日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 : 2009年 -2012年
代表者 : 堀田 法子; 二宮 昭; 山口 孝子; 大塚 景子; 山口 大輔; 戸苅 創; 遠藤 晋作; 安本 卓也
本研究から,処置中のコミュニケーション内容は 9 つの大カテゴリーに分類された。処置中の発話数は,看護師が最も多く,次いで患児,家族であった。医師は肯定的発話や医療者との発話が多く,看護師は患児に対する遊びや気そらしの発話が多く,患児は確認や否定が多かった。家族の同席の有無では,医師,看護師,患児ともに同席しない方が発話数は多く,医師,看護師は要求・指示が,患児は肯定的発話が多く,家族の同席の有無による相違が示唆された。さらに,相互交渉についての課題を見出した。