研究者データベース
平田 弘美 (ヒラタ ヒロミ)
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Last Updated :2024/06/11
研究者情報
学位
- 看護学士（Bachelor of Nursing Science）（Kean university）
- 看護学修士（Master of Nursing）（University of Washington）
- 看護学博士（Ph.D）（Oregon Health & Science University）
J-Global ID
研究キーワード
研究分野
経歴
- 2023年04月 - 現在 名古屋市立大学大学院看護学研究科・看護学部
- 2019年04月 - 2023年03月 日本福祉大学看護学部
- 2012年05月 - 2019年03月 滋賀県立大学人間看護学部
- 2006年04月 - 2009年08月 福島県立医科大学看護学部
- 2003年04月 - 2005年12月 老人保健施設ヒューマンライフケア横浜
- 2000年05月 - 2003年03月 福島県立医科大学看護学部
- 1994年04月 - 1995年08月 望星藤沢クリニック
- 1991年04月 - 1994年03月 名古屋市立大学病院
- 1985年04月 - 1989年03月 名古屋市立大学病院
学歴
- 2009年09月 - 2013年12月 Oregon Health & Science University（オレゴン・ヘルス＆サイエンス大学） school of Nursing（看護学部）
- 1998年09月 - 1999年12月 University of Washington（ワシントン大学） School of Nursing（看護学部）
- 1995年09月 - 1998年05月 Kean university（キーン大学） School of Nursing（看護学部）
- - 1985年03月 名古屋市立大学看護学校
所属学協会
研究活動情報
論文
- 急性期病院に入院していた認知障害高齢者の看護師・看護ケアの受け止め方森本恵り子; 平田弘美老年看護学 27 2 67 - 76 2023年01月 [査読有り]
- 看護学生のエイジズムと身体拘束に関する認識についての研究平田弘美, 松井宏樹日本健康医学会雑誌 31 4 458 - 465 2023年01月 [査読有り]
- 前期高齢者が骨粗鬆症治療を継続した要因松井宏樹; 平田弘美日本健康医学会雑誌 31 4 414 - 422 2023年01月 [査読有り]
- 難聴をもちながら施設で暮らす高齢者の思い入野はるな; 松井宏樹; 平田弘美人間看護学研究 18 65 - 72 滋賀県立大学人間看護学部 2020年03月 [査読有り]
- 看護学生の老年看護学実習によるエイジズムの変化松田理沙; 松井宏樹; 平田弘美人間看護学研究 18 59 - 64 滋賀県立大学人間看護学部 2020年03月 [査読有り]
- 滋賀県下の病院で働く看護師の口腔ケアに対する意識に関する研究安本奈央; 平田弘美滋賀県立大学 人間看護学部紀要 17 101 - 106 2019年03月 [査読有り]
- 後期高齢期にあるNYHAI～Ⅱ度の慢性心不全患者の自己管理継続の要因光岡明子; 平田弘美滋賀県立大学人間看護学部紀要 17 1 - 14 2019年03月 [査読有り]
- 急性期病棟における認知症高齢者看護に関する文献検討森本恵り子; 平田弘美滋賀県立大学 人間看護学部紀要 17 77 - 85 2019年03月 [査読有り]
- 日本の骨粗鬆症指導に関する文献検討松井宏樹; 平田弘美滋賀県立大学人間看護学部紀要 16 49 - 55 2018年03月 [査読有り]
- 介護老人保健施設に入所する高齢者の便秘に対する雑穀甘酒の有用性山田博子; 平田弘美; 大矢みちこ; 松田恵; 水本こずえ; 塚本京子滋賀県立大学人間看護学部紀要 16 35 - 40 2018年03月 [査読有り]
- 家族と同居する高齢者の思いに関する質的研究山口舞; 平田弘美滋賀県立大学 人間看護学部紀要 16 1 - 8 2018年03月 [査読有り]
- 一般病棟における看護師の教育背景と高齢患者への身体拘束に関する認識との関係森野美由紀; 平田弘美人間看護学研究 16 27 - 34 2018年03月 [査読有り]
- Hiromi Hirata; Theresa A. HarvathJOURNAL OF GERONTOLOGICAL NURSING 41 4 38 - 46 2015年04月 [査読有り]
- 高齢者の慢性心不全患者の自己管理に関連した文献検討光岡明子; 平田弘美滋賀県立大学 人間看護学部紀要 13 81 - 91 2015年03月 [査読有り]
- 高齢者におけるラフターヨガによる笑いの身体的・心理的効果に関する研究山村みづほ; 平田弘美滋賀県立大学 人間看護学部紀要 13 111 - 118 2015年03月 [査読有り]
