日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2018年04月 -2022年03月
代表者 : 佐久間 英輔; 植木 孝俊; 井上 浩一; 和田 郁雄; 若林 健二郎; 河 命守
Wistarラット:雄:胎生15日、出生後0~14日齢、28日齢、2歳齢を用いてASIC1a 2a(original probe; 13ZZ probe named Rn-Asic2-O1 1899-2506 of NM_001034014.1)を用いてmRNAの局在を確かめた。小脳形成期における顆粒細胞の小脳皮質外層から内層への移動に一致した状態でその発現が移動していくのが確認できた。その事から、ASIC2aは出生後の小脳神経回路の構築の際に細胞移動が生じる場合にシナプスでの神経伝達の増強に関与しており、ASIC1aは常にシナプスでの神経伝達の基本になって維持されている事が示唆された。