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辰己 賢一 (タツミ ケンイチ)

  • データサイエンス研究科 教授
Last Updated :2025/05/24

研究者情報

学位

  • 京都大学 博士(工学)(2012年05月 京都大学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 気候変動   農業気象環境   環境影響分析   大気汚染   リモートセンシング   地理情報システム   

研究分野

  • 環境・農学 / 農業環境工学、農業情報工学
  • 環境・農学 / 環境影響評価

経歴

  • 2023年04月 - 現在  名古屋市立大学データサイエンス学部教授
  • 2023年04月 - 現在  東京農工大学 農学部・農学府非常勤講師
  • 2021年04月 - 現在  栃木県農業大学校非常勤講師
  • 2016年06月 - 2023年03月  東京農工大学大学院 農学研究院准教授
  • 2016年10月 - 2020年03月  国立研究開発法人科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)
  • 2012年04月 - 2016年05月  東京農工大学大学院 農学研究院助教

所属学協会

  • 日本農業気象学会   農業食料工学会   日本地球惑星連合   環境情報科学センター   農業情報学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 名古屋市立大学編/データサイエンスが拓く未来
    (担当:共著範囲:18章p. 94-101)2024年07月

講演・口頭発表等

  • 営農型太陽光発電水田における光環境の変化と乾物生産の関係  [通常講演]
    小林春菜; 桒原良樹; 辰己賢一; 田島亮介; 茄子川恒
    日本作物学会第259回講演会 2025年03月
  • 農業と防災の交差点:気候変動下における作物保護と防火管理の新たなアプローチ  [招待講演]
    辰己賢一
    防火管理者協議会講演会 2024年10月 口頭発表(招待・特別)
  • アジアにおけるメタン排出が対流圏オゾン濃度と穀物生産性に与える影響  [通常講演]
    辰己賢一
    日本農業気象学会2024年全国大会 2024年 口頭発表(一般)
  • マルチスケールでの環境変動と作物生産の関係性に関する一連の研究」  [招待講演]
    辰己賢一
    第24回環境情報科学センター賞受賞講演 2024年 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • A Multi-Purpose Autonomous Mobile Robot As a Part of Agricultural Decision Support Systems  [通常講演]
    Satoh Mineto, Bhat Akhilesh, Usami Tamano, Tatsumi Kenichi
    IEEE CASE, 2023 2023年 口頭発表(一般)
  • アジアにおける地表面メタン排出がオゾン濃度および穀物に与える影響.日本農業気象学会2023年全国大会
    辰己賢一
    日本農業気象学会2023年全国大会 2023年 口頭発表(一般)
  • 山形県庄内地域における営農型太陽光発電パネル下での水稲生産  [通常講演]
    茄子川恒,川又美月,桒原良樹,辰己賢一,田島亮介
    日本作物学会第255回講演会 2023年 口頭発表(一般)
  • Modeling soil-water and heat transport of rain-fed soybean fields under different hydroclimatic settings throughout Japan  [通常講演]
    A. T. M. Sakiur Rahman, Shoichiro Hamamoto, Hirotaka Saito, Kenichi Tatsumi, Takemasa Miyoshi, Naoto Nihei, Yasunori Ichihashi
    JpGU 2022年 口頭発表(一般)
  • Coupling of Data Assimilation and Hydrus for Modeling Soil-Water and Heat Transport of Rain-Fed Soybean Field throughout Japan  [通常講演]
    Rahman, A. S.; Hamamoto, S.; Saito, H.; Tatsumi, K.; Miyoshi, T.; Nihei, N.; Ichihashi, Y.
    ASA, CSSA, SSSA International Annual Meeting 2022年 口頭発表(一般)
  • Analysis of troposphere ozone effect on East-Asia grain production by WRF-chem mode  [通常講演]
    Wang Xuyuan, Kenichi Tatsumi
    The XX CIGR World Congress 2022年 口頭発表(一般)