- Hiromi Hirata; Theresa A. Harvath滋賀県立大学 人間看護学部紀要 13 93 - 101 滋賀県立大学人間看護学部 2015年03月 [査読有り]
- Japanese Care Workers' Perception of Dementia-Related Physically and Psychologically Aggressive Behaviour SymptomsHiromi Hirata; Theresa A. HarvathInternational Journal of Older People Nursing 2015年03月 [査読有り]
- A Literature Review of Aggressive Behavior among Older Adults in Japanese Long-term care FacilitiesHiromi Hirata宝塚大学看護学部紀要 25 161 - 169 2012年03月 [査読有り]
- 平野典子; 平田弘美; 清水昌美; 菅野直子; 土屋佐智恵; 渡辺恵子福島県立医科大学 看護学部紀要 11 11 7 - 13 福島県立医科大学 2009年03月 [査読有り]
書籍
講演・口頭発表等
- Verbal and physical abuse and sexual harassment experienced by visiting nurses in Japan: A literature reviewKazumi Ishihara; Hiromi Hirata27th East Asian Forum of Nursing Scholars Conference 2024年03月 ポスター発表
- 認知症ってどんな病気？ [通常講演]平田弘美昭和生涯学習センター主催 2024年01月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等
- 認知症高齢者への看護ケアに関する文献検討平田弘美第43回日本看護科学学会学術集会 2023年日本看護科学学会 2023年12月 ポスター発表
- 看護学生のエイジズムと身体拘束に関する認識についての縦断的研究 [通常講演]平田弘美第31回日本健康医学会総会 2022年11月 口頭発表（一般）
- Ageism of Japanese Undergraduate Nursing Students: A Longitudinal Study, Sigma’s 33th International Nursing Research Congress, 2022, Vertual． [通常講演]Hiromi HirataSigma’s 33th International Nursing Research Congress, Vertual 2022年07月 ポスター発表
- 認知症の人の暴言・暴力を予防する関わり [招待講演]平田弘美2021年10月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等 福井県福井市 福井県立すこやかシルバー病院
- 軽度認知障害をもつ高齢者が急性期病棟の入院生活の中で抱く思い [通常講演]森本恵り子; 平田弘美第40回日本看護科学学会学術集会 2020年12月 ポスター発表 オンライン 日本看護科学学会
- 介護老人保健施設における看護職と介護職の連携・協働に関する現状と課題についての文献検討 [通常講演]山下美智子; 平田弘美第40回日本看護科学学会学術集会 2020年12月 ポスター発表 オンライン 日本看護科学学会
- 看護学生のエイジズムと身体拘束の認識に関する調査 [通常講演]平田弘美日本看護学教育学会第30回学術集会 2020年09月 ポスター発表 オンライン 日本看護学教育学会
- Factors associated with continued osteoporosis treatment among elderly patients [通常講演]Hiroki Matsui; Hiromi Hirata23rd East Asian Forum of Nursing Scholars Conference 2020年01月 ポスター発表 Chiang Mai, Thailand East Asian Forum of Nursing Scholars
- A Longitudinal Study on Ageism and Perceptions of Restraint Use among Japanese Undergraduate Nursing Students [通常講演]Eriko Morimoto; Hiroki Matsui; Hiromi Hirata23rd East Asian Forum of Nursing Scholars Conference 2020年01月 ポスター発表 Chiang Mai, Thailand East Asian Forum of Nursing Scholars
