能をめぐる学際研究」 2016年10月 口頭発表(招待・特別)

作品等

  • 文楽人形ロボット2号機 BR02 1st and Final sketch design
  • 文楽人形ロボット2号機 BR-02 モーション映像
    研究代表者:中川志信 基盤研究A(16H01804)研究メンバー
  • 文楽人形ロボット2号機 BR-02 KIMONO
    中川志信(基盤A16H01804メンバー他)
  • 文楽人形ロボット2号機 BR-02
    中川志信(基盤A16H01804メンバー他)
  • DVC Panasonic NV-70
    その他  中川志信
  • 知育玩具ロボット CUE
    中川志信 岡田浩一 菊池日出男
  • 瓦礫探査レスキューロボット MOIRA 03
    中川志信 八重倉航 大須賀公一
  • 文楽人形 × ロボット1号機 BR-01
    中川志信 大須賀公一 玉井博文
  • コミュニケーションロボット C
    中川志信 浦野慧
  • 二足歩行ロボットVariBO ND01
    中川志信; 細見有亮
  • 観光案内ロボット Robotch 2
    中川志信 河原祐一

MISC

産業財産権

受賞

  • 2023年03月 DIA国際デザインコンペ2022 銀賞
     文楽人形ロボット2号機 
    受賞者: 中川志信;科研費基盤A16H01804メンバー他;PRISM
  • 2015年 三重大学地域イノベーション学国際ワークショップ 優秀論文賞 IWRIS2015
     Verification Experiments of Robot System for Emotions expressed by Physical Motions. - Analysis of “Bunraku” Puppet Motion – 
    受賞者: Shinobu Nakagawa;Shinji Tsuruoka
  • 2007年 グッドデザインひょうご
     温湿度変換器 
    受賞者: 中川 志信;江崎 洋子;臼井 豊弘;神栄テクノロジー
  • 2007年 公益財団法人日本デザイン振興会 グッドデザイン賞
     二足歩行ロボットVariBO ND01 
    受賞者: 中川志信,細見有亮
  • 2006年 財団法人 兵庫工業会 グッドデザインひょうご 部門賞
     二足歩行ロボットVariBO ND01 
    受賞者: 中川志信;細見有亮
  • 2006年 国際デザイン交流協会 国際デザインコンペ2006銅賞
     知育玩具ロボット CUE 
    受賞者: 中川志信;岡田浩一;菊池日出男
  • 2006年 国際デザイン交流協会 国際デザインコンペ2006
     レスキューロボット MOIRA03 
    受賞者: 中川志信;八重倉航;大須賀公一
  • 2005年 財団法人 兵庫工業会 グッドデザインひょうご 入賞
     観光案内ロボットRobotch2 
    受賞者: 中川志信;河原祐一
  • 2002年 グッドデザイン賞受賞
     SDメディアストレージ [Panasonic SV-PT1] 
    受賞者: 中川志信・松下電器産業株式会社
  • 2001年 グッドデザイン賞
     デジタルビデオカメラ [Panasonic NV-MX1000] 
    受賞者: 中川志信・松下電器産業株式会社
  • 2000年 グッドデザイン賞
     ヘッドランプ [National 高照度リチウムヘッドランプ BF-195] 
    受賞者: 中川志信・松下電器産業株式会社
  • 1999年 グッドデザイン賞
     携帯ライト [Nationalリチウム3Wayライト BF-194] 
    受賞者: 中川志信・松下電器産業株式会社
  • 1998年 グッドデザイン賞
     水中ヘッドランプ BF-181C 
    受賞者: 中川志信;松下電器産業株式会社
  • 1996年 グッドデザイン賞
     リチウムヘッドランプ BF-192 
    受賞者: 中川志信;松下電器産業株式会社

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 山形大学 多田隈理一郎 教授
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年 -2023年 
    代表者 : 中川志信
     