  • Development of Data Assimilation Crop Model contributing to the improvement of Crop Model parameter prediction  [通常講演]
    Igarashi Noa, Yusuke Kikuchi, Kenichi Tatsumi
    The XX CIGR World Congress 2022年 口頭発表(一般)
  • The improvement of Crop Model Tomato LAI prediction by implementing Data Assimilation system  [通常講演]
    Igarashi Noa; Yusuke Kikuchi; Nineto Sato; Kenichi Tatsumi
    AGU 2022年 口頭発表(一般)
  • 営農型太陽光発電パネルが水稲生育に与える影響  [通常講演]
    川又美月,桒原良樹,辰己賢一,田島亮介,茄子川恒
    作物学会東北支部会第65回講演会 2022年 口頭発表(一般)
  • Vegetation Indices Using Unmanned Aerial Vehicle to Monitor Plant-level Tomato Plant Height under Till and No-till Farming Conditions  [通常講演]
    辰己賢一
    2022年度環境情報科学 研究発表大会 2022年 口頭発表(一般)
  • データ同化を実装した作物モデルによるトマトの生育及び収量の再現シミュレーション  [通常講演]
    五十嵐乃愛,辰己賢一,菊池祐介
    農業食料工学会 2021年 口頭発表(一般)
  • Vegetation indices using unmanned aerial vehicle to monitor plant-level tomato plant height under till and no-till farming conditions  [通常講演]
    Kenichi Tatsumi,Noa Igarashi,Xiao Mengxue
    JpGU 2021年 口頭発表(一般)
  • イネの鉛直葉群構造を考慮した成長応答モデルの開発  [通常講演]
    辰己賢一
    日本農業気象学会 2021年 口頭発表(一般)
  • 深層学習を用いた画像の作物検出およびその領域抽出に関する研究  [通常講演]
    本多誠之,辰己賢一
    農業食料工学会 2021年 口頭発表(一般)
  • UAV 撮影画像を用いた機械学習によるトマトの果実重予測に関する研究  [通常講演]
    辰己賢一
    農業食料工学会 2021年 口頭発表(一般)
  • 作物成長モデルの高精度化に向けた根群域モデルの役割と課題  [通常講演]
    辰己賢一
    土壌物理学会 2021年 口頭発表(一般)
  • データ同化を実装した作物モデルによるトマトLAIの再現・予測シミュレーション  [通常講演]
    五十嵐乃愛,菊池祐介,辰己賢一
    日本農業気象学会 2021年 口頭発表(一般)
  • 気候変動下での作物の生産性を正確に予測するための技術と課題  [通常講演]
    31. 辰己賢一
    第31回八重洲塾 2020年 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Correlation analysis between land surface temperature and vegetation coverage based on Landsat-8 remote sensing imagery: a case study of Beijing, China  [通常講演]
    Xiao Mengxue,Kenichi Tatsumi
    ISAM2020 2020年 口頭発表(一般)
  • 機械学習を用いたイネ個葉の光合成速度の予測  [通常講演]
    本多誠之,辰己賢一
    日本農業気象学会 2020年 口頭発表(一般)
  • 気候変動が作物生産性に与える影響とその不確実性~マルチスケールな視点から~  [招待講演]
    辰己賢一
    第52回植物バイテクシンポジウム 2018年 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 地形による光環境の差異が水稲の生長・収量に及ぼす影響  [通常講演]
    桒原良樹,辰己賢一
    日本農業気象学会 2018年 口頭発表(一般)
  • 地形による日射特性の差異がイネ個葉の光合成特性に及ぼす影響  [通常講演]
    桒原良樹,辰己賢一
    第245回日本作物学会講演会 2018年 口頭発表(一般)
  • Difference of growth characteristics of rice ‘Akitakomachi’ grown near the southern and northern limits  [通常講演]
    Li Cuizhengyang, Hirata Toshiyuki, Kenichi Tatsumi, Kuwabara Yoshiki, Motobayashi Takashi, Araki Hajime