- Defecation Control with Fermented Food and Lactulose in Residents of a Long-Term Care Facility in Japan [通常講演]Hiromi Hirata; Hiroko Yamada; Michiko Oya; Megumi Matsuda; Kozue Mizumoto; Kyoko TsukamotoAAPINA & TWNA Joint International Conference 2019 2019年08月 ポスター発表 台湾台中 AAPINA & TWNA
- 介護老人保健施設に入所する高齢者の便秘に対する試み：ラクツロースを使用して [通常講演]平田弘美; 山田博子; 大矢みちこ; 松田恵; 水本こずえ; 塚本京子日本老年看護学会第24回学術集会 2019年06月 ポスター発表 仙台 日本老年看護学会
- 看護学生のエイジズムと身体拘束の認識に関する調査から見えてきた課題 [通常講演]平田弘美第38回日本看護科学学会学術集会 2018年12月 口頭発表（一般） 愛媛県松山市
- 加齢による変化を知って、健康寿命を延ばそう！ [通常講演]平田弘美滋賀県立大学社会人専門講座 2018年11月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等 滋賀県彦根市 滋賀県立大学
- Ageism and Perceptions on Restraint Use among Japanese Undergraduate Nursing Students: A Longitudinal Study [通常講演]Hiromi HirataGerontological Society of America 2018 Annual Scientific Meeting 2018年11月 ポスター発表 米国マサチューセッツ州ボストン
- The Relationship Between Frequency of Exposure to Aggressive Behaviours and Japanese Care Worker's Perception of the Behaviours [通常講演]Hiromi HirataInnovations and State of the Art in Dementia 2017年09月 口頭発表（一般） イタリアローマ
- 高齢者の便秘に対する雑穀甘酒の有効性 [通常講演]山田博子; 平田弘美; 大矢みちこ; 松田恵; 水本こずえ; 塚本京子日本老年看護学会 第22回学術集会 2017年06月 ポスター発表 愛知県名古屋市
- The Relationship Between Frequency of Exposure to Aggressive Care Worker's Work Outcomes [通常講演]Hiromi Hirata14th Annual Asian American Pacific Islander Nurses Association Conference 2017年03月 ポスター発表 米国ハワイ州ホノルル
- Ageism of Japanese Undergraduate Nursing Students: A Longitudinal Study [通常講演]Hiromi Hirata20th East Asian Forum of Nursing Scholars Conference 2017年03月 ポスター発表 (中国香港)
- 看護学生のエイジズムに関する研究 [通常講演]平田弘美; 藤原有花; 山田博子日本老年看護学会 第21回学術集会 2016年07月 ポスター発表 埼玉県さいたま市
- Japanese Care Workers' Perception of Dementia-Related Aggressive Behavior: A Mixed Methods [通常講演]Hiromi Hirata19th East Asian Forum of Nursimg Scholars Conference 2016年03月 ポスター発表 千葉県幕張市
- Translation and Validation of the Japanese Version of the Exposure to Disruptive Behavior Scale [通常講演]Hiromi HirataWestern Institute of Nursing Conference 2015年04月 ポスター発表 米国ニューメキシコ州アルバカーキ
- 人工呼吸器を使用している在宅療養児・者の災害時停電に対する備えの現状と課題飯降聖子; 小林孝子; 馬場文; 古株ひろみ; 平田弘美第34回日本看護科学 学会学術集会 2014年11月 ポスター発表