    研究目的:能における省略芸術・想像芸術のメカニズムを先端ロボットのUXデザインに活かす基礎研究に対して、概ねの理論を実験から明らかにすることができた。具体的には、能における省略芸術・想像芸術のメカニズムは、究極の省略演技である居グセに集約していた。その居グセを分析した結果、通常の対話や映像ドラマの音質と異なる異質な音情報が潜在していた。その異質な音情報とは、倍音多い感情豊かな音声、効果音、音楽と、人を引き込む説明台詞、独白、ナレーションを多用する物語であった。これらはアニメやラジオドラマにも多用されていた。 この居グセのメカニズムと同機能のラジオドラマをCGロボットに適応した2回の実験から、省略した動きのロボットでも感情豊かな好印象を与える結果が得られた。また誇張したロボットの動きにラジオドラマを適応したCGロボットも、より高く好印象に感じる結果が得られた。さらにラジオドラマの音声の周波数解析から、倍音が増えていることも明らかになった。 これらから、倍音多い感情豊かな音声、効果音、音楽と、人を引き込む説明台詞、独白、ナレーションを多用する物語をロボットに適応することで人の印象が高くなることが明らかになった。 次に能の演技では、手先を前に突き出すことでホトトギスが鳴いている事を表現するなど、一般にはわからない物真似の極限を象徴化した多様な演技の法則があった。これと同じロボットにおける省略演技の型を、ロボットの形体や音と物語との関係性から探求する。また研究成果のラジオドラマ適応で省略想像を達成したロボットも、音が動的である。音も動きも静的で生命感があり感情豊かに感じるロボットが求められる。これら2つの課題解決に向けて、彫刻的に造形を削ぎ落としたCGロボットに先の実験と同じラジオドラマの音を適応した実験を行い、静的なロボットにおける省略芸術・想像芸術のメカニズムを明らかにしていく。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    研究期間 : 2016年04月 -2021年03月 
    代表者 : 中川 志信; 近藤 逸人; 蔡 東生; 山中 玲子; 行実 洋一; 尾本 章; 川口 幸也; 大須賀 公一; 川西 千弘
     
    研究成果は、先ず抽出した文楽人形の人を模さない骨格構造を適応した文楽人形ロボット2号機は、機械的な動きの軌跡を自然物の有機的な動きの軌跡に変え、感情表現豊かな生き物のように機械であるロボットを錯覚させ、結果人々に受容されたことである。次に文楽の音と動きの定式が、文楽人形の動きの美しさや生物感の醸成に機能することも明らかにできた。これら文楽の定式適応には、ぎこちない人形芝居を、歌舞伎など人が演じる芝居と同等以上に価値を高める機能がある。すなわち、文楽定式適応を動き・音・物語と拡大することで、ロボットとの共生を、人やペットとの共生と同等以上に価値を高める可能性を発見できたことが最大の成果である。
  • 日本学術振興会:
    研究期間 : 2017年09月 -2020年09月 
    代表者 : 中川 志信; 近藤 逸人; 蔡 東生; 山中 玲子; 行実 洋一; 尾本 章; 川口 幸也; 大須賀 公一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 中川 志信; 大須賀 公一
     
    文楽人形遣いとの共同研究を通して、文楽人形の魅力的な動きの要素の一つは、骨格伸縮構造にあることを発見しました。その骨格が伸縮する新構造を有する人間共存型ロボットを研究開発し、その印象度評価を多くの被験者に行いました。その結果、胴体が伸縮するロボットは、胴体が伸縮しないロボットよりも、人は親和性や魅力を感じる事を主観評価及び客観評価(脳波測定)から明らかにすることができました。しかしながら、音声や効果音についての印象度評価については、明確な結論に至りませんでした。 当初の目標は達成できませんでしたが、今後の人間共存型ロボットにおける社会性と芸術性を革新する成果を達成できたと考えています。
  • 独立行政法人科学技術振興機構(JST):産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ
    研究期間 : 2013年04月 -2015年03月 
    代表者 : 中川志信
     