    日本作物学会 2018年 口頭発表(一般)
  • 気候変動が作物成長に与える影響の定量的予測分析とその適応策  [通常講演]
    辰己賢一
    "未来へのバイオ技術”勉強会 2017年03月 口頭発表(一般) (一財)バイオインダストリー協会
  • 確率光合成モデルによる高汎化型イネ成長応答モデルの開発  [通常講演]
    辰己賢一
    さきがけ情報協働栽培 研究領域公開ワークショップ 「栽培モデル研究の最前線」 2017年02月 口頭発表(一般) 科学技術振興機構
  • 東京湾埋立地の土地被覆がその周辺の熱・風環境に与える影響  [通常講演]
    江部杏奈; 辰己賢一
    第30回環境情報科学 学術研究論文発表会 2016年12月 その他 環境情報科学センター
  • Effects of climate change on corn yield in the U.S. using a parameter optimized crop model with muliple general circulation models  [通常講演]
    Kenichi TATSUMI
    JpGU 2016年05月 その他 日本地球惑星科学連合
  • 進化型自動多目的最適化手法による作物生長モデルの不確実性低減効果  [通常講演]
    辰己賢一
    日本農業気象学会20116年全国大会 2016年03月 その他 農業気象学会
  • Effects of climate change on corn yield in the U.S. using a parameter optimized crop model with multiple general circulation models  [通常講演]
    Kenichi Tatsumi
    JpGU 2016年 口頭発表(一般)
  • 作物フェノロジーメトリクスに基づくカウンティレベルの穀物収量予測に関する研究  [通常講演]
    辰己賢一
    日本農業気象学会2015年全国大会 2015年03月 その他 農業気象学会
  • ソメイヨシノの開花日・満開日推定モデル構築と適用  [通常講演]
    中村英史
    第12回環境情報科学ポスターセッション 2014年12月 ポスター発表 環境情報科学センター
  • 関東地方における地形が東京沿岸部の海風に与える影響に関する数値実験  [通常講演]
    江部杏奈; 辰己賢一
    第12回環境情報科学ポスターセッション 2014年12月 ポスター発表 環境情報科学センター
  • 土地利用からみたグリーンツーリズムの持続性に関する研究-群馬県みなかみ町「たくみの里」を事例として-  [通常講演]
    田中沙知; 辰己賢一
    農村計画学会2015年度秋期大会 2014年12月 ポスター発表 農村計画学会
  • 衛星解析によるアジアモンスーン域の収量予測  [通常講演]
    辰己賢一
    総合生存学教育と宇宙・文明・経済・テクノロジー 2014年11月 口頭発表(招待・特別) 京都大学
  • 地球衛星観測による植生指標を利用した農事歴の高度化~アジアモンスーン域を対象として~  [通常講演]
    辰己賢一
    生産環境工学部会講演会 (地域と地球を見据えた新・農業工学) 2014年10月 口頭発表(招待・特別) 東京農工大学同窓会 生産環境工学部会
  • 衛星植生指標から推定される農事暦  [通常講演]
    辰己賢一
    東京農工大科学技術展 2014年07月 その他 東京農工大学
  • 衛星データによる畑作物種の判別とその精度評価  [通常講演]
    辰己賢一
    日本農業気象学会2014年全国大会 2014年03月 その他 農業気象学会
  • 気候変動が圃場における水稲の生長に与える影響とその適応策に関する研究  [通常講演]
    辰己賢一
    第27回環境情報科学学術研究論文発表会 2013年12月 その他 環境情報科学センター
  • 圃場における将来気候変動が水稲の収量と灌漑水量に与える影響に関する研究  [通常講演]
    辰己賢一
    第21回地球環境シンポジウム 2013年09月 その他 土木学会
  • Impacts of climate change on rice yield and irrigation water requirement in paddy field simulated with crop model  [通常講演]
    Kenichi Tatsumi
    EFITA-WCCA-CIGR Conference “Sustainable Agriculture through ICT innovation” 2013年06月 その他 EFITA-WCCA-CIGR
  • Assessment of future precipitation change in Shikoku region using statistical downscaling  [通常講演]
    Kenichi Tatsumi
    JpGU 2013年05月 その他 JpGU
  • 将来気候が水稲の生長動態および収量に与える影響評価と適応策に関する研究  [通常講演]
    辰己賢一
    農業情報学会 2013年05月 その他 農業情報学会2013年度春季大会