- Japanese Care Workers' Perception of Dementia-Related Aggressive Behavior [通常講演]Hiromi HirataWestern Institute of Nursing Conference 2014年04月 ポスター発表 米国ワシントン州シアトル
- Care Workers' Exposure to Dementia-Related Aggressive Behaviors in Japan [通常講演]Hiromi HirataGerontological Society of America 2013 Annual Scientific Meeting 2013年11月 口頭発表（一般） 米国ルイジアナ州ニューオーリンズ
- Ageism of Japanese Undergraduate Nursing Students [通常講演]Hiromi Hirata; Hiroko YamadaWestern Institute of Nursing Conference 2013年04月 ポスター発表 米国カルフォルニア州アナハイム
- Family Caregivers' Appraisal of Aggressive Behavior [通常講演]Hiromi Hirata; Theresa A. Harvath; Lois L. MillerGerontological Society of America 2012 Annual Scientific Meeting 2012年11月 ポスター発表 米国カルフォルニア州サンディエゴ
- Concept Analysis of Aggressive Behavior [通常講演]Hiromi HirataWestern Institute of Nursing Conference 2011年04月 ポスター発表 米国ネバダ州ラスベガス
- Nursing Intervention to Reduce Dementia- Related Aggression [通常講演]Hiromi HirataInternational Council of Nurses Congress 2009 2009年06月 ポスター発表 南アフリカ、ダーバン
- Practice and Perception of the Nursing Care for Patients with Dysphasia [通常講演]Hiromi Hirata, Masami Shimizu, Naoko Kanno, Sachie Tsuchiya, Noriko Hirano, Keiko Watanabe6th Annual Asian American Pacific Islander Nurses Association Conference 2009年03月 ポスター発表 米国ハワイ州ホノルル
- 摂食・嚥下障害のある患者ケアに関する実態調査 [通常講演]平田弘美; 清水昌美; 菅野直子; 土屋佐智恵; 平野典子; 渡邊恵子日本老年看護学会 第13回学術集会 2008年11月 ポスター発表 石川県金沢市
- 認知症高齢者による攻撃的行動についての文献検討 [通常講演]平田弘美日本老年看護学会 第12回学術集会 2007年11月 ポスター発表 兵庫県神戸市
- Falling Factors in a Nursing Home of Japan [通常講演]Hiromi HirataMidwest Nursing Research Society 31st Annual Research Conference 2007年03月 ポスター発表 アメリカ、ネブラスカ州オマハ
- 加齢による身体的・精神的・社会的変化 [招待講演]平田弘美2005年12月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等 東京武蔵野病院
- 施設入所者の転倒要因の分析 [通常講演]平田弘美日本老年看護学会 第９回学術集会 2004年11月 口頭発表（一般） 茨城県稲敷郡
- フィジカルアセスメントの講義（双葉厚生病院主催） [招待講演]平田弘美2003年09月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等
- Aggressive Behavior Related to Dementia in a Nursing Facility in Japan [通常講演]Hiromi Hirata9 International and 1 Iberoamerican Qualitative Health Research Conference 2003年03月 ポスター発表 メキシコ、グアダラハラ
- 施設における痴呆老人による攻撃的行動の分析 [通常講演]平田弘美日本老年看護学会 第７回学術集会 2002年11月 口頭発表（一般） 神奈川県藤沢市
- フィジカルアセスメントの講義（双葉厚生病院主催） [招待講演]平田弘美; 橋本佳代子2002年06月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等