    認知症の要因である人間の老化は、知力、体力より「感情の老化」が認知症要因との諸説から、家族と対話機能のある認知症ケアロボットとのコミュニケーションで認知症高齢者を情動させ、認知症進行を抑制する仮説を立て実験を行った。視覚、聴覚、触覚を刺激する情動ロボットを完成させ、認知症高齢者への検証実験と脳波測定を行った。家族との対話機能と、それを引き立てるロボットの情動は、実験後の脳波結果からも有効であることが明らかになり、認知症進行抑制の新療法としての可能性が発見できた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2011年 -2012年 
    代表者 : 中川 志信
     
    一流の文楽人形遣いと共同研究を行い、モーションキャプチャーを装着した文楽人形の演技データから、感情ごとの特徴的なモーションパターンに加え、感情が強い時に身体の一部を瞬時伸縮する誇張した演出動作も抽出できた。これらの発見からロボット新構造を設計し、骨格伸縮などで効果的な演技ができるロボットのCGと部分試作機を製作し動作検証を行った。以上からロボットに最適なモーションデザイン基本法則を明らかにした。

委員歴

  • 2014年   ISCIE / ASME ISFA2014   ISCIE / ASME ISFA2014 実行委員
  • 2013年   計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会   計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会実行委員
  • 2010年   計測自動制御学会   計測自動制御学会 Annual ConferenceSICE2010 実行委員
  • 2008年   日本ロボット学会   第28回日本ロボット学会学術講演会 実行委員

担当経験のある科目

  • デザイン研究演習(前期博士課程)大阪芸術大学 大学院
  • デザイン研究(後期博士課程)大阪芸術大学 大学院
  • 大学院 デザイン特殊研究 Ⅲ (前期博士課程)大阪芸術大学 大学院

社会貢献活動

  • 大阪府工業会主催「大阪府工業技術大学講座」デザイン分野 講師
    役割 : 講師
    種別 : セミナー・ワークショップ
    主催者・発行元 : 大阪府工業会

メディア報道

  • DIA国際デザインコンペ2022銀賞受賞
    報道 : 2023年03月
    発行元・放送局 : DIA国際デザインコンペ事務局
    https://en.di-award.org/collections/detail/1292.html?page_size%3D1000%26page%3D1%26year%3D2022%26award_type%3D%26award_group%3D1%26category_id%3D インターネットメディア
  • 報道 : 2023年
    発行元・放送局 : DIA Committee
    番組・新聞雑誌 : DIA2023 homepage
    https://en.di-award.org/press/detail/1025.html インターネットメディア
  • DIA国際デザインコンペ2022銀賞受賞式 東京
    報道 : 2022年11月
    発行元・放送局 : 東京ミッドタウンデザインハブ
    https://www.youtube.com/watch?v=_G3vpajjtDo インターネットメディア
  • 報道 : 2022年03月
    発行元・放送局 : 山形新聞
     インターネットメディア
  • 報道 : 2022年03月
    発行元・放送局 : NHK山形
  • 文楽人形 × ロボット BR-01 BR-02
    報道 : 2021年09月
    発行元・放送局 : https://www.youtube.com/watch?v=y9txLCO3u1M
    番組・新聞雑誌 : 文科省ユーチューブ
  • ロボットでストレスフリーな社会を ユニバーサル未来社会推進協議会 ロボットショーケース
    報道 : 2021年07月
    番組・新聞雑誌 : ロボスタ
    https://robotstart.info/2021/08/03/moriyama_mikata-no133.html
  • 報道 : 2014年02月
    発行元・放送局 : NHK
    番組・新聞雑誌 : ニュース
     テレビ・ラジオ番組

学術貢献活動

  • 科学研究費助成事業審査委員(デザイン学 基盤S,A,B,挑戦的萌芽)
    役割 : 審査・評価
    主催者・責任者 : 日本学術振興会

その他のリンク

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