MISC

  • 中立に近い状態での接地層乱流の性状-都市近郊における観測より-
    堀口光章; 辰己賢一 日本気象学会2013年度春季大会 2013年05月
  • Yosuke Yamashiki; Kenichi Tatsumi; Kaoru Takara Hydrological Research Letters 6 13 -14 2012年 [査読有り]
  • A High-Resolution Numerical Analysis of the Effects of Complex Topography to Disastrous Rainstorm Development over an Urban Area: A Case Study of the 28 July 2008 Severe Local Rain Events in the Kinki Region
    Tetsuya Takemi, Kenichi Tatsumi, Hirohiko Ishikawa Proc. the seventh International Conference on Urban Climate 29 1 -4 2009年
  • WRFモデルによるリアルタイム高分解能局地予報の試み:2009年梅雨期における降雨予測の精度検証
    辰己賢一; 竹見哲也; 石川裕彦 日本気象学会2009年度秋季大会 D168, Vol.96, pp.284 2009年
  • 高分解能地形表現による局所的強雨のモデル解析:2008年7月28日兵庫県南部豪雨の事例
    竹見哲也; 辰己賢一; 石川裕彦 日本気象学会2009年度春季大会 B162, Vol.95, pp.100 2009年

受賞

  • 2024年 環境情報科学センター 学術論文賞
     マルチスケールでの環境変動と作物生産の関係性に関する一連の研究
  • 2023年 IEEE IEEE ROBOTICS AND AUTOMATOIN SOCIETY Best Application Paper Award – Finalist
  • 2022年 米国農業工学会 最優秀論文賞
     A Dynamic Model for the Relationship between Rice Growth and Meteorology, Water, Nitrogen, and Canopy Structure
  • 2014年 環境情報科学センター 学術論文奨励賞
     気候変動が圃場における水稲の生長に与える影響とその適応策に関する研究
  • 1999年 日本機械学会 畠山賞

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年06月 -2027年03月 
    代表者 : 斎藤 広隆; 西脇 淳子; 辰己 賢一; 山中 晃徳
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2026年03月 
    代表者 : 辰己 賢一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 辰己 賢一; 本林 隆; 桂 圭佑; 斎藤 広隆; 山下 恵
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 斎藤 広隆; 辰己 賢一; 山下 恵; 小島 悠揮
     
    本研究の目的は,土中水分・物質動態解析に基づく作物モデルの構築であり,様々な条件での作物成長データの取得が不可欠である.2021年度は2020年度に実施したファイトトロンでの栽培実験の結果を踏まえ,小松菜の栽培実験に加えて,生育ステージで明確な違いが表れる稲の栽培実験をファイトトロンでポットにより実施した.小松菜の栽培実験では,二酸化炭素制御型のファイトトランを用いて,通常濃度と高濃度条件で,潅水については水ストレスを与える条件と与えない条件とした.また,栽培過程での成長をモニタリングするために,各種センサーに加えて定点カメラを用いて成長をモニタリングするとともに,成長途中でのポットを解体し根の分布を観察するための反復条件を設定した.稲の栽培実験では,二酸化炭素濃度については変化させず,潅水条件を慣行に加え,間断灌漑を三条件設定した.慣行栽培条件では水位を地表面いかにならないように湛水を維持するのに対して,間断灌漑では,水位が地表面下5,10,または15cmまで下がってから潅水する方法を取った.栽培中は,土中水分・ポテンシャル・酸化還元電位,光合成速度に加えて,葉面積や分げつ数等を計測した.間断灌漑で水位を下げるほど,稲の生長や収穫量に差が生じたが,水生産性は間断灌漑が慣行栽培を上回った.
    小松菜の栽培過程の土中水分変動を土中水分・溶質熱移動解析プログラムHYDRUSにより解析し,植物根による吸水を考慮することで様々な条件下で土中体積含水率の変動を再現できることを確認できた.稲の栽培過程については,湛水から徐々に水位が下がっていく状態を境界条件に取り入れることについて,検討が必要であることが分かった.今後の成長過程を考慮したモデル構築に向けたデータならびに予備的な解析結果を得ることができた.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 辰己 賢一
     
