研究者データベース

的場 拓磨 (マトバ タクマ)

  • 医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 助教
Last Updated :2024/03/19

研究者情報

学位

  • 医学博士(2019年03月 名古屋市立大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 頭頸部癌、制御性T細胞   

研究分野

  • ライフサイエンス / 免疫学 / 制御性T細胞、抗腫瘍免疫
  • ライフサイエンス / 耳鼻咽喉科学 / 頭頸部癌、頭頸部外科、制御性T細胞

経歴

  • 2019年05月 - 現在  名古屋市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野助教

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 的場 拓磨; 岩崎 真一; 川北 大介; 今井 優樹
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
    研究期間 : 2019年10月 -2022年03月 
    代表者 : 山崎 小百合; 今井 優樹; 的場 拓磨; 志馬 寛明; 浦木 隆太
     
    自己免疫疾患は超高齢化社会の日本と世界の先進国で増加している。現在の自己免疫疾患の治療法は、ステロイドや免疫抑制剤を使用し、全身の免疫を抑制してしまうため、重篤な感染や発がんなどのリスクがある。そのため、発症メカニズムに基づいた治療戦略の開発が急務である。この度、私たちは自己免疫疾患発症や増悪の要因として、病巣感染に着目した。病巣感染がどのようにして自己免疫疾患を誘因するか、その詳細な病態メカニズムは不明な点が多い。これまでの私たちの研究成果を発展させて、各専門分野の先端研究者である海外共同研究者と協力し、病巣感染の病態メカニズムに迫ることを目指す。将来、高齢者でも安心な合併症の少ない、発症メカニズムに基づいた治療法の開発への貢献を目指す。 2020年2月まで、名市大への海外共同研究者の招聘、訪問時や国際学会参加時における共同研究打ち合わせは順調にすすんだ。若手研究者を交えた活発な討論ができ、若手研究者にとっては貴重な体験となった。2020年3月に海外共同研究先への渡航、及び海外共同研究者の名市大への訪問も計画していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、ともに延期になった。新型コロナウイルス感染の収束後に海外共同研究先での実験をすみやかに行えるよう、共同研究打ち合わせを行いつつ、実験条件の設定などの予備実験を現在行い、順調に進んでいる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2019年04月 -2021年03月 
    代表者 : 的場 拓磨
     
    制御性T細胞は、腫瘍(癌)に対する免疫を含め様々な免疫を抑制する。一方、頭頸部癌は主に口腔、咽喉頭に発生する癌であり、近年増加傾向にある。私たちは頭頸部癌における制御性T細胞の特徴を見出すため、その表現型や遺伝子発現などを解析した。 その結果、頭頸部癌組織において制御性T細胞の割合が増加しており、多くの制御性T細胞が免疫抑制にかかわる分子を発現していることを見出した。さらに、遺伝子発現解析によってそれらの制御性T細胞に特徴的な遺伝子発現パターンを発見した。多くの高発現な遺伝子は、細胞増殖や細胞周期に関わる遺伝子であった。そのことから、制御性T細胞は頭頸部癌において活発に増殖している状態であると考えられた。 このような頭頸部癌における制御性T細胞の特徴は、その他の免疫担当細胞や周囲環境によりもたらされるものと考えられる。免疫担当細胞の表面に発現する分子、特に制御性T細胞の働きをコントロールするような分子の発現を探り、他の癌と比べて特徴的な分子発現をしていることが示唆された。 また、頭頸部癌に浸潤する制御性T細胞において高発現であった遺伝子が、実際の分子発現や増殖に関わっているか、遺伝子の強制発現などの手技を用いて確認し、解析した遺伝子の中から特に重要と思われるものを絞り込んでいる。 制御性T細胞の抑制機能が高く、またそういった細胞が増殖していることで、抗腫瘍免疫は抑制されてしまっており、癌の進行に有利に働いてしまう。そのため当研究において、このような特徴をもたらすメカニズムをさらに調査することは治療ターゲットを見出す上で非常に有意義だと考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2017年04月 -2019年03月 
    代表者 : 的場 拓磨; 今井 優樹; 大倉 永也; 川北 大介; 伊地知 圭; 遠山 竜也; 森田 明理; 村上 信五; 坂口 志文; 山崎 小百合
     
    制御性T細胞は、腫瘍(癌)に対する免疫を含め様々な免疫を抑制する。一方、頭頸部癌は主に口腔、咽喉頭に発生する癌であり、近年増加傾向にある。私たちは頭頸部癌における制御性T細胞の特徴を見出すため、その表現型や遺伝子発現などを解析した。 その結果、頭頸部癌組織において制御性T細胞の割合が増加しており、多くの制御性T細胞が免疫抑制にかかわる分子を発現していることを見出した。さらに、遺伝子発現解析によってそれらの制御性T細胞に特徴的な遺伝子発現パターンを発見した。

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