- 老いを生きる－心と体の変化を知ろう [招待講演]平田弘美2002年04月 福島県二本松市 ＪＣＨＯ二本松病院老人保健施設サンビュー二本松
- フィジカルアセスメントの講義（JCHO二本松病院主催） [招待講演]平田弘美2001年11月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等
- 抑制のないケア [招待講演]平田弘美2001年05月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等 日本看護協会福島支部主催
作品等
- 場と地域におけるエイジズム調査を基に「幸福な老いの条件とは何だろうか？」を検証武久出版 図書新聞 その他 平田弘美 2021年04月
- 認知症の人の暴言・暴力を軽減させる方法日総研 認知症ケア その他 平田弘美 2020年03月
- 暴言や暴力行為がある認知症介護 その他 2017年 暴言暴力のある認知症高齢者に対して、やってはいけないポイントをまとめた。
- 認知症の人の暴言・暴力のとらえ方とケアのポイント認知症看護 その他 平田弘美 2016年06月
- エッセイ「世界からみた日本の看護」EB Nursing その他 平田弘美 2011年03月
MISC
受賞
- 2016年04月 International Journal of Older People Nursing（インターナショナルジャーナル老年看護学） The 2016 International Journal of Older People Nursing Student Award for Outstanding Scholarly Contribution to Gerontological Nursing Practice（2016年度老年看護実践に対する優れた研究の貢献者に贈られるインターナショナルジャーナル老年看護学生賞）
USA official_journal - 1995年04月 Kean University Honors Degree Kean University
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会：科学研究費助成事業研究期間 : 2013年04月 -2016年03月代表者 : 長江 美代子; 服部 希恵; 田中 敦子; 石黒 千映子; 古澤 亜矢子; 甘佐 京子; 土田 幸子; 平田 弘美; 加納 尚美; 鈴木 大; 石田 ユミ; 井箟 理江; 笹原 艶子; 福澤 利江子; 渡辺 正樹; 可児 康則Ａ地域住民のニーズ調査の結果、Ｒ病院を拠点に、医療・司法・行政ワンストップシステムである性暴力救援センターを開設した。Ｒ病院内から18名、外部から3名のＳＡＮＥと19名のアドボケータをスタッフとして24時間体制で運営されている。平成28年1月5日～3月31日の電話相談は延べ122件(新規50名)、来所相談36件、産婦人科受診18件、7件はＰＴＳＤ予防のため継続フォローしている。加害者のほとんどは顔見知りであった。被害者は、他のセンター同様に半数が10代の女性であった。望まない妊娠のケアや性教育の必要性は喫緊と思われる。予防という視点では教育現場との連携の強化が重要になってくることが予想できる。
- 日本学術振興会：科学研究費助成事業研究期間 : 2012年04月 -2015年03月代表者 : 飯降 聖子; 小林 孝子; 馬場 文; 平田 弘美; 古株 ひろみ; 大橋 順子; 松井 陽子; 植村 小夜子1）人工呼吸器を使って療養中の児・者の家庭を研究者2名がペアになり、数回訪問した。そこでは、日頃の生活ぶりや介護者の様子などを含め、災害発生に対してどのように考えているか、また、災害発生時にどのように対応をとろうと考えているか、物品は何を準備しているか等の調査を行った。 ２）研究結果と今後の支援のあり方の検討に関して、国際学会で３回（1回は8月に予定）を含めて計7回の学会発表を行った。 ３）災害発生時に行うべき行動、それまでの準備物品等について、「災害時避難マニュアル」、また、ベッドサイドに置き、時々点検できる「災害準備ノート」を作成し、研究協力者、訪問看護ステーション、行政担当部局に送付した。
- 認知症高齢者の攻撃的行動が介護者に及ぼす心理的影響公益信託山路ふみ子専門看護教育研究助成基金：研究期間 : 2012年06月 -2013年06月代表者 : 平田弘美
