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木村 浩明 (キムラ ヒロアキ)

  • 医学研究科整形外科学分野 講師
Last Updated :2024/07/05

研究者情報

J-Global ID

研究キーワード

  • 骨軟部腫瘍   転移性骨腫瘍   

研究分野

  • ライフサイエンス / 整形外科学 / 骨軟部腫瘍

経歴

  • 2020年10月 - 現在  名古屋市立大学大学院医学研究科 整形外科学分野講師
  • 2016年04月 - 2020年10月  金沢赤十字病院整形外科第一整形外科部長
  • 2014年04月 - 2016年03月  名古屋市立大学大学院医学研究科 整形外科学分野病院講師
  • 2011年09月 - 2014年03月  金沢大学整形外科助教
  • 2010年06月 - 2011年08月  金沢大学整形外科医員
  • 2008年02月 - 2010年06月  カリフォルニア大学サンディエゴ校外科ポスドク

学歴

  • 2002年04月 - 2011年03月   金沢大学   大学院医薬保健学総合研究科
  • 1996年04月 - 2002年03月   金沢大学   医学部   医学科

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 亀井 美智; 岩田 宏満; 武田 理沙; 木村 浩明; 高木 大輔; 相羽 久輝
     
    本研究は、小児がん治療における陽子線照射時に安全に吸収性スペーサーを用いるため、ラットモデルを構築し、化学療法併用時の生体への影響について検証することを目的としている。 2021年度までに我々は、ラットモデルの構築のためのパイロット研究を終了し、研究方法を確立した。また既に本試験を開始している。 パイロット研究では、①ラットモデルに適切なスペーサーの大きさと手術手技の確立、②エンドキサン経口投与による化学療法のプロトコル確立、③安全性評価のための、血液毒性、炎症反応、病理組織による微小環境変化評価、CT撮像の画像解析の時期と項目の妥当性を検証した。成熟前のラットでは挿入可能なスペーサーの大きさが小さくなるため、吸収速度が速くなり評価が困難であった。さらにスペーサー留置部位、癒着防止シートの有無、大きさ、固定方法の検討を試みてプロトコルを確立した。実際には、成熟雄ラットを用い、留置術当日からエンドキサン投与を行い安全に解析が可能となっている。血液毒性については、エンドキサン投与の3-4日後に骨髄抑制が最も著明な傾向があり、28日以降は大きな変化が認められなかった。血液毒性、炎症反応の評価スケジュールを投与後3日後、1週間後、その後は1週間ごとに28日サイクルでの化学療法を実施することとした。Albの変化はラットモデルでは変化が認められず、中止とした。CT撮像については、撮像時期とともに、撮像スライス間隔、解像度の検討を行った。CT評価スケジュールは28日間隔とし、スペーサー断面の評価と減少率の解析が可能であった。 今後は、病理組織による微小環境の評価と合わせてスペーサー吸収形態の評価、二酸化炭素の産生、最終の吸収時期についても確認していく。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 土屋 弘行; 林 克洋; 山本 憲男; 三輪 真嗣; 木村 浩明
     
    前立腺癌細胞とヌードマウスを用いて骨転移初期変化の蛍光イメージングを行い、シングルセルレベルでの転移巣初期の変化として、腫瘍が骨に到達して転移巣を形成する過程を継時的に可視化することに成功した。 骨軟部肉腫における新規治療法として、蛍光ガイド下腫瘍切除術、腫瘍特異的バクテリア(A1-R)治療、GSK-3β阻害薬の有用性について検討した。蛍光ガイド下手術は前立腺癌の骨転移モデルにおいて腫瘍再発を有意に抑制した。A1-Rは軟部肉腫モデルと骨転移モデルのいずれにおいても腫瘍抑制効果を示した。GSK-3β阻害薬は骨肉腫モデルにおいて有意な腫瘍抑制効果を示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 木村 浩明
     
    細胞周期をリアルタイムで観察できる蛍光蛋白”Fucci”を導入したヒト骨肉腫細胞株143Bにin vitroでシスプラチン・ドキソルビシンを作用させリアルタイムイメージングを行った。その結果、細胞周期による抗がん剤の感受性の違い、抗がん剤の種類によるアポトーシスの起こり方の違いや細胞周期停止の様子を明らかにできた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2012年 
    代表者 : 木村 浩明
     
    ヒト骨肉腫cell line "143B" の核にGFP、細胞質にRFPが発現した2色の蛍光を有する143B-dualを使用し、転移能の異なる複数のcell lineを最初に樹立した。それらの細胞におけるuPA、PAI-1、TFの発現量をElizaとPCRで確認し、uPAとPAI-1が転移能と強く関連している事が証明された。現在は143BにおけるuPAとPAI-1のshRNAを行い、in vivoにおいて転移能がどのように変化するかを観察する予定である。

その他のリンク

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