    落水と再潅水のタイミングおよび水ストレスレベルがイネ個葉の光合成能力に与える影響の評価と,効果的な水管理の在り方の提案を目的とし,ファイトトロン内にて,水ストレスと施肥ストレス別の4処理区でイネの生育調査,ガス交換測定,収量調査を実施した.その結果,1) 元肥が草丈やバイオマス成長速度や分げつ数を決定すること,2) 水ストレスが光合成活動を抑制し,水ストレス期間中の穂の登熟がストレス期間前の貯蔵同化物質が使われること,3) 生育期間・ステージによって水ストレスを受ける影響の程度は異なり,出穂期前であれば水ストレスによって登熟が相対的に抑制されない,ことが明らかになった.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 山敷 庸亮; 辰己 賢一; 石川 可奈子; 須崎 純一
     
    本研究において、従来研究において浅水深の琵琶湖南湖のみにおいて適用したGCOM-Cを用いた沈水植物の分布状況の解析を、水深の深い北湖にまで適用し、全湖における判別が可能なアルゴリズムの作成を行い、本アルゴリズムを北米タホ湖等への適用を行なった。また田辺湾海底における軟体サンゴであるオオトゲトサカ類の、深層強化学習を用いた判別アルゴリズムを作成し、水中画像による判別実験を行なった。リモートセンシング技術の適用限界をあらかじめ判定し水中画像を追加することにより、双方画像データによる水域植生分類と水中生物の判別アルゴリズムの統合的活用方法を提案した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年 -2019年 
    代表者 : 辰己 賢一
     
    光合成特性情報と群落による受光量を主変数とし,モデルパラメータ逐次推定により実測データの偏りや不足を補い,農業現場で応用可能な確率光合成モデルおよびイネ成長応答モデルの開発を行った.開発したモデルを用いて野外圃場で得られた収量の再現計算を行い,イネのバイオマス時系列変動や収量を概ね適切に表現できることを確認した.さらに,栽培リスク評価なども可能とする技術基盤システムの構築およびその応用方法を検討した.
  • ほ場の特異性を考慮できる高汎化型作物成長モデルの開発
    研究期間 : 2016年 -2018年
  • 確率光合成モデルによる高汎化型イネ成長応答モデルの開発
    国立研究開発法人科学技術振興機構:
    研究期間 : 2016年10月 -2017年03月
  • 表面凹凸と物質・熱移動特性のばらつきが裸地表面-大気間の水分・熱交換に与える影響
    研究期間 : 2017年 -2017年
  • 農作物生産状況の構成要因分析に関する指導
    株式会社JSOL:
    研究期間 : 2013年09月 -2013年10月
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年 -2012年 
    代表者 : 辰己 賢一
     
    近年、世界の気温や降水特性の変化が定量的に顕著となってきており、豪雨・高温・暴風などの発生確率が高くなってきていると書われている。本研究は、これらの気象現象を直感的でわかりやすく可視化し、また災害映像などと組み合わせて用いるための防災学習向け教育支援ツールを開発し、タブレット端未上に実装することを目的とした。Mac OS上で動作する統合開発環境であるXcode上で、Objective-C言語を用いたiOS用プログラミングにより、サンプル画像データをMacノート上のiOS Simulatorで表示させた。次に、メニューバーを入れることによって、閲覧したい画像を簡易に選択・表示できるアプリを開発した。作成されたアプリケーションをiPadおよびiPod touchに転送して最終的な動作確認を行い、防災情報表示ツールの実装を行った。本1画面からは、「台風」「豪雨」「竜巻」などの文字列が書かれた部分をタップすると、そのキーワードに関連した静止画・動画が表示・再生される仕組みとなっている。表示コンテンツについては、ブリーの災害映像等の素材と台風および豪雨の気象モデルWRFによる事例計算結果をVAPORで表示させることにより気象場を立体的に表示させた。以上の手法によって、気象場の立体構造を直感的で理解しやすい形で表現し、iPadおよびiPod touch上で動作する防災学習教育支援ツールを作成した。事前に用意した情報コンテンツをアプリケーション内で閉じて利用することを可能とし、一般者向けの防災教育用教材としての有用性を確認することはできた。さらに、タブレット上に実装した本防災教育ツールは、簡易な操作性を有し、様々な情報を無駄なく有効に使う手段として大変意義があるものであると考えられる。

その他のリンク

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