- 日本学術振興会：科学研究費助成事業研究期間 : 2008年 -2010年代表者 : 平田 弘美本研究の目的は、認知症高齢者によるスタッフへの攻撃的行動に対して、看護・介護介入のプロセスを分析し、その行動に対して効果的な介入方法を検討することによって、攻撃的行動への対処方法が改善し、攻撃的行動の発生件数が減少することを明らかにすることである。 本研究の目方法としては、まず介入前に2週間攻撃的行動発生件数をカウントする。その後2週間を1クールとして、2週間に1回ミーティング(介入)を行い、認知症高齢者の攻撃的行動が発生した時に記載してもらった記録をもとにその出来事を振り返り、アセスメントやその時の対処方法が適切であったかを検討する。それを4クール行い、4クールのミーティングの開始前と終了後にスケールを使ってスタッフの対処方法に対する自信の程度を測定する。介入終了後に、2週間攻撃的行動の発生件数を再びカウントし、介入前後の攻撃的行動の発生件数の増減から、介入の評価をする予定である。 研究当初の予定としては、韓国の研究者によって開発されたAggressive Behavior Management Scaleを使用する予定であったが、その使用の許可を得ることができなかった。今年度に入り、オーストラリアの認知症高齢者による攻撃的行動の研究のエキスパートと、アメリカの認知症高齢者の研究者にEメールにてスケールに関するアドバイスを受け検討しているところである。 今年度の実績としては、6月末～7月の始めに南アフリカのダーバンで開催されたThe International Council of Nurses 24^
Quadrennial Congressで、"Nursing Interventions to Reduce Dementia-related Aggression"と題しポスター発表を行ったことである。 日本学術振興会：科学研究費助成事業研究期間 : 2001年 -2002年代表者 : 平田 弘美本研究では、痴呆患者の攻撃的行動に対して、発生状況、頻度、時間帯、看護者の対応などを明らかにすることを目的に、痴呆老人が入院する施設で看護者が記入する記録と、看護師・看護補助者にインタビューすることによりデータ収集を行った。Ryden Aggressive Scaleを用いて身体的・言語的・性的攻撃的行動を分類し、攻撃的行動と発生状況、時間帯、看護者の対応などとの関係について分析した。その結果、調査期間中に攻撃的行動を起こした患者は24名47件で、その内、「身体的行動」28件(59.6%)、「言語的行動」15件(31.9%)、「性的行動」1件(2.1%)、「身体的・言語的攻撃的行動」3件(6.4%)であった。攻撃的行動が発生した時間帯は、「日勤帯」が29件(61.7%)と一番多く、発生状況は「排泄介助」16件(34.0%)、「(入浴介助などの)清潔ケア」10件(21.3%)と日常生活援助時に多く発生していた。看護者の対応としては、「応援を呼んでそのままケアを続ける」11件(23.9%)、「そのまま援助を続ける」10件(21.7%)、「様子を見る」6件(13.4%)などが多かった。ケア後の患者の反応として、「(応援を呼んで)そのままケアを続ける」の21件中21件が「落ち着く・おとなしくなる」、「そのま享様子をみる」の6件中4件が「落ち着く・おとなしくなる」であった。本研究から、攻撃的行動は、排泄・入浴介助といった日常生活援助中に多く発生し、看護者・看護補助者たちは、そのような行動が発生してもそのまま援助をし続けることが多く、いったん「抵抗」や「拒否」をしながらも患者は「落ち着く・おとなしくなる」ということがわかった。今後、痛みや痴呆の程度、看護者・看護補助者の経験年数との関係などを調査し、攻撃的行動の発生原因を追及して効果的な看護介入方法を検討していきたい。 この研究を平成14年11月に開催された第7回日本老年看護学会で発表した。社会貢献活動
- 彦根市高齢者保健福祉協議会委員期間 : 2017年04月 - 2019年03月役割 : その他種別 : その他主催者・発行元 : 彦根市滋賀県介護保険審査委員会委員期間 : 2016年04月 - 2019年03月役割 : その他種別 : その他主催者・発行元 : 滋賀県庁福島県介護保険審査委員会委員期間 : 2008年04月 - 2009年08月役割 : その他種別 : その他主催者・発行元 : 福島県庁
メディア報道
学術貢献活動
- The International Journal of Older People Nursing Award for Outstanding Scholarly Contribution to Gerontological Nursing Practice期間 : 2017年 - 現在役割 : 審査・評価種別 : 査読等主催者・責任者 : The International Journal of Older People Nursing
- 第37回日本国際保健医療学会学術集会実行委員期間 : 2022年11月役割 : 企画立案・運営等種別 : 学会・研究会等主催者・責任者 : 日本国際保健医療学会
- 第3回日本フォレンジック看護学会実行委員会委員期間 : 2016年09月役割 : 企画立案・運営等種別 : 学会・研究会等主催者・責任者 : 日本フォレンジック看護学会
- 第26回日本精神保健看護学会実行委員会委員期間 : 2016年07月役割 : 企画立案・運営等種別 : 学会・研究会等
- 第10回日本精神保健看護学会実行委員会委員期間 : 2000年06月役割 : 企画立案・運営等種別 : 学会・研究会等主催者・責任者 : 日本精神保健